桂かえでさんが投稿した竹隆庵 岡埜 新御徒町店(東京/新御徒町)の口コミ詳細

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【東京下町】昭和の呑ん兵衛備忘録

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竹隆庵 岡埜 新御徒町店新御徒町、稲荷町、仲御徒町/和菓子、大福、どら焼き

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「竹隆庵 岡埜」さんは38年前、妻と出会ってから知った。
妻の実家近くに本店があったのだ。
谷中生まれとしては昔から「岡埜」と言えば「栄泉」なので、しばらく頭の整理が付かなかった。
この新御徒町店は、近くにある耳鼻咽喉科のクリニックに最近通いだしたので存在に気が付いた。
新御徒町駅に降り立ったのも初めてだった。
義母の分も合わせて2個買ってみたが、食べたのは十数年ぶりだろう。
ズッシリしたこごめ大福はやはり日常茶飯に食べられるものではないので、そんな感じになってしまう。初めは怖々と口にしていたのが懐かしい。
見た目は田舎菓子のようで洗練さは無いけど、味や食感には絶妙なバランスがとれていて、やはり粗野な部分は欠片もないのだ。

話はそれるが、かつて春日通りには都電が走っていて、ちょうど当店の目の前に「元浅草」という停留所があった。
そして、当店の位置には「てんぐ」という店があった。
この店が今では何屋さんとは言い切れないのだが、私は当時あった甘味屋さんの一形態と捉えている。とにかくあんみつ、みつ豆、赤飯、ラーメン・そば・うどん・焼きそば・饅頭・団子・いなり寿司(多分夏はかき氷も有り?)と、何でもあった。機能としてはファミレスに近いかもしれない。
しかもどのメニューも高校生だった私でさえ驚くほど安く、その理由は謎のままだ。
ただ高校生だったせいもあるが、食事メニューなり甘味類や飲物なり、全て1回の来店で1品しか頼まなかった。いつも事前に何を食べるか決まっており、その目的を済ませるとすぐに帰った。
高校卒業直前に同期のお坊ちゃまがピラフにコーラを注文したのを目の当たりにして徐々に真似ていった。今のファミレス利用法をマスターしていれば、その安さをもっと堪能できただろう。
もったいなかった!(笑)

  • こごめ大福 @350円

2025/12/08 更新

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