4回
2025/11 訪問
しみぺディア 亀戸
三か月ぶりだろうか。
単なる営業再開じゃなくて“生活の一部が戻ってくる”感覚に近い。
で、ようやく再開して食べた濃厚タンメン。
これは「記憶の味のアップデート」みたいな瞬間。過去に何度も食べてきた味なのに、閉まっていた時間が経過ポイントとして効いて、再開一杯目のスープはやたら沁みる。濃度そのものより“あるべき場所にある安心感”のほうが強い。
店の火が再び灯ったなら、また通う楽しみも戻ってくる。
豚骨の厚みに野菜の甘さがじんわり溶け合う、あの白濁スープの密度が売りじゃないですか。再開後でもその核心がぶれてないと「帰ってきたなぁ」と体のほうが先に納得する。炒めた野菜の香ばしさがフタを開けた瞬間にふわっと立つあの匂い、あれが店の“生存証明”になっている。
火や鉄板の音が少しだけ張りつめていて、でも嬉しそうでもある。その空気感ごとタンメンに混ざって、いつもの味にちょっとした“再会補正”が入るのがまた良い。
「これこれ、このスープが帰ってくると、世界のピントが合うんすよ。」
2025/11/28 更新
2025/08 訪問
しみぺディア 両国・亀戸エリア
昼どき、ガツンと野菜補給したくて安定のかめしげへ
「濃厚タンメン 野菜中盛り」に突撃。
出てきた丼は…野菜の山。いや、これはもう“山”じゃない、“壁”だ。もやしがドカ盛りで湯気を上げてて、レンゲで崩そうとするとズシッと手に伝わる重さ。キャベツやにんじんがその隙間に顔を出し、肉片も埋まってる。
これが亀戸のシンボルタワーだ。
スープをすすると…豚骨の濃厚な旨味と、野菜の甘みが一気に広がる。こってりしてんのにしつこくない。食ってるうちに汗がじんわり出てきて、「これだよ、これ」と心で叫んじまった。
麺を引っ張り出すと、太めのストレート麺が野菜とスープをまとってズルズル入っていく。シャキシャキ野菜とゴワッとした麺の噛み応え、そして濃厚スープ。三位一体で腹にガンガン突き刺さる。
途中で豆板醤を投入。ピリッとした辛さが濃厚スープに絡んで、気づいたらレンゲが止まらねぇ。スープもほとんど飲み干した。
これは腹だけじゃなく、魂にまでしみた一杯。亀戸で汗かいてでも食う価値アリ。しみる田、完全に撃ち抜かれた。
2025/08/29 更新
赤いカウンターに身を預け、年の瀬のかめしげへ。
湯気はもう、季語だ。
今年最後に選んだのは、生レバニラそば。
丼の中央に落とされた卵黄は、夜の真ん中に浮かぶ月みたいで、
もやしは音を立て、ニラは青く主張し、
レバーは「生」を名乗る覚悟だけで、すでに旨い。
半ライスが横に控える。
レバニラをのせる。
それだけで、理屈は終わる。
正しいことを、正しい順番でやっただけだ。
7周年の缶バッジを手渡される。
記念品なのに軽く、
軽いのに、ずしりと残る。
通った時間の重さだけが、ポケットに沈む。
変わらない味は、停滞じゃない。
毎回うまいという事実は、努力の積み重ねだ。
今年もまた、ちゃんと美味しかった。
「この一杯がある限り、来年もちゃんと腹を空かせて生きられる。」