レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
1位
1回
2016/08訪問 2016/09/03
2016,7
初めて伺ったときの心地よさは変わらず。
美味しいコーヒーとパンと、物腰柔らかなお兄さん。
予定のある朝にもない朝にも、安定のはじまりをくれるお店。
ここ最近、遅めの朝食はこちらを選ぶことが多いです。
今日はコーヒーゼリー¥400を。
すっきりと苦みのある冷たいゼリーは、おめざにちょうど良い。
甘さが欲しくなったら、添え付けのシロップで。
お兄さんのいつも柔らかい接客にも癒されて、しばらくのんびり。
お年寄りのお客様も多いよう。
当方の勝手な判断ですが、地域のお年寄りが好んで集まるお店に悪い店はないと思う。
定期的にこちらの空気に包まれたい。
以下は2016,5月に訪れた時のレビューです。
こちらの良さはあまり語りすぎず、実際に訪れて感じてみて欲しいと思う。
中板橋を降りて徒歩1~2分、
ワンルームという名の小さな店内を包み込むのは、コーヒーの香りとすてきな声のお兄さん。
13時までの提供がうれしいモーニングセット。
Bセット¥880は、グラハムパン3切れとクリームチーズ・温かいはちみつ。
一見シンプルなそのセットの主役、グラハムパンの美味しいこと!
店内の柔らかい空気感そのもののような、噛めば噛むほどに奥深く優しい味わい。
聞くと同じ板橋でベーグル屋さんを営む、「ヒグベーグル」さんの特注パンだそう。
セットのドリンクはプラス¥100で水出しアイスコーヒーにしました。
キリリと濃いめのアイスコーヒーは、甘めのパンの食卓にぴったりの濃さ。
店員さんもお客さんも、静かにこの心地よさを楽しまれている様子。
遅く起きた予定のない日には、またここでのんびりしたいです。
しばらく通いそう。
2位
1回
2016/11訪問 2016/12/05
府外の人間でもパン好きなら一度は耳にしたことがあるでしょう、京都のパン屋さんを代表するこちら、たま木亭さん。
何年越しかの思いで行って参りました。
京都から奈良線で20分ほど、初めて降り立つ黄檗駅。
駅を背に、右へ線路沿いに進むと見えてくる踏切をわたりまっすぐ。京都大学の宇治キャンパスが見えてきます。
そこを左に折れて歩くこと2、3分ほど。
たま木亭の文字が見えてきました!
ここに来るまでほとんど人とすれ違わなかったので、本当にこのあたりなのか不安になりましたが、駐車場は車がひっきりなしに入ってきています。
店内に入るとまずお目にかかるのは、冷蔵パンのショーケース。
たま木のクロワッサンにカスタードをサンドした「クリームクロワッサン」などもこちらに。
そこからレジに向かうまでの道のりに沿うようにして、焼きたてのパンたちが並べられています。
その豊富な品揃えに、一歩進むごとに押し寄せる誘惑の波。
この導線はずるい。(笑)
レジ付近には有名な「たま木のクロワッサン」や口コミで評判の「クニャーネ」がお待ちかね。
しかもこの季節限定のシュトレンまで!
胃袋と慎重に相談し、結果5個をお買い上げ。
・たま木のクロワッサン \180
お店の名を冠したクロワッサン。
カンパーニュ生地を貼り付けたという独自の生地は柔らかくパリ・ふわのくちあたり。嫌みのないバターの風味がふっと口の中に広がります。
・カレーパン
\220
鼻に抜けるスパイスの香りや中のごろごろとした具、それらを包み込む生地は軽い口当たりでオイリーすぎないのも◎。
カレーが美味しいカレーパンでした。
・イチジクのクロワッサン\310
たま木のクロワッサン生地に季節の果物とカスタードクリームを詰めて、シュークリーム風にアレンジした一品。
手にしてみてずっしりと感じるカスタードのボリュームと、それにへこたれないサクサクな生地。食べ応えのあるスイーツパンでした。
・丹丹フランス \210
これが今回一番のヒット。甘さ控えめの黒豆とミルククリームをころんとしたフランスパンにはさんだ一品。
ミルククリームが少し染みこんだ生地部分がじゅわりと美味しい~。優しい甘さが印象的でした。
・カソナッドのシュトレン\1200
ひと月保ちますが、なるべくフレッシュなうちに食べてくださいと言い添えられ購入したシュトレン。
自宅に持ち帰り早速切ってみると、すでにバターが生地に行き渡り食べ頃。
ずっしりと詰まったフルーツとナッツが贅沢!
大満足の、初たま木亭訪問。まだまだ食べたいパンがたくさんありました。
近くに住んでいたならどんなに幸せな毎朝だろう。
何年も憧れ続けていた場所は、たどり着いてもなお思いは増すばかり。
またいつかきっと!そう誓ってお店を後にしました。
3位
1回
2016/09訪問 2016/09/19
神楽坂で大好きなお店のひとつ「アトリエコータ」さん。
いつの間にか神奈川の江の島と長谷にもお店をオープンされていました。
出来立てスイーツ(カウンターデセール)を頂けるのは、神楽坂店のほかにはこちらの長谷店だけ。
また長谷店では、お馴染みのカウンターデセール4種類のほかに限定のアフタヌーンティーセットをいただくことができます。
上段:お好きな生ケーキ(ショーケースより2種)
中段:スコーン、クロテッドクリームと季節のジャム、焼き菓子(栗のマドレーヌ・クルミのフィナンシェ)
下段:ハムとチーズのクロワッサン
以上それぞれ2名分と飲み物がついて¥2900。
店内は2名の女性が切り盛り。調理に接客に忙しそうだけれど笑顔で感じよく、アフタヌーンティーセットの説明も上段から下段まで丁寧にしてくれました。
三段重ねのティーセットには、いくつになっても心がときめくもの。
クロワッサンとスコーンは温められていたので、下段のクロワッサンからいただくことに。
ごろっとカマンベールチーズと柔らかなハムがパリパリのクロワッサンにはさまれて、間違いなく相性バツグン。
チーズもハムもそれぞれが美味しくて、一皿目から幸せな出だしです。
続けて中段。
スコーンはむぎゅっとした粉感。
添え付けのジャムは晩夏を思わせる桃とスモモ。
対して焼き菓子は栗やナッツで秋の装い。
移り変わる季節を感じられる中段でした。
最後に上段。
ショーケースから選べる生ケーキ、私はモンブランを。
こっくりとした栗のクリームの内側にはたっぷりの生クリーム、そしてカスタードで優しい甘さ。
最後の一口まで幸せな時間でした。
欲をいえば神奈川出店ならでは、を感じられる食材などがあると良かったかも。
現時点では長谷店で頂けるカウンターデセールも種類が限られているようなので、これからが楽しみなところです。
日曜日の夕方、閉店前で客足の落ち着いた店内はとても静か。
ゆっくりと甘く美味しい時間を堪能させてもらえました。
4位
1回
2016/07訪問 2016/07/26
早いもので2016年も折り返しておりますが、
今年出会ったカフェの中でかなりお気に入りになりそうな予感のする一軒。
JR南武線・矢川駅。
馴染みの薄い沿線ですが、探してみるとけっこうカフェの多いスポットです。
この日はかき氷屋さんへ寄ったついででふらりと立ち寄ったのですが、こちらでいただくスイーツ・お店の雰囲気・奥様の人柄(ここが特に!)、私は大好きになりました。
ハミングブレンド¥500
苦みの少ない、あっさりとしたブレンド。
口の中のスイーツの余韻を打ち消さない控えめな濃さで、すっきりと頂けます。
シュークリーム¥280
こっくり濃厚なカスタードが薄めの皮のなかにたっぷりと!!少々小振りで値段は強気な感じもしますが、頼んで後悔しない一品でした。
レモンのレアチーズケーキ¥310
レアチーズのみっちりとしたチーズ感と、それでいてなめらかな舌触りが本当に美味しかった。
こちら、おもしろいのがレアチーズの間にもレモンソースが入っていて、層のようになっているのです。
これによりレアチーズの濃厚さを飽きさせず、さっぱりと頂けました。
白を基調としたアンティークのアトリエのような空間で、しばし休憩。
常連さんと思われるお客さんが入れ替わりスイーツを求めてやってきます。
奥様は、きっと人と話すのがお好きな方なんだろうな。どの方にも明るくはきはきと、ちょっと雑談も交えた接客が気持ちいいです。
常連らしきお客さんに、週1回しかお休みなくて大丈夫?と聞かれた奥様がこんな風にお答えしていたのがとても印象的。
「このあたりの他のカフェは月曜・火曜休みが多いでしょう、それを知らずにきた人が、せっかく矢川来たのにどこも閉まっていたらつまらないじゃない。だからうちはとりあえず開けておこうかなって。」
と。
これを聞いて、
なんて広い視野と心を持った方なんだろう、
と感動。
たしかにカフェは、人を呼ぶ力を持っています。
でも個人経営が多く不定休やらで残念な思いをすることもままあり…
郊外は選択肢が少ないので、この心意気は本当にありがたい!
カフェ好きを代表して、もうぶんぶんと握手したいような気分でしたがそれは心の中だけで。
帰り道、「良い1日を!」と笑顔で見送ってくださった奥様。
このお店から出るときは、どんな日だって良い1日になりそうな気がします。
5位
1回
2016/03訪問 2016/03/07
以前に立ち寄った時はワークショップのようなものが行われていてイートインが出来ず、パンもほとんど売り切れていたため本日、リベンジ。
不定期でお休みすることもあるようなので、
訪問する当日はフェイスブックで要チェックです。
今日はお客様も少なく、念願のイートインが実現しました。
陽の当たる窓際の席へ。
テーブルには季節の花が飾られています。
お天気も良い日で、窓から眺めるベランダにもチューリップやパンジーが色鮮やかで、本当にここだけ春がきているような不思議な空間。
トーストセット¥700にジャム¥50を添えて注文。
トーストはきめがみっちりと細かくなめらかで、かなり厚切りですが口の中にすっと収まります。
生地はほんのりと甘い口当たりで、ジャムやバターがなくても充分美味しい。
塩とオリーブオイルでシンプルに味付けしたサラダとにんじんのラぺが、甘めのパンをより引き立たせてくれているような。
窓からの木漏れ日と、
パンの匂いと優しいBGMにつつまれて、
ちょっとだけ春を感じた午後でした。
2016年は、「コーヒーとパン」に惹かれた一年でした。
2017年注目しているのは「スパイス」。
カフェに捉われず、様々なジャンルのお店に訪れてみたいと思っています。
(と、いいながら新年早々訪れたのは、相変わらずカフェでしたけれど)