6回
2023/12 訪問
本格派のフレンチ料理人が炭窯でお肉にジックリと火を通す
忘年会シーズンに1名にて訪問。流石に満席、自分はカウンターの一番右端に案内された。
いつもどおり、この日の食材を見てシェフと相談しつつお料理を決める。お魚もお肉もしっかりといただきたかったので、小さいポーションにすることが可能な前菜は何かとシェフにお尋ねしたところ、3つほど候補を挙げていただいたので、その中から牡蠣と白菜のスープをチョイス。お魚はクエ、お肉は仔羊を選んだ。
まずはアミューズからスタート。ブーダンノワール、カボチャのババロワ、そして鯖のスモーク。
続いて牡蠣のスープが登場。熱々なのだが牡蠣はとてもジューシー。焼いたトマト、そして少しレモンの香りのするフラン(茶碗蒸しのようなもの)が入っていた。
クエは蒸し上げたものでプリプリである。ソースは蒸し上げた際の煮汁を使って少し酸味を利かしたもの。リゾットとウイキョウと一緒に。リゾットは香茸を粉末にしてリゾットとして仕上げたものとのこと、とても薫り高い一皿。
そしてメインご登場。ラム肉である。ボリューム満点、釜でじっくりと火入れされていてとてもジューシーな仕上がり。付け合わせの黒いキノコは「死のトランペット茸」というらしい。
最後にチーズを二種類(クロミエとモンドール)を頂いた。
飲み物は以下のとおり。
◯グラスシャンパンはジ・ピエロン・レグリーズ のブラン・ド・ブラン グラン・クリュ N.V.
◯グラスの白ワインはブラン・ド・シャス・スプリーン2018年
◯ボトルの赤ワインはトロ・ボーのアロース・コルトン・レ・フルニエール2005年
下記はベース投稿
++++
こちらの加藤シェフは、多くのシェフを輩出してきた名店アンフォールのご出身である。フルヌス銀座を始める直前は銀座のセル・トーキョーで腕をふるっていらっしゃった。またその前は六本木にてラ・グラップというお店をオープンしていらっしゃったようだ。
ソムリエールは2019年からこちらで働くようになられた。その直前は世田谷区経堂のビストロ蜜月(Mitsu-Getsu)で働いていらっしゃったが、蜜月閉店に伴いフルヌスに移籍なされた。ロブションで働いたご経験もある方だ。
2022年1月までは銀座6丁目にあったけど、ビルの建て壊しのために1月でいったん閉店し、銀座7丁目に新たにできたビルにて再オープンしたのが2022年6月のこと。新しい店舗は以前に比べるとかなり広い。L字カウンターに7名ほどがゆったりと座れる感じで、個室は6名仕様という感じ。
こちらの特色は炭窯。特注の窯をレンガで覆う構造になっていて、釜の中に炭を入れて食材に火を入れる。フレンチとしては珍しいタイプと言えるであろう。
コースでもアラカルトでも対応してくれる。じっくりと火を入れるお料理が多いうえに、加藤シェフお一人で(注:2022年6月現在は若手の料理人がおひとり加わっているが、それでも2人体制である)調理していらっしゃるので、クラブのお姉さんとの同伴などで時間に制限がある場合にはコースにしておいた方が無難だ。
コースにしろアラカルトにしろ、その日の食材を一通り見ながらシェフと相談しつつメニューを決めるスタイル。アラカルトであれば三皿(多くて四皿)ほど頼めばよい腹具合であろう。
コースであれアラカルトであれ、アミューズ盛合わせからスタートするのが常。丁寧な仕込みのなされた小さなアミューズが三品ほど出される。
アンフォールご出身ならではの人参のムースは、口あたり滑らかなコンソメジュレを掛けたもの。良い雲丹が入っていれば雲丹が添えられたり。
お魚をパスすることがあってもお肉だけは絶対に食べるべき。ご自慢の炭窯(=フルヌス)でじっくりと時間を掛けて火を入れられたお料理は総じてジューシーに仕上げられていて絶品だ。焼いただけのものに塩胡椒を振りかけただけでも十分美味しいが、フレンチのお料理人らしく一手間かけたソースも必ずご用意してくださる。
今のソムリエールが加わってからワインリストも徐々に充実してきた。新しいお店であるだけにヴィンテージものの古いボトルが並ぶというわけにはいかないが、ブルゴーニュを中心に相応のレベルのものが比較的合理的なお値段で並ぶので、ワイン好きにも楽しめるお店である。
2025/11/27 更新
2023/05 訪問
本格派のフレンチ料理人が炭窯でお肉にジックリと火を通す
通常はその日の食材を見てからシェフと相談しつつお料理を決めるのだが、この日は6人での訪問だったので、お値段とアレルギーなどを事前にお伝えしてシェフにお任せした。ワインも本数とお値段をお伝えしてお任せ。
頂いたお料理は以下のとおり。
◯アミューズは二つ。一つは銚子のハマグリのエスカルゴ・バターソース。もう一つは小さなパテ・ド・カンパーニュ。
◯冷たい前菜はホワイトアスパラ(だったかな?)のお料理。ウリ坊のハムと卵黄のフリットが添えられていて、やはり卵黄を使ったソースと一緒に。
◯温かい前菜はフカヒレのスープ・ロワイヤル仕立て。カップの一番下に茶碗蒸しのようなもの、その中にはホタテとグリーンピース。その上にコンソメとブイヨンでトロリと仕上げたフカヒレと筍。実はフカヒレを使うのは加藤シェフにとってもほぼほぼ初めてだったそうで。しかしとても美味であった。
◯お魚料理はヒラスズキの塩釜焼き。卵白を使って固めたメレンゲのようなものに魚を包んで炭窯でじっくりと火を入れたもの。ホタルイカと一緒に。
◯お肉料理はロワールの仔羊のもも肉のロースト。もちろん炭窯でじっくりと火を入れたもの。付け合わせの野菜がヤングコーン、ジロール茸、そしてこの時期ならではのソバージュアスパラ。仔羊の骨から作ったソースで。
◯デザートはマスクメロンとアイスクリームなど。
ワインは以下の通り。いずれもボトルで頂いた。
◯シャンパーニュ・ブラン・ド・ノワール(ブリス)
◯サヴィニー・レ・ボーヌ2019年(カトリーヌ・エ・クロード・マレシャル)
◯ボーヌ2015年(ドメーヌ・ニューマン)
◯シャトーヌフ・デュ・パプ・クロ・ド・パプ2008年(ポール・アヴリル)
下記はベース投稿
++++
こちらの加藤シェフは、多くのシェフを輩出してきた名店アンフォールのご出身である。フルヌス銀座を始める直前は銀座のセル・トーキョーで腕をふるっていらっしゃった。またその前は六本木にてラ・グラップというお店をオープンしていらっしゃったようだ。
ソムリエールは2019年からこちらで働くようになられた。その直前は世田谷区経堂のビストロ蜜月(Mitsu-Getsu)で働いていらっしゃったが、蜜月閉店に伴いフルヌスに移籍なされた。ロブションで働いたご経験もある方だ。
2022年1月までは銀座6丁目にあったけど、ビルの建て壊しのために1月でいったん閉店し、銀座7丁目に新たにできたビルにて再オープンしたのが2022年6月のこと。新しい店舗は以前に比べるとかなり広い。L字カウンターに7名ほどがゆったりと座れる感じで、個室は6名仕様という感じ。
こちらの特色は炭窯。特注の窯をレンガで覆う構造になっていて、釜の中に炭を入れて食材に火を入れる。フレンチとしては珍しいタイプと言えるであろう。
コースでもアラカルトでも対応してくれる。じっくりと火を入れるお料理が多いうえに、加藤シェフお一人で(注:2022年6月現在は若手の料理人がおひとり加わっているが、それでも2人体制である)調理していらっしゃるので、クラブのお姉さんとの同伴などで時間に制限がある場合にはコースにしておいた方が無難だ。
コースにしろアラカルトにしろ、その日の食材を一通り見ながらシェフと相談しつつメニューを決めるスタイル。アラカルトであれば三皿(多くて四皿)ほど頼めばよい腹具合であろう。
コースであれアラカルトであれ、アミューズ盛合わせからスタートするのが常。丁寧な仕込みのなされた小さなアミューズが三品ほど出される。
アンフォールご出身ならではの人参のムースは、口あたり滑らかなコンソメジュレを掛けたもの。良い雲丹が入っていれば雲丹が添えられたり。
お魚をパスすることがあってもお肉だけは絶対に食べるべき。ご自慢の炭窯(=フルヌス)でじっくりと時間を掛けて火を入れられたお料理は総じてジューシーに仕上げられていて絶品だ。焼いただけのものに塩胡椒を振りかけただけでも十分美味しいが、フレンチのお料理人らしく一手間かけたソースも必ずご用意してくださる。
今のソムリエールが加わってからワインリストも徐々に充実してきた。新しいお店であるだけにヴィンテージものの古いボトルが並ぶというわけにはいかないが、ブルゴーニュを中心に相応のレベルのものが比較的合理的なお値段で並ぶので、ワイン好きにも楽しめるお店である。
2023/10/08 更新
2023/03 訪問
本格派のフレンチ料理人が炭窯でお肉にジックリと火を通す
平日の午後7時、10分ほど前に電話したところ席はたくさんあるとのことだったので1名で伺った。他のお客さんは同伴の男女2名だけだったので、ゆったりと過ごさせていただいた。
いつもどおり、この日の食材を見せてもらい、加藤シェフと相談しつつお料理を決める。頂いたのは下記の通り。
◯アミューズ(ブーダンノワール、蕗の薹のニョッキ、サクラマスをほぐしたものがサブラの上に)
◯イカ墨のラビオリ、中にイカ。見た目はほぼほぼ黒餃子。
◯セリとウリボウのミートボールのスープ。これがとても良かった。塩梅が良くて。
◯鳩の胸肉のロースト。内臓や肩の肉をミンチにしたものが挟み込まれていた。これをじっくりと炉窯で焼き上げる。とても瑞々しい仕上がり。
ボトルワインはポール・ペルノのビアンヴィニュ・バタール・モンラッシェ2004年を頂いた。
下記はベース投稿
++++
こちらの加藤シェフは、多くのシェフを輩出してきた名店アンフォールのご出身である。フルヌス銀座を始める直前は銀座のセル・トーキョーで腕をふるっていらっしゃった。またその前は六本木にてラ・グラップというお店をオープンしていらっしゃったようだ。
ソムリエールは2019年からこちらで働くようになられた。その直前は世田谷区経堂のビストロ蜜月(Mitsu-Getsu)で働いていらっしゃったが、蜜月閉店に伴いフルヌスに移籍なされた。ロブションで働いたご経験もある方だ。
2022年1月までは銀座6丁目にあったけど、ビルの建て壊しのために1月でいったん閉店し、銀座7丁目に新たにできたビルにて再オープンしたのが2022年6月のこと。新しい店舗は以前に比べるとかなり広い。L字カウンターに7名ほどがゆったりと座れる感じで、個室は6名仕様という感じ。
こちらの特色は炭窯。特注の窯をレンガで覆う構造になっていて、釜の中に炭を入れて食材に火を入れる。フレンチとしては珍しいタイプと言えるであろう。
コースでもアラカルトでも対応してくれる。じっくりと火を入れるお料理が多いうえに、加藤シェフお一人で(注:2022年6月現在は若手の料理人がおひとり加わっているが、それでも2人体制である)調理していらっしゃるので、クラブのお姉さんとの同伴などで時間に制限がある場合にはコースにしておいた方が無難だ。
コースにしろアラカルトにしろ、その日の食材を一通り見ながらシェフと相談しつつメニューを決めるスタイル。アラカルトであれば三皿(多くて四皿)ほど頼めばよい腹具合であろう。
コースであれアラカルトであれ、アミューズ盛合わせからスタートするのが常。丁寧な仕込みのなされた小さなアミューズが三品ほど出される。
アンフォールご出身ならではの人参のムースは、口あたり滑らかなコンソメジュレを掛けたもの。良い雲丹が入っていれば雲丹が添えられたり。
お魚をパスすることがあってもお肉だけは絶対に食べるべき。ご自慢の炭窯(=フルヌス)でじっくりと時間を掛けて火を入れられたお料理は総じてジューシーに仕上げられていて絶品だ。焼いただけのものに塩胡椒を振りかけただけでも十分美味しいが、フレンチのお料理人らしく一手間かけたソースも必ずご用意してくださる。
今のソムリエールが加わってからワインリストも徐々に充実してきた。新しいお店であるだけにヴィンテージものの古いボトルが並ぶというわけにはいかないが、ブルゴーニュを中心に相応のレベルのものが比較的合理的なお値段で並ぶので、ワイン好きにも楽しめるお店である。
2023/03/19 更新
2022/12 訪問
本格派のフレンチ料理人が炭窯でお肉にジックリと火を通す
平日の午後7時に伺った。カウンターには3組6名、個室も埋まっていたので、この日はほぼほぼ満席ということになる。
この日は事前に「スッコフ」をメイン料理にお願いしていた。「ベッコフ」のスッポン版である。スッポン丸々1枚と様々な野菜などをスッコフ鍋に詰めて、パンで密封して、自慢の炭窯で焼き上げることで、具材をスッコフ鍋のなかで蒸し煮にする。パンを取り除いて蓋を開けると「どひゃ〜」という感じで湯気が吹き出し、スッポンの香りが仄かに漂う。そのお味だが、予想外にベタベタしておらず、適度なゼラチン感で、とても美味である。残ったスープを使ってリゾットも作ってもらった。
説明の順序が逆になったが、お料理の一品目はいつも通りアミューズ盛り合わせ。この日はカリフラワーのムース、ブーダンノワール、イワシの白味噌漬け。
前菜に頂いたのはフグ。フグを蒸し煮にしてバターベースのソースを掛けたもの。
メインの前にタヤリン。もちろん白トリュフをふんだんにスライスしてもらって。白トリュフの強烈な香り。
食後は自分はチーズ3種盛り合わせを頂いた。
ワインは、グラスで①ブリュン・セルヴネイのメロディ・アン・セー、②ヴァンサン・バシュレのシャサーニュ・モンラッシェ2017年、③ロジェ ・サボンのシャトーヌフ・デュ・パプ・レ・オルヴェ2018年の3杯を、そしてボトルでルシアン・ル・モワンヌのシャルム ・シャンベルタン2013年を頂いた。
下記はベース投稿
++++
こちらの加藤シェフは、多くのシェフを輩出してきた名店アンフォールのご出身である。フルヌス銀座を始める直前は銀座のセル・トーキョーで腕をふるっていらっしゃった。またその前は六本木にてラ・グラップというお店をオープンしていらっしゃったようだ。
ソムリエールは2019年からこちらで働くようになられた。その直前は世田谷区経堂のビストロ蜜月(Mitsu-Getsu)で働いていらっしゃったが、蜜月閉店に伴いフルヌスに移籍なされた。ロブションで働いたご経験もある方だ。
2022年1月までは銀座6丁目にあったけど、ビルの建て壊しのために1月でいったん閉店し、銀座7丁目に新たにできたビルにて再オープンしたのが2022年6月のこと。新しい店舗は以前に比べるとかなり広い。L字カウンターに7名ほどがゆったりと座れる感じで、個室は6名仕様という感じ。
こちらの特色は炭窯。特注の窯をレンガで覆う構造になっていて、釜の中に炭を入れて食材に火を入れる。フレンチとしては珍しいタイプと言えるであろう。
コースでもアラカルトでも対応してくれる。じっくりと火を入れるお料理が多いうえに、加藤シェフお一人で(注:2022年6月現在は若手の料理人がおひとり加わっているが、それでも2人体制である)調理していらっしゃるので、クラブのお姉さんとの同伴などで時間に制限がある場合にはコースにしておいた方が無難だ。
コースにしろアラカルトにしろ、その日の食材を一通り見ながらシェフと相談しつつメニューを決めるスタイル。アラカルトであれば三皿(多くて四皿)ほど頼めばよい腹具合であろう。
コースであれアラカルトであれ、アミューズ盛合わせからスタートするのが常。丁寧な仕込みのなされた小さなアミューズが三品ほど出される。
アンフォールご出身ならではの人参のムースは、口あたり滑らかなコンソメジュレを掛けたもの。良い雲丹が入っていれば雲丹が添えられたり。
お魚をパスすることがあってもお肉だけは絶対に食べるべき。ご自慢の炭窯(=フルヌス)でじっくりと時間を掛けて火を入れられたお料理は総じてジューシーに仕上げられていて絶品だ。焼いただけのものに塩胡椒を振りかけただけでも十分美味しいが、フレンチのお料理人らしく一手間かけたソースも必ずご用意してくださる。
今のソムリエールが加わってからワインリストも徐々に充実してきた。新しいお店であるだけにヴィンテージものの古いボトルが並ぶというわけにはいかないが、ブルゴーニュを中心に相応のレベルのものが比較的合理的なお値段で並ぶので、ワイン好きにも楽しめるお店である。
2022/12/23 更新
2022/06 訪問
本格派のフレンチ料理人が炭窯でお肉にジックリと火を通す
半年前までは銀座6丁目にあったけど、ビルの建て壊しのために1月でいったん閉店し、銀座7丁目に新たにできたビルにて再オープン。オープン初日に伺わせて頂いた。
以前に比べるとかなり広い店内。L字カウンターに7名ほどがゆったりと座れる感じで、個室は6名仕様という感じ。この日は満席であった。
前店舗からそのまま持ち込んできた窯(フルヌス)はもちろん健在。移設するのに大層なコストが掛かったであろうと想像する。
まずは食材を一通り見せていただき、それぞれのお料理をどのように調理する予定かをご説明いただいて、そのご説明をベースに食べたいものを選んでいくというシステムは移転前と変わらない。シェフと相談しつつお料理を決めるこの時間はとても楽しい。
まず、一品目(八寸)が変わった。以前はかなりの品数が載せられた一皿であったが、今後は数を減らすこととしたらしい。最初の一品でお腹がいっぱいになってしまうお客さんが多いからとのこと。この日はブーダン・ノワール、赤ピーマンのムース、タコのマリネであった。
二品目はスペシャリテのニンジンのムースとコンソメジュレの一品。この日はウニと一緒に。
三品目はハモと鴨ナスのお料理。鱧は一度素揚げしてから、パプリカ、ズッキーニ、ナス、ネギ、レンティル豆などと一緒に軽く煮込んだ瑞々しいもので、実山椒ベースのソースと共に。スープではないけどスープのような要素もあって、水分多めのお料理が好きな自分のストライクゾーン。
パンにつけるものはバターがオリーブオイルのどちらかを選択するシステムで、この点は移転前と同じ。
メインは黒毛和牛を選択した。この季節ならではのモリーユ茸のソース、そしてグリーンアスパラとアスパラソバージュがあしらいに。クラシックかもしれないけど素直に美味しい。
最後にチーズを頂いた。
アルコールは、スタートの一杯がフレデリック・マルトレのブリュット・レゼルヴ・プルミエ・クリュ。
鱧のお料理にペアリングする形でヴァンサン・ピナールのサンセール・ブラン・ニュアンス2018をグラスで。
そしてアルローのシャンボール・ミュジニー2018年をボトルでいただいた。
下記は移転前の投稿
++++
こちらの加藤シェフは、多くのシェフを輩出してきた名店アンフォールのご出身である。フルヌス銀座を始める直前は銀座のセル・トーキョーで腕をふるっていらっしゃった。またその前は六本木にてラ・グラップというお店をオープンしていらっしゃったようだ。
ソムリエールは2019年からこちらで働くようになられた。その直前は世田谷区経堂のビストロ蜜月(Mitsu-Getsu)で働いていらっしゃったが、蜜月閉店に伴いフルヌスに移籍なされた。ロブションで働いたご経験もある方だ。
こちらの特色は炭窯。特注の窯をレンガで覆う構造になっていて、釜の中に炭を入れて食材に火を入れる。フレンチとしては珍しいタイプと言えるであろう。
コースでもアラカルトでも対応してくれる。じっくりと火を入れるお料理が多いうえに、加藤シェフお一人で調理していらっしゃるので、同伴などで時間に制限がある場合にはコースにしておいた方が無難だ。
コースにしろアラカルトにしろ、その日の食材を見ながらシェフと相談しつつメニューを決めるスタイル。アラカルトであれば三皿(多くて四皿)ほど頼めばよい腹具合であろう。
アミューズ盛合わせ(お店の方は「八寸」と呼んでいる)からスタートするのが常(コースであれば必ずここからスタートするはず)。よくこれだけの数の仕込みをお一人でやるなぁという感じである。夜遅い時間におつまみだけでワインを軽く数杯というときにも打ってつけの一品。
アンフォールご出身ならではの人参のムースは、口あたり滑らかなコンソメジュレを掛けたもの。良い雲丹が入っていれば雲丹が添えられたり。
お魚をパスすることがあってもお肉だけは絶対に食べるべき。ご自慢の炭窯(=フルヌス)でじっくりと時間を掛けて火を入れられたお料理は総じてジューシーに仕上げられていて絶品だ。焼いただけのものに塩胡椒を振りかけただけでも十分美味しいが、フレンチのお料理人らしく一手間かけたソースも必ずご用意してくださる。
今のソムリエールが加わってからワインリストも徐々に充実してきた。新しいお店であるだけにヴィンテージものの古いボトルが並ぶというわけにはいかないが、ブルゴーニュを中心に相応のレベルのものが比較的合理的なお値段で並ぶので、ワイン好きにも楽しめるお店である。
2022/07/12 更新
11月下旬に3名にて訪問。
いつもどおり、この日の食材を見てシェフと相談しつつお料理を決める。この日は事前にスッコフ(ベッコフのすっぽんバージョン)をオーダーしていた。それを挟んで、前菜を二つ(スペシャリテの里芋のテリーヌと、タヤリンにたっぷりと白トリュフをスライスしたもの)、そして最後のメインにラムをいただいた。
大変満足なお食事であった。
下記はベース投稿
++++
こちらの加藤シェフは、多くのシェフを輩出してきた名店アンフォールのご出身である。フルヌス銀座を始める直前は銀座のセル・トーキョーで腕をふるっていらっしゃった。またその前は六本木にてラ・グラップというお店をオープンしていらっしゃった。
2022年1月までは銀座6丁目にあったけど、ビルの建て壊しのために1月でいったん閉店し、銀座7丁目に新たにできたビルにて再オープンしたのが2022年6月のこと。新しい店舗は以前に比べるとかなり広い。L字カウンターに7名ほどがゆったりと座れる感じで、個室は6名仕様という感じ。
こちらの特色は炭窯。特注の窯をレンガで覆う構造になっていて、釜の中に炭を入れて食材に火を入れる。フレンチとしては珍しいタイプと言えるであろう。
コースでもアラカルトでも対応してくれる。じっくりと火を入れるお料理が多いうえに、加藤シェフお一人で(注:2022年6月現在は若手の料理人がおひとり加わっているが、それでも2人体制である)調理していらっしゃるので、クラブのお姉さんとの同伴などで時間に制限がある場合にはコースにしておいた方が無難だ。
コースにしろアラカルトにしろ、その日の食材を一通り見ながらシェフと相談しつつメニューを決めるスタイル。アラカルトであれば三皿(多くて四皿)ほど頼めばよい腹具合であろう。
コースであれアラカルトであれ、アミューズ盛合わせからスタートするのが常。丁寧な仕込みのなされた小さなアミューズが三品ほど出される。
アンフォールご出身ならではの人参のムースは、口あたり滑らかなコンソメジュレを掛けたもの。良い雲丹が入っていれば雲丹が添えられたり。
お魚をパスすることがあってもお肉だけは絶対に食べるべき。ご自慢の炭窯(=フルヌス)でじっくりと時間を掛けて火を入れられたお料理は総じてジューシーに仕上げられていて絶品だ。焼いただけのものに塩胡椒を振りかけただけでも十分美味しいが、フレンチのお料理人らしく一手間かけたソースも必ずご用意してくださる。