4回
2018/06 訪問
心温まるホスピタリティと、素晴らしい料理
2ヶ月ぶりに訪問、初夏の宮坂さんです。
6月は一年の折り返し月という事で、上半期の穢れを祓い、下半期の無病息災を祈願する神事で「茅の輪くぐり」というものがあります。
(茅の輪くぐり=茅でできた人が通れるくらいの大きな輪をくぐることにより心の穢れをとる行事)
本日はその「茅の輪くぐり」をお食事の中に取り入れた演出があり、右手だけ茅の輪をくぐる事ができました。
これできっと年末までの半年間は、元気に美味しいものをたくさん食べられるはずですw
◆【汲み出し】
氷が入った冷たい梅酒。
中にはほんのり甘い小梅が一粒入っていて、松葉に刺して食べられるようになっています。
◆【先付】
炭火で炙った「トリ貝(舞鶴産)」と「水無月豆腐」。
見た目涼やかな硝子の器で供されます。
水無月豆腐は、ごま豆腐のようにモチっとした食感。
神事で用いられる京都の6月の代表的和菓子である「水無月」を料理に転用したものです。
暑気払いの意味で、形は氷のかけらを表現した三角形。
上には白く輝く「真珠豆」と、悪魔払いの意味合いがある「大納言小豆」がのせられています。
鰹昆布の出汁ジュレがたっぷりかけられてます。
◆【お造り2種】
*マグロ
青森県産、111kg。
中トロ2切れと、小トロ(背びれ下の身)1切れ。
程良く脂がのった美味しいマグロには日本酒だろうと、お店の人セレクトで福島の冷酒を合わせました。
*真鯛
千葉県勝山産の天然の真鯛。
身は締まっていてぷりぷり。
柑橘果汁塩でいただきます。
丹波の「かおりうらしそ」添え。
(かおりうらしそ=葉の表側は緑色をし裏側は赤紫色の、色合いが綺麗な紫蘇)
◆【お椀】
毛蟹真薯と秋田のじゅん菜。
仄かな塩味と、濃厚なお出汁でいただくお椀。
ため息が出ちゃう程美味しいお出汁。
真薯はフンワリしていて、口の中で蕩けてしまいます。
◆【焼物】
アコウの炭焼き。
あこう(キジハタ)は、「夏のフグ」とも言われる高級魚。
クセは無く、ふっくらというより弾力を感じる身です。
実山椒のソースをかけて。
◆【箸休め】
茶碗蒸し。
香ばしい焼きナス入り。
トップには甘みのあるハマグリがのっています。
◆【八寸】
*みる貝
*姫サザエ
*鯛の三角寿司
*白海老(富山県産)
*鮑(房総)&もずく
*真蛸、蛸の子、蛸の吸盤、いんげん浸し
*ウニ&汲み上げ湯葉
*ゴールドラッシュ(ペースト状)、トマト、タイラギ
*天然鮎、蓼酢
貝は特別好きではなかったのですが、こちらでいただく貝はどれも甘みがあり食感も良く美味しいです。
蛸の子もお酒のアテには最高。
そして鮎は塩加減も良ければ、カリッとした焼き加減も良くて美味。
◆【炊合わせ】
炊いて、十分にお出汁を含んだ賀茂茄子。
煎り胡麻、胡麻餡をかけて。
◆【強肴】
*ぼたん海老
*ハモ
丁寧に骨切りされたハモの湯引きを、2種類の味でいただきます。
1つはちり酢(柑橘を使ったポン酢)、もう1つは梅肉生姜。
◆【ご飯】
滋賀県産の近江米。
玄米で取り寄せ、毎日精米している美味しいお米。
まずはアルデンテ状態の煮えばなをいただき、2膳目はきちんと蒸らしたご飯を。
◆【おかず】
ご飯のお供に、万願寺唐辛子を星鰈で巻いたフライが熱々状態で供されます。
◆【赤出汁】
中に入っている小芋は、炊いてから揚げているのでコクがあります。
◆【香の物】
茄子、蕪、赤蕪、昆布、胡瓜、蕪葉と盛り沢山。
◆【甘味】
豆乳で作ったお菓子「呉豆腐」。
葛餅に似た食感で、黒蜜をかけていただきます。
盛り付けに、紫陽花のお花が添えられていてデザートからも季節を感じます。
◆【お抹茶】
宮坂氏自らが点てて下さいます。
薄茶と濃茶の中間の濃度。
◆【水菓子】
桃アイス、シャインマスカット、ピオーネ、デラウェア、マンゴー、さくらんぼ、小玉西瓜、それにピンクグレープフルーツのゼリー。
こんなに沢山の種類のフルーツを一度にいただけるなんて、なんて贅沢なんでしょう♪
ドリンクは生ビール、天明(福島)、高砂(而今と同じ酒蔵)をいただきました。
旬の食材を使った季節感溢れるお料理は、繊細さも力強さもあって素晴らしかったです。
この時期ならではの神事「茅の輪くぐり」や、縁起物お菓子を模した水無月豆腐など、伝統的な事にも触れられ、日本料理ならではの醍醐味を感じました。
2019/01/25 更新
2018/04 訪問
心温まるホスピタリティと、素晴らしい料理
根津美術館にほど近い場所にある、評価の高い日本料理店。
5ヶ月ぶり、2回目の訪問。
前回はお店に流れる凛とした空気感に圧倒され、緊張しながらの食事でしたが、今回は2回目と言う事もありリラックスして愉しみながら美味しいお料理を堪能する事ができました。
◆【青紫蘇香茶】
程よい温度の汲出し。
あられの食感が良いです。
◆【先付】
トリ貝(愛知県産)、こごみ、タラの芽、花菜、胡麻豆腐。
トリ貝は軽く炭火で炙ってあるので、より甘味が出てて美味。
山菜は鮮やかな緑色で清々しい。
下層の胡麻豆腐は、もちもちっとしていて好きな食感。
◆【お造り】
大きな器に二人分ずつ盛られて供されます。
★鯛(淡路産)
身が締まっていてぷりぷり。
柑橘酢でいただきました。
★鮪(鹿児島産延縄 150.6kg)
しっかりした旨味。
まろやかな昆布醤油で。
◆【お椀】
アブラメ(アイナメ)の葛たたき、たけのこ真薯。
蓋を開けた瞬間にお出汁の良い香りが立ち込めます。
優しい味のお出汁、滑らかで口当たりの良い葛たたき。
真薯の中の筍は小さめにカット、シャキシャキと良い食感。
身体も心も温まりました。
◆【焼物】
桜ますの幽庵焼き、無農薬野菜(兵庫県丹波産)添え
ふっくら焼かれた桜ます、仕上げに振った青柚子の皮の風味が凄く良い。
味が濃くフレッシュなお野菜も美味しい。
◆【箸休め (冷製)】
ハマグリ(桑名産)の下には、色鮮やかなスナップえんどうのペースト。
下層にはハマグリエキスのジュレ。
ハマグリは噛みしめる度に、旨味が広がります。
スナップえんどうはまったり食感、甘味もあります。
◆【八寸】
青々とした葉で飾られた美しい八寸。
レンゲ、ミニグラス、柑橘の皮等を器にしてとても凝った盛り付け。
★鯛の桜鮨(桜の葉に巻かれ春を感じる風味)
★稚鮎の柿の種揚げ(ワタのほろ苦さが◎)
★姫皮、蕗の葉
★姫サザエ
★白魚、ほうれん草のお浸し、紅芯大根
★せり
★鮑(柔らか)、もずく
★紫ウニ、汲み上げ湯葉
★うすえんどう(出汁で炊いてありますが程よい固さ)
◆【煮物】
せり、筍、鯛の子、花山椒
優しい味のお出汁で炊かれています。
花山椒のピリッと痺れる辛さが爽やか。
◆【強肴】
★ボタン海老
トッピングにボタン海老の卵。
★金目鯛炙り
香りも良くとても美味しい。
大根入りネギポン酢で。
◆【香の物】
水茄子、大根、ラディッシュ、蕪、昆布、蕪の葉
◆【赤出汁】
◆【土鍋ご飯】
お米は、滋賀県産近江米。
まず水分をたっぷり含んだ煮えばなをいただき、お代わりで蒸らしたご飯を。
どちらも違う美味しさで、それぞれの違いを味わえる事が贅沢〜。
◆【おかず】
鯛の九条葱巻きフライ
レモン汁を付けてさっぱりといただきます。
◆【和デザート】
★桜の葛焼き
葛焼きは桜の葉で巻かれています。
フォークで桜の葉を切るのに四苦八苦していたら、宮坂さんに「手掴みで食べて下さい」と言われ安心しましたw。
お行儀悪いのかもしれませんが、手掴みの方が美味しく感じたかも...
★つくしの干菓子
つくしの砂糖漬けです。
「つくしのデザート?」と意外に思いましたが、甘いけれどホワンと鼻から抜けるつくしの香りが良い感じ。
◆【お抹茶】
◆【水菓子】
苺(越後姫)、サクランボ(佐藤錦)、キウイ、小玉スイカ、マンゴーなどが彩り良く盛り付けられてます。
豆乳クリーム、木の芽のアイス添え。
ドリンクは、
◆「生ビール」
◆「爾今(特別純米、55%磨いている)」
◆「ふくいわい(千葉県、純米吟醸) 1/4合」
をいただきました。
美味しいお料理とお酒で、心地良い満腹感&満足感。
次回は夏の宮坂さんに伺う予定ですので、今からとても楽しみです♪
幹事様、ご一緒してくださった皆様、有難うございました。
店先ではお弟子さんがお迎えの為、外で待っていてくれます。
根津美術館辺りから気持ちを「和」のモードにしてw
素敵♡
この根津美術館の塀は、京都らしさがあるようです。
この壁の色が落ち着きます。
おむすびの基本「塩むすび」。翌日の朝に食べても美味しい♪
2019/01/25 更新
2017/11 訪問
心温まるホスピタリティと、素晴らしい料理
根津美術館近くにある人気の京料理店。
2018年度のミシュランガイドで2つ星を獲得です。
場所は、表参道駅 A5出口を右にまっすぐ10分弱歩いた所にあるマンションの地下1階。
看板は出ていませんが、地図アプリ通りの位置にあるので迷う事はなさそうです。(1階は美容室)
店内は墨色のシックな漆喰の壁。
それに合わせ天井と床も同色でまとめられています。
照明の明るさ加減も丁度良く、とても落ち着いた空間です。
席はハナレに個室がある他、カウンターに8席。
本日はカウンターの真ん中の席に案内されました。
カウンターに使用している木は、大きくて立派な一枚板。
アフリカ産の木材との事。
最初は白っぽかったらしいですが、2年経って段々と良い色合いになってきたとか。
店内の雰囲気にマッチした素敵なカウンターです。
★【花梨湯】
まずは汲み出しで、あられが入った花梨湯が供されます。
甘味があってホッと心が落ち着きます。
★【先付】
加賀レンコン蒸し。
もっちりした食感のレンコンを、優しい味の餡に絡めていただきます。
レンコンの下には、下田の金目鯛、金時人参、銀杏、舞茸。
★【お造り2種】
大間のマグロ(133kg)と佐島の鯛。
濃厚な味のマグロは、昆布醤油ペーストを付けて。
身が締まってしっかりした歯応えの鯛は、柑橘(カボスやスダチ等)の絞り汁に塩を加えたものを付けていただきました。
★【お椀】
松葉蟹の真薯、大黒しめじ。
美味しいお出汁に、ふんわりした真薯。
11月はお茶の世界では正月。
お椀の蓋には祝い事の絵柄の松が描かれていました。
★【焼物】
ふっくらと焼かれたマナガツオに実山椒のタレを掛けて。
無農薬野菜の春菊、肉厚の鷹峯とうがらし添え。
(因みに関東では縁遠い鯧(マナガツオ)という魚ですが、鰹とは無関係です)
★【箸休め】
もっちりした食感の胡麻豆腐を白味噌仕立てで。
トップに山葵。
ほんのり甘い白味噌は、スープのようにたっぷり。
★【八寸】
赤や黄色に色付いた葉を散りばめて、晩秋を感じさせる芸術的な盛付け。
・いくら (醤油ペ-ストで)
・カマスの棒鮨 (焼かれた風味が良い)
・白子 (ポン酢醤油に一味を加えて)
・丹波の黒豆 (甘塩っぱく炊かれてます)
・鰆の藁燻し (燻香が良い)
・金時人参 (間引きした人参の葉を油揚げと炊いて)
・バフン雲丹 (下には汲み上げ湯葉)
・あん肝 (下にはもずく酢)
・丹波栗 (油で揚げてます。甘くほっくり)
・白バイ貝のうま煮
★【炊合わせ】
小かぶら。
お野菜が甘い。
★【強肴】
松葉蟹を黄身酢で。
カワハギは肝醤油を付けていただきます。
★【ご飯】
滋賀県のコシヒカリ。
玄米で取り寄せ、毎日精米しているとの事。
まずご飯のアルデンテ的な "煮えばな" を少量。
その後に蒸らした白飯をいただきます。
★【おかず】
これからどんどん美味しくなる九条葱を、鱧で巻いてフライに。
レモン醤油を付けて。
★【お新香6種】
かぶ、大根(食べやすいように切れ目入り)、白菜(一口サイズにロールしてある)、昆布、紅芯大根、油揚げとかぶの葉。
★【赤出汁】
具は、ぬめりが少ない小さな里芋。
★【栗善哉】
もっちり、ツヤツヤの白玉2個と大きな栗が入っています。
あんこたっぷりで食べ応えあり。
★【お抹茶】
カウンターの端にセットされているお茶の道具で、店主自ら点ててくれます。
程良い苦味で、甘味を食べた後の口の中をリセットさせてくれます。
★【フルーツ盛合せ】
清涼感あるガラスの器にフルーツ色々。
苺(とちおとめ)、シャインマスカット、ゴールドキュウイ、新高梨、洋梨コンポート、姫林檎の砂糖漬け。
林檎のジェラード、オレンジゼリー。
季節の果物を存分に味わえる楽しいデザート。
食事と共に飲んだドリンクは、生ビール、梅酒サワー、グラス白ワイン(シャルドネ)。
最後は京番茶をいただきながら、マッタリと美味しかったお料理の余韻を楽しみました。
料理はどれも美味しく、又いたるところで細かい気遣いが伺えました。
例えば...
箸は濡れ箸 (持ち易い、清める、匂いが付かない)。
コースターに松葉を一本置く (水滴でグラスとコースターが付かない様クッション代わりに)。
蒸し物の蓋には紙を一枚挟む (水滴が料理に落ちない様に) など。
店主 宮坂さんの人柄の良さもあり、とにかく居心地良く至福のひと時を過ごす事ができました。
2019/01/25 更新
新米も出て美味しい食材が豊富なこの時期に、常連さんからお誘いをいただき、4ヶ月ぶりに訪問。
秋の味覚を思う存分堪能しました。
海の幸は11種類ものお魚に姫サザエ、ワタリガニ、白子(鱈)、車海老、ウニと豪華。
山の幸は薫り豊かな松茸をはじめ、数種のきのこ、栗、銀杏、里芋などなど。
秋の恵みと幹事さんに感謝です。
◆【汲み出しの塩香煎】
飲み頃温度の香煎で心を整えて。
◆【先付】
グジ(山口県)の酒蒸しに、大黒しめじ(丹波)、舞茸、香茸を添え、出汁餡を絡めていただきます。
◆【お造り】
・大間の鮪 (167kg)
昆布醤油を付けて。
・利尻の平目
お好みで昆布醤油、平目肝醤油、柑橘塩タレを付けて。
◆【お椀】
まながつお、松茸(気仙沼産)、胡麻豆腐。
鰹味が濃厚なお出汁。
一口目は薄味に感じましたが、具材を食べながら飲み進めていくと丁度良い塩梅に。
お椀に描かれた絵柄はススキと秋草で、器からも秋を感じます。
◆【焼き物】
松茸をかますで巻いて丁寧に焼き、実山椒のソースをかけていただきます。
フレッシュな丹波の無農薬野菜添え。
(マイクロ胡瓜、ツルムラサキ、イタリアンパセリなど)
◆【蒸し物】
金目鯛とムカゴの茶碗蒸し、出汁餡かけ。
◆【八寸】
秋の吹き寄せ。
・栗と銀杏の素揚げ
・姫サザエのうま煮
・平目の手毬寿司
・秋刀魚の赤酒煮 (骨まで食べられます)
・鱈の白子 (ちり酢で)
・車海老
・小肌の酢漬け、もずく酢
・汲み上げ湯葉、バフンうに
◆【炊き合わせ】
ゆっくりと炊いた身欠きニシン、二子芋(サトイモ)、すぐきの間引き菜。
とても優しい味のお出汁なので、身欠きニシンの独特な味と香りが際立ちます。
◆【酢の物】
ワタリガニの黄身酢&蟹酢ジュレのせと、カワハギの刺身(←肝ポン酢で)。
金糸瓜の酢漬け、もって菊、真珠豆添え。
◆【ご飯】
ツヤツヤ輝くご飯は近江米。
一膳目はアルデンテの煮えばなで、二膳目は蒸らして甘みが出たご飯を。
◆【香の物】
胡瓜、大根、蕪、昆布、赤蕪、牛蒡。
◆【止め椀】
里芋入りの赤出汁。
◆【おかず】
・松茸フライ、鱧フライ
レモン汁と辛子を付けて。
・マグロ赤身のヅケ (大間産)
◆【お抹茶】
店主の宮坂氏自ら点てて下さいます。
薄茶と濃茶の中間。
美味しい料理の余韻を愉しみながらいただきました。
◆【お菓子】
自家製 栗の葛焼き。
◆【水菓子】
ナガノパープル、シャインマスカット、イチジク、梨、富有柿、洋梨アイス、ピンクグレープフルーツゼリー。