南京町の名物風景と言えば「老祥記の行列」です。お店の前だけでなく、道を隔てて中央広場の半ばまで繋がることも珍しくありません。
この老祥記、大正4年(1915年)に浙江省寧波出身の曹 松琪により創業されました。中国天津地方の「天津包子(テンチンパオツー)と呼ばれる饅頭を、味・名称ともに日本人に馴染む物にしようと考え、「豚饅頭(ぶたまんじゅう)」を生み出した、と言われています。以来、現在の四代目まで100年間南京町で豚饅頭専門で営業しています。
一方、南京町の北にある元町商店街を西へ花隈あたりまで行くと老祥紀というお店があります。(営業が不規則、というか不定休なので運悪く休みの日に当たるかも…)こちらも大正4年創業の元祖豚饅頭ということです。
真偽のほどは…分かりません。なんでも両店の創業者は遠い親戚、とのこと。豚まんを一緒に考案し、その後別れたのかも…(汗)。
両方の豚まんですが、全体的に老祥紀さんの方が大ぶりで少し皮が厚いように感じました。しかし味は甲乙つけがたいですね…。
老祥記さんと老祥紀さん、南京町と花隈、食べ比べをしてみてはいかがでしょうか?