『ご朱印とご主題 ~ 本能寺を例にとって』六甲でんすけさんの日記

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六甲でんすけの「北新地・堂島行ったり来たり 時々は神戸や京都・奈良もウロウロ…」(^ ^)v

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ご朱印というものを知っていますか?
もともとはお寺にお経を納めたり、神社に参拝したことをあらわす印(証)であったようです。このご朱印、現在は寺社にお詣りをした記念として集める(集印)ことが静かなブームになっています。
ご朱印をいただく帳面のことを朱印帳(集印帳、納経帳)などと呼びますが、お寺や神社が混在しても失礼にはあたりません。ただし、ご朱印は全ての寺社にあるというものではありません。また宗派として浄土真宗のお寺さんではご朱印はされていません。有名なところでは西本願寺、東本願寺がそれにあたります。
僕はご朱印を集めるのが趣味で、月に何度かは京都や奈良に行きます。
事前に参拝する寺社の縁起や歴史を調べたり、もちろん朱印の有無や塔頭・末社を調べたり…。これが結構時間がかかり、楽しいんですよ。
そうそうお寺さんの場合には宗派を調べることもポイントです。
浄土真宗にはご朱印がないことは言いましたが、日蓮宗のお寺さんにも対応が必要です。普通にご朱印帳を出してお願いすれば、普通にご朱印がいただけます。
「妙法」と書いてあります。仏教では「第一の最勝で不可思議なる法」ということで一般的には法華経を指します。「南無妙法蓮華教」の妙法ですね。
日蓮宗には「四箇の格言」というものがあって、他の宗派とともにあることをあまりよしとしません。寺社が混在した朱印帳では「単なるご朱印の収集」として「妙法」と書かれます。そもそも日蓮宗の「ご朱印」とはどのようなものでしょう。これが「お題目=南無妙法蓮華教」を書いたもので、「ご主題」と言われます。
「本能寺の変」で有名な本能寺も日蓮宗です。「ご朱印」と「ご主題」を比べてみます。「ご主題」はお寺さん毎にデザインが違います。大きなお寺さんには、亡くなった高僧の墓所をおまつりする塔頭寺院があります。もちろん塔頭の中には独自に「ご朱印、ご主題」をもっているところもあります。
また栃木県の古峯神社や京都市西京区の西芳寺(苔寺)のご朱印は2ページにわたる雄大なものです。
ちょっと地味ですが、ご朱印集めの趣味、ちょっとはわかっていただけましたか??
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