4回
2024/08 訪問
入野谷在来・太切り&玄挽き・細切り+かき揚げ@2,200円
本日の蕎麦
入野谷在来・太切り
〜入野谷在来粗挽き太切り十割
玄挽き・細切り
〜伊那市産信濃一号
〜細挽き細切り蕎麦九割の九一蕎麦
新そば直前の季節外れかもしれませんが、いやいやなんの。入野谷在来独特な甘みとナッツのような香ばしい香りはちゃんと楽しめて至福のひと時です。やっぱり毎日挽きたてなのが効いてるのかな。粗挽きのザラッとした質感、食感も凄く良い。挽き方が旨さの一部を確かに担ってるのが分かります。
いわゆる田舎そばとして供されることの多い太切りですが、田舎臭さは微塵もない、食感で蕎麦を引き立てる太切り。
信濃一号の細切り九一は、打って変わって、ツルツルと喉越し良く、ツユの香りを楽しめるタイプ。江戸のイメージだ。入野谷在来は、つゆを付けたらもったいないと思ってしまうので、真逆。
野菜かき揚げは、見た目も美しい分厚さだけれど、縦に半割りしてあり、ちゃんと食べやすい。野菜の甘みがほんとに旨い。
2024/08/12 更新
2023/05 訪問
想像より美味いぞ高遠そば
高遠伝統の「辛味大根の絞り汁に焼き味噌を溶く」と言う、ゆったら鰹節や味醂などの調味料の無い時代の苦心の食べ方(戦国時代から有るらしい)だと思いますが、旨い。
出汁をふんだんに使ったかえしの上品さを至高とする向きにはピンと来ないものかも知れませんが、「モノのない時代の苦心の末」と言う次元を越えて旨い。謎なくらい旨い。味噌に秘密があるのか?
自家製のクルミタレ(だったかな)も付いて来ます。これは蕎麦には「うん、普通」と思うサッパリ味ですが、蕎麦湯で飲むと、あれあれ?旨いぞ!大根&味噌も蕎麦湯が旨い。いやはや満足です。大盛りにすればなお良かった!!
因みに、サイクルラック有ります。ちょっと小さめ。
高遠そばの天ざる。二八そば、ふつう盛り
大根おろしの絞り汁に、焼き味噌を溶いていただきます
溶いたらこんな
二八そば、入野谷在来は2時前には売り切れるとか
キノコと昆布
「信州そば切りの店」サイクルラック有ります。
2023/05/02 更新
華留運さんは、基本3種の蕎麦が選べて、そのバリエーションは日々変わります。7月下旬の今回は「暑中信州寒晒蕎麦」と言うことで、これは食べるべき一品。
暑中信州寒晒蕎麦
玄そば:高遠產信濃一号
挽き方:細挽き
打ち方:細切り十割
製粉方法は丸抜き(蕎麦の実の外側の殻を取って)製粉。ひと目見た瞬間に、白く透明感のある蕎麦の美しさに「良い!」となりました。ツルツルと喉越しも良し。夏の蕎麦として最高です。爽やか。
「入野谷在来」は品種そのものの味をじっくりと噛みしめるタイプの旨さ。ナッツのような香りと味は「つゆを付けるのがもったいない」と言う世界。塩とワサビが、その個性を味わうのにぴったりです。
とはいえ、ここのそばつゆは出汁の香りが強くて、蕎麦湯を楽しむのには中々良いものです。お店的には「高遠蕎麦」押しなのかも知れないのですが、蕎麦が旨すぎるのでつゆは味変感覚です。でも胡麻ダレも旨い。悩ましいです(笑)