2回
2018/05 訪問
平日13時からのランチスペシャル
2018/06/01 更新
2016/09 訪問
川崎駅周辺総合ランキングNo.1店
以前から気になっていた中華料理店に、ついに訪問。
初めてこちらのお店を知ったのは、
枻出版社の川崎本で、川崎屈指の名店という特集の最初のページに載っていたから。
食べログの川崎駅(周辺800m)総合ランキングでも、堂々の第一位。
川崎食べロガーとしては、押さえておきたい一店であったのですが
…そんなには好んで、中華料理は食べないんだよなァということで、今まで訪れたことがありませんでした。
駅からも750mと、駅近というわけでもないし。
今回、ランチタイムに近くで用事があったため
この機会を逃すまいと、伺ってまいりました。
一人で中華料理店に入ったのは…、生まれて初めてかも!
伺ったのは、平日の11時半前。
外観は案外こじんまりして、名店の雰囲気を漂わせていません。
まだまだ空席は多く、1階の空いている席にどこでもどうぞ、との案内でした。
1階はほぼおひとり様~少人数向けのスペースというかんじ。
こぎれいではありますが、簡素というか、長テーブル1列で壁側に向かって食べる席などは、
レストランというよりは「イートインスペース」という雰囲気です。
冷たいお茶は、目の前のポットからコップに自分で注ぎます。
いただいたのは、最初からコレに決めていました
◆正宗担々麺 900円(税込)
川崎本や、食べログレビューで、最も気になっていた一品です。
本場四川式汁なし担々麺とのこと。
私は辛いものが苦手ではありませんが、
かといってむやみやたらに辛さを追加するほど、辛いものが好きだというわけでもありませんので
一体、どれくらい辛いのか?食べられるのか?おいしいと思えるのか?
ドキドキしながら、到着を待ちました。
注文時、サービスで半ライスがつきますと言われましたが、
麺×米のW炭水化物は避けたかったので、断りました。
特に、ダイエット等していないのであれば、いただいた方が良いかと思います。
それほど量は多くない、と思っていたのですが、
麺の量は多くはないけど、少なくもないかなぁというかんじ。
まずは、麺に添えられている青菜をたいらげます。
青菜を食べているときに、麺が浸っている油が箸に少し着いたのですが
その味が、今まで味わったことのない複雑なおいしさで、
一気に期待が高まりつつも、ガッツリ食べたら激辛だったりして?という不安も残ります。
青菜を食べたところで…、麺を混ぜつつ、油に浸っていた部分から食べ始めると
!!!!!予想をはるかに上回るおいしさ!
一口目はおいしいけど、それ以降急に辛くなるパターン?と思いながら、
ひとすすり、ふたすすりしますが…、何口いただいても、ちょうど良い辛さ。
そもそも、私は山椒の味がとても好きなのですが、
山椒って、鰻以外にあんまり使い道がなくて…。
自宅の山椒は、使い道に困って、最近は、鯖などの青魚に振りかけて食べているんですが、
そんな、鰻とセットにされがちな山椒が、
中華・担々麺でこんなにイキイキと味わえるなんてと、
今まで味わったことのない、四川山椒×辣油×黒酢の組み合わせにメロメロに。
これはきっと、麻婆豆腐も相当おいしそうだなー!って思いながら
いただきました。
もちろん、それなりに口の痺れはありますが、
辛いのが苦手でない方や、独創性のある食べ物が好きな方に特におすすめしますね。
初めて食べた味付けで、こりゃおいしい!って思えるものって
そんなにないと思うのですが、さすがは川崎の人気店ですね。
麺を全て食べ終わった後、残った油に半ライスを混ぜて
余すことなくいただくのがツウらしいのですが、
私は半ライスを断ったので、れんげでできる限り油をすくっていただきました。
味を変えるのが好きではないので、添えられた黒酢は追加しませんでした。
ダイエッターの私が、油まで名残惜しくいただくくらい、おいしかったですね。
自宅だったら、お皿を舐めてるな(´ω`*)
お隣に座った方は「半ライスの半分(1/4ライス)」と注文していたので
それくらいの量で、ライスを頼むのも良さそうですね。
ランチタイムはデザートサービスとのことで、
ピンクグレープルーツ風味のシロップにタピオカが入ったもの。
ごく少量ですが、口直しというかんじでさっぱりします。
スパゲティって、わりとどこでも食べることができるし、それなりにおいしい。
でも、正宗担々麺って、スパゲティみたいにどこでも食べられるわけじゃないし
またこの捉えどころのない、旨辛味はここじゃなきゃ味わえない。
川崎駅近辺でスパゲティを食べるんだったら、
松の樹で正宗担々麺を食べたい。
そう思いました。
11時半過ぎに、お店を出る頃には、1階席は満席になっていました。
この立地でこの混雑はスゴイです。
人気に納得のおいしさでした。
2016/09/09 更新
◆利用目的 昼食
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平日13時から注文可能のランチスペシャルのために、時間調整しつつ、
13時ジャストに訪問。
…すると、店外には「満席」の看板が。
えーっ…?この時間で満席…?と、看板の案内どおりに外で待っていると
店員さんがドアを開けて、中に入れてくださいました。
中は満席ではなく、看板を外し忘れた模様…。
「満席」の看板がかかっていても、ひとまず、扉を開けてみるのをおススメします。
◆ランチスペシャル 1,000円(税込)
料理三品+点心三品+ライス+スープ+デザート+中国茶
こんなに食べられるかな…と不安でしたが、
割とどれもこじんまりした適量サイズなので、女子でも完食可能です。
◇四川蒸し鶏冷菜
蒸し鶏三切れに、トマトの乱切り2カット、胡瓜の乱切り2カット。
今回の私のイチオシはこれ!蒸し鶏~☆
蒸し鶏にかかっているタレ。
控えめなごま油風味の少しピリ辛なこういうタレが大好き~。
中華では珍しくない味付けだと思うけど、単純にこういう味が好き。
◇キノコと海鮮のクリーム煮
しめじに、大きめの海老とほたてなどの海鮮がふんだんに。
バターやチーズ等の風味が強くなく、ホワイトシチューよりももっとあっさりした味わい。
◇麻婆豆腐
他レビューを参考に、
基本メニューの麻婆春雨を、麻婆豆腐に変更していただきました。
お味は、昭和の麻婆豆腐ではない風味。
小さい頃から食べ慣れた、うま味の強い辛さではなく、
スパイスの本来の風味を重視したような、シブイ辛さの麻婆豆腐。
構えていたよりあっさりさっぱりした風味で、
すんごい辛いわけでもなく、火傷するような熱さもなく。
Q:麻婆豆腐にスプーンがついていないときは?
A:箸でいただきましょう。
麻婆豆腐ってスプーンで食べるものだと思っていたのですが
スプーンが見当たらず、頑張って箸でいただきました…。
しかし、自宅に戻って調べてみると
麻婆豆腐は箸で食べるのが中華のマナーとのこと。
てっきり、付け忘れかと思ったよ…。
◇海老ニラ蒸し餃子
黄色い餃子の皮から、ニラの緑色が透けて見える一品
◇焼売
しょっぱすぎない、むっちりとした焼売
◇揚げワンタン
パリパリでシンプルな風味
点心は1個ずつなので、楽々平らげられます。
蒸籠に盛り付けされていますが、熱々ではないので、
作りたてというよりは、容器として蒸籠を使用している印象。
どれも、味が濃すぎず、しょっぱすぎずで
あっさりしています。
◇スープ
かきたま汁とコーンポタージュの中間のような風味の、とろみのあるスープ。
おかわり自由なので、必要な際は店員さんにお願いします。
◇ライス
少な目でお願いしたら、150gくらいの量で配膳されました。
おかわり自由なので、必要な際は店員さんにお願いします。
少し粘り気のあるご飯なので、器にくっついてしまい
一粒残さず食べるのが難しいかんじ。
ご飯の風味は可もなく不可もなくといったところ。
◇デザート
グレープフルーツのような苦味がある、柑橘系の風味のシロップ漬けのタピオカ。
さっぱりしています。
◇中国茶
食後に配膳していただきます。
小さめの茶杯に、この日はジャスミン茶を用意してくださいました。
今まで飲んだジャスミン茶の中で、最もおいしかったです。
蜂蜜のような甘みのあるジャスミン茶でした。
簡単に手に入るティーバッグのアレとは、旨味が全然違います。
中国茶の提供は、この日はかなりゆっくりめでした。
食後、飲まないで帰っちゃおうかなぁ…と思ったくらいです。
そして、ランチスペシャルに追加で注文できる
◆ハーフ汁なし担々麺 +200円(税込)
も注文。
単品だと900円の正宗担々麺のハーフサイズが200円の追加料金でいただけます。
ランチスペシャルより少し遅れての配膳です。
ランチスペシャルの食事は、どれも穏やかな風味なのですが
汁なし担々麺だけが、ズバ抜けて刺激のある味。
酸っぱいような、辛いような、痺れるような。
半分はそのままいただき、半分は黒酢をトッピングしてみました。
汁なし担々麺は既に黒酢の風味がきいているのですが、さらに追加してみると
酸味が強くなるのではなく、逆にふくよかな味わいで味がマイルドに変化します。
黒酢って、値段もイイから、自分でスーパーで買うことがないのですが…
バルサミコ酢のような味わいなんだなぁ…と思いました。
油が残った器に、ランチスペシャルの白飯を入れて
油までくまなくいただきます。
「追い飯」的な…。
ごはんを少な目にもしたのもありますが、
良心的な盛り付けの中華料理店です。
肉体労働者や、腹ペコ男子学生がガッツリ食べるような
サービス精神ありすぎる量が出てくる定食ではありません。
女性客も多くいましたが、「定食」を頼んでいる方が多かったように思います。
女子でも食べやすい「定食」の量ですね。
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接客は悪くはないけれど、かといって決して気持ちが良いわけでもありません。
来客を有難いと思うよりも、
食べ物を配膳するのが仕事、というかんじの仕草です。
気分転換に利用するレストランというよりも、
空腹をおいしい料理で満たすのに良いかと思います。