3回
フローエ・ヴァイナハテン シュトーレン@お取り寄せ
夫が、2020年の自分へのご褒美に取り寄せしたもの。
お取り寄せのレビューは好まないが(しかも自身で頼んだものじゃないし)、
あまりにおいしかったので、備忘録。
-----
◆フローエ・ヴァイナハテン シュトーレン
「メリークリスマス」シュトーレンとの商品名。
市販のミニシュトーレンは数個食べたことがあるけれど
パティスリーの作る本格的なシュトーレンを口にするのは初めて。
なので、正統派シュトーレンがどんなもので、
ツマガリ流シュトーレンの個性がどのあたりなのかは判断できない。
夫がシュトーレンを頼んだことを知らなかったので
届いたときは「マジで!?」と、驚く…。
とても大きなシュトーレン…。
これを数日かけて、クリスマスを待ちながら、少しずつ食べる…というのは知っている…。
問題は、その「少しずつ…」をこらえられない私なのだ…。
少しずつ…を、もう少し…もう少し…食べてしまう危険性のある超高カロリー菓子が
手の届くところにある…。
しかし、このツマガリのシュトーレンはとてもおいしかった。
取り寄せてもらって、良かった。
「フルーツケーキがさらに甘くなったもの」というイメージのシュトーレンだけど、
ツマガリのはナッツ量がとても多い!噛んでいる感覚は、
自社炊きだというフルーツよりも、ナッツの印象のほうが強いくらい。
フルーツケーキのようなやわらかさはなく、
水に戻しただけの高野豆腐のようなかたさがある。
フォークで少し力を入れて、切っていく感触。
中に入っているマジパンは、甘い求肥のようにとろりざわりと舌を喜ばす。
シナモンの風味も適当。
シュトーレンにはこれでもか!!とふんだんに粉糖がまぶしてある。
最初は白かった粉糖が、開封後5日後にはクリーム色のアイシングのようになる。
-----
おいしさを追求している真摯な姿勢が、ツマガリの魅力だと思う。
残業残業で夕食の時間にはいなかった夫が、
今年はずーっっと家にいる(家でも残業だけど…)。
家族揃って毎日夕飯を一緒に食べ、シュトーレンも毎日、家族で変化を楽しみながら味わった。
皆で1日約1cmずついただいた(私はこっそり、+数mmスライスして食べていた…)
シュトーレン経験値は少ないけれど
この先、どのシュトーレンを食べてもツマガリを超えるものは出てきそうにない味わいでした。
2020/12/26 更新
2017/12 訪問
通常利用外口コミ
この口コミは試食会・プレオープン・レセプション利用など、通常とは異なるサービス利用による口コミです。
TOP5000☆菓子職人津曲氏の生ケーキ@評価なし
夫の家苞です。そのため、通常利用外としています。
神戸から、大きな手荷物を持ちながら、繊細な生ケーキも深夜に持ち帰るという暴挙
…じゃなくて心意気…。
生菓子はその日のうちにいただくのが鉄則ですが、
時間が経ってから食べることになってしまったため、評価なし。自分の覚書。
ツマガリさんの名前は耳にしたことがありますし、
レビュアー前に一度、夫が焼き菓子をお土産に買ってきてくれたこともあります。
ツマガリさんのお名前を、最近新聞記事で目にしました。
ツマガリって、津曲という名字だったんだ…とびっくり!
記事の内容は、津曲氏がお菓子の素材を大切にしていることなどが書かれていて、
私が何より感銘を受けたのが「本店でしか、生ケーキを扱っていない」こと。
子ども心に、いや、大人心にも、不思議に思ったことはありませんか?
デパ地下のケーキって、どこで作っているんだろう?
別の場所で作っているとして…、どうやってあんなにキレイに運搬、陳列しているんだろう??
ツマガリでは、百貨店での扱いは焼き菓子のみで、生ケーキは本店のみでの扱い。
商品の売れ行きを見ながら、作りたてを補充していくんだそうです。
その姿勢を知っただけで、なんて真摯なケーキ屋さんなんだろう~と、感激。
ちょうど、夫が神戸に行く予定があったので、生ケーキの持ち帰りなんて無茶しないように!
…と釘を刺しておいたのですが、想定内ですが買ってきました(^^;
◆モンブラン
ロングケーキをカットしたような形状の、珍しいモンブラン。
スポンジ生地とパイ生地の層になっており、
「ミルフィーユ」とか「ナポレオン」のモンブラン風味といった様子。
…ミルフィーユ独特のフォークでの食べにくさがあります(^^;
モンブランが好きな夫と、
モンブランが好きな父に影響される子どもに、ほぼ譲ったので
私は残骸のみでしたが…
しっとりしたココア風味のスポンジ生地や甘さ控えめのカスタードクリームなどで
従来のモンブランとは、少し違った角度から攻めている印象。
特徴的なのが、パイ生地。香ばしくて、ちょうど良い甘味とバター感でおいしいね~。
◆シュー・ア・ラ・クレーム
◆かぶとやま
シュークリーム2種。
スタンダードなシュー皮のシューアラクレームと、いわゆるクッキーシューのかぶとやま。
かぶとやまには、粉糖がかかっています。
前述したとおり、購入後、食べるまでに時間が経過しているので
クリーム詰めたての生地を味わうということは出来ませんでした。
しかしながらも、シュー・ア・ラ・クレームの生地が立派だということは、よくわかります。
香ばしくて、生地がしっかりしています。
生クリームとカスタードクリームの混合だというクリームは
どちらもシュークリームの下部横に穴を開けて、注入しています。
クリームの風味はバニラが主張しすぎず、甘すぎない、塩梅のよいもの。
重さは、シュー・ア・ラ・クレームが95g、かぶとやまが79g。
クッキー生地が好きな方は「かぶとやま」
たっぷりクリームが味わいたい方は「シュー・ア・ラ・クレーム」が良さそうですね。
◆北海道白熊チーズ
かわいい白熊のかたちのチョコが乗ったレアチーズケーキ。
おそらく、子ども向けに買ってきたと思うのですが、うちの子はチーズケーキが苦手なので
夫が全部食べました(私は一口も味見なし…)。
生ケーキを4点購入したら、クッキーを1枚おまけにくださったとのこと。
◆ココナッツサブレ
ツマガリの焼き菓子がおいしいということは知っていたのですが、
おまけで貰ったものだし…、と、写真を撮らずに食べたことを激しく後悔するくらい、
おいしかった!!!
ツマガリの焼き菓子がおいしいという評判は、本当だった!!!
-----
公式ホームページによると、津曲さんの菓子作りは
「お金儲けというより、道楽に近い」
んだとか。
大量生産せずに、時間をかけて、丁寧に作る。
そして、出来るだけ、買い求めやすい値段で販売する。
繁盛して、どんどん店舗数を増やしていく野心のあるお菓子屋さんよりも、
こういうお店が、好きです。
店名に、自分の名前をつけているお店は、信頼できるお店が多いな、と思っています。
2017/12/06 更新
2021年のバレンタイン用スイーツに。
本当はサプライズで、夫にプレゼントしたかったのだけれども、
夫もツマガリが好きなので、ツマガリの紅玉パイの存在に気付かないはずもなく…。
「2021年のバレンタインは、ツマガリの紅玉パイにする!」…と、昨年末から宣言し、
ツマガリに会員登録している夫に、注文も支払いも頼んでしまうという………。
到着後、立て替えてくれた夫に現金で支払い。
こんな、2021年のバレンタイン。
-----
2021年のバレンタインデーは、日曜日。
なので、週末楽しめるように、13日土曜日着で手配し、その日のうちにまず半分!
◆紅玉パイ 5号 4,536円(8%税込)
2021年1月8日~2月14日限定商品。
毎年、同じくらいの時期限定だと思うので、お正月明けからバレンタインまで、と覚えて置けば良いと思う。
発送日に作って、焼いてくれるそう。
本当は…、店頭で買えるのが一番良い。
パイは、焼いた当日が一番抜群においしいと思うけど、
どうしても、口にするのは、製造日の翌日になってしまう。
それでも、冷凍でもなく、
発送日に作ってくれる、というツマガリの心意気は見事だと思う。
5号のアップルパイは、「パイ」というより「ケーキ」に近い存在感。
大きさもそうだけど、高さも約8cmと、しっかりある!
8~10カットくらい出来そう。
紅玉フィリングが、パイの中にぎっしり!
私の苦手な、カスタードクリーム入りのアップルパイではなく
りんごのシロップ漬けだけで勝負している。
自社炊きだという紅玉りんごは、
自社炊きではない業務用のりんごのフィリングとは、明らかに違う食感と風味!
ケーキ屋さんやパン屋さんのアップルパイは、手作り、だとしても
例えば、りんごのプレザーブは業務用の仕入れだったりすることも多いと思う。
業務用のりんごのプレザーブは、シロップの味も甘いし、
りんごの歯ごたえも、缶詰の桃のようなプルンとした歯ごたえがある。
ツマガリさんの、自社炊きの紅玉フィリングは、業務用のそれとは明らかに違い、
今まで食べたことのないフィリングの食感。
噛みづらいぷるぷる感がなくて、シャーベットのようにしゅわっとほぐれていく…。
そんな舌触りの爽やかな味。過度な密の甘さもない。
シナモンの風味は、比較的弱めで、りんごの味が楽しめる。
そして、パイ。
パイ生地は、1日経っているから、サクサクにはならない。
これはもう、通販だからどうにもできない。
ただ、アップルパイの土台となるパイ生地が
タルト生地のようなかたさになっており、
バターがしっかりきいていて、これがまたかたくてカリッとして香ばしく、おいしい。
-----
ラッピングも、ものすごく美しい箱。
包装用品をすぐ処分してしまう私だけれど、
ツマガリのギフト箱は捨てられない!
…で、家族間のプレゼントに、再利用したりしている^^;
成分表のシールも、箱からぺろっとはがれるので
再利用前提の美しい箱。
-----
決して、値段が安いわけではない。
けれど、ツマガリの味が好きだし、
津曲社長の信念が好き。
「バレンタインデーの夫へのプレゼントは、
ツマガリの紅玉パイ」
これはもう、今年からの定番になりそう。
「自分で自分が信頼できる人間になる」
津曲社長のことばを胸に刻み、生きていく。