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外観
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メニュー
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ワインメニュー
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鮪のカルパッチョ
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つくね
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ズワイガニの茶碗蒸し
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かしわ
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丸ハツ
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ふりそでとハマグリのアクアパッツァ
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ヤゲン
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岩手県産のしいたけとじゃがいものピューレ
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手羽
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内モモ
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そぼろご飯
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ツレが行きたいという事で予約してくれました。山利喜からの連戦です。
外観はまるでアメリカンダイナーです。焼鳥が出てくる感はありません。吹き抜けが大きく、開放感のある空間はリラックスして食事が楽しめそう。二階もあるようですが、今は使っていないようです。
さて、食事のレポートです。因みにお酒はお得なワインセットなる物が好みでグラス４杯をセレクトで、それを二回転…やり過ぎだな…
・鮪のカルパッチョ
オイル漬けにしてあるのでしょう。ネットリとしたテクスチャに油分が旨みを包んでいます。ミナミマグロでしょうかか。本鮪ではありませんが、そのレベルに近づく調味です。
サービスのお姉さんに何マグロかとめんどくさい事を聞いてみる。笑顔で「私も勉強したいのでシェフに聞いてきます！」と。ただ聞いて来ますでは無く、ゲストに気を遣わせない一言に「おや？」という意識になります。結果はやはりミナミマグロ。
ワインはシャルドネの泡で。
◎つくね
軽めのタレ。もうフワフワなんて表現は安っぽいですね。表面を肉で覆った綿というレベルの食感。ジュワジュワと旨みも溢れて来て最初の一本からスペシャリテ。
先ほどとは別のお姉さんにワインの相談をすると、タレは濃厚じゃないので、白で重ためなら大丈夫と。ちゃんとメニューとワインの構成を理解された回答です。
白はカリフォルニアのブレット&バター。分かり易い樽香がバリバリに効いています。つくねとも伍する強さがあります。
◎ズワイガニの茶碗蒸し
和風なものが出てくるかと思いきや、生クリームとオリーブオイルに覆われています。生クリームのミルキー感とオリーブの香りが全体を洋のテイストに変化させます。ズワイのエキス等も相まって、クラムチャウダー調の茶碗蒸しといった表現です。
このミルキー感はブレッド&バターが最適だろうとお代わり。やはり最高のマリアージュ…
◎かしわ(もも肉)
ブリブリしたマッチョな食べ応えに、理想的な火入れで脂が口内でジューシーに流れ出ます。ワインはオレンジに。
◎丸ハツ
丸々とハリのあるハツですね。噛むとブチュッとエキスが飛び出して来ます。生姜が旨みを引き立ててくれます。オレンジお代わりで…
・ふりそでとハマグリのアクアパッツァ
ニンニクはそこまで効いていません。ハマグリ出汁とふりそでの出汁が柔らかく効いていて胃が整います。
◎ヤゲン
バリボリとしたヤゲンには周りに肉付きが良いジューシーな肉も付いていて、ヤゲンの食感に旨みも加えてくれます。このヤゲンかなりレベル高いです。
◎岩手県産しいたけとじゃかいものピューレ
しいたけは旨みのエキスが溢れ、じゃがいものピュレと共に土の力強さを感じます。一方で調味は繊細。素材が生きていて口内が幸せで満たされています。ここで赤(ジンファンデル)に切替。
・手羽
肉付きの良い手羽を骨付きで。しゃぶりつきます。これも平均点は大きく超えて旨い。もはやこの位で何を何杯飲んでいるか分からなくなっていますが、サービスのお姉さんはしっかり即答。当たり前かも知れないけど、基本がしっかり。すごいね。
・内もも(追加)
追加で頼めるか？と聞いても普段はそんなに食うやついないんでしょうね。少し驚かれながらも、嫌な顔せず丁寧に確認を励行。レバーと内ももであれば追加可能と。こちらも鶏の良さが溢れる一品。
赤ワインはシラーに。
・そぼろご飯
そぼろご飯というよりガパオの趣き。腹はパンパンでしたが、食えてしまう美味さ…もはや罪です。シラーとも合うなぁ。
フロアには３人のサービスの方がいましたが、皆さんメニューやワインの事をキチンと理解して、笑顔と確認という基本も励行。
さらにその中のお一人は、一つ一つの言葉遣いの意図が感じられ、徹頭徹尾ゲストに寄り添って気持ち良く帰ってもらいたいと考えているのではないかという姿が印象的。帰りがけには感謝を伝えました。
おそらくお店としての人材育成が正しく機能しているのではないでしょうか。これでサービス料取ってないんですよ？10%を取って何がサービスだったんだろうという不可思議なお店には猛省を促します！
今日はコース(6,600円)に一本追加(500円、お得なワインセット(3,500×2=7,000円)で合計14,100円。これは一人一本+アルファ相当のワインを好き放題飲んだ結果であり、普通は10,000円程度になるのではないでしょうか。
何よりこのコースは全てのメニューが平均を大きく超えるレベル。これで6,600円は都内では極上の費用対効果です。そしてサービス料は無し。本当に頭が下がります。
森下という土地はあまり縁がなかったのですが、山利喜、BLESSと一日でスマッシュヒットを連発。都営新宿線使うと新宿からもアキバからも良アクセスであり、このままでは私…通ってしまうかもしれません。
本日我々は食事、費用対効果、サービス全ての面で衝撃を受け、感嘆しました。そしてあのお姉さんのサービスの姿勢はどんな仕事でも勉強になります。
笑顔と満足で帰途につくのでした。