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ぽん多本家上野広小路、上野御徒町、御徒町/洋食、とんかつ
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昼の点数:4.5
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¥6,000~¥7,999 / 1人
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料理・味 4.5
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|サービス 4.5
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|雰囲気 4.5
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|CP 4.4
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|酒・ドリンク -
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[ 料理・味4.5
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| サービス4.5
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| 雰囲気4.5
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| CP4.4
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| 酒・ドリンク- ]
ソースで全身に衝撃が走る
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ビーフシチュー
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瓶ビール小瓶、ツマミのポテサラ
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老舗の看板
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明治38年創業
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2026/01/17 更新
ビーフシチュー。洋食屋さんでよく見かけるメニュー。
しかしながら、正直パターン化されていると言うか、一定の基準を超える印象があまり無く過ごしていました。当店のビーフシチューを食べる前は。
そして当店で今までのビーフシチューの印象を覆す人生で最高のビーフシチューを味わえたのでした…
日曜日12:35に到着し、8名程の待ちに接続。
隣のインスパイア系のお店から排出される空気を浴びていると、玉手箱の煙のように豚に変身してしまいそう。
並び中にメニューを渡され、オーダーを取ってもらえる。残念だったのは最大の目的だったタンシチューがもう品切れだったこと。
一方で仕込に18日要するというビーフシチューがある。これは行幸か。3週間かけて作るソースは同じでしょうし、ビーフシチュー(6,600円)とビール小瓶(770円)をオーダー。
外観は木製の重厚な扉と明治38年から続く老舗の看板が掲げられている。この外観で店舗の年輪を感じ取れる。
中に入っても木をベースとした落ち着いた設えの調理とコミュニケーションの声しか聞こえない静かな時間。配膳を待つ間に時間の流れとは一線を画すような感覚を抱きつつ、当店の初代は宮内庁の料理人だったとの事で、明治天皇も舌鼓を打ったであろう味わいを想像して過ごす。
カウンターに座る時には既に温かいお手拭き、瓶ビールとお通しが置かれている。
接客は下町のチャキチャキした親父さんのカラッとしたもの。その他の方も挨拶、声掛けは真摯的。配膳時の導線や空いた食器の回収の効率性など、無駄の無い様式美に溢れた世界。
しばらくするとビーフシチューがサーブされる。
高級感溢れる紺と金のお皿に茶褐色のソースが映える。
到着した瞬間にコーヒーのような深みのある香りが立ち、鼻腔を刺激。ググッとその香りの深さに興味を引かれた。
ビーフをソースと共に口に運ぶ。
黒毛和牛のビーフは柔らかく解け、和牛のとろりとした脂分が舌の上で転がる。
そしてソース。ソースが本体のようだ。
骨太でリッチな旨みが味蕾を包み込むように制圧する。同時に香りは鼻に抜けつつ、ソースは食道、胃へと落ちていく。深く深く。
胃の底にたどり着いたあと、ソースの味わいがジワっと全身に広がって毛穴を開く。脳髄を刺激し、脊椎反射で全身が美味を堪能している。
頭頂部からスーッとチャクラが開く感覚。俺はヤバい薬をやってるのかと心配になる…
デミグラスでよく酸味、苦味、芳醇なんて言葉を使うが、もちろんそれらの味覚要素を感じさせるもののそれぞれのカドを取って完成度を高め磨き上げたような、まるで球体のような印象。
これが伝統なのか。
なお、付け合わせのじゃがいも、人参、椎茸も甘く、味わい深い。もし黒毛和牛が重たい時は一緒にどうぞ。
この店はカツレツを頼む人も多いそうですが、個人的にはシチュー類で震えて欲しい。
もちろん安くは無いが、伝統と格式、正統的なお店の佇まいも経験できる素晴らしい機会です。