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夜の点数:4.9
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¥10,000~¥14,999 / 1人
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料理・味 5.0
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|サービス 5.0
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|雰囲気 5.0
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|CP 4.8
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|酒・ドリンク 4.5
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[ 料理・味5.0
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| サービス5.0
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| 雰囲気5.0
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| CP4.8
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| 酒・ドリンク4.5 ]
これが尾花か。これが鰻か。南千住「尾花」。
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鰻重(大) ¥8,360
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鰻重(大) ¥8,360
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鯉あらい ¥1,650、ビール中瓶 ¥990
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玄関ののれん
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鰻重(大) ¥8,360
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建屋
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正門
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2026/02/16 更新
14:50、夜の部70分前に門前に到着。一番乗り。…いいけれど誰もいないと今日は休業なんじゃないかと不安になります。しかし15:00ちょうどに木戸がキィと開いて中から物腰柔らかな女将さんが鰻料理だけオーダーを聞いてくれました。良かった、営業あります。
貨物線車庫が近いので機関車の汽笛がたまに鳴る中、じっと待ちます。少し暖かな日で良かった。
15:20、シャッターが開くと立派な建屋が見えてきます。女将さんにお庭のベンチへと案内されました。私の他にはもう1名の御仁だけ。ベンチに腰掛けて、まるで源泉掛け流しのような池の水音をアテにまったりと待ちます。
15:57、玄関が開いて店内へ案内されます。いまだ、私とその御仁の2人。長く並ぶ甲斐がなかった…ですが特別ラッキーだったと考えるべきでしょう。
正面に神棚、鴨居には羽子板、透かし彫りの欄間…和の空間です。40畳ほどあろうかという畳の間にテーブル席が並びます。腰痛持ちの私にとってありがたい椅子席です。
後からポツリポツリと入店するご夫婦さんは皆さんアジア系外国人です。ちなみに私が食べ終えるまでに、私を含めてテーブルは5卓が埋まるだけした。時期や時間を選べばこんな日もあるんですね。ラッキーです。
● 鯉あらい
● ビール中瓶
鰻が焼き上がるまでこれで時を過ごします。鯉のあらいで一杯。
プリプリの刺身です。それぞれの切り身にエラ骨のような中骨があるので気をつけていただきます。川魚らしい淡白な白身なので酢味噌が効きますね。
● 鰻重(大)
入店から25分後、花柄蓋の重箱が配膳されました。蓋を開けた瞬間、鰻本体とタレの香りが螺旋状に目に見えるようで、鼻腔ではなく視覚で脳が直接刺激されます。
さらに目で確認できるのは、その大きさ。私に尻尾があるなら今バタバタと振っていることでしょう。ご飯が見えないほどデカい鰻です。黒光りではなく茶光して誘いをかけてきます。
尾は右側。そして頭側より尾側の方が身が閉まって脂のノリもいいと聞く。では尾側の胴体部を最後にいただくとして、頭側の胴体部から箸を挿し入れて、いただきます。
フカフカ。ご飯と一体化した食感。甘さも辛さも主張しないタレも一体化。鰻をセンターに据えた完璧なトータルプロデュース。もはや鰻の産地などで評価が分かれることはありません。これだけ美味しく調理できる厨房の勝利。そして女将さんをはじめこの空間をもてなず給仕担当の皆様の勝利。ウンチクにしたがって評価を出すのではなく心にしたがって満足感を得られます。
遅くなりましたが、うなぎ美味い! これが尾花か。
ご飯の炊き具合が流石です。鰻重のご飯は硬めが多いですが、これは硬すぎず柔らかすぎず。箸で切ったその形のまま箸上げできます。鰻も然りなので、鰻寿司のような形状で口に運べます。ご飯がグズグズにならないのでストレスは全くありません。合理的なお重です。
小骨は少々あります。小骨をすべて取り除くお店は私は田端のお店しか知りませんから、どんなお店でも小骨は普通です。ただ気にならないということは、しっかり蒸されて骨も柔らかくなっているからです。その調理技術も大したものです。
食べ切ってしまうのが惜しいですが、最後は尾側の胴体部とご飯を口に入れてフィニッシュです。残り香を鼻腔で楽しんで、ごちそうさまです。
心と脳を満たす「尾花」。前評判とか並んだからとか関係なく素敵な鰻でした。テーブルでお会計を済ませて、玄関まで総出でお見送り。だからまた来たくなります。
ごちそうさまでした。振り返れば西陽あたる濃紺ののれんに「尾花」の字。遠くで汽笛を聞きながら、また鰻の残り香を脳が思い出しています。
ちなみに、5.0じゃないのは、高いのよ。