6回
2023/12 訪問
新生『飯村製作所』の、真っ向勝負の「ワンタン麺醤油」
タンメン専門店から、メニューを一新した新生『飯村製作所』さんにようやく来れました。
外看板は「タンメン専門店」から「自家製麺」に変更されました。
松代の『馬しゃ屋』時代の、スタミナから、店名変更の中華そばへの移行。そして自家製麺の導入。今の場所に移転してのタンメン専門店、そして今回のリニューアル。そのリニューアルの都度、大きな進化を遂げてきた業態変更。簡単に言うと、今回5回目の大きな転換ですね。期待しちゃいます。
評判の良い「ワンタン麺」の 醤油を注文します。
以前は結構いたスタッフも、この日は飯村くんと、女性1人の2人体制。調理は飯村くん1人で取り仕切ってますね。
スープは豚鶏と煮干の清湯醤油。喜多方とか、佐野のスープに近い感じがします。一見普通の醤油スープに見えますが、以前の「中華そば」よりも、煮干をガツンと効かせた分厚い出汁の旨味が凄いですね。
塩味は強めで、化調も程よく効かせた力強いスープ。出汁、醤油ダレ、油のバランスが絶妙です。このスープは美味いですね。
麺上げは平ザルになったようです。流石器用ですね。麺は自家製の多加水中太縮れ。中太ストレートから縮れ麺に大きなリニューアルを遂げました。この麺が実に美味いんです。小麦の風味、プリモチの食感が癖になります。
店主は「一周廻ると、こういう麺が美味いんですよ」と、訳の解らない事言ってます(笑)
ワンタンは肉餡がミッチリ詰まって、皮がチュルンと滑らか。昔ながらのワンタンだけど、こういうのが一番美味いんだよね、
赤身のチャーシューはふっくら柔らかです。このクラスのチャーシューがデフォで2枚は立派ですね。 メンマは細めの乾燥タイプで、コリコリの歯応えが良良ですね。この丼に良く合ってます。
ここの味玉は昔から美味しいんだけど、相変わらず美味いです。黄身の加減がジャストです。 そして麺を海苔で包んで食べるお約束。具材はどれも、スープ、麺に負けず劣らずのハイレベル。全てのレベルが高いから、総合的に凄い丼になります。
総じて…
毎日でも食べたいワンタン醤油ラーメンです。
いやいやこれは美味いよ。スープ、麺、具材の全てが凄い進化してる。旨味がガツン。麺が絶品、全体のバランスも秀逸。満足度の高い、正に王道の中華そば。
飯村くん、これがやりたかったんだなぁ〜。良い仕事してるね。
これは、塩も、つけ麺も食べなきゃダメだね。年末に飛び込んできた最強の中華そばです。
2023/12/10 更新
2022/06 訪問
更なる進化を遂げた、史上最強のタンメン
久しぶりに『飯村』さんにやって来ました。なんと一年半ぶりの訪問となりました。
最近の人気ぶりにちょっとビビって足が遠のいてました(笑)この日もけっこうな行列でしたが、意を決して行列に加わります。
基本メニューは変わって無いですね。タンメン専門店だから。ただしトッピングが増えてます。組み合わせ次第では、相当なバリエーション組めますよね。
その中でも注目は「ガリ」ですね。何やら自家製のPOPで販売強化中?みたいですね。前からガリトッピングがあるのは知ってたんだけど、種類が変わったのかな?これは頼むしかないですね。
…という訳で、久しぶりだからデフォの「タンメン」に「ガリ」トッピングをお願いしました。無料トッピングはカウンターについたら。ショウガ、ニンニク、ネギを全部でお願いしました。なんか『二郎』さんみたいだね(笑)
飯村くんの調理を眺めてる間に、待望の「タンメン」の完成です。
野菜、ネギ、ガリのトッピングで、ビジュアルはまさにタンメン版『二郎』さんです(笑)美味そうな匂いがプンプン立ち昇ります。
久しぶりの飯村「タンメン」のスープは、動物の分厚い旨味に、炒め野菜からの旨味が加わった、濃厚清湯スープが物凄い美味さです。塩分も強めだけど、旨味も強い。こんなに美味かったかなぁ〜。めちゃめちゃ美味い!!
ショウガとニンニクを溶かしていくと、更にパンチが増します。ニンニクトッピングは何処の店にも良くあるけど、タンメンにショウガって良いですね。ショウガ特有の辛味と、香りが濃厚スープに良く合います。
合わせる自家製の太麺は、つるりとした麺肌に、噛むとフワリと小麦の香り。小麦がグッと詰まった感じの密度の高さ。そして喉越しの良さ。濃厚な旨味のスープに負けない力強い麺です。スープと麺が、抜群の相性です。美味いです。
硬めの野菜はしっかりと油通しをしています。そしてもやしを加えて、一気に高温の中華鍋で炒め上げます。手早く、そしてしっかりと炒める事で、シャッキリとした絶妙な野菜の歯応えが産まれます。旨味を引き出す、店主の炒め技術は流石の一言です。
ガリトッピングは、麺や、野菜と合わせて戴くと、ガリ特有の爽やかな酸味。タンメンにガリを合わせるっていう発想が素晴らしい。この感覚は初めてです。
無料トッピングのニンニク、生姜も含めて、一杯のタンメンでこれだけさまざまな味を楽しめるっていうのは凄い事ですね。あまりの美味さにスープまでしっかり完飲、完食。久しぶりの飯村タンメン。堪能させていただきました。
総じて…
史上最強のタンメンです。
文句無しに美味いタンメンでした。以前より、更に、更に美味くなってました。
それぞれの素材から引き出した旨味の掛け合わせ。その相乗効果で物凄い丼になっています。是非とも他のトッピングも試したくなりました。
巷にはタンメンが美味いと言われるお店がたくさんありますが、『飯村』さんのタンメンは別格の美味さです。まさに史上最強のタンメンです。
2022/08/07 更新
2020/12 訪問
2020年〆の一杯は、拘りの絶品「麻辣タンメン」
この日から年末年始休みのスタート。2020年最後のラーメンです。久しぶりに『飯村製作所』さんです。オーブン5分前に到着で先客10人ほどです。今年移転したけど、人気には全く影響無しですね。かえって行列するようになった感じです。
ハイテク券売機もメニュー増えました。1日15食限定の「中華そば」にグッと惹かれました。飯村くんの「中華そば」久しぶりに食べたいなぁ〜と思ったんですが、こちら外看板にある通りの「タンメン専門店」です。未食だった「麻辣タンメン」をお願いしました。無料トッピングは、ネギ、ニンニク、ショウガ全部です。
炒め野菜の上に、辛挽肉がドサッと乗ります。チャーシューと味玉は心遣いかな?ありがとうございます。
スープは豚主体の動物系。豚の旨味がガッツリ出てます。辛挽肉とは別に、辣油主体の辛味が加えてあります。辛さは程よく、辛過ぎないので、スープの味が細かい部分まで良く解ります。食べ進める内に、炒め野菜の油や、辛挽肉のコクが加わって、スープが更に美味くなります。他店のタンメンは、鶏ガラ主体のアッサリ系が多いんですが、こちらはスープは動物ガツンと柱がしっかりしてます。そこに更なる旨味が加わって来るんだから、美味いに決まってます。凄いです。
麺は多加水の自家製中太麺。麺肌は滑らかで、モチッとした心地よい。スープがしっかり絡んで、食べ応えもあります。茹で時間は結構長めで、しっかりと茹でてます。店主拘りの自家製麺。更に美味くなってます。
炒め野菜は、相変わらずシャキっとした食感が残ってご機嫌の美味さです。モヤシ以外を先に油通しして、最後にモヤシを加えて、鍋を煽って仕上げてます。この炒め野菜から出る旨味がスープに加わり、更に美味くなります。
久しぶりに食べた『飯村製作所』のロースチャーシューです。相変わらず柔らかくて美味いです。スープに浸すと更に美味いですね。途中から、トッピングのニンニクと生姜で味変します。特に刻み生姜が良い感じですね。生姜ダブルとか出来ないかな?(笑)
味玉です。移転前と作り方変えたのかな?これはこれで美味いんだけど。黄身の感じが良いですね。
タンメンと言ったら酢を加えるのが好きです。と言っても具材食べきるまで忘れていたので、残ったスープに加えてみました。麻辣スープにも良く合います。後味がスッキリします。2020年最後のラーメンは、スープまで完飲完食です。
総じて…
拘りの麻辣タンメンです。
スープ、麺、具材、調理と、全てにおいて拘って作った一杯です。手間を惜しまず、時間を惜しまず、美味いタンメンを作る事に拘ってます。スープ、麺、具材も一手間、二手間かけて、日々作り続けた積み重ねです。良い仕事してると思います。
タンメン好き、辛麺好き、飯村好きの人には、必食の一杯だと思います。2020年の〆に相応しい一杯でした。2021年もよろしくお願いします。
2021/01/06 更新
2020/08 訪問
夏にぴったりの、絶品の「タンつけ」
この日は『飯村製作所』さん。移転後2度目の訪問です。炎天下暑くて行列するのがイヤだから、頑張ってシャッター訪問です。移転前に一度、限定メニューで提供された「タンつけ」が、レギュラーで始まったとの事で訪問しました。
無料トッピングは、ショウガ、ニンニク、ネギの3種類。全部お願いしました。
スープは動物がビシッと効いた、粘度低めの清湯の塩です。つけ汁自体の塩分濃度は少し高めですが、炒め野菜や、麺とのバランスが、計算されたジャストなバランスです。
麺はツルっとした麺肌が特徴の、自家製中太ストレート。ツルプリっとした喉越しと、小麦が香る美味い麺です。つけ汁に浸して麺を啜ると、野菜炒めの旨味との相乗効果。相変わらず美味いですね。
なんと言っても、具材の炒め加減が素晴らしい。しっかり油通ししてから、高温で一気に炒め上げた山盛りの野菜炒めは、迫力満点。シャキシャキっとした歯応えと、絶妙のクタリ具合が同居する完璧な炒め加減です。
スープに野菜の旨味が溶け込んでいます。これこそがタンメンの醍醐味ですね。
久しぶりに戴いた肩ロースチャーシューも柔らかくて相変わらずの美味さ。無料トッピングのニンニク、生姜、ネギも効果あります。特に生姜がサッパリとして、良い感じの味変。美味いですね。
総じて…
絶品のタンつけです。
以前、限定で提供されたのは、確かスープが白湯だったような。ただしこの清湯のつけ汁も、移転以来日々の仕事の結晶のような、美味いタンつけでした。
しかし、飯村君の作るラーメンは、昔から満足度が高いですねぇ。タンメン一杯で、これだけの幸福感を与えてくれるっていうのは、素晴らしい仕事している証拠。我々にとっては、ありがたい事です。
2020/08/28 更新
2020/05 訪問
新装オープンの飯村製作所に、移転後初訪問
味噌タンメンと辛肉
移転新装オープンした『飯村製作所』さんに、満を侍しての移転後初訪問です。青い店です。カッコいいですね。
真新しい券売機がカッコ良いです。現在は、タンメン専門店として営業しています。久しぶりに「味噌タンメン」を注文しました。そして「辛肉」をトッピングします。初体験の「辛肉」です。めちゃめちゃ楽しみです。
厨房をぐるりと囲む、コの字型のカウンター。コロナ対策で、席数は減らしてます。厨房をカウンターで囲むスタイルの内装は、今まで見えなかった調理風景を見せてくれます。店主と気軽にお喋りも出来ますね。良いお店作りましたね。
ネギ、ニンニク、生姜はフルでお願いしました。味玉じゃなくて、茹で卵が存在感あります。飯村くんの新たな武器、「辛肉」トッピングが楽しみです。
豚の濃厚な旨味がパンチあります。ただし、後味は意外にあっさりとした味噌スープです。塩分濃度はジャスト。炒め野菜の旨味が味噌スープに加わります。加えて、ニンニクと生姜のトッピングが効いてます。特に生姜の香りは、食欲を増してくれます。このスープ美味いね。
自家製のやや太めの中太麺。新店になってから麺の販売も始まったみたい。綿肌はツルッと、食感はモッチリ。小麦が香る美味い麺です。いろいろ試行錯誤が続いていたけど、今のところこの麺に落ち着いたのかな?濃厚スープのタンメンには、このぐらい存在感のある麺が良いね。
新たな武器「辛肉」トッピング。辛味はそれほどでも無いけど、しっかり煮込まれて、味が深く染み込んだ豚ほぐしです。スープの濃厚な旨味が更に昇華します。結構なボリュームで食べ応えもあります。これは美味いね〜。
店主自ら中華鍋を振るって炒めた、絶妙の炒め加減の野菜の山。相変わらず見事な炒め加減。味噌スープにも野菜って良く合います。味玉より、味噌スープには茹で卵の方が合いますね。
総じて…
新生飯村製作所の絶品味噌タンメンです。
飯村製作所第三章です。現状はタンメン専門店だけど、今後どんな進化を遂げて行くのかも楽しみです。
遅ればせながら新装オープンおめでとうございます。ちょっと遠くなったけど、通い続けなきゃいけないお店です。
2020/07/19 更新
2025年から麺とメニューをリニューアルしたという『飯村製作所』さんに久しぶりの訪問です。
前回訪問したのは、タンメン専門店からリニューアルした時だから、一年半ぶりぐらいかな?
久しぶりに会った店主さんには、あんまり間開けないで下さいよ〜と言われる始末(笑)不義理してました(笑)
今回は麺ありきのリニューアルのようで、清湯では珍しい極太麺への変更。それに伴ってスープも醤油とか、塩とかが無くなって一本化。相変わらずやる時はやる男だね(笑)
券売機は「中華そば」と「つけ麺」の2種類のバリエーションのみというシンプルな構成。やっぱり汁そばからだろうという事で、「ワンタン麺」を注文します。
15〜20分後に登場したのは並々と張られたスープに、具材たっぷりの大ボリュームの一杯。
スープは薄口の醤油清湯。初動は上質な煮干しが効いてきます。それを支える豚清湯。塩味はそれほど強くないけど、旨味とバランスが絶妙です。飯村くんらしい味わいでめちゃめちゃ美味い。ゴクゴク飲みたくなるスープです。
麺は手揉みの入った自家製極太麺。なるほどこれは茹で時間掛かるわけだね。モッチリ食感で、歯を押し返すような弾力のあって、コシも強い。でもしっかり茹でてあるので、二郎系みたいなゴワゴワ剛麺って訳じゃない。この麺に合わせたスープとの相性も抜群。食べ易くて美味い麺です。
ワンタンの皮は自家製かな?餡の少ない白河系で5〜6ぐらいあって食べ応えも充分。プラス200円なら絶対に付けた方が良いと思います。
チャーシューは釜焼きかな?厚みのあるのが2枚とボリュームありますね。その他具材は、メンマ、海苔、半味玉、ネギと全てが上質。流石の完成度。
スープ、麺、具材とかなりのボリュームで完食すると腹パンパン。これで1,080円は安過ぎる。大満足の一杯です。
総じて…
クラシカルで新しい豚煮干し清湯醤油です。
突き詰めていくと、こういうラーメンになっていくんでしょうか?シンプルに、食べ飽きない一杯。基本は変えずに、常に進化させて成熟させていく。なるほど、間を開けすぎると変わっちゃうんだよね。
当分はこれで行くんだろうけど、いつまた閃いちゃうかわからないから、未食の「つけ麺」も早いとこ戴かないとね。
相変わらず面白いラーメンに猪突猛進。性格出てるなぁ〜(笑)でもこのスタンスは嫌いじゃない。更にブラッシュアップした一杯が楽しみです。ご馳走様でした。