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金時草とたこの湯引き
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だだちゃ豆(とゆずの)真丈
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おつくり
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カモロースト、田楽、カボチャのスープ、もずく
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加賀野菜の炊き合わせ
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スズキの南蛮揚げ
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トウモロコシの炊き込みご飯と赤だし
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トウモロコシの炊き込みご飯
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デザート。ゆずシャーベット。
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壁の看板。
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入口。くぐって左に小さな入口がある。
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お店のメニュー&営業時間など
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金沢に行ったら、やはり懐石の一つも食べたいなと調べていました。そこで、こちらのお店に伺いました。場所は金沢駅からも徒歩圏内、金沢駅からだと、東口を降りて正面の大通りを右手に進んで行くと2つ目の信号のある六枚という交差点があるのですが、そこの角にこちら「町家懐石 六花(ろっか)」さんがあります。お店の名前も金沢の雪をイメージさせる素敵な名前だなぁと勝手に思っています(笑)。
暖簾をくぐると、左にかがまないと入れない小さな入口があります。茶室じゃなくても、にじり口っていうのかなぁ?でも、「にじる」という言葉の意味を考えるとにじり口ではない気がするので、小さな入口としておきます(笑)。
基本的にこういったお店ですので、予約をされて行った方がいいのかなと思います。電話で予約すると、食べられないものなども聞いていただけます(まぁ、私はなんでもOKですが)。大将のお話によると、空いていれば予約なしでふらっと来る人もいるけど、一見さんでふらっと来る人はあまりいないですねと笑顔でおっしゃっていました。表にも予約優先と書いてありました。そうでしょうね(笑)。
ちなみに、お店の表にも書いてあるのですが、料理はコースのみです。
★お昼は★
4000円と6000円の2種類のコース
◎夜は◎
8500円、12000円、おまかせ の3種類のコース
があるようです。
私は、せっかくなので昼の6000円のコースをお願いしました。
料理は1つ1つ丁寧に作られており、説明してくれながら頃合いを見て出してくれます。残念ながら料理の名前を正確にすべて記憶しているわけではないので、そこはご容赦いただき、写真とコメントで雰囲気を味わっていただきつつ、実際に訪れていただければなぁと思います♪
先付けは、
金時草とたこの湯引き
金時草は初めて食べました。葉の裏が紫色をしており、シャキっとした歯ごたえ。何やら粘りが出ており、何だろうと思っていたのですが、あとで調べるとこの植物は茹でると粘りがでるらしいです。へぇー。酢の物や天ぷらにして食べる加賀野菜だそうです。ポン酢ジュレ?が添えられておりさわやかな夏らしい一品でした。
次に、
だだちゃ豆(とゆずの)真丈
これまた上品な味でした。私は、結構だだちゃ豆が好きなのでおいしいな♪と思いました。真丈(しんじょ)とは、海老のすり身を昆布だしや卵白ですりのばして味付けして仕上げたもので、お吸い物に良く合います。上におそらくゆずと刻んだだだちゃ豆が添えられているようで、風味豊かでした。
おつくりは、
あおりいか、甘エビ、バイ貝、しろがれい
とおっしゃっていたように思いました。違ってたらすいません。どれも新鮮で、大将が「いいものだから、おいしいと思う」と冗談を交えながらお話ししてくれました。確かに新鮮でどれもプリっとして甘く、おいしかったです。
次に、
もずく、カモのロースト、大根の味噌田楽、かぼちゃの冷製スープのセット
もずくはさっぱりとして夏らしく、カモ肉をそんなに頻繁に食べませんが、カモ肉はジューシーで風味があっておいしかった。大根はさっぱりしていて、かぼちゃは濃厚で甘かったです。
加賀野菜の炊き合わせ
なす、トマト、豆が入っており、上に刻んだしょうががピリッとアクセントを加えています。豆は加賀つる豆?豆は歯ごたえが残してありシャキシャキしていました。トマトはお湯で通してあるのかなぁ。甘くてこれもおいしいトマトでした。
スズキの南蛮揚げ
こちらは、素揚げした?スズキにとろみのある甘酸っぱいあんかけがかけられたお料理です。ジャガイモ好きの私としては、魚もさることながら、この芋がおいしくて♪上のカイワレ大根やちょっとだけ振ってある唐辛子がピリッと料理を引き締めています。一番好きだったかも。
次に、
トウモロコシの炊き込みご飯と赤だし
私は、あまりトウモロコシの炊き込みご飯を食べた経験がありませんでしたが、いろいろ調べてみると、トウモロコシを炊き込みご飯にする例はなくはないようですね。トウモロコシは炊き込む前に火であぶってあるんだと思うのですが、香ばしくておいしい。そして、トウモロコシの甘味がご飯に染み出してきているのか全体としてふんわりとした甘みのあるご飯でした。
赤だしはこの時期なので花ミョウガでしょうか?実をいうとあまり好んで食べる食材ではないのですが(笑)、香りがあっておいしかったです。香の物はきゅうりのお漬物と昆布の佃煮かな。
最後にデザート
ゆずシャーベットに青梅のジュレ添え
ジュレはさわやかでおいしく、ゆずのシャーベットは、そこら辺のものとは別物です。あらごししてあるのか、ゆずの果肉を舌でざらっと感じることができるシャーベットです。これも手間がかかっています。そして、シャーベットの下には上品な甘さの(大納言)小豆が入っており、ご一緒にお召し上がりくださいとアドバイスがありました。
以上が今回、いただいたランチの6000円のコースです。安いか高いかは人の価値観だと思うのでコメントしがたいところではありますが、地元の魚介類や加賀野菜をふんだんに取り入れた懐石料理はどれも手が込んでいておいしかったです。
お店も町家懐石という名前のとおり、雰囲気のある建物で素敵でした。また、大将の宮田さんは、関東出身の方のようですが、京都で18年間も修行をした方だそうです。18年ってなかなかすごいと思いました。そして、修行先はどうやら京都の吉兆さんのようです。料理を食べながら大将の宮田さんとお話をさせていただきましたが、職人気質でありつつも、気さくな感じで、私のような、いかにも観光客(笑)にも優しく話しかけてくれ、「どこに行きましたか?」などとお話しをしてくれたりとてもいい雰囲気で食事をすることができました。私も近くに住んでいるなら、この優しい雰囲気に誘われて何度も来てしまいそうですね。また、修行に来ている若手の方もおり、その方とも少しお話をしましたが、夢に向かって一生懸命に励んでいる感じで、私もあらためて自分の仕事をちゃんとしなきゃなと思いました。
また、女将さんも凛として素敵な方で、私が料理の写真を撮ってもいいですか?と聞くと、笑顔で快諾してくれました。全体的にこちらで働く方々は温かい雰囲気でおもてなしをしてくれて、観光客でも疎外感(笑)をあまり感じず、居心地が良かったです。
シンプルであまり多くを語らない寡黙なホームページ(笑)もあるので、良かったら参照してください。
http://rocca-kanazawa.com/index.html
金沢でよいお店に出会いました。ごちそうさまでした。