supreさんが投稿したレストラン マノワ(東京/恵比寿)の口コミ詳細

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supre (男性・東京都)

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レストラン マノワ広尾、恵比寿/フレンチ、レストラン

1

  • 昼の点数:4.4

    • ¥10,000~¥14,999 / 1人
      • 料理・味 4.4
      • |サービス 4.2
      • |雰囲気 4.2
      • |CP 3.9
      • |酒・ドリンク 3.8
1回目

2022/04 訪問

  • 昼の点数:4.4

    • [ 料理・味4.4
    • | サービス4.2
    • | 雰囲気4.2
    • | CP3.9
    • | 酒・ドリンク3.8
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

クラシカル過ぎない満足度の高い美味しいランチ

先日、元同僚の友人とこちらのフレンチに行ってみました。「レストラン マノワ(restaurant MANOIR)」さん。お店は明治通り沿いにあるのですが、最寄り駅とされる日比谷線の広尾駅からも恵比寿駅からも徒歩10分程度はかかると思います。私はここら辺も徒歩でフラフラ歩いていますが、なんとなーく恵比寿の方が少し近いかも?と思いました。私たちは広尾駅で待ち合わせてそこから二人で歩いて行きました。

広尾はご存知のとおり、フランス大使館が近いので、結構、食にこだわりがありそうな外国人がたくさんいそうなエリアでしょうか。そのほか、ドイツやパキスタンの大使館もあるなど、基本的に街を歩けば外国人に当たる(笑)ような感じのエリア。それはさておき、こちらのお店ですが、食べログフレンチTOKYO百名店2021に選ばれており、The Tabelog Award では、4年連続でBronzeを受賞しているので人気店です。とはいえ、予約が凄く取りにくいということもないので、いいなぁと思っています。ちなみに、こちらはジビエ(狩猟で得た天然の野生鳥獣の食肉)を使ったお料理に定評があるフレンチです。

まぁ、フラっと行く感じの店ではないので、例によって私が3週間くらい前に予約しておきました。ランチもいくつかコースがあるのですが、我々はコスパも大切にしている(笑)ので、以下のコースを選んでみました。ちなみに、これにサービス料10%がランチでも乗ります。その分、サービスはとても丁寧な感じでした。

前菜、本日のお魚料理、お肉料理、デザートの4皿構成のコース 6600円
※前菜、お肉料理、デザートを1皿づつ、お好きな物をお選び頂けます。
※本日のお魚料理だけ1種類のみ、当日入荷するお魚となります。

をお願いしておきました。メニューは月替わりなのか、週替わりなのか、分かりませんが、6000円台のコースとしてはかなりいろいろな選択肢が用意されていました。まずはそれに驚き。それぞれ食べてみたいものを選択することにしました。私は、

北海道・蝦夷鹿のテリーヌ 山梨県・芦安のリュバーブのコンフィチュールと共に
Terrine de chevreuil de Hokaido accompagnée de confiture de rhubarbe d’Ashiyasu

※このコースは前菜1品ですが、1100円追加で支払うとさらに前菜をもう1皿追加できます。

メインは、お魚料理は一種類しかないので選択はないのですが、肉料理は、6種類ありましたが、私は、本日のお肉料理を選択しました。

本日のお魚料理
poisson du jour

本日のお肉料理
Viande du jour

を選択肢、デザートは

マノワの紅茶のバスクチーズケーキ キャラメルアイスクリームと共に
Gâteau au fromage basque au thé accompagné de sa glace au caramel

※デザートを3種のチーズの盛り合わせに変更することもできますし、550円支払うと、デザートをもう1皿追加できます。

食後のお飲み物(コーヒー・紅茶・ハーブティー)
※付いてます。

をお願いました。

ワインは、結構、いいワインも置いているようでしたが、ペアリングというか、グラスでいくつかある選択肢からワインを選べるのがあったので、それをチョイスしました。3種3300円、4種4400円、5種~5500円と書いてありました。私は、昼間っから深酒はいかんと思っているので、ランチはグラスで最大3杯まで(笑)とルールを決めているので

デギュスタシオン デュ ヴァン(3種) 3300円
Degustation du Vin


をお願いしました。ワインは、スタートする時に、ソムリエさんが、何をどういう順番で出すか?という酒種の確認をしてくれます。選択肢は泡、白、赤などがあり、泡、白、赤、でもいいし、白、白、赤でも何でもいいみたいです。私は、相手がいる時は泡と言いたいところですが、今回は白、赤、赤の3種類をお願いしました。それぞれ、どんなものがあるか?という問い合わせやイメージを伝えると、ソムリエさんが、出してくれます。隣のテーブルの女子会はズラーっとボトルを並べて選んでいました。そういうのもあり。

最初に私は、白ワインをお願いしたのですが、オーナーソムリエの中村さんが担当してくれました。私は、白と言ったらリースリングなので、あるか確認したところ、快く出してくれました。

リースリング グラン クリュ ケフェルコプフ 2017
Riesling Grand Cru Kaefferkopf Paul Bruckert


を出してくれました。これはポール ブルケールという作り手のワインです。知りません(笑)。アルザスはどの作り手がいいとかあるのかね・・・。そこらへんの店に並んでいるという意味では、トリンバックとかヒューゲルが日本では多く出回っている気がする。私もエノテカでたまに買って飲んでます。ヴァインバッグとかダイスはちょっと高い印象はあるかな?でも、全体的にアルザスワインは手頃かも。これもネットで見たら1本3000円から3500円くらいです。この生産者の物を飲んだのは初めてでしたが、美味しかったので、ネットで購入しました♪ちなみに、グランクリュケフェルコプフと書いてありますが、これはまぁ、簡単に言うとアルザスにある区画の一つです。アルザスではグランクリュと名乗れるのが全部で51あります。さすがに全部暗記している人は凄いと思います。私は、覚えてない(笑)。でも、ケフェルコプフは、ソムリエさんやワインエキスパートは一度は暗記していると思う。直近にグランクリュになった区画ですし、通常、アルザスのグランクリュは、リースリング、ゲヴュルツトラミネール、ピノグリ、ミュスカの4品種しか使えないと決まっているのですが、ケフェルコプフは、アルテンベルグ・ド・ベルガイムとゾッツェンベルグと並んで違う品種を使える数少ないグランクリュです。どこの試験も例外が必ず出る(苦笑)。まぁ、これはリースリングの単一でした。アルコール度数は13%で結構、輝きのある黄色っぽい色でブドウの成熟度もあって美味しい。ドライな辛口ワインです。柑橘やミネラルもあるけど、白っぽい花のようなエレガントなニュアンスもあるいい感じのリースリングでした。スワリングすると特徴香のぺトロールがあったので、あぁ、リースリングだねって分かりやすい感じだと思います。リースリング好きの人にはオススメかも。

さて、お料理行きましょう。白ワインを飲みながら前菜を食べます。前菜は、北海道・蝦夷鹿のテリーヌ 山梨県・芦安のリュバーブのコンフィチュールと共にを選択しました。さすがフレンチ料理の名前が長い(笑)。絶対、紙に書いてなかったら覚えられてない。私は、結構、テリーヌ好きかもしれません。自分でも作りたいなぁ。そうそうこちらはジビエに定評のあるお店なので、テリーヌも蝦夷鹿です。個人的には、蝦夷鹿はジビエの中でもそこまでクセが強い方ではないので、食べやすいと思います。味的には、ちょっと野性味があって、鉄っぽさがあるかもしれない。でも、臭みとかは全然なくて、やっぱりプロだなと思います。野菜もシャキシャキ。ソースはリュバーブのコンフィチュールだそうです。リュバーブは自分ではあんまり買わないけど、先が紫色したフキみたいな草ですかね・・・。たぶん、コンフィチュール(ようはジャムですな)みたいにして食べるのが普通では?甘酸っぱい感じで、初夏を感じさせる美味しい料理でした。最初から、うまーってなってしまった(笑)。美味しい。

パンは、バターとともにバゲットが提供されています。ほんのり温かくされており、外はカリっとしており、中はふっくら。これはどこのなんだろう・・・。自家製?風味も良くて美しかった。食べ終わると、サーブの人がすーっと来てくれて、「パンのお代わりはいかがですか?」と来てくれました。素晴らしい。メインが下がるまではパンは何回でも持って来てくれます♪あんまりレストランでパンを食いまくることはないんだけど、私は、2回お代わりをもらいました。それくらい美味しいパンでした。

次は、本日のお魚料理ですね。名前はやっぱり長いのがあったような気がするのですが、忘れました(笑)。その日は、真鯛が入ったということで、真鯛をポワレした物でした。ソースは何を煮詰めたのか(説明を受けた気もするが)、かなり濃厚で出汁の効いたソース。炙られたエシャロットみたいなのと、カイワレ?乾燥エビなどがのっていました。表面はカリっとして、中はふっくら。美味しかったです。ソースも美味。何やかんや言ってもフレンチってソースが凄い気がする・・・。

魚料理を食べながら、私は、赤にチェンジ。ピノノワールをお願いしました。ピノノワールはとにかく上を見ると常人には購入できないのがたくさんありますが、安くて美味しいのをソムリエさんが出してくれるかも?と思って頼んでみました。

ブルゴーニュ・コート・ドール ピノ・ノワール レ・ヴォー 2018
PIERRE-HENRI ROUGEOT
Bourgogne Cote d’Or Pinot Noir Les Vaux


ですね。ブルゴーニュは、ランクが明確なんで、分かる人は見てすぐ分かりますが、高いワインではないです(当たり前ですが・笑)。ブルゴーニュA.O.C.はランクが4つに分かれてます。レジョナル(地方名)、コミュナル(村名)、プルミエクリュ、グランクリュです。簡単に言うと、地方→村→畑という感じでどんどん範囲が狭くなっていって、その区画だけを使うとそれをラベルに書けて、高くなってくって感じです。例えば、ジュヴレ・シャンベルタンという村がありますが、そこの村のブドウならジュヴレ・シャンベルタンと書けます。そして、その中でもクロ・サン・ジャックという畑なら、村の名前に加えて畑の名前も書けるし、クロ・サン・ジャックはプルミエクリュなので、プルミエクリュと書けるというシステムです。これは当然ですが、レジョナルです!!コートドールは、ブルゴーニュ地方のコート・ド・ニュイとコート・ド・ボーヌ辺りのことです。つまり、その辺の村のブドウという意味か。その南にシャロネーズ、マコネ、ボージョレがあります。味的には思ったよりもずっと美味しいです。フランスらしい落ち着いた感じのふんわりとした樽香と赤系果実の風味。タンニンは少なめで渋くはない感じで、酸はほどほどって感じかな。アルコール度数は13%ありました。ネットには売ってなくて、どうやらこれはマノワさんが自分で輸入しているやつなのかな。ピノは安い物の中で良い物、ある程度納得できる物を見つけるのが難しいからソムリエが自分で調達しているのかもしれません。同じクラスをネットで買うとすると、ほかの作り手でも4000円前後はするかもしれませんね。結構、気に入りました。

メインのお肉料理は、結構、いろいろ選択肢がありました。うずら、イベリコ豚、牛、いのしし、ひぐま、蝦夷鹿のお料理から選択という感じでした(笑)私は、本日のお肉料理とメニューに書いてあった蝦夷鹿のローストを選択しました。今日は蝦夷鹿祭り(笑)。お肉の感想は、テリーヌの時と同じで野性味と鉄分がやや多めな赤身肉という感じの印象ですが、ローストなので、より肉食ってる感があっていいですね♪ソースは蝦夷鹿のフォン(だし汁みたいなもんですかね)とともに、赤ワインやビネガー、黒胡椒などを使ったポワヴラードソースみたいです。それこそベリー系のジャムみたいな酸味と甘さがあって美味しいソースでした。やっぱりフレンチはソースが凄い・・・。

最後にワインは、赤をもう一杯。カベルネとかもあるという話でしたが、ジビエにはローヌのシラーが鉄板マリアージュという感じもあり、店員さんもシラーがあり、オススメしてくれましたので、それにしてみました。

サン・ジョセフ・ルージュ2016
SAINT JOSEPH 2016


をお願いしてみました。サン・ジョセフは北部ローヌのA.O.C.ですね。北部ローヌだとコート・ロティとかエルミタージュとかが有名かなーと思いますが、サン・ジョセフは北部ローヌでは大きな産地です。ようは収量が多いので、価格はそんなにバカ高くはならない産地かもしれない。ローヌ川の右岸に沿って細長い産地。ティエリー・アレクサンドルという生産者の物のようで、ネットで見たら5500円もするみたいです!?結構、高いな(笑)。あんまり本数作ってないみたい。私は、元々シラーが結構、好きなので興味があったんですが、美味しいです。蝦夷鹿の野性味にシラーのベリーっぽい果実味のほか、生肉っぽさとかスパイシーさが合っている気がします。たぶん蝦夷鹿と方向性が似ているんだと思います。酸味もタンニンも程よい感じで良かったです。アルコール度数は12.4%と書いてありました。コラージュやフィルターをしてないらしいです。これも結構、当たりな気がします。3300円のペアリング的なやつで、3本飲んで3本ともいい感じのが出て来るというのはなかなかないので、さすがと思いました。こだわってワイン選んでるんでしょうね・・・。

最後にデザートですが、マノワの紅茶のバスクチーズケーキ キャラメルアイスクリームと共にですね。なんか最近、やたらバスクチーズケーキ食ってる気もするが(笑)。さっくりスプーンが入る感じのスフレっぽい食感。表面は火が入って香ばしく、中はしっとり。こちらの物もどちらかというとスフレ感が強い感じ。見た目も美しいですね。

食後のお飲み物は、コーヒー、紅茶、ハーブティーが選べましたが、凄いいろいろ種類がありました(笑)。メニューを見るとビックリです(笑)。私は、フォルテというコーヒーを選択しました。どちらかというとメニューに書いてある★印のとおり、落ち着いた感じのコーヒーで、角がない感じでした。

店内の様子ですが、昼間でもわりと落ち着いた照明な感じで、雰囲気があります。白いクロス、ブラックの深めの椅子でクラシカルな感じの店内。ちょっと肩肘張る人もいるかもしれません(笑)。席はテーブルとカウンター席がちょっとだけありました。客層は我々のような2人組のほか、女子4人組とか女子3人組とか、思いのほかカップルではなく、女子会が多いのは意外でしたが。荷物カゴもありました。上着などは預かってくれます。お会計はテーブル会計でクレジットカードOK。前述のとおり、サービス料が別途10%ランチでもかかりますが、とても品よく丁寧な接客をされていました。鍛えられてますな。

ごちそうさまでした。良いお店でした。6600円でこれだけしっかりしたお料理がランチで食べられるのかという感じです。しっかりしたフレンチでした。ワインも美味しかったし、満足度が高かったです。今度は、もっと高いコースとかディナーとかも試してみようかな。良かったらどうぞ。

  • 北海道・蝦夷鹿のテリーヌ 山梨県・芦安のリュバーブのコンフィチュールと共に

  • アップ

  • Riesling Grand Cru Kaefferkopf 2017 Paul Bruckert

  • パンも美味しかった

  • 本日のお魚料理(真鯛)

  • アップ

  • Bourgogne Cote d’Or Pinot Noir 2018 Les Vaux

  • 本日のお肉料理(蝦夷鹿)

  • アップ

  • SAINT JOSEPH 2016

  • マノワの紅茶のバスクチーズケーキ キャラメルアイスクリームと共に

  • アップ

  • コーヒー(フォルテ)

  • 砂糖(見れば分かる)

  • テーブルセット

  • メニュー1

  • メニュ-2

  • ドリンクメニュー

  • 次回は高い方いってみよう!

  • ドリンクメニュー(さらに飲む?)

  • ワインのコース

  • 食後の飲み物が豊富

  • 看板

  • 外観

2022/05/08 更新

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