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Antipasto misto(前菜盛合せ)
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アップ
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カヴァ
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パン
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オリーブオイル3種
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pasta fredda(冷製パスタ)
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アップ
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フルーツパスタです
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secondo piatto(肉料理)
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アップ
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パン2
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pasta del giorno(本日の温かいパスタ)
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アップ
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Dolce e caffe(デザート&カフェ)
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アップ
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メニュー
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ノンアル
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先日、国立新美術館にピエール・ボナール展に行って来ました。オルセー美術館からたくさんのボナールの絵画が日本に来ており、見応え十分。何年か前に三菱一号館美術館でもボナール展がやっていましたが、それ以上に良かったかと思います。ボナールの画業をたどることができる素敵な展覧会でした。そんなとき、ランチで伺ったのがこちら、「オッジ ダルマット 西麻布店 」さん。六本木駅からは徒歩10分弱はあるかと思います。西麻布の交差点からすぐのところにお店はあります。以前、小泉元首相がブッシュ大統領と会食した「権八」さんという居酒屋の近く。また、私も行ったことがある和食の「眞由膳」さんの目と鼻の先にお店はありました。
こちらですが、ランチは完全予約制です。2部制になっており、11時30分からの一部と13時30分からの二部に分かれているみたい。詳しくはホームページを見てみて下さいな。
http://www.dal-matto.com/
私も当然ならがお店の流儀に従って予約して伺いました。来週ボナール展行こう・・・と思ったので、1週間前に予約した感じです。
さて、私は
シェフおまかせランチコース 4104円(税込)
スプマンテ(飲み放題) 1080円(税込)
を注文しました。スプマンテは店員さんに確認したところ、ラ・ロスカ ブリュット(スペインのカヴァです。)だと教えてくれました。これは2014年にベルリン・ワイン・トロフィー銀賞を受賞したスパークリングワインで、パレリャーダ、チャレッロ、マカベオをバランスよくブレンドし、伝統的な瓶内二次発酵で最低9カ月の熟成を経てリリースされるそう。豊かな泡、青リンゴを思わせるフレッシュな果実の香り云々と説明されておりますが、正直言うとホテルとかの飲み放題のスパークリングワインでよく見るやつですね。キリンが輸入してます。ボトル1000円弱なので、少ししか飲まない(飲めない)人はお店にたくさん寄付することになりそうです(笑)。
さて、それはいいとして
Antipasto misto(前菜盛合せ)から始まります。これは週替わりでいろいろ変えているみたいなのですが、その日もいろいろなものが載せられていました。基本的には魚介4種にプラスして野菜が載っているそうです。鰹の藁焼きタリアータやアカイカのアラビアータ等はなかなか美味しかったです鰹には米のソースがかけられていました。そのほか、タケノコのようなものに炭をまぶしたもの、蕪にツナマヨのようなソースがかけられたもの、セロリ、栗の赤ワイン煮込み、ヤーコン、香ゴボウのズッパ、中央にあるのはカボチャの冷製スープとビスコッティです。いろいろなものがちょっとずつあって、とても楽しいお料理。店員さんは滑らかにすべてを説明してくれましたが、とても数が多すぎて覚えられないね(笑)。なかなか素材も味付けもこったもので美味しかったです。
途中でPANE(自家製パン)も提供してくれました。最初はローズマリーのフォカッチャ。次に15穀を使った米のパンが提供されました。どちらも美味しかったのですが、私は後者の方が好み。また、こちらはオリーブオイルを3種類提供してくれます。右からマイルドで左に行くほどスパイシーな味わいとのこと。実際、並べてつけてみると、全然味が違います!オリーブオイルを食べ比べたのは初めてですが、こんな体験ができるのもこちらのお店ならでは?ちなみに、私は一番左のスパイシーで青臭い感じのオリーブオイルが一番好きでした(って私のレビューをよく読んでいる方は私の好きなオリーブオイルの味わいをもうご存知かもしれませんが)。
次に、pasta fredda(冷製パスタ)が提供されました。これは山形県産のバラードという洋ナシらしいです。糖度が18パーセントもあるものを使っているらしく、凄い甘い!!ビックリしました。上にはトニックウォーターのジュレ(ちょっと苦い)と菊の花びらが添えられています。中にはトマトの冷製パスタが隠れています。パスタはカッペリーニかもしくはちょっと太い印象もあったので、スパゲッティ―二かもしれません。どちらにしてもしっかりとアルデンテを維持しており、とても美味しい♪こちらはこのフルーツパスタが大人気であり、お店の看板メニューでもあるらしいのですが、看板に偽りなく美味しいパスタでした。
さらに、secondo piatto(肉料理)へと続きます。その日は栃木県産アサノ豚の低温ロースト、天然茸添えでした。ジロール茸など3種類のキノコが入っていると店員さんが説明していたと思います。豚肉は部位を変えて2か所提供されていました。やさしい脂の味で美味しい豚肉。厚みもしっかりあるので食べ応えもあります。岩塩と柿のソースがプレートに置かれており、これで味をつけて食べると言っていましたが、お肉の下にはアンチョビベースのソースがしっかりあるので、味は結構はっきりしております。したがって、岩塩や柿のソースは味変ですね。ただ、お肉についてですが、隣の人には山形県産の米沢豚と説明していました。はて、ランチの途中でお肉の産地が変わっちゃうこととかあるのかなぁ・・・。私と違う店員さんが説明をされていましたが、若干の不可解さを覚えつつも、まぁ、美味しいからいいかと思った今日この頃(いろいろ注意深く聞き耳立てててすいません。)。
そこから、ラストのpasta del giorno(本日の温かいパスタ)へと続きます。本日の〆のパスタはお腹の減り具合に合わせてお好みの量で大・中・小で用意してくれます。その日のパスタは山口県産のブランド鶏の肉を使用したラグーソースビアンコのパスタ。パスタは断面が楕円形だったので、リングイネですね。他のロングパスタに比べると、弾力があり、モチモチした食感が楽しめるパスタと言われていますが、最初の冷製パスタと比べるとかなり弾力感があります。ラグーソースとも良く絡んでいると思います。表面にはチーズとトリュフがふんだんにかけられています♪秋の味覚って感じですねー。贅沢な一品です。私は中でお願いしましたが、大でも十分行けそうな量でした。
最後に、Dolce e caffe(デザート&カフェ)ですが、リコッタチーズのベイクドチーズケーキでした。表面にはメレンゲを砕いたものがかけられております。正直なところ、スイーツにうるさい私としては、別に普通でした。まずくはないけど、別にうまくもないです。甘ったるすぎて食べられないということはないですし、普通にカフェで食べるなら、まぁまぁ満足できるレベルのベイクドチーズケーキではなかろうかというレベルですね。カフェはコーヒー、紅茶、カフェラテから選べると言っていたように思いますが、私は珍しくカフェラテにしてみました。
店員さんの接客は丁寧だったと思います。スパークリングワインはラ・ロスカではありますが、定期的につぎに来てくれていましたし、おかわりしにくい雰囲気はないと思います。私もとりあえずは勧められたので2杯は飲みましたが、ぶっちゃけそこまでラ・ロスカに思い入れはないかな。個人的にはカヴァならジュヴェ・カンプスとかグラモナを飲みたいであります。まぁ、グラス1000円では提供している店はないかもしれない・・・。あったら教えて下さい。行きたいので。あと、スパークリングワインを注文してくれた人には赤ワインや白ワインを500円で提供してくれるそうです。ボトルを見せてくれましたが、この後、行くところもあったので、深酒する訳にもいかずやめておきました。こういうとき飲める人って羨ましいなと思います。ラベルやヴィンテージは控えてませんので、ワインの種類は店に聞いてくださいませ。まぁ、おしてはかるべしではありますが。
荷物カゴはありました。ハンガーは壁にはないですが、こちらも当然ながら預かってくれると思います。夜はテーブルチャージが500円。個室料は3000円らしいです。お昼もクレジットカードが使えました。ファミリーもおり、子供さんにはそれ用のメニューアレンジも考えてくれるようなことがホームページにも書いてあるので、やさしいお店だと思います。
お店の雰囲気は半地下みたいなところにあるので、昼でも薄暗く雰囲気があります。店内はカウンターはちょっとだけしかなく、ほとんどはテーブル主体の席配置ですね。個室ってのが何を意味しているのかは分からなかったのですが、見た感じだと店内に配置されたテーブルと半個室みたいなのがあるように見えました。あれが個室なのかな?それとも完全個室も別にあるのだろうか。
店員さんの料理の説明は少なくとも私に対しては非常に丁寧でした。若干、何かのライターじゃないかと店員さんが警戒されているようでしたが、まぁ、正解っちゃあ正解ですかね(笑)。大丈夫です。私は、勧めたい店以外は基本的に書きませんので。
ごちそうさまでした。丁寧に作られたお料理。個性的な食材。さすが、西麻布という地代の高いところで10年以上営業されているだけのことはありました。これならディナーもちょっと興味ありですね。一人では無理そうだから誰かスカウトしなきゃね(苦笑)。