supreさんが投稿したペルー料理 bepocah(東京/原宿)の口コミ詳細

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supre (男性・東京都)

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ペルー料理 bepocah明治神宮前、外苑前、原宿/ペルー料理、中南米料理

1

  • 夜の点数:4.1

    • ¥8,000~¥9,999 / 1人
      • 料理・味 4.2
      • |サービス 3.7
      • |雰囲気 4.0
      • |CP 3.7
      • |酒・ドリンク 3.8
1回目

2023/08 訪問

  • 夜の点数:4.1

    • [ 料理・味4.2
    • | サービス3.7
    • | 雰囲気4.0
    • | CP3.7
    • | 酒・ドリンク3.8
    ¥8,000~¥9,999
    / 1人

オシャレエリアにあるイノベーティヴなペルー料理店。ミシュランガイドビブグルマン7年連続。食べログ アジア・エスニックTOKYO百名店2023&2022@明治神宮前

先日、友人と一緒に近況でも話そう的なことになり、こちらのペルー料理のお店に行ってみました。「ペルー料理bepocah(ベポカ)」さん。何が食べたい?と聞いたところ、たまにはエスニックな物!?ということで、私がこちらを予約しておきました。東京メトロ千代田線明治神宮前駅から徒歩9分くらい。東京メトロ銀座線外苑前駅3番出口から徒歩10分くらいでしょうか。決してアクセスが良いとは言い難いですが、オシャレなお店がチラホラあるエリアかもですね。ミシュランガイドビブグルマン2023にも選ばれていますが、なんと7年連続だそうです。食べログ アジア・エスニックTOKYO百名店2023と2022年に選ばれています。

神宮前は。例によって、私が予約しておきました。こちらはホームページ(というかTableCheckのページ?)があり、そちらから予約ができます。私も結構利用していますが、TableCheckはお店の空き情報とかが割と見やすいので便利です。アプリは評判悪い(笑)ですが、ネットでも良いのでは?駅待ち合わせにしようかとも思ったけど、店にしておきました。
https://www.tablecheck.com/shops/bepocah/reserve

席のみ予約とかもできるのですが、さしあたり、初めてだったので、一番リーズナブルなコースを予約しました。「もっと高いコースでもいいよ。」とは言われていたのですが、やっぱり最初はこのくらいの値段のコースでどれくらい満足度があるかを試したい私(笑)。ただのレビュアー魂かもしれませんが、安くて満足度が高かったら最高!だし、高いコースにしたとき、どのくらい満足度がアップするかの振れ幅確認もできますしね。ちなみに、テーブルチャージが1組500円かかるのと、ワンドリンクは注文するってことみたい。まぁ、そんなに高いハードルではないか。

私たちは

デグスタシオンAコース 6000円(税込み)

を予約しておきました。これ以外には、基本的に

デグスタシオンBコース 8800円
スペシャル・デグスタシオンコース 11000円

があります。そのほか、クリスマスなどは別途、違うスペシャルコースが設定されているみたい。詳しくはテーブルチェックのページを見てみて下さいな。

さて、我々の頼んだ、デグスタシオンAコースですが、これその物は何が出てくるのか予約の時点では分かってなかったのですが、ペルーから輸入した食材と厳選した日本の食材を使った本格的なペルー料理をベポカのシェフのスタイルでお楽しみいただけるスタンダードなコースと書かれていました。コースの内容は以下のとおり。

ーENTRADAS FIRIAS(前菜)ー

CEBICHE DE PESCADO
Seasonal fish Ceviche
旬の鮮魚のセビチェ

PAPA A LA HUANCAINA/SOLTERITO DE QUINUA/PULPO AL OLIVO
Appetizer Sampler (3kinds)
冷たい前菜の盛り合わせ(3種類)

ーENTRADA CALIENTE(温菜)ー

ANTICUCHO DE CORAZON DE RES/BONITO SELLADO A LA PLANCHA
Grilled beef heart OR seared bonito, Marinated in Aji Panca peppers, red wine vinegar,cumin
国産牛ハツまたは、カツオの鉄板焼き

ーSOPA(スープ)ー

SOPA DE FREJOL CANARIO Y ESPINACA
Canary beans and spinach soup
カナリオ豆とほうれん草のスープ

ーPRIMER FONDO(メイン1)-

Aji de CALLINA
Chicken breast, aji Amarillo peppers, Milk, Parmigiano Reggiano and pecan nuts stew
親鳥のスープで仕込んだ若鶏の胸肉、「アヒ、アマリ―ジョ」とうがらし、ミルク、チーズの煮込み

ーSEGUNDO FONDO(メイン2)-

SECO DE RES DE "WAGYU", ESTILO ”DONBURI"
Wagyu beef (A5 rank) and cilantro stew, on top of rice
黒毛和牛(A5 ランク)とコリアンダーの煮込み ライス付き

ーPOSTRE(デザート)ー

Helado de lúcuma | Sorbete de aguaymanto
Lucuma ice cream OR Aguaymanto sorbet
「ルクマ」アイスクリームまたは、「アグアイマント」ソルベ

でした。最初に何を飲もうかな・・・。ペルーのお酒というとピスコという蒸留酒かビールのどっちかかな?とイメージしていましたが、あんまり強いお酒は飲めない(飲まない)ので、気楽なビールにしてみました。

Cerveza Cusqueña Trigo
セルベサ・クスケーニャ・トリゴ 小瓶 900円


をお願いしました。これはペルーの有名なビールらしい。それほどそこらへんの店に出回っているって印象はないか。これは小麦を使った白ビールですね。ヴァイツェンとかと同じ方向性でしょうか。軽めでフルーティーな感じの味わいだと思います。私は、比較的白ビールが好きなのでこれをチョイス。1瓶330mlでアルコール度数は4.8%とかだったかな。軽いと思います。クスケーニャは、クスコの娘、トリゴは小麦の意味です。瓶の表面下の方がゴツゴツしていますが、これは世界遺産クスコの石垣をイメージしているそうです。ほうほう。

さて、お料理にいきましょうか。最初は、前菜ですね。旬の鮮魚のセビチェですね。ペルーの代表的なお料理です。西洋料理的にはカルパッチョに似ているのですが、マリネ液に酢ではなく柑橘系果実の果汁を使っているのが特徴ですかね。その時の旬の魚を使用したカルパッチョ。本日の魚は、ヒラメだと説明していました。キーライムというスダチのような果汁とコリアンダーソース、唐辛子でマリネ。表面には、ペルーのトウモロコシ2種類。そして、甘く煮たサツマイモがのせられていました。マリネ液もスプーンで召し上がって下さいとのことでした。酸味が効いていてなかなか美味しい。何だろうタイ料理などアジアンなどの印象もありますね。トウモロコシも食感が違って面白い。

ワインでも飲もうかな?と思いグラスワインを注文。通常はグラス白はチリ、ペルー、アルゼンチンを用意しているらしいのですが、その日はチリは売り切れだったみたい。やっぱり、この中だとやっぱり一般人にはチリのイメージが強いか?とりあえずサーブの方にそれぞれのイメージを一応聴取した後、アルゼンチンの白ワインを注文してみました。ブドウはトロンテスですね。

LUIGI BOSCA FINCA LA LINDA TORRONTES
ルイージボスカ・フィンカ・ラ・リンダ・トロンテス グラス 800円


ですね。ちょっとヴィンテージを見て来るのを忘れちゃったのですが、若いフレッシュな感じの白ですね。ネットで見ると1本1500円くらいなので、テーブルワインです。値段的にも飲食店で出したらこんなもん?トロンテスって一般の方はあまり手に取らないかもしれませんね。アルゼンチンは赤と言ったらマルベック。白と言ったらトロンテスのイメージがある(私見)。もちろん、作付面積的にはもっと多い白品種もあるみたいですが、ワインエキスパートとかのティスティング試験に出たことがあるくらい有名な白ブドウではあります。色的に透明感があるグリーンイエローみたいな感じ。柑橘のすっきりした印象とマスカットのような感じ。あと白い花っぽい印象もあるかな。ヴィオニエのようなフローラルでアロマティックな印象です。この固体はそこそこシャープに酸を感じました。アルコール度数はそこまで高くない気がする。12%くらいかなぁ。ネットで見るとヴィンテージによってかなりアルコール度数が上下しているみたいで、ちょっと参考にならないかもですが。余韻はたいしてない気がするけど、すっきり飲めます。

続いて冷前菜ですね。冷たい前菜の盛り合わせは、3種類ですね。サーブの女性が説明してくれましたが、左はパパ・(ウ)アラワンカイナ?(PAPA A LA HUANCAINA)で、ペルーの料理の1つ。茹でたジャガイモに、チーズを使ったソースをかけたものですね。ソースはチーズのほかアヒ・アマリージョ(黄唐辛子)に牛乳などを加えて、調味料で味を調えているようです。クリーミーで美味しい♪イモ好き涙目。パパ(Papa)はジャガイモのことですね。郷土料理の一種のようです。初めて食べたかも。次に中央の紫色のやつですが、これはプルポアルオリーボ(PULPO AL OLIVO)ですね。これはタコのオリーブソースがけとでも言いましょうか。スライスした茹でタコにペルーの紫オリーブのソースをかけた冷たい前菜です。割と有名かな?店員さんが外国人で、日本語で説明してくれるのですが、食材の名前はスペイン語なので発音が滑らか過ぎてaceitunesaを聞き取るのが結構きつかったですが、一応、スペイン語検定も持ってるので、紫色オリーブのソースと言えばアレか?と想像はできました。ペルーではポピュラーなソースです。ネットでも買えます。右のはソルテリートデキヌア(SOLTERITO DE QUINUA)です。ペルー産のキヌア、赤、黄色、黒。枝豆やペルーで良く食べられるフレッシュチーズ(Queso Fresco)を使っているそうです。ケソフレスコ・・・正直、それをそれと認識して食べたのは初めてですね。チーズプロフェッショナルの資格は持っているものの、教本にペルーのページはなかったような(笑)。ネットで見ると、生乳を凝固させてホエイを分離して塩を少々加えるなどと説明されているので、CODEX(国際食品規格)のチーズの定義からすると合ってる気がします(チーズプロフェッショナルが絶対暗記するアレです。)。なんかさっぱりした感じのフレッシュチーズでした。既に前菜がペルー感全開ですね。これは楽しいです!

次に、牛ハツ鉄板焼きを私は、選択しました。苦みのない唐辛子をベースにして、南米原産のキク科の植物ワカタイ(hucacatay)というペルー理に欠かせないハーブの一種をペースト状にしてソースにしているそうです。付け合わせはジャガイモかな。牛ハツは臭みも特に感じず、しっかりスパイスに漬け込まれている感じでした。グリーンのソースはお好みでと案内されましたが、これを漬けるとすっきりします。

続けて、スープですね。カナリオ豆とほうれん草のスープだそう。香りづけにペルー産のオリーブオイルをかけているようです。さっぱり食べられて美味しいですね。

メインディッシュ1ですが、アヒデカリーナというペルーの伝統的なチキンの煮込み料理らしいです。メニューに書いてあるとおり、親鶏のスープで仕込んだ若鶏の胸肉にアヒ・アマリージョという黄色い唐辛子、ミルク、チーズを加えた煮込み料理だそうです。ピーカンナッツなども入っているらしいです。濃厚な風味ですが、そこまでコテコテして重たい感じもせず、これは赤ワインかな。

Tacama Seleccion especial Alicantebouchet 2022
タカマ セレクシオン・エスペシアル アリカンテ・ブーシェ グラス 900円


色的には黒系果実の方向でしょうか。カシスやブラックベリーのほか、多少熟成感を感じるようなドライフルーツやジャミ―な印象もあります。多少のスパイス感もあるかな。果実味がしっかりとあって、何となく温暖産地よりな印象です。イメージ的にはスペイン品種のグルナッシュみたいな味がしました。結構、タンニンもしっかりあって、余韻もほどほど。先がすぼまっていないボルドーグラスで提供されていましたが、合ってそうな感じでした。アリカンテブーシェというブドウを飲んだのは初めてだったのですが、本で調べたところ、プティ・ブーシェとグルナッシュの交配種らしいです。そういう意味ではあながち私のテイスティングも遠からずだったなと自信を深めました(気持的に)。アルコール度数は、13.5%で結構しっかりめだと思います。思ってたよりもずっと美味しいワインでした。ネットで見ると、1本3000円くらいみたいです。タカマワイナリーは南米最古のワイナリーかつペルー最大級のワイナリーらしいです。

メインディッシュ2ですが、セコデレスというこれも伝統的な煮込み料理らしいです。黒毛和牛(A5)とコリアンダーの煮込みライス付きのようです。米はペルーではガーリックと塩で炊くらしい。その方法でこのお米も炊いているとのこと。コリアンダーソースがある意味カレーのような逸品。赤玉ねぎ、ライム、唐辛子などで和えたサルサクリオージャをのせているそうです。コリアンダーのフレッシュな感じとホロっとほどけるA5ランクの和牛は美味でした。

2杯目の赤ワインは、お肉料理に合わせて

Tacama Don manuel 2020
タカマ ドン・マニュエル グラス 1200円


こちらもどちらかというと黒系果実な色味です。風味的にはブラックチェリーやプラムとかそんな感じ。ペルーのタナ100%で造られるフルボディタイプの赤ワインという感じみたい。結構しっかり目な赤ワインですね。タンニンもしっかりしていますね。肉料理向けですね。これはネットで見たら1本5000円くらいするみたい。結構、いい値段するワインもペルーにはあるんですね。アルコール度数は14.5%あり、結構こちらもしっかり目です。余韻も長めだと思います。

最後に、デザートですが、私は、ルクマのアイスクリームを選択しました。これはペルー産果物でスーパーフードと言われるルクマを使用したアイスクリーム。カボチャや栗を思わせる雰囲気とキャラメルのような風味。初めて食べました。

お店の様子ですが、スペイン語を話すお客さんが結構いる!?店員さんも日本語とスペイン語を使いこなして接客しています。苦手な食材やアレルギーの聞き取り、ドリンクの確認やコースの選択肢をどうするかなどの案内など、対応はきちんとしている印象でした。日本語も滑らかでそれぞれにきちんと説明を付けてくれてさすがという感じ。荷物も預かりましょうか?などと案内するなど対応は高級なレストランに近い感じ。お店の雰囲気は照明はややおとしめで雰囲気は良い感じですが、どちらかというとワイワイしていてそこまで堅苦しい感じはないかなと思います。その意味では使いやすいと思います。ハンガーがあったかは分かりませんが、荷物カゴはありました。お会計はクレジットカードも使えて便利でした。

ごちそうさまでした。ペルー料理は好きなジャンルでしたが、ここまで洗練されたペルー料理を出すお店もあるんですね。さすがにミシュランガイド&百名店という感じです。雰囲気も良いですし、デートにもいいかもですね。良かったらどうぞ。

  • CEBICHE DE PESCADO(旬の鮮魚のセビチェ)

  • アップ

  • ヒラメやペルーのトウモロコシ、甘く煮たサツマイモなどを使ったマリネ。

  • Cerveza Cusqueña Trigo

  • 表ラベル

  • 裏ラベル

  • LUIGI BOSCA FINCA LA LINDA TORRONTES

  • 冷前菜3種(PAPA A LA HUANCAINA/PULPO AL OLIVO/SOLTERITO DE QUINUA

  • アップ

  • パパ・(ウ)アラワンカイナ

  • プルポアルオリーボ

  • ソルテリートデキヌア

  • 牛ハツ鉄板焼き

  • アップ

  • ソースもさっぱり

  • Tacama Seleccion especial Alicantebouchet2022

  • 表ラベル

  • 裏ラベル

  • カナリオ豆とほうれん草のスープ

  • アップ

  • オリーブオイルがたらされています。

  • Aji de CALLINA

  • アップ

  • 濃厚な味わい

  • 黒毛和牛(A5 ランク)とコリアンダーの煮込み ライス付き

  • アップ

  • サルサクリオージャがのっている。

  • Tacama Don manuel 2020

  • 表ラベル

  • 裏ラベル

  • 「ルクマ」アイスクリーム

  • アップ

  • さっぱり美味しい。

  • 白ワイン

  • 赤ワイン

  • コースA

  • コースB

  • アラカルトメニュー1

  • アラカルトメニュー2

  • アラカルトメニュー3

  • アラカルトメニュー4

  • アラカルトメニュー5

  • ノンアルコール

  • ラム/ウィスキー

  • カクテル

  • ビール/グラスワイン

  • ビールメニューアップ

  • テーブルセット

  • お手洗いはこの奥です。

  • お花もいい感じ。

  • 入口。ミシュランのシールいっぱい。7年連続?

  • お店のロゴ。

  • コロニアルな黄色い建物(外観)

2023/12/04 更新

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