supreさんが投稿したcocon(東京/中目黒)の口コミ詳細

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supreのオススメレストラン ‐思いつくまま、気の向くままに

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supre (男性・東京都)

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cocon中目黒、代官山、祐天寺/フレンチ、ヨーロッパ料理、イノベーティブ

1

  • 昼の点数:4.3

    • ¥8,000~¥9,999 / 1人
      • 料理・味 4.3
      • |サービス 4.4
      • |雰囲気 3.9
      • |CP 3.9
      • |酒・ドリンク 3.8
1回目

2022/07 訪問

  • 昼の点数:4.3

    • [ 料理・味4.3
    • | サービス4.4
    • | 雰囲気3.9
    • | CP3.9
    • | 酒・ドリンク3.8
    ¥8,000~¥9,999
    / 1人

フレンチとオージーの融合

先日、例によって中目黒をフラフラしている時にランチでこちらのお店に伺ってみました。「cocon(ココン)」さん。中目黒駅から徒歩3分くらいだと思います。有名なラーメン屋さん「野方ホープ」さんがあるのと同じビルの4Fにお店はありました。外観はコンクリート打ちっぱなしでモダンな感じ。どんな感じだろう。フォローさせていただいているレビュアーの方が何人か行かれており、高評価だったので、こりゃあ行ってみたい!と思い訪問してみました。食べログには書いてないですが、インスタグラムには完全予約制という文字も。まぁ、聞いてみるといいと思います。

シェフはフランスの三ツ星レストランやオーストラリアの有名店でも勤務経験があるみたい。そういう訳で、フレンチとオージーの融合的な感じみたいです。栗脇さんのプロフィール的なやつはヒトサラに載ってました。↓恵比寿の「AMOUR」にもいたんですね・・・。ジャンル的にはイノベーティヴフレンチという感じでしょうか。
https://hitosara.com/0020001591/person.html

こちらですが、お料理の内容は季節によって異なるようですが、大枠は決まっている模様。

ランチは

おまかせランチコース  6,600円
夜のおまかせコース  11,000円


の2本が用意されているようです。昼でも優雅に行きたい方はディナーのコースを頼むことができるというのは、高級店にもある

ランチのアルコールは

アルコールペアリング(5杯) 4,500円
グラスワイン         1,000円~


という感じみたい。

ディナーは、

ショートコース       8,800円
おまかせディナーコース  11,000円
厳選食材のおまかせコース 18,700円

が用意されているみたい。

そのほか、2次会用(中目黒らしい・笑)として

おまかせおつまみコース 5,500円

なんてオシャレなコースもあるらしい。

夜のアルコールは

アルコールペアリング(8杯) 8,800円
グラスワイン         1,000円~


だそう。

私は、ランチのコースをチョイス。食事だけ予約はしておきました。

ランチおまかせコース 7品 6,600円(税込)
アルコールペアリング(5杯) 4,500円(税込)


です。メチャメチャ興味ある!コース+ペアリングはいいよなぁ・・・と思いつつ、ちょっとこの後、行くところもあったので、昼間からフルで5杯のペアリングをやると・・・(笑)と思ったので、シェフに量をちょっと少なめにしといてもらえるとありがたい!なーんて言ったら、少しワインのグラスを変更して量を調整してくれたようです(笑)。そんなことを言いつつも、会話しながら、私がワインに詳しいのを察しているようで、私が好きなブドウの品種や興味のあるワインは普通のサイズで、そのほかは小さめなグラスで提供してくれました。その分、酒代をちょっと引いてくれたようです(カードの明細を見たら・笑)。お客さんと対話しながらいろいろ考えてくれるという点でメチャメチャ素敵な接客。そして、私がワインについていろいろコメントするので、シェフも楽しくなってしまったのか?数えてみると6種類になってます(笑)。日本酒のリキュール?をオススメだから!と小さなグラスでサービスしてくれました。サービス精神旺盛だなぁ。素敵なシェフ。話によると、アルコールが飲めない場合も事前にお願いすればノンアルペアリングも考えてくれそうです。最近はお酒を飲まない方も相当数いますからね。要相談でしょうか。

最初に前菜ですね。

前菜1は、カンガルーのタルタルでした。実を言うと、数日前にカンガルーの肉を別のお店で偶然にも食べていたのですが、それは焼いてたので今回は趣向を変えてタルタル♪おぉー。さっぱりとしてユッケのような感じでしょうか。結構、さっぱりした脂少なめな健康肉(笑)という感じですね。ウズラ?の卵黄やパクチーなども載っておりエスニック調?私も、オーストラリアで英語の勉強していたこともあり(初めて行った海外もオーストラリアでした。)、ちょっとオーストラリアにはシンパシーを感じます。現地では人気のお料理らしいですが、まぁ、遠い昔の19歳、20歳の頃の話なので、そんなもんは現地で食ってません(笑)。初めて食べました。オーストラリア料理というと、渋谷の「アロッサ」さんなどが有名なのかな?あちらはちょっと変わってて、渋谷はオーストラリア料理、銀座の「アロッサ」さんはNZ料理の方に振っていたような気がします。銀座の方しか行ったことはありませんが。

ペアリング1
Liguria di Levante Etichetta Verde


最初の前菜2皿はこれが良いのでは?というオススメでした。綴りを見てのとおり、これはイタリアワインです。フランスに固執しないところに私個人としては、好感を持ちますね。リグーリア州と言えば、誰がなんと言っても果皮と共に発酵させるちょっと色のついた白ワインであるチンクエ・テッレが異様に有名ですが、キリっとしたいい感じのワインを造るものの、生産量がほかの州に比べると少ない印象なので、あんまり日本でリグーリアのワインに出会える店は少ない印象。その点でもちょっと物珍しかったです。

これですが、ラベルのとおりですが、サンタ・カテリーナという造り手の物ですね。ヴィンテージは2019年で、アルコール度数は13%。ヴェルメンティーノ100%のものですね。ビオディナミを実践しているそうで、結構こだわっている生産者かと思います。ネットで見ると、マセラシオンなしのステンレスタンク発酵のようです。アルコール度数が13%出ていることからも分かるとおり、ブドウの成熟度は高い印象です。すっきりしつつもコクがある感じ。柑橘もあるけど、リンゴ系や蜜系のニュアンスもあるかな。結構、美味しい白ワインです。ネットで見ると1本3500円くらいするようです。

前菜2 夏野菜の1皿
パプリカやトマトなどをそれぞれ個別に調理法を変えているらしい。焼く、煮る、コンフィなど何やらいろいろされているらしい。ゼリーはトマトベースらしく中にシェリー酒で香りづけされているようです。お皿の下の方に入っていると説明してくれたアーモンドとニンニクのペーストがメチャ美味しかったです。イチオシ。

次に、シェフがペアリング外で出してくれたと思しき、ロゼですね。

ペアリング2
Vini Rabasco La Salita Vino Rosato


ですね。これもイタリアのワインですが、ロゼですね。ラベルで見てのとおり、アブルッツォ州のラバスコという造り手の物のようです。私は、実はアブルッツォのワインが好きです(笑)。ちょっと歪んでるかもしれませんが、初めて飲んだイタリアワインはピエモンテでもなければトスカーナでもなくアブルッツォでした(笑)。そうモンテプルチアーノですね。このロゼもモンテプルチアーノを使っているようです。梅のような酸味があって、軽め。アルコール度数は10.5%ですね。フランボワーズやストロベリーのような爽やかな果実味。華やかな感じでした。面白系です。

次のお料理は、ブルグルらしいです。魚介系の出汁で炊いたブルグルで、その上に牛頬肉、中国食材のトウチなどが加えられているらしい。見てのとおり、トップは、サクランボ、ニラ、赤キャベツブなどがのせられていますかね。濃厚な感じでコクがあって美味しいお料理。こりゃあやや軽めの赤って感じでしょうか。ブルグルは小麦と水から作られる健康的な食品みたいなものでしょうか。一般的には、小麦を洗って茹でた後、乾燥させて皮を取って粉にするんだったかな?低GI食品(血糖値がいきなり上がらないアレですね)で、ビタミンが多いという触れ込みだったような気がする。私は、たぶん、食べたのは初めてかもしれません。オシャレな食べ物ですねー。

これに合わせたペアリングは、

ペアリング3
2019 Monkey Jacket, North Coast

ですね。これはアメリカ、カリフォルニアのワインです。不勉強で全然知りませんが、カリフォルニアのクルーズワインカンパニーの物ですね。シェフがナパガメイなどと説明されていましたが、ヴァルデギエ、カリニャン、プティシラー、タナなどのブレンドらしいです。珍しい。ヴァルデギエというのは、昔はガメイの仲間だと思われていた品種らしいのですが、DNA解析で、コット(マルベック)の仲間らしいです。味わいは、赤系果実のラズベリーや苺系かな。確かにガメイに方向性は似ている気がする。でも、割と酸がはっきりしていて、私は、ガメイよりも美味しいという評価ですね。ネットで見たら1本3500円くらい。ノースコーストの異端児などと書いてありました。

次に、お魚料理はオジサンの包み焼きでした。これは、蛤出汁と魚の出汁でお魚を味付けして、レモングラスでアクセントを付けているみたい。エスニック調ですね。そこに味変で使うのは、ラオス産マッケンペッパーだそう。ちょっと山椒のような風味がする香ばしい感じの香辛料でした。出汁が美味しいお魚料理です。オジサンは異様に東急リバブルのCMで名前が有名になりましたが、ネットで見たら、ピンク色の魚で髭が長いので、オジサンと呼ばれているらしいです。ヒメジ科の白身魚でクセがなく非常に美味しい魚らしいです。

これに合わせたペアリングワインは、

ペアリング4
Dobrá Vinice Cuvée Narodni Park 2019


ですね。これまた珍しいチェコのワインですね。いわゆるナチュールタイプの白ワイン。味わい的には辛口ですね。ブドウ品種は、ミュラートゥルガウ60%、ヴェルシュリースリング37%、リースリング3%をブレンドしているみたいです。アルコール度数は13%くらいですかね。さっぱりしています。柑橘系や青りんご系ですかね。魚に合いそうです。酸はややそこまで尖ってはないかな。

それと共に、サービスで出してくれたのが

LIBROM Verbena

でした。福岡の町中の醸造所が作っているクラフト酒らしいです。福岡県産のレモンバーベナというハーブを使用しているそう。お店のホームページによると、レモンバーベナ由来のレモン様の心地よい香りが女性に大人気らしい。ハーブは福岡県福津市にある無農薬有機栽培でエディブルフラワーやハーブを栽培される「ガーデンアルテ」さんのレモンバーベナを使用しているそう。福岡県産のヒノヒカリを使っており、精米歩合は掛米が92%、米麹が68%らしいです。アルコール度数は9%ほどなので、軽いですね。面白いです。お魚料理にレモングラスが添えられているので、方向性が合いそうです。

お肉料理は、青森県産赤鶏のグリルでした。キヌサヤやヤングコーン、スモモなどが添えられています。野菜はシャキシャキ。スモモは甘酸っぱい感じでした。ソースは粒マスタードシェリー酒で作っているとおっしゃっていたような気がします。コクがあってウマい♪皿の上の方にある胡椒は、マダガスカル産黒胡椒らしいです。結構、ピリっと良いアクセントです。美味しい。

これに合わせるペアリングは、白、赤どちらが良いですか?と聞かれましたので、私はその日は赤をお願いしました。

ペアリング5
Bourgogne Pinot Noir “Les Chaillots” 2019 Maison Nicolas Morin


これは、フランスブルゴーニュのメゾン・ニコラ・モランですね。元々樽職人をしていたらしいのですが、ワイン造りに魅了されてボーヌの醸造学校でワインを学びなおし、フランスのみならず、豪州や南アなどでも勉強をして、2014年からワインを造り始めたらしいです。基本的にはネゴシアン(自社畑を持たず、ブドウ農家からブドウを買ってワインを醸造する人です)らしいのですが、ビオディナミの畑のブドウを買い付けるとか、栽培している人とかなり密に連絡を取りながらブドウ造をしているらしいです。できるだけ手作業で頑張っているらしい。ピノノワール100%で樽香もちょっとするかな。古いタイプのブルゴーニュというよりは、彼が樽職人出身というのもあるかもしれないけど、ちょっと樽使いが新世界っぽい印象もあります。赤系果実が印象的で凝縮感も多少あって美味しい。アルコール度数は13%出ているので、これも結構、ブドウの熟成度は高そう。ネットで見ると、28日間大樽発酵させて、12ヶ月間小樽熟成させているらしい。なるほど・・・。ネットで見ると1本5000円くらいします。結構、普段飲みとしては良い方のラインかもしれませんね。

デザート1ですが、豆乳ブラマンジェに柑橘類、ライチ、蓮の実、クコの実などが合わせられているらしいです。茶色いのは麦茶のゼリーだそう。夏らしくてさっぱりしたデザートでした。そもそも、ブランマンジェはフランス語で、白い+食べ物とかそんな意味だったと思います。フランスのランドック地方など南の方のお菓子。砂糖を入れ沸騰させた牛乳に細かくしたアーモンドを刻み、それを濾してゼラチンと生クリームを加えた後、冷やし固めるという感じですかね。我々でも割と簡単に作れるかもです。材料を聞くだけで美味しそう(笑)。

デザート2ですが、これはミルフィーユの一種ですかね。生のパイナップルやキャラメリゼしたパイナップルが入っているらしい。そのほか、パッションフルーツやライムなども入っているみたい。甘酸っぱい感じでした。下の方にはオレンジフラワーで香りづけされた発酵クリームが使われているとおっしゃっていたような気がします。上品で夏らしく美味しいデザート。

それに合わせて下さったのは、水出しコーヒーだそう。グアテマラの豆を使ったデカフェのコーヒーだそうです。美味しかったですが、私にはあんまり違いがよく分からないような分かるような(笑)。コーヒー好きな方は豆の味の違いが区別できるのでしょうね。

お店の様子ですが、オシャレな感じです。窓の外の植栽はオーストラリアを意識しているとシェフが説明してくれました。店内にはモダンでシャレた感じの洋楽が流れていました。カウンター席が7席ほど。奥にテーブル席(4人掛け)も1つありました。オシャレな店内で、まさしくデート向きです。でも、お一人様もほどほどいるような話もされていました。シェフはワンオペながら、手際よく料理を仕上げており、インターバルも気にならない感じ。凄いですね・・・。お客さんとも丁寧に会話しており、コミュニケーションを大切にされている様子もうかがえました。ハンガーや荷物カゴなどは店内にはなさそうでしたが、奥とかで預かってくれるのだろうか。そこらへんは未確認です。お会計はクレジットカードも使うことができたので便利でした。店主は最後はドアの外まで出てきてくれて見送ってくれました。素晴らしい接客ですね。こりゃあそのうち、大人気店になりそうな予感がします。まぁ、遅かれ早かれでしょうね。デート、女子会、お一人様。どんな感じでもいけると思います。これは再訪ですね!良かったらどうぞ。

  • カンガルーのタルタル(前菜1)

  • アップ

  • Liguria di Levante Etichetta Verde

  • 表ラベル

  • 裏ラベル

  • 夏野菜の一皿(前菜2)

  • アップ

  • Vini Rabasco La Salita Vino Rosato

  • ラベル

  • ブルグル

  • アップ

  • 2019 Monkey Jacket, North Coast

  • 表ラベル

  • 裏ラベル

  • オジサンの包み焼き

  • アップ

  • 包みを開けると

  • アップ

  • ラオス産マッケンペッパー

  • Dobrá Vinice Cuvée Narodni Park 2019

  • 表ラベル

  • 裏ラベル

  • LIBROM Verbena

  • 表ラベル

  • 裏ラベル

  • 鶏肉のグリル

  • アップ

  • Bourgogne Pinot Noir “Les Chaillots” 2019 Maison Nicolas Morin

  • 表ラベル

  • 裏ラベル

  • デザート1

  • アップ

  • デザート2

  • アップ

  • さらにアップ

  • アイスコーヒー

  • テーブルセット

  • 入口

  • 外観

2022/10/24 更新

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