supreさんが投稿したluogo(東京/自由が丘)の口コミ詳細

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supre (男性・東京都)

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luogo自由が丘、奥沢、都立大学/イタリアン、レストラン、パスタ

1

  • 夜の点数:4.1

    • ¥10,000~¥14,999 / 1人
      • 料理・味 4.1
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 4.0
      • |CP 3.9
      • |酒・ドリンク 3.8
1回目

2025/07 訪問

  • 夜の点数:4.1

    • [ 料理・味4.1
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気4.0
    • | CP3.9
    • | 酒・ドリンク3.8
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

まだまだ伸びそうなカウンターイタリアン。ワインのセンスもなかなか良く、シェフの人柄が良い♪食べログ イタリアン TOKYO 百名店 2025@自由が丘

先日、こちらのイタリアンレストランに行ってみました。「luogo(ルオーゴ)」さん。自由が丘駅から徒歩5、6分くらいですかね。中目黒ほどではないものの、自由が丘は私にとって馴染みあるエリアです。特にスイーツは好きな店がたくさんある。「Mont St. Clair」さん、「パティスリー・パリセヴェイユ」さん、「アンフィニ」さん辺りは行ったことがあるかな。これらのお店は、すぐ行けてしまう所にあるが故に、最近は新店開拓というか、行ったことがない店を中心に試していますが、前の2つのパティスリーは特に好きで複数回行っています。あとは懇意にしているワインショップがあるので、たまに来ます。

それはさておき、こちらですが、食べログ イタリアン TOKYO 百名店 2025に選出されており、食べログの点数も4.0を超えてしまった(笑)。私が行った時も点数は高かったけど、こんなに高かったかな・・・。ややインフレが過ぎる気はするが、良い店だとは思います。シェフは、先日、レビューしましたが、目黒にある食べログ イタリアン TOKYO 百名店 2025(3回受賞している。)の「リストランティーノ ルベロ」さんでシェフをされていた経験がある方。ルベロさんもかなり良い店で、料理のコスパ、ワインのラインナップとお気に入りの店です。独立してこちらluogoを開業されたようです。実は3年くらい経ってはいるらしい。

さて、私は、さしあたりコースを予約しておきました。シェフによると、平日はディナーのみで、土日は8名限定でランチもやっているらしい。少なくとも土日のランチはコースだけだと思います。シェフのワンオペなので、アラカルトとかはできないと思います。カウンターに座ってオペレーションを見ていると、基本的に全てのお客さんが同時スタートって感じでした。説明も全てのお客さんに一緒にしている感じです。

いただいたコースは以下のものです。たぶん、ランチは一択だと思います。他のレビュアーさんも言ってますが、この手のお店にしてはだいぶコスパのいいコースです。もっとも、ランチでもサービス料が7%かかる(現在、食べログのページでは10%と書いてあるけど、上げた?)ので、そこらへんでウマいこと帳尻を合わせているのかもしれませんね。


旬の特別lunchコース〜土日限定〜 6品
お一人様  7700円(税込)



ですね。必ずそうかは分かりませんが、メニューは月替わり(1〜2か月?)みたいですね。コース内容は、以下のとおり記載がありました。全ての席に写真の紙のメニューが置かれていました。全6品(+食後のお飲み物)ですね。


○埼玉 玉蜀黍 クルトン
○石川 真鯵 宮古島 枝豆
○長崎 穴子 ベニエ ヴァンブラン
○岐阜 高原川 天然鮎 AOP
○岐阜 飛騨牛 炭火
○パッションフルーツ グレープフルーツ
○コーヒーorエスプレッソor紅茶



ドリンクについては、例によって、私は、ワインしか頼んでないです。今回は、白、白、赤の3杯を注文しました。さて、ワインですが、まぁ、ペアリングにしない限りは、星付きの店であろうが、ビストロであろうが、基本的には店員さんやソムリエさんにラインナップと説明を一通り聞いた上で、自分で自由に選んでいます。マリアージュも意識はしているのですが、まぁ、私がお店に行く目的がどっちかというと知らないワインとの出会い又は自分の好きなワインを飲むという感じなので、必ずしもセオリーではなく、チャレンジングなのはご容赦下さい・・・。ワインはイタリアで揃えているようでした。グラスワインの値付けについては、なかなか戦略的だな(笑)と感じます。おそらく、ワインによって利益率を上げ下げしてきちんと計算していますね。シェフ自身が単なる料理人ではなく、きちんと経営が分かっている印象を受けました。そういう経験があるのでしょうか。

それはさておき、今回はこちら。


Tramin Gewurztraminer 2023
トラミン ゲヴュルツトラミネール 2023 グラス 1700円

BALBINVS Terenzi 2022
バルビーヌス テレンツィ 2022 グラス 1760円

INFER MONTEPULCIANO D'ABRUZZO Riserva MARRAMIERO 2020
インフェリ モンテプルチアーノ ダブルッツォ リゼルヴァ マラミエーロ 2020 グラス 1760円



をいただきました。


最初にトラミン ゲヴュルツトラミネール で乾杯。これは北イタリアのトレンティーノ・アルト・アディジェ州のゲヴュルツトラミネールですね。エチケットに書いてあるCantina Tramin (カンティーナ・トラミン)が作り手だったと思います。実はこのワインは、私が好きなやつの一つです。他のイタリアンで飲んで、自宅のワインセラーにも入れています。イタリアには割とある協同組合的なのだった気がします。ブドウはゲヴュルツトラミネールという白ブドウを100%使っています。ヴィンテージは2023年。色的にはやや麦わら色がかっている方向。この濃い色がゲヴュルツらしい色味かも。味わい的には柑橘というよりは核果やパッションフルーツのような感じかな。マスカットや特徴香のライチのほか、白バラのような香りもある。ちょっとタンニンというか苦みみたいなのも感じるかも。スパイスもあります。かなり華やかな味がするので、アロマティックなワインがお好きな方は試してみて下さい。同じくアロマティックなリースリングとの大きな違いとすれば、ゲヴュルツは、酸がない訳ではないのですが、残糖がやや多いので、辛口ワインの部類からすると少し甘味を感じるかもしれませんね(お店によっては注文が入った時に、お客に「少し甘いけど大丈夫か?」と聞くことをマニュアル化している店もあるみたい。頻繁に聞かれます・笑)。アルコール度数はやや高めで13.5%です。まぁ、マリアージュ的には、最初に飲むならもっとドライなワインを選択された方が良いかもしれません(笑)。


さて、最初は、埼玉 玉蜀黍 クルトンですね。これなんて読むんだ・・・「埼玉」←こっちじゃないですよ。「玉蜀黍」です(笑)トウモロコシでした。これは埼玉の農家の「おおもの」という品種のトウモロコシの冷製スープに自家製クルトンが入ったもの。焦がしバターを使ってシェフが丁寧に自作しているクルトンだそう。トウモロコシの甘みがかなり濃厚で素材の旨みと出汁が出た冷製スープ。これはなかなかうまいですね。自然に感謝。


続いて、前菜ですね。石川 真鯵 宮古島 枝豆が出てきました。これはメインは石川県産の真鯵ですね。結構脂がのっていて美味しい。そこに夏野菜を合わせてカルパッチョ風にしているそう。野菜にはマンゴーヴィネガーを挟んでいると説明していた気がします。カイワレやディルのようなもののほか、青系の夏野菜が入っていた気がします。緑のは練りワサビではなく(笑)、宮古島の茶豆のピューレだそう。青々しく、しかし濃厚。そこに自家製のカラスミがかかっています。黄色いのは全てカラスミです。これによって味がぐっと濃厚になります。


カラスミだったので、ちょっとコテっとした方向も行けるかな?と思い、続いて、2杯目の白ワインは、バルビーヌス テレンツィをお願いしてみました。これはトスカーナのワインですね。フィレンツェなどがある州です。ただ、裏を見るとマレンマって書いてあるので、トスカーナの中ではローマに近い南部ですかね。ブドウはヴェルメンティーノですね。色味ですが、これも結構色が出ている。最初のゲヴュルツと変わらないくらい。麦わら色のイエローですかね。味わい的には、いわゆるヴェルメンティーノとは少し違う個性的な風味。トスカーナのヴェルメンティーノは個性的な味がします。私の完全な感想にすぎませんが、レモンやライムのような柑橘系もあるんですが、白桃のようなちょっとコテっとした感覚があります。あとは青草のような爽やかな感じや白い花のようなほんのり品の良い印象。酸味はしっかりあるんだけど、舌触りはコテっとして少し厚みのある印象のヴェルメンティーノですね。ヴィンテージは2022年で13%のアルコール度数と書いてあります。ヴェルメンティーノも好きなブドウ品種で、こないだもフラっと入った「フラットリア」さんでヴェルメンティ―ノ飲み比べをしましたが、サルディーニャ、トスカーナ、リグーリアと味わいが違いますね・・・。テロワール恐るべし。


続いて、前菜2品目ですが、長崎 穴子 ベニエ ヴァンブランですね。ちょっと酸味があるヴァンブランソースの上に揚げた長崎県産の穴子がのっています。ヴァンブランソースは名前のとおり、白ワインを使ったソースです。さすがにソースから何の白ワインかは分かりませんが、結構、酸がしっかりしている?それともレモン汁を入れているのか?そんな印象です。私には少し酸味が強い印象はありましたが。そこに様々な出汁が加わっているようですね。シェフはこれをベニエフリットと呼んでいました。フランス語のベニエとイタリア語のフリットが合わさったもので、今はベニエフリットでも料理名として通じるような気がします。衣で揚げたものくらいの意味かと。日本の揚げ物というと、天ぷらを思い浮かべますが、ベニエフリットは衣にビールやイースト、メレンゲなど中がふわっとなる性質の物を加えるので、外はカリッとするのですが、中の食感が発泡性というか、ふわっとした口当たりになりますね。こちらもビールを混ぜた生地を使っているとおっしゃっていました。そこにチーズやマイクロコリアンダーが添えられています。ソースの濃厚さとサクサクな穴子がとても美味しい。これは和洋折衷的な日本人シェフならではのお料理かもしれません。

ここら辺でパンを出してくれました。パンは結構モチモチしたタイプ。ソースと一緒に楽しめるのもいいかもしれませんね。それで、このタイミングなのかな。


次はプリモピアットですね。岐阜 高原川 天然鮎 AOPですね。私は行ったことはありませんが、奥飛騨にある高原川は清流で鮎がとても有名なようです。日本海へと注ぐ神通川水系の支流で、北アルプスの水と良質な苔を食べて育っているそう。一般的な鮎よりも少し小ぶりらしいのですが、身のしまった上品な味わいだそう。天然の鮎は香りが良く、場所によってもかなり違うらしいよね・・・。そうそう、今年、利き鮎グランプリを受賞したのもこの川の鮎でした。飛騨市のホームページに公開されています!ちなみに、AOPは・・・ワイン好きの私は、アペラシオン・ドリジーヌ・プロテジェかと一瞬思ってしまいましたが、これは、Alio, Olio, e Peperoncinoの略のようです(笑)。謎解き!鮎のパスタですが、これは間違いなく季節もの。炭火で鮎を焼いてそれをパスタに絡めています。ソースも鮎の血や肝、内臓なども全て使って素材としての鮎を余すところなく味わうことができる贅沢なパスタ。トップはちょっと酸味のあるルッコラがのっています。こういう鮎が住めるような自然の川を残して行かなくてはとあらためてしみじみ思います。
https://www.city.hida.gifu.jp/soshiki/57/76177.html


さらに、セコンドピアットへと続きます。岐阜 飛騨牛 炭火ですね。こちらはお料理の名前がシンプル。これは名前のとおり、飛騨牛のウチモモみたいですね。これをオーブンでじっくり火を入れた後、仕上げは炭火で焼いているみたいですね。グリルしたヤングコーンと茄子が添えられています。かなり見た目はシンプルなメイン。タスマニア産の粒マスタードやカンボジア産の黒胡椒、塩などで食べるシンプルで素材の味を大切にしたお料理。お肉は飛騨牛のウチモモともなると、赤身の旨みが凄いですね・・・。これは確かに変に凝った味付けにせず、シンプルに肉の味わいを確かめた方がいいかもしれません。カンポットペッパー、私も自宅で使っています(笑)。


3杯目は赤ワインですが、インフェリ モンテプルチアーノ ダブルッツォ リゼルヴァ マラミエーロをお願いしてみました。ヴィンテージは2020年です。アルコール度数は14%と書いてありますね。色味は紫がかったルビーラズベリーレッドですかね。ラズベリー、ブルーベリー、ブラックベリーのような感じかな。私は、黒系果実よりは赤系果実を感じるワインでした。そのほか、バニラやコーヒーのようなニュアンスもあるか。かなり果実味がしっかりとあるフレッシュな方向性のワインでした。この果実味はモンテプルチアーノらしい。酸味もありますね。タンニンもこなれた感じ。ある意味で品のいい味わいですが、私個人としては、もっと骨太なイメージを期待したので、少しイメージとは違ったけど、美味しいワイン。


最後に、ドルチェですね。パッションフルーツ グレープフルーツですね。パッションフルーツのパンナコッタに、グレープフルーツのグラニテがのっていますね。スッキリ甘いパッションフルーツと酸味のあるグレープフルーツが美味しいですね。さっぱりと食べられます。パンナコッタはピエモンテのデザートだった気がしますが、結構好きです。食後の飲み物ですが、コーヒー、エスプレッソ、紅茶から選択することができます。私は、紅茶を選択しています。


店内の様子ですが、半地下のような所に入ると、左に向かってL字カウンターが伸びている感じですね。2×6って感じだった気がします。シェフのワンオペって感じで、ランチは一斉スタートでした。でも、手際が悪くてワチャワチャしている感じは全くなく、シェフは良く回りが見えている感じ。オペレーションに問題は感じませんでした。お客さんにも一組一組話をして、情報交換もしている感じ。見たところ、お客さんも食好きの人が多いようで、シェフも楽しそうに情報交換しているみたい。リピーターも多そうでした。お店は半地下なので、凄く明るいという感じではなく、ランチでもちょっと雰囲気がありますが、割と大きめに音楽がかかっており、Howard Harper BarnesのMarieがかかっていました。勝手に南仏や南イタリアの街並みを思い浮かべてしまう曲。好きな曲なので知ってました。店内はブラウンのカウンター席とブラックの椅子。オフホワイトの壁って感じで落ち着いた雰囲気。店内には荷物カゴやハンガーもありましたね。お会計はクレジットカードも使えました。便利です。

ごちそうさまでした。シェフ自身がの美味しい物、良い物はみんなで分かち合いたいなという人柄が感じられる雰囲気の良いお店です。サービス料も入れても現状ではとてもコスパのいいお店だと思います。良かったらお試しあれ。

  • Tramin Gewurztraminer 2023

  • エチケット表

  • 埼玉 玉蜀黍 クルトン

  • アップ

  • BALBINVS Terenzi 2022

  • エチケット表

  • 石川 真鯵 宮古島 枝豆

  • アップ

  • カラスミが印象的

  • 長崎 穴子 ベニエ ヴァンブラン

  • アップ

  • パン

  • 岐阜 高原川 天然鮎 AOP

  • アップ

  • INFER MONTEPULCIANO D'ABRUZZO Riserva MARRAMIERO 2020

  • エチケット表

  • 岐阜 飛騨牛 炭火

  • アップ

  • パッションフルーツ グレープフルーツ

  • アップ

  • 紅茶

  • テーブルセット

  • コースメニュー

  • ドリンクメニュー

  • 店内

  • ロゴ

  • 外観。半地下みたいな位置。

  • このビルには他のお店もありますが、下です。

2025/11/16 更新

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