この口コミは、toxxt571さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら
利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。
問題のある口コミを報告する
-
昼の点数:4.2
-
¥3,000~¥3,999 / 1人
-
-
料理・味 4.5
-
|サービス 4.0
-
|雰囲気 4.0
-
|CP 4.0
-
|酒・ドリンク 3.5
-
-
[ 料理・味4.5
-
| サービス4.0
-
| 雰囲気4.0
-
| CP4.0
-
| 酒・ドリンク3.5 ]
最高の蕎麦は辛口汁
-
{"count_target":".js-result-ReviewImage-313952706 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-313952706","content_type":"ReviewImage","content_id":313952706,"voted_flag":false,"count":0,"user_status":"","blocked":false}
-
{"count_target":".js-result-ReviewImage-313952708 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-313952708","content_type":"ReviewImage","content_id":313952708,"voted_flag":false,"count":0,"user_status":"","blocked":false}
-
{"count_target":".js-result-ReviewImage-313952709 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-313952709","content_type":"ReviewImage","content_id":313952709,"voted_flag":false,"count":0,"user_status":"","blocked":false}
-
{"count_target":".js-result-ReviewImage-313952712 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-313952712","content_type":"ReviewImage","content_id":313952712,"voted_flag":false,"count":0,"user_status":"","blocked":false}
-
{"count_target":".js-result-ReviewImage-313952717 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-313952717","content_type":"ReviewImage","content_id":313952717,"voted_flag":false,"count":0,"user_status":"","blocked":false}
-
{"count_target":".js-result-ReviewImage-313952748 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-313952748","content_type":"ReviewImage","content_id":313952748,"voted_flag":false,"count":0,"user_status":"","blocked":false}
-
{"count_target":".js-result-ReviewImage-313954458 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-313954458","content_type":"ReviewImage","content_id":313954458,"voted_flag":false,"count":0,"user_status":"","blocked":false}
2025/08/15 更新
開店の45分前に到着すると、先客が2名いました。
6月1日から駐車場が店前の5台分に制限された影響で、待ち客が激減したようですが、これは逆にありがたい話かもしれません。
駅から離れている上、バス便も限られているため、ほとんどの客は車で来店します。
私は念のためお店が開いていない可能性も考慮し、島田駅でレンタサイクル(500円)を借り、約6kmの距離をサイクリングで向かいました。
途中、蓬莱橋を見学し、蓬莱橋897.4茶屋で濃厚な抹茶ソフトクリームも味わいました。
開店10分前にお座敷に通され、私は天ざる(3,200円)を注文。その際、「温かいお汁ですが大丈夫ですか?」と確認され、10分ほどで天ざるが提供されました。
軽快に手繰れる二八蕎麦を使い、毎日打つ蕎麦は2種類。電動の石臼で挽いた粉で打つ“ざるそば”と、手動の石臼で黒い殻ごと挽いた“手挽きそば”です。
噂通り、細麺蕎麦の盛り付けは見事で、惚れ惚れする美しさ。蕎麦の量は「三箸半」、つまり3口半がこの店の流儀です。
店主の宮本晨一郎さんによると、
「この量なら一箸目と同じ状態で最後まで手繰れる。もっと食べたければお代わりすればいい。そのほうが断然旨い」とのこと。
蕎麦を出す際、客が席を立っていたら新しく茹で直すのは当たり前。ゆで上がりが少しでも気に入らなければ、躊躇なく茹で直す、とにかく仕事に厳しい人です。
蕎麦を茹でる釜前の仕事も同様で、どんなに忙しくても手間を省かず、必ず「溜めざる」と呼ばれる竹のざるに少量ずつ“ちょぼ”に盛り分けてから、客に供する平ざるに移します。
つゆはどっしりとした辛口で、かえし(つゆの元となる合わせ調味料)の割合を多くした濃度の高いつゆを指します。醤油と砂糖をメインに、味醂を少し加えた“生がえし”(火を入れずにそのまま熟成させるもの)を使い、口に含むと深い旨味が球体のようにまろやかに広がる美味しさです。「池の端藪蕎麦」の汁をベースに、湯煎の時間を長くするなどの工夫を凝らして完成させたのが現在のざる汁です。
だしには2種類の鰹節を使用。カビ付けした本枯れの焼き節と、脂の少ない亀節です。どちらも厚削りを選び、アクを掬いながら1時間ほど煮詰めます。
煮詰め加減は1斗の水が半分になるくらい。
だしの色は茶褐色で、飲めないほど渋い。
そのくらい濃く煮詰めないとかえしの辛さに負けてしまうとのこと。
渋いだしとゆっくり寝かせたかえしを合わせ、1時間湯煎します。土たんぽと呼ばれる素焼きの甕を使い、蕎麦釜の一角にある専用の穴で湯煎するのが昔ながらの汁の取り方です。
かえしとだしを合わせたときにすべてが丸く一体化していることが最も重要。蕎麦湯を注いだときに初めてだしの風味が開く汁こそ、江戸前の本流なのだそうです。
海老のかき揚げ天ぷらも、カリカリにサクッと揚がっており、細麺蕎麦と絡ませてながら美味しく頂き、最後に熱々の蕎麦湯も開店直後の薄味で美味しく頂きました。
また、六合にお墓参りに来た際にはぜひ寄らせていただきます。
日本一とも称される美味しい藪蕎麦、ごちそうさまでした♪