レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
1位
1回
2018/10訪問 2018/11/03
「ひつまぶし」 蒲焼にしたウナギの身を切り分けた上で、お櫃などに入れたご飯に乗せ(まぶし)たものを、食べる側が茶碗などに取り分けて食べるのが基本的なスタイル。これが料理名の由来。
せっかく名古屋に来たのだから名古屋らしい物を・・・というわけで名古屋城横の"金シャチ横丁"へ。"きしめん"などの名古屋飯が楽しめる大型商業施設です。名古屋飯と一口に言っても色んな料理がありますが私が選択したのは「ひつまぶし」。先述した鰻料理ですね。
こちらの「備長」さんの「ひつまぶし」の食べ方をご紹介しましょう。勿論、店員さんの受け売りです。
一杯目、そのまま通常の鰻飯として食べて、まず鰻そのものを味わう。
二杯目、ワサビと刻みネギの薬味を乗っけて食べる。
三杯目、添付の出汁と薬味・海苔をかけお茶漬けで食べる。
因みに「備長」さんは薬味・出汁・海苔はお代わり自由です。
「ひつまぶし」(3400円)を注文。プラス150円にして、お吸い物を肝吸いに変更してもらいました。
一杯目、"鰻飯"でいただきます。口に入れた瞬間、炭で焼いた鰻の香ばしさが口の中いっぱいに広がります。良い"焼き"なんでしょう。とにかく皮が美味しい。パリパリなんです。絶妙の焼き加減です。鰻の皮を美味しいなんて初めて思いました。タレもいいですねぇ。甘味がこれまた絶妙です。
そのまま食べてもお茶漬けにしても美味しかったですが、私は二杯目の食べ方、ワサビと刻みネギで頂くという、この食べ方が一番気に入りました。山葵が甘目のタレによく合う。お互いを引き立たせます。
食べログランキングでの"名古屋市・鰻"部門で、このお店(別の支店ですが)で20位です。名古屋って鰻のレベルが高いですね。
2位
1回
2018/07訪問 2018/07/07
兵庫駅から歩いて数分。2018食べログ百名店(蕎麦)の一つ。外観・内装はカジュアルな雰囲気。平日お昼の12時半過ぎ。"満席かなぁ"と思いながら行ってみたら空いてました。"なんだ、空いてるじゃん"と思ったら、私の後三組目ぐらいから「スミマセン、今日のお蕎麦は売り切れました」との事。空いてたんじゃなくて、既にピークを過ぎた後だったんですね。1時頃に売り切れとは・・・流石百名店。
「せいろそば」を注文。数分待って蕎麦登場。見目麗しい蕎麦、清廉な印象。ご主人の説明「最初は塩だけで食べて下さい。その後はワサビで、続いて辛子大根で。」との事。ご主人の蕎麦愛に溢れた少年の様な目、惚れてまうやろ!
では、塩で一口。旨ッ! 私の予てからの持論「美味しい白飯と塩があったら、それだけで三杯は食える」。その蕎麦バージョン「美味しい蕎麦と塩があったら汁はいらねぇ」。ワサビと辛子大根も試してみたが、やっぱり塩が一番旨い。塩だけで完食できるところだが、せっかくの蕎麦汁、こっちも試しておかないと。そしたらこの蕎麦汁が又旨い。関西には珍しく濃い目だがコクと風味がある。塩でも食べたいが、この蕎麦汁でも食べてみたい。嬉しいジレンマだ。
最後に出て来た「蕎麦湯」。こちらも一家言お持ちの御主人の説明「最初は塩だけ入れて飲んでみて下さい」。無論、仰せの通りに。この蕎麦湯が又良いんだなぁ。白濁したトロミのある蕎麦湯で口にまったりと絡みつく感じ。正直、こんな蕎麦湯は初めて。ここで又嬉しいジレンマ。塩だけで飲むか、蕎麦汁で割って飲むか。結局、蕎麦汁が美味しかったので汁で割って飲みました。
お会計時、奥様に「美味しかったです」とお伝えしたところ「有難うございます」と嬉しそうに答えて下さいました。そのはにかんだ笑顔、これまた惚れてまうやろ!
3位
1回
2018/10訪問 2018/10/13
知り合いに「いい店、見つけたよ」と連れて行ってもらったピザのお店。本当にいい店だった。
門を入ると草花に囲まれた広いテラス席。もしかしてテラス席しか無いんじゃないのと思うくらい。ここまでテラス席の多いお店はこのエリアでは珍しいのでは? お店の看板の上では猫が昼寝中。多分このお店の飼い猫だと思うけど、ここまでお客さんが多い中、お前よく爆睡無出来るな。でも、こののんびり感、大好きだわ。
お店の周りは普通に住宅街なんだけど、テラス席を囲む一般の住宅がコレマタお洒落な造りでね。お店の雰囲気を壊すどころか相乗効果でヨーロッパの片田舎みたいな雰囲気になってる。
まずレジで注文してから席に案内されるシステム。室内の席もあるけど勿論テラス席に案内してもらいました。
注文したのは、この店一番人気の「エビアボカドピザ」(1950円)、「エビサラダ」(890円)、「アーモンドナッツのワッフル・アイスクリーム付き」(1200円)。
いや、もう、「エビアボガドピザ」が本当に美味しかったの!! エビが大きくてプリプリしてるし、薄めの生地なんだけど厚さ固さ共にマジ私好み。どうしても、もう一枚食べたくてテイクアウト用にピザを追加注文したぐらい。
ちなみにテイクアウトしたのは「エビマリナーラ」(1600円)。エビ・チーズ・オリーブ・ガーリックが入っています。お家で温め直して食べたけど、やっぱり美味しい。美味しい物は、いつどこで食べたって美味しい。
あと「グラスワイン」(500円)ね。飲み易くって美味しいワインだった。いや、自然に囲まれた中、美味しいピザと一緒に飲んだから余計にそう感じたのかも。それぐらい実力のあるお店でした。
4位
1回
2018/10訪問 2018/10/21
評価3.70の名店(H30.10.15現在)。中津川蕎麦部門でぶっちぎりの一位です。中津川駅から歩いて直ぐの距離だし、多分もう二度と中津川に来ることも無いだろうし・・・という事で、せっかく中津川まで来たので訪問してみました。
中山道の玄関とも言える中津川。渋いお蕎麦屋さんを想像していたのですが、実際行ってみると、まるでBARみたいな出で立ちでした。照明暗いし、店主と思わしき若い男性もオダギリジョーみたいな髪型だし・・・。えっ、お兄さんが、お蕎麦打ってるの?
並ぶのがイヤだと思って開店時間ギリギリに来たらお客さんは私一人。オダギリジョーと二人きりのシチュエーション。正直、苦手だわ。オジサン相手ならグイグイ行けるのに、お洒落なお兄さんとの二人きりはツラい。多分、向こうもツラい筈。
気を取り直して注文します。お蕎麦は「せいろ」(850円)で。酒のアテに「緑ぜんまい」(600円)と「海老味噌焼き」を。お酒は岐阜中津川の純米酒「三千櫻」をお願いします。
お通しは「ワサビ漬け」でした。なんだ、「ワサビ漬け」が出るなら酒のアテはソレで充分だったな。「緑ぜんまい」はいらんかったかも。でもこの「緑ぜんまい」、甘辛い味付けが美味しかったので注文しといて良かったか。
「海老味噌焼き」は皮・頭・尻尾までバリバリ頂ける。味噌の加減も辛すぎず丁度良い塩梅。ワシ、海老好きやけん、文句が見つけられん。
さあさあ、肝心のお蕎麦です。先述のオダギリジョーが大鍋で蕎麦を茹でてくれます。
グツグツと沸騰したお湯、立ち上がる湯気、それに真向かう若き蕎麦主の影、薄暗い明りの中で、その光景は一幅の絵のように美しい。思わず見惚れてしまった。
茹で上がった蕎麦はエッジが効いている。少々固めか。いや、私はむしろ、この硬さが好きだ。加えて湯切りは完全無欠。私ン中の一番確定。
最後にでてきた「蕎麦湯」は雑味が無く、まるで良質の出汁を飲んでいるようでした。
<番外編:ボソボソと交わす客と主の会話>
客「ワサビ漬けって何を漬けてるんですか?」 主「ワサビですけど・・・」 客「そうですか、ワサビですか・・・」
こんな拙い会話も今では良い思い出です。
因みに昼間は行列が出来るけど、夜は比較的空いてるそうです。これ、主とのボソボソ会話で得た情報です。ボソボソ会話だって役に立つ時もあるんだぞ。
5位
1回
2018/06訪問 2018/07/13
JR京都伊勢丹にある「松山閣」さん。本店は京都の北山に在ります。その本店に併設された"ゆば工房"で手作りされた湯葉と豆腐を賞味することが出来るお店。
入店すると「ようこそお越しやす」の声でお出迎え。若干の小聡明とさを感じなくもないが、ここは京都の出入り口JRに隣接したお店。旅情を盛り上げてくれると受け取ろう。
予約をしたわけでもないのに京都の市街地が一望出来る窓際の席に通してくれた。京都タワーが真正面。五山の山並みが目に美しい。この席、"五山の送り火"の日に予約が出来たら心行く迄"送り火"が堪能できる。とんでもない穴場発見だ。
懐石のコースも勧められたが昼間からそんなに食べられないだろうと思い「名物ゆば桶付き京弁当」(3500円)にした。本当は"ゆば桶"も付けるかどうか悩んだのだが、せっかくの名物だからと付ける事にしたのだが、これは付けて大正解。今となっては"付けない"なんて選択は有り得ない。
まずはお茶代わりに「ぶぶあられ(お茶漬け用のあられ)」。程なく真打「ゆぱ桶」登場。豆乳の中に生湯葉とアラレが入っている。思った以上に量もある。アラレが良いポイント。ポン酢で頂きます。一口食べたら小躍りしたくなるぐらい美味しい湯葉。濃い目のポン酢が湯葉を引き立てる。この湯葉を注文しようかどうか悩んでいたなんて私は阿保だ。教訓、"四の五の言わず名物は注文しとけ!"。
「京弁当」は湯葉刺し・湯葉山椒・おぼろ豆富・焼魚(鮭)・卵焼き・煮物(南瓜・小芋)・天ぷら(白身魚・生麩・しし唐)・赤出汁・御飯の布陣。湯葉刺し・湯葉山椒は言わずもがなの美味しさながら、それ以外の料理も確固としたクオリティ。"自分らには湯葉があるから"と湯葉に甘えるのではなく料理そのものの質の向上を目指されていると感じた。煮物は京都には珍しく濃い味だが南瓜が格別に美味しかった。生麩の天ぷらも目新しく美味しく頂いた。衣にアラレがまぶされており、その食感が奇妙でかつ面白い生麩とのコラボーレーション。この店はアラレを効果的に使う。湯葉桶然り、生麩の天ぷら然り。
欲を言うならば器を下げるタイミングが少々早い気がする。湯葉桶は湯葉は食べ終わっていたが豆乳は未だ残っていた。
この残った豆乳だけれども、一応レンゲは付いているのだがレンゲだけでは豆乳は飲みづらい。できれば、豆乳をいったん下げてグラスに移し替えて出して頂ければ、飲み易く上質の豆乳の美味しさを満喫出来るだろう。
<本日の飲み物>
「アルベール・ビショー・ブルゴーニュ・シャルドネ」 (グラスワイン・900円) 1831年創業のブルゴーニュの伝統を守り続ける名家『アルベール・ビショー』。このワインは樹齢25~35年のブドウを使用。柑橘系のニュアンスが感じられる爽やかなワイン。
6位
1回
2018/04訪問 2018/05/15
姫路の様な地方都市に住んでいると、他の地域のおいしい料理を食べれる機会は少ない。これが世界の地域となると、もっともっと機会は少なくなる。いや、姫路にもイタリアンだってチャイニーズだってありますよ。でも、それはジャパニーズイタリアンでありジャパニーズチャイニーズであり。それが悪いわけではない。口に馴染むし素直に美味しいと思うのだが、自分の知らない地域に特化した料理も食べてみたいと思う事だってある。
こちらの「トラットリア ピッコラシチリア」さんはシチリア地方に特化したイタリア料理店です。小さなお店ですよ。カウンターとテーブル席がありますが、入口から隣のテーブルの横を通って席に着こうとすると、横歩きをしないとテーブルとカウンターの間を通れません(笑)。それぐらいの小さなお店ですので、メニューの数は多くはありません。壁に掛かった黒板に本日のお勧めメニューが書いてあります。この日のお勧めは・・・"カポナータ?" "ガチョフィのストゥフィート?" 聞いた事も無いカタカナの文字が並んでいます。何のことだか・・・???。
店員さんに色々説明してもらって、この日のメニューを決めました。
●「イワシのベッカフィーコ」(1000円) 開いたイワシに 松の実やレーズン、パセリなどをくるりと丸く巻き込んでローリエを挟んでオーブンで焼き上げた料理。シチリアを代表する郷土料理だそうです。付け合わせのオレンジと一緒に食べて下さいという事でした。このオレンジが瑞々しくて甘くて、とっても美味しかった。正直イワシより印象に残っています(笑)。
●「花ズッキーニのフリット」(1200円) ズッキーニの花の中にクリームチーズを詰めてフリットにしたもの。同行者は、この料理が一番美味しいと言ってました。
●「地蛸のアッフォガート」(1300円) 蛸をピリ辛のトマトソースで煮込んだ料理で、ナポリの郷土料理です。水を入れずに生の蛸を蒸し煮にすると蛸自身から水分が出て煮込み料理になっていくそう。確かに、水は入っていなくてもは蛸は柔らかく煮込まれていましたよ。蛸の絵のお皿に盛られていました。お店の洒落っ気ですね。
●「イカスミのパスタ」 コリコリしたイカがたくさん入ってました。私は、コレが一番美味しかったな。
パスタにしても蛸料理にしても、もっとニンニクを効かせたら、もっと美味しくなるのにと、ニンニク好きの素人は思ってしまう。でも、シチリア料理とは、きっとこういう物なのだろう。何せ、食べた経験が無いからさ。コリアンダーは多く使われていました。私はコリアンダーも好きなので、それは嬉しかった。
<この日のワイン>
●「ベヌアーラ(赤)」 シチリアのワイン。やっぱりシチリア料理だものね、シチリアにはシチリアで。重めに感じましたが飲み易くもあり円やかなワインでした。
●「イルフォルノ(白)」 イタリア北部のワイン。
私は通常白ワインを好むのですが、この日に関して言えば"赤"が美味しかったですね。姫路に居ながらにしてシチリア料理とワインを楽しめた御機嫌な夜でした。
7位
1回
2018/11訪問 2018/11/04
食べログうどん部門で全国八位(11/3時点)の実力店。それだけに凄い行列ができると聞いていました。体力と根性の無い行列嫌いの私には縁の無いお店と諦めていましたが、最近「整理券制」になったと聞いて"なら私でも行けんじゃない!?"と早速訪問してみました。
動物園のすぐ近く。隣も人気のうどん店で長い行列ができているので場所は直ぐに判ります。
11:30ぐらいに到着して頂いた整理券は3時になってました。コレ整理券が無かったら、私11時半から3時まで並ばないといけなかったのか? 整理券制度に感謝!
整理券ていうから番号札みたいのを予想していたんですけどA4のパウチされたファイルでした。注意事項なんかも書いてあります。私、ポシェットしか持ってなかったのでファイルが入らず、この後ずっと手に持って行動してました。まぁ、この日は陽射しが強かったので陽射し除けに利用しましたけどね。
美術館や平安神宮・京都メッセなどを回ったものの、それでも3時まで時間が余っています。時間潰しに人力車にでも乗ろうかと思ったら30分で7000円と言われ時間潰しにかけるお金じゃないなと思い諦めました。少々時間を持て余しましたが、それでも行列に並ぶ事を考えれば、ビバ!整理券! です。
3時になってお店の前に到着。陽射し除けになってくれたA4ファイルをお店の方に渡し暫しお店の前で待ちます。その間お店の方がお茶を出してくれました。10分かからず店内に入れました。入口横の椅子に座って又暫し待ちます。店内が、そんなに広くないですね。4人掛けのテーブル席が2つとカウンターです。又10分程でカウンターに通されました。
注文したのは季節限定の「みぞれ土ゴボウ天うどん」(1070円)。通常のおうどんに大根おろしが入っています。ゴボウ天は別皿の提供。ネギも別皿で。自分で好みの量をうどんに入れるタイプ。
うどん、熱々ですわ。ネコ舌の私は、ちょっと冷まさないと食べられませんね。こういう時ネコ舌を恨みます。まず、お出汁を一口。それから"うどん"を。コシのある良い"うどん"ですね。いわゆる"京うどん"とは一線を画す"うどん"です。"讃岐うどん"ですね。
「土ゴボウ天」も揚げ立て。カレー塩で頂きます。うどんの付け合わせに味の濃いのもってきたな。でも美味しい。ゴボウの良さが出てる。
最後に店主のサービスということで「杏仁豆腐」が出てきました。この店主の方が、お客さんが変わるたびに厨房から出てきてはご挨拶をされ、出ていく時は"ありがとうございました"と声を掛けられる。回転の速いうどん屋さんでは面倒なことだと思うけれど・・・。噂通りイケメンの御店主ですが、こんな人気店を切り盛りされて、しかも味もしっかりしているという。若いのに大したものですね。何よりも整理券制を取り入れてくれたことに感謝です。
8位
1回
2018/08訪問 2018/08/31
前々から評判は聞いていた。それを聞いて以前から行ってみたいと思っていたので、どこか良いお店は無いかと聞かれ、このお店の名前を即答した。先に結論から言えば"大正解"。
予約無しで訪問したら、やっぱり結構いっばいらしく"二時間だけなら・・・"ということで入れてもらった。
以下は、この日のオーダーと感想。徒然に綴っています。
●「刺身盛り合わせ」 元々、魚の美味しいお店と聞いて来たのだ。なので「刺身盛り合わせ」は外せない。内容は、マグロ・鯛・ひらめ・ヤリイカ。一目見て、素人の私でも"これは美味しい魚"と判るぐらい見た目が違う。特にマグロ。私はマグロは余り好きではないのだが、それでも"美味しそうだ"と思ったし、実際、美味しかった。
●「茄子の田楽」 店員さんのお勧めだった。とにかく味噌が旨い。田楽も決して好きな料理ではない。それでも美味しく頂いた。それがこの店の実力。
●「アボガドとマグロの辛子醤油」 アボガド好きだし。
●「クリームチーズの味噌漬け」
●「ひらめの大葉まき」
一皿一皿の量は多いですが値段設定は高めです。ビール・ワインなんかも飲んで、結局一人5000円近く。それでも行って良かったと思ってますから。
9位
1回
2018/03訪問 2018/03/26
姫路南の大通り、南向きに市役所を過ぎて右に入った所。その出で立ちからして古き良き洋食屋。初老の御夫婦が営んでおられます。
店内はカウンターとテーブルが二席。けして広くはありません。単品もあるけど色々食べたければメインを二種類選ぶことが可能な事など、奥さんからメニューの説明を受けます。
私が選んだのは「タンシチューとコロッケ」。けっこう高くて3000円ぐらいします。タンシチューがお値段取るのですね。でも、ここは奮発しました。
連れは「チキンカツとハンバーグ」、もう一人は「グラタンとホタテフライ」。こっちは1500円いってなかったと思います。
●グラタン 食べてないので味に関しては何も言えませんが、見た目がね、グラタンのあるべき姿で出てきます。昔懐かしいと言うかノスタルジックな雰囲気に心もホッコリします。
●コロッケ メニューに"コロッケ"と書いてあったのでビーフコロッケとか出てくるのかと思ったら「クリームコロッケ」でした。色白クリームが立っています。しっかりとしたクリームという意味ですが、かと言って粉っぽいというようなことではなく、まろやかなクリームです。
●タンシチュー タンがお箸で切れます。甘目のソースですね。ケチャップ風味が強いようにも感じますが、けして安易な味ではありません。誰もが食べ易く美味しく感じる味です。
町の洋食屋さんは、こうじゃなきゃ・・・と思わせてくれるお店です。厨房に立つおじさんも、注文を取るおばさんも、何もかもが、これが"洋食屋"、これぞ"洋食屋"のお店。ある意味、絵になります。
10位
1回
2018/04訪問 2018/05/18
<尾道ラーメンの特徴>
●スープ 瀬戸内の小魚や鶏ガラで出汁を取った醤油ベースのスープに豚の背脂が浮いている。豚の背脂が尾道ラーメン最大の特徴と言っても過言ではない。
●麺 平打ち麺が一般的。
●その他 具材はシンプル。チャーシュー、メンマ、ネギなど。
「東珍康」と書いて「とんちんかん」と読みます。愛嬌のある名前ですね。新幹線が止まる新尾道駅から歩いて五分程。一本道で判りやすい。新幹線の待ち時間に行って帰ってこれる距離。観光客には嬉しい立地。
「尾道ラーメン(並)」(600円)。並でも600円という値段が有難いねぇ。
上記尾道ラーメンの特徴通り具材はシンプル。チャーシュー、メンマ、ネギ。むしろ、その清々しさが気持ちいい。
以前にも何回か尾道ラーメンを食べた事はありますが、その印象は、やはり"脂っこい"というもの。豚の背脂だもんね、しょうがない。ところがね、「東珍康」さんのスープは、ちゃんと背脂も入っているんだけど、あっさりして"澄んでいる"という印象さえ受ける。美味しいスープです。
麺はね、一般的な尾道ラーメンとは違って平麺ではなくストレートの細麺。私は細麺派だけどココの麺は硬さがちょっと好みではなかった。これで麺が私好みだったら多分最高得点のラーメン屋さんになったでしょう。
"えっ?"って思ったのはお会計時。伝票とかは無くて自分が何を食べたかを伝える自己申告制。人気店でお客さんが多いのに混乱しないのかなぁ。料金の取り忘れとかもありそう・・・なんて、ちょっと不思議に思ちゃった。大きなお世話!
今年から「食べログ百名店」にも顔を出すようになりましたよ。これまでは旅に出ても下調べなどはせず行き当たりばったりだったのですが、ちゃんと人気店を調べて訪問するようになった。今更なのですが、これが今年の大きな変化。食べログ4年目にして少し成長しました(遅~い!!)。
<今年のトピックス>
●名古屋の鰻の旨さに驚愕。あの皮がパリパリした感じ・・・、元々鰻好きの私ですが、あのパリパリ感は堪らん。
●美味しい蕎麦は塩で食べても美味しい。食べログレビュアーの方なら周知の事実ですが、私、今更、気づきました。
●人気店と言われるお店は、やっぱり美味しい。これも当たり前の事ですが、再確認した年でもありました。