この口コミは、久留米の爪切りさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら
利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。
問題のある口コミを報告する
-
昼の点数:4.6
-
~¥999 / 1人
-
-
料理・味 4.6
-
|サービス 4.0
-
|雰囲気 3.5
-
|CP 4.1
-
|酒・ドリンク 3.5
-
-
[ 料理・味4.6
-
| サービス4.0
-
| 雰囲気3.5
-
| CP4.1
-
| 酒・ドリンク3.5 ]
かけうどんは最高
-
かけうどん370円
{"count_target":".js-result-ReviewImage-32542131 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-32542131","content_type":"ReviewImage","content_id":32542131,"voted_flag":false,"count":28,"user_status":"","blocked":false}
-
{"count_target":".js-result-ReviewImage-32542132 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-32542132","content_type":"ReviewImage","content_id":32542132,"voted_flag":false,"count":20,"user_status":"","blocked":false}
-
{"count_target":".js-result-ReviewImage-32542134 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-32542134","content_type":"ReviewImage","content_id":32542134,"voted_flag":false,"count":20,"user_status":"","blocked":false}
-
{"count_target":".js-result-ReviewImage-32542137 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-32542137","content_type":"ReviewImage","content_id":32542137,"voted_flag":false,"count":24,"user_status":"","blocked":false}
2014/11/13 更新
まさか。
男は、米国製の風変わりな形をした腕時計に目を落とす。時刻は11時ちょうど。幟がはためいているが、入り口には準備中の札が立てかけられている。
少し離れた場所から、恨めしそうな視線を送る。まるで不審者だ。視線が届いたのか、野球帽を被った店主氏が出てきて札をひっくり返した。「営業中」に変わった。
店主氏は男に軽く会釈した。男は、実は三日前からずっと並んでいました、みたいな顔をしてみせたが、果たしてそれは伝わったのだろうか?
一番乗り、だった。久留米市東合川4丁目1-5「ゆう助うどん」さんである。
男はこちらのうどんを初めて食べた際、あまりにうまくて感動に打ち震えてしまったのだ。出汁の深み、うまみに驚愕した。それが、半年前。あれから、あんなんがありこんなんがあり特になにもなかったりで、「かけうどん」しか食べない偏屈者に成り下がってしまった男が、再び姿を見せた。巡礼の冊子を携えて。
「かけうどん」を食べるために…。
それは370円、だった。
こちらのうどんは、1日に100食程度しか作ることが出来ないらしい。ということはつまり、この日一番乗りの男が「かけうどん100人前!お願いしまーす!」と注文したら最後、この日は完売御礼、開店即閉店、と相成ってしまう訳である。
まあ、男の財布には「かけうどん」を4食注文するだけの金しか入っていないため、机上の空論に過ぎないのだが…。
透き通った出汁に、葱と薄い蒲鉾が2枚、細麺が美しく、神々しい。
男は気の利いた台詞が浮かばない。言えるのはこれだけだ。
「とてもおいしかった」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「レイジアゲインストザマシーン」 (H26.4 訪問)
複雑に入り組んだ現代社会に於いて、機械に頼らず人間の手で拵える、そんな粋な心意気のうどん屋さんです。火曜日の11時23分に入店しましたが、既に4組ほどの先客がうどんを啜っていました。私の内に秘めたうどんマンシップにも火が点きます。
ごぼう天うどん500円を注文しました。
美しい、うどんです。スープを一口、芳醇です。濃厚です。出汁のうるめが効いています。まあ、うるめって何なのか知りませんが。
その味の深さには、嘗て乙女がパスタに感じたような感動があります。
麺は細く、輝いています。透き通っていますと言ったら過言ですが、まるで活き作りにされた呼子の烏賊の生き霊が降臨したかの如き、白く輝く麺なのです。コシあります。食べている間、この麺がずっと減りませんように、と神に仏に祈りを捧げたくなります。
ごぼう天も綺麗です。細いごぼうのかきあげ状でサクサクです。
麺、スープ、具、全部うまいです。棚にあったクローズを拾い読みして、うどんマンは11時56分に店を出ました。