この口コミは、久留米の爪切りさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
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昼の点数:4.2
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~¥999 / 1人
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料理・味 4.2
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|サービス 3.3
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|雰囲気 3.2
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|CP 4.0
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|酒・ドリンク 3.3
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[ 料理・味4.2
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| サービス3.3
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| 雰囲気3.2
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| CP4.0
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| 酒・ドリンク3.3 ]
愛されるよりもラーメン食べたい真剣で。
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ラーメン500円
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2014/12/22 更新
今年で創業五十周年らしい。半世紀に渡って、ラーメンを提供されていたのかと思うと非常に感慨深いものがある。
久留米市瀬下町385「鯉龍軒」さんだ。店内には“あの日”感が満ち溢れている。
テーブル、椅子、カウンターが赤系の色合いに統一されており、昔ながらの大衆的な中華料理屋といった雰囲気を濃厚に醸し出している。カーキ色の正方形模様の床タイル一枚ごとに滑り止めだろうか、丸い粒々の突起が付いている。給湯ポットからセルフで注ぐ烏龍茶は、かなり煮詰まっていて、濃い。濃過ぎて苦く酸っぱい。これぞ素敵な“あの日”感だ。思わず顔が綻んでしまう。
カウンター席に座れば、一定の間隔で正面の厨房から、むおん、とダイレクトに独特の臭気が漂ってくる。獣臭というやつだ。以前、関東からやって来た友人がこの臭いに耐え切れず外へ飛び出し駐車場の隅で外野手の格好をしていた、と聞いた事がある。
ヤワな奴だ。
タフ・ガイな俺はこの香りが、か、かはあっ、全然、うおっぷ、だ、大丈夫、うおおっぷ、なのだ。おおう…。
厨房にいらっしゃるラーメン界の神聖な仙人たる老人は、口にティッシュを詰め、本日は何故かタオルも口から垂らしておられる。荘厳な光景だ。
ラーメン500円を注文した。巡礼冊子持参特典で450円になった。
表面に脂が結構浮いている。少しラードが固まりかけているようだ。丸いチャーシューが4枚にネギと焼き海苔、美しいルックスのラーメンだ。
食べた。
柔らかく茹でられた、やや太めの麺がいい。臭いは少々キツく、脂で唇がぬらぬらするが、スープ自体はさらさらでさっぱりあっさり、滋味深いほっこり優しい味わいだ。チャーシューがうまい。脂身の柔らかさとカリッとした肉の固さのバランスが絶妙だ。
臭いが、食べたら結構うまいラーメン。
この味が百年続きますように…。
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「謝罪の神様」 (H.26.7 訪問)
衝撃でした。
だって、カウンターの正面で、口の中にティッシュを詰め込んだ老人が下顎をもごもごさせながら、平ザルに箸でのっけた麺を、頼りない手つきで、ぺっちゃぺっちゃ湯切りしていたんです。
「すいません。間違えました」とその場から立ち去りたくなりました。正直あまり店内も清潔とは言い難いし、獣臭が匂い立っているし、やられたと思ったんですよ。
出て来たラーメンはですね、チャーシュー三枚に海苔、葱に、中細ストレート麺だったんですが、見かけは、とても旨そうだったんです。で、食ったんです。スープを飲みました。脂浮いてるんですが、さらさらしてて、あっさりなんです。優しいんです。ほっこりしたんです。豚骨より、鶏の旨味を感じたのです。ぶっちゃけ、うまいんです。
麺を啜りました。絶妙な柔らかさでした。職人技で御座いました。チャーシューも頗るウマいです。固さを少し感じた直後の脂身の柔らかさ、口内に広がる肉を食っているという満足感、肉の醍醐味を味わえました。海苔の風味も最高です。なんだか土下座して謝りたいです。
あの方は、ラーメン界の神聖な仙人なのだ、自分、今ではそう思いよるとです。