2回
2017/11 訪問
夕食(あめごのひらら焼き、阿波牛のサラダ、祖谷そば、刺身蒟蒻、岩豆腐)
翌日からの、祖谷・大歩危観光に備えて
今夜は祖谷のかずら橋近くの宿に。
1泊2食付き。
時期や仲介業者で多少差はあるかもしれませんが
素泊まりと比較して、
3000円で2食付くような感じです。
祖谷は、夜も朝も
飲食店がほとんど営業してないので、
宿では食事付きのプランが必須かと。
阿波池田駅でレンタカーを借りて
宿に着いたのは18時頃。
このあと温泉に行くつもりだったので
すぐに食事にしてもらいました。
本当は夕食にオプションで
しし鍋もつけたのですが
猪肉が手に入らなかったとのことで
明朝、入手できたら提供するとのことでした。
ズラリと並んだ12品。
お盆二つに、あめごは別皿で。
しかもご飯はおひつで。
華やかさとボリュームに、
うわーってなりました。(笑)
女将さんはかなり気さくな方で
いろいろ説明してくださいました。
基本的には地産地消。
蕎麦、蒟蒻、シイタケに至っては
自家製だそうです。
料理は、料理上手のお母さんが作った
手料理という味わい。
甘い、塩辛い、酸っぱい、
いろんな味が程よく、
特定のクセはありません。
ご飯は新米でやわらかくモチモチ。
夕方の一番の売りは
アメゴのひらら焼きでしょうか。
アメゴはサツキマスのようです。
ひらら焼きは、平たい石版での味噌土手焼き
のようですが、皿に盛って出てきましたので
味噌煮のような感じに。
川魚の臭みはなく、旨みがぎゅっとつまってます。
ほんのり甘さがある味付けです。
付け合せのシイタケや豆腐も含めて
うまい!
なお、豆腐は岩豆腐といって
かなりかための歯ごたえ。
ちょっとしたチーズぐらいのかたさです。
蒟蒻はやわらかく、蒟蒻らしい
いやな臭みはまったくなく、いい感じです。
祖谷蕎麦は太めでゴワゴワとした
男らしい蕎麦ながら、出汁は上品。
阿波牛はしっかりとした歯ごたえでした。
そして、じゃがいもの煮物。
最初、サトイモかと思ったのですが
男爵とのことでした。
祖谷の山間の傾斜面では土地が痩せていて
小ぶりになるそうです。
痩せた土地だから、蕎麦や蒟蒻が
発達したということです。
(2017.11.25)
2017/11/29 更新
五日に渡る山陽四国の旅も
今日で最終日。
まずは旅館の朝食から。
計7品に、味噌汁。
昨晩の夕食程ではないですが
鮎の塩焼きがついて来るところが
素晴らしい。
そして、しし鍋が。
従兄弟の猟師さんに無理言って
今朝、確保してもらったとのことです。
ありがたや!ありがたや!
早速、しし鍋から。
野性味あふれる肉です。
火が通ると、かなりかたくなります。
汁に猪肉のエキスが染み出て
なんともうまい。
おかあさんの話によると、
このあたりは、鹿も多いそうで
ジビエ料理の研究なんかもしたそうです。
ジビエの中ではウサギもうまいけど
雉が最高だそうで
鶏肉より圧倒的にうまいんだとか。
ただ、数は少ないそうで。
そして、鮎の塩焼き。
丸かじりがうまいとのことで
パクリ。
小骨がいいアクセントになって、
川魚の旨みを堪能しました。
さらに、生卵。
上の斜面で飼っている鶏のものだそうで
味が濃い気がします。
このTKGは最高でした。
こちら、旅館としてみた場合、
内外ともに昭和で、部屋は土壁、
トイレ・シャワーは共用
という現代的ではない宿ですが
地元の食材を生かした食べ物を満喫するには
最高の宿でした。
また来たい。
(2017.11.26)