yuuta161さんが投稿したL'ETERRE(東京/飯田橋)の口コミ詳細

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L'ETERRE牛込神楽坂、飯田橋、神楽坂/フレンチ

1

  • 夜の点数:3.9

    • ¥50,000~¥59,999 / 1人
      • 料理・味 4.0
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 4.0
      • |CP 3.5
      • |酒・ドリンク 4.0
1回目

2024/12 訪問

  • 夜の点数:3.9

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気4.0
    • | CP3.5
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥50,000~¥59,999
    / 1人

神楽坂フレンチの新星

神楽坂の石畳に隠れるように佇む「L’ETERRE(レテール)」。
一階にある焼き鳥屋のお隣に位置するシックな入口のドアを開けて2階へ登ると、そこには奥にカウンターとオープンキッチンが伸びています。
オーナーシェフの伊藤良明氏は、フランス・パリ16区で「L’Arceste」をオープンし、ミシュラン一つ星を獲得。
2023年に支店としてL’ETERREをオープン。新しいながら早くもミシュラン一つ星。
料理長は田篭彬氏。ひらまつで長く働いておられたと。

店内はシンプル、カウンターの前にはオープンなキッチンがあり、店の人との距離が非常に近いお店。いいですね、あれやこれやと話しながら食事が出来るのもカウンターの醍醐味です。とはいえ、全てに細かく話を聞いたわけでもなく、調理法や食材などはかなり想像が入っているかも。

コースは28,000円一択。今回は遅めの時間からのスタートであったためか、カウンターは我々含めて3組でありゆっくり出来ました。
ワインのペアリングを選択、量も相談して調整いただけそうで、この辺りはかなりフレキシブルな雰囲気です。
シャンパーニュ1種、白ワイン4種、赤ワイン1種の計6杯です。
1人1本ガスなしかガスありの水を頼みます。

さて、長野の栗かぼちゃ。
卵形の可愛い器。このお店、かなりカトラリーや器にもこだわっているのを感じます。テーブルはレザーですしね。
栗かぼちゃの上品な甘味、ねっとりクリーミー。パン欲しくなりますね。コーヒーの香り付けです。

続いて淡路島経産牛、少し大きめですが、一口でと。ぎゅぎゅっと、旨みが広がります。これ3つぐらい食べたいなあ。

焼津、蛤。魚は焼津のサスエ前田魚店です。焼津から静岡ないし東京にまで。話題のお店ですね。
ベニエスタイルで、蛤は新鮮なのでレア目でと。
美味しいですが、衣と少し分離した印象、蛤は美味しいですが、少し存在感が薄く感じます。

焼津、勘八。おお、これは美味しい。キャビアにブラータチーズにも負けない勘八の食感と旨味。しかし、少し塩味が強くも感じる。私はキャビアとチーズとのコンビネーションをもう少し味わいたかったが、勘八の存在感を強めたいと思えば塩味の強さも悪くはないかもしれない。この辺は好みでしょうか。

セルフィーユ根。ハーブのセルフィーユ(別名チャービル)とは別物でこちらは根っこのみが食用。脂と旨味たっぷりの背脂の生ハム、トリュフ。
しかし、この根っこ、簡単に言うと甘い芋なんですが、むっちゃ美味しい。生ハムもいいです、サクッとした食感も良い。トリュフの香りは弱めでしたが、根が何しろ美味しい。

ノルマンディーのMaison Borniambucというバターと。日本未流通のバターでパリ本店でも使われているものだそう。シェフが自分で仕入れて送ってくれていると。確かにこのバター美味しい、バター好きには刺さります。
そして、パンはパンデフィロゾフのフランスパンを炭火で焼き直したと。むっちゃ美味い、バターもたっぷり付けて最高です。餅は餅屋スタイル、いいと思います。
パンもう少し他のメニューでも欲しかったところですが、ここだけでした。
本店に行きたい気持ちも強まって参ります。

焼津、平目。苫小牧、北寄貝。
ここで貝、少し身構えますが、ボリューム感のある貝でソースともよく合います。オーソドックスな組み合わせですが、シャルドネと良く合います。
平目は美味しいですが、貝に押されており、やや弱気な佇まい。

ブルターニュ産、仔牛。これが本日1番。
使うナイフはタカムラのナイフを選べます。
しっとり優しい舌触りと噛みごたえ。ソースも調和しています。ワインはピノノワール。比較的果実味と酸味が強めに感じられますが、繊細な味わい。
とはいえ、赤は一杯のペアリングであればもう少しタンニンを感じつつのペアリングを楽しみたかった気も。
ソムリエはワインはフランス産にほぼ限定しており、自然体なペアリングを考えている印象を受けました。

桜海老のリゾット、量は調整していただけます。
少し芯を残した米にローストした桜海老。桜海老を焼いた香りが立ちます。
しかし、このお店かなりイタリアンテイストですね。

そしてデザート。デザートワインもいただいてしまいました。
久美浜ジャージー牛乳アイス、紅玉、コンテ30ヶ月チーズケーキ。
アイスは香りが付いた一風変わった味わい。菊芋のチップス乗せ。
紅玉はミルフィーユ仕立てで、手が込んでいます。作り方もうかがいましたが、即座に飛んでいってしまいました。
チーズケーキは言うことなし。美味い。

そして焼き立てフィナンシェに、トリュフショコラと紅茶かコーヒー。
紅茶はマリアージュフレール。マルコポーロとダージリンとアールグレイ、tea bagです。潔い。
フィナンシェも焼き立てはやっぱり美味しい。バターは先程のバターと同じものをたっぷり使っていると、香り高い。

お会計は恐らくペアリング、サービス料の10%込みで50000円前後でしょうか。
内容は満足、連れともほくほく顔で帰りました。
少しお値段は高めですが、魚が高いのでしょうか、もしそうであれば考える余地がありそうでもある。
とはいえ総じて良いお店です。いい夜になりました。
メニューが変わった時期にまた訪れてみたいものです。

2024/12/23 更新

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