5回
2019/04 訪問
農繁期の三嶋通い
付近は今から田植えのシーズン。苗を積んだ軽トラが忙しそうに走ってます。車中から我々に向かってなんとも言えぬ微笑み。それは「物好きだよなぁ…」なのか「わかる、わかる」なのか、どういう意味かは推しはかれないけど。
二日連続の「三嶋」通い。
実は谷川に三連敗。一昨年の秋は一歩足りずに売り切れ。昨秋は臨時休業。そして本日もまさかの臨時休業。縁がないのかなぁ…
そんな時に毎回毎回癒してくれるのが「三嶋製麺所」のうどん。営業時間も長いし、休みも少ない。昨日も来たのに今日も今日でワクワクする店。いつもたいへんお世話になっています。
この店の前に広がる何の変哲もない山間の田舎の風景。ここに特別なものはなにもない。何もないからこそいい。
今日もいつもの場所に腰を掛けて、うどんを食べました。温かいのにヨード卵。味の素を振りかけて醤油をひと回し。ネギは主張しない程度に。『田園に香り立つかまたま』は本日も健在です(^^)
2019/05/10 更新
2019/04 訪問
山あいの感動うどん
いつもはゴルフをやったりお酒を一緒に飲む仲間四人と、今回は讃岐うどんを食べようと四国にやって来ました。初日に泊まった徳島から一目散に徳島道を走り、美馬から山越えしてまんのう町へ。途中で讃岐うどんが初めての三人に、定休日の谷川米穀店を見せてから偏愛する三嶋へ。
10連休恐るべしです。ゴールデンウィークに来たことがなかったからなのか、三嶋で初めて行列が出来てました。
いつもの通り、温かい小に生卵をひとつ。半年ぶりの大好きな三嶋。新たに屋外に設置されたテーブルで、仲間四人釜玉を飲む。鼻孔に抜ける芳しい香り。ロケーションも手伝って、シンプルで最高の食事が出来ます。
記憶の中にあった鮮烈なうどん。長い間、その時とのギャップが不満だったのですが、前回あたりから復活の予感が。あの瞬間を思い起こさせるうどんに戻ってました。
値上げしても一玉140円。こんなに美味しい思いをさせてもらって、ホントにこんなお値段でいいのでしょうかね。
温かい小(卵)と冷たい小
温かい(小)卵
四人で小5杯
温かい小(卵)
店内のテーブル
店内
店内(GWだからか、たくさんいました)
外観(新たにテーブルが置かれてました)
壁の絵(数年前から出現)
百名店ステッカー(素晴らしい!)
行列②(食べ終わったら行列も落ち着きました)
行列①(三嶋で初めて見ました)
付近の風景(この先に谷川があります)
2019/04/30 更新
2018/10 訪問
ただこのうどんがあればいい
このうどんがなければ絶対来ることはなかったであろう縁もゆかりもない場所。なんの変哲もない谷あいの片田舎の集落に、既に何度訪れているだろう。
山越で朝食とばかりに二玉食べる。谷川には臨時休業でフラれたものの、いよいよ大本命の「三嶋製麺所」で、この旅もクライマックスを迎えることになる。
『田園に匂い立つ釜玉』
裏の田んぼの用水路に腰掛け、あつい(小)とつめたい(小)をいただく。鼻孔をつく玉子と茹でたてのうどんの香り。この風景も混ぜながら一気に飲み干す。
たったの数十円で、誰もがしあわせになるおばちゃんのうどんは健在。思い出にある三嶋の釜玉はもっと鮮烈なのだが、そんなことはこの際どうでもいいのだ。
ここに三嶋があって、おばちゃんがいて、このうどんが食べられることに感謝。
2019/02/14 更新
2017/10 訪問
田園に匂い立つかまたま
軒先のドラム缶で食べた匂い立つかまたまが忘れられず、関東から何度も通ってます。ところが二年前、突如として味が落ちた。躍動感たっぷりのうどんは姿を消していて、疲れたただのうどんになっていました。諦めきれず、旅の予定を変更し、午前早めにもう一回食べても残念ながらあのうどんではありませんでした。
今回も高松から徳島に移動。一泊して一路この店を目指し徳島道を爆走。と言っても一車線なので普通に走ってるだけですが…。
熱いうどん小をたのみ玉子と醤油をかけて混ぜる。するとほんのりと匂いが鼻孔をくすぐります。完全復活か???一気に食べる。かなり美味しい。失われていた弾力ある歯ごたえも戻ってきてます。のど越しもすこぶる良い。前回に比べたら月とスッポン、旨い!
でもねぇ…、私の中の「三嶋」はこんなレベルじゃあないんだよなぁ。美味しいうどんなのだが、記憶の中にある鮮烈なうどんではない。確認のためにもう一杯熱いの小を食べる。旨い!でも違う。突き抜けてない。期待が高過ぎるからか、それとも舌が老化したのか?いやいや違う。息子もまったく同意見だったもの。
「三嶋製麺所」は、讃岐うどんの中で私の一番大好きなうどんです。田舎の集落にある自動販売機が目印の家。ここを目指して来た車が何台も通過します。元気なおばちゃんに会えるだけでも幸せなんだけど、ちょっとだけお願いがあるとすれば、あの匂い立つかまたまをもう一度食べたい。
2017/10/21 更新
ずいぶん昔に、ユースケ・サンタマリア主演の映画「UDON」で、一番最初に出て来るお店。四国の山中で熊に遭遇し、逃げてる間に遭難したユースケと小西真奈美がなんとか辿り着いた製麺所。
女優として出演していた三嶋のおばちゃんは二人に「温かいの?冷たいの?」とたずねるのでした。私はいつも「温かいの」で。
◯温かい(小)
◯卵
釜揚げのうどんに生卵をひとつ落として混ぜ合わせると、鼻腔を強く刺激する強い匂いが立ちのぼります。このうどんを田んぼの前まで運び、一気にすすり込むと最高に良い気分になる讃岐うどんです。
ただし、昔に比べるとうどんが細くなって、匂いの加減も鮮烈じゃなくなったような気がします。もちろん今も大好きなんですが、昔の記憶の方が美しくなってるのかもなぁ。
実際のお仕事は若い方に任せているようですが、女優さんは今も元気にお店に出てらっしゃいました。次回もまたお会いしましょう。