3回
2023/07 訪問
特製塩らーめん = 1,150円
金曜日11時40分ごろ。
行列なし。先客2名。
こんなに空いている状態のお店を見るのは始めて。ラッキーとしかいいようがない。
以前来店したときはワンオペっぽかったが、今回は奥様らしきお方が同じユニフォームで接客。
相変わらず皆さま接客が爽やかで丁寧。
前回は特製醤油らーめんだったので、今回は特製塩らーめんを注文。微妙に塩の方が値段が高かったので、ちょっと気になっていたのよね。
ただ、正直なところ、塩らーめんはいつも物足りなさを感じたり、塩の主張を強く感じすぎたりとかで満足のいかないことが圧倒的な私。なので、注文時も醤油への未練を残しながらの選択。
5分ほどで提供された特製塩らーめん。
まず麺を一口。いりこの香りなのかな。とても味わい深く薫り高いスープの味と、ハリがありすぎずしなやかさを備えた麺とのハーモニーが、口の中に広がる。
なので、早速スープをレンゲですくって一口。
うん、やっぱりいりこなのかな。上品ながらも物足りなくない味わいと芳醇な香りとが、さっきよりも強い主張のもとで口の中にやってくる。
ただ一言。非常に美味しい。
鶏の胸肉やチャーシュー、ワンタン、味玉などがトッピングされているけど、どれも非常に美味しい。特に印象的なのは鶏。なんか爽やかな味わいが背後にあるんだけど、あれはハーブなんかな。素人の私には全くわかりません。でも、とにかく美味いです。
あ、麺については、醤油らーめんの時の方がベストマッチ感があるような気がしていて、塩のときはもう少し柔らかさが前面に出ていても美味しいかなって思いました。ただ、このままでも、かなり美味しいです。
麺をすすっても美味しく、スープをすくって飲んでも美味しく、トッピングの一つ一つも工夫が凝らされていて美味しく、しかも各種味変要員も非常に有効に機能してくれて、本当に美味しい。
このお店は、特製醤油らーめんのときもそうだけど、もう美味しいの一言しか出てこない感じです。
今思い返しても、トッピングの別添えの海苔は美味しかったですし、絶対に強調しておかなければならないのは、卓上の煮干し酢、あれを後半に入れるとめちゃめちゃ止まりません。
私はいつもスープを飲むことを各種理由から自制しているのですが、本当にもう止まりませんでした。
塩の味、お出汁の味がベストのバランスで整っています。塩のカドが全く出ていないわけでもなく、ほのかな尖りとともにちゃんと主張はしています。でも、お魚系のお出しの芳醇さが主役となっており、ここまで美味しい塩らーめんはなかなかお目にかかれないように思いました。
絶賛しかしていませんが、本当に「美味い」の一言しか出てこないお店です。
私が注文して失敗したと感じたことしかないらーめんとして「冷やしラーメン」というのがあるのですが、このお店であれば「冷やし」でさえ美味しいような気がします。
ただ、次にここまで足を伸ばせるのも2ヶ月後。
はたしてその時はメニューに残っているのでしょうか…。
もちろんまた訪問します。
2023/07/14 更新
2023/02 訪問
特製醤油らーめん =1150円
月曜日11時05分ごろ。
開店直後にもかかわらず、店内は満席。
11時10分頃にはすでに行列が5人ほど。
店内には棣鄂の麺を使用している旨の表示。店員さんのTシャツにも麺屋棣鄂の文字がプリントされている。
棣鄂商法にはいろいろと賛否があるみたいだけど、あそこの麺は美味しいですよね。というわけで、私はあまり気にしていません。
店主がワンオペで頑張られている割には、思いのほか早く特製醤油らーめんが提供される。着席から5分ほどかな。
特製醤油らーめんは、具材として、味玉子、海苔、メンマ、チャーシュー2枚、蒸し鶏の切り落とし2枚、ワンタン2個といった感じで、かなり豪華。
それぞれの味の特徴・違いもあり、味変的要素もあって、最後までかなり楽しめる。
スープは、料理門外漢の私のバカ舌なので全く当てにはなりませんが、基本的には鶏ベースの醤油味なんだと思うんですけど(豚清湯と言われればそんな気もするので、これすら怪しいですが…)、なんかほのかにイリコのような魚介系の風味が感じられ、単線系ではなく複線系の芳醇な味わい。
鶏のアブラの甘みを前面に出すわけではなく、どことなくスッキリ感のあるバランスのとれたスープです。
麺とスープの相性が非常に良く、スープだけとか、麺だけといった感じのラーメンではありません。
ハリのあるストレートの細麺ですが、違和感なくスープとともに口に入ってきます。かなりこだわりを持ってこの麺をチョイスされているのではないでしょうか。
トッピングも具材の一つひとつが個性を持った味になっていて、店主のこだわりを一品一品に感じさせる一杯になっていると思いました。
大繁盛店になる気配があるので、今後簡単に立ち寄れるかは分かりませんが、次に明石に訪れた際には、特製塩らーめんを食べてみたいと思います。
2023/02/20 更新
火曜日11時35分ごろ。
行列なし。
店頭の看板に大きくスパイシー醤油ラーメンの看板が出ていたので、本能的にそちらを選択。
定番メニューが抜群に美味しいから、注文後も周囲の人たちが食べているラーメンを見ながらうらやましさも感じたりとかしていたけど、すでに醤油ラーメンも塩ラーメンもこのお店で食べた経験のある身からすれば、「結局、このお店は何を食べても美味い」という結論で大丈夫そうな気がしたので、楽しみにスパイシー醤油ラーメンの登場を待つ。
特に長く待つこともなく出てきたラーメンは、中央に乗っている大きな赤玉パンチみたいなミンチ肉の塊が特徴的な一品。スープの上部は大量のラー油が使われている雰囲気で、味もそちら系の辛さ。
また、味変用にレモンの提供もなされ、最後まで非日常的な味を楽しめるラーメンになっていました。
やはり、ここのお店は何を食べても美味しかったです。
というか、私がこの口コミを書いている当日でも、まだ食べログスコアが3.45しかないのですが、これはどういうことなのでしょうか。もうオープンしてから1年くらいは経過したと思うのですが、3.5を超えていないことに驚いています。
地方都市だと高評価になりにくい印象はたしかにあるのですが、それにしても全然納得がいきません。
ただ、お店の利益を考えず、私個人として言えば、あまりに行列が長いと心が折れてしまうので、そこそこの水準にとどまってくれている現状自体は、好都合なんですけどね。
でもお店の人のお気持ちからすれば、このお店のクオリティにふさわしい高評価が与えられていた方がよいですよね。
というわけで、益々のご活躍に心より期待しています。
遠方に住んでいるのでいつになるかは分かりませんが、また再訪したいと思います。