sukachanさんが投稿したカフェ ミクニズ(東京/四ツ谷)の口コミ詳細

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閉店カフェ ミクニズ四ツ谷、信濃町、四谷三丁目/カフェ、ケーキ、フレンチ

2

  • 昼の点数:4.6

    • ¥2,000~¥2,999 / 1人
      • 料理・味 4.6
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 4.0
      • |CP 4.5
      • |酒・ドリンク -
2回目

2022/03 訪問

  • 昼の点数:4.6

    • [ 料理・味4.6
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気4.0
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク-
    ¥2,000~¥2,999
    / 1人

サロンドテ

1年ぶりに会う友人を
大好きなこちらに案内。

「カフェ」という名ではありますが
数奇屋造りの和洋折衷な古民家を改装した、
雰囲気たっぷりの店は小洒落たランチを出すエレガントな「サロンドテ」がしっくりきます。
多分カフェやティールームでここまで本格的なフレンチを出すお店は東京で他にないと思います。

周りの女性(20代〜マダムまで幅広く) はだいたいスイーツグルメのようです。
ほぼ皆さん食後にケーキとお茶をオーダーしてらっしゃいます。
(ワインもあるにもかかわらず オーダー率は限りなく低い)
やはり あくまでケーキが主役なのだという趣が伝わってきます。
スイーツは普段あまり食べないワタシですが今回は友人も一緒なので
コーヒーとともにゆっくり味わいたい。
ケーキの味は王道なザ・フランス菓子!にトレンドも取り入れ、存在感たっぷりです。
どちらかというと紅茶よりは濃い目のしっかりしたコーヒーが合う濃密なお菓子です。

こちらの主旨としては、お茶とスイーツを楽しむために
破格でランチを用意するという意向かと思われます。

とはいえ、、、
ミクニさまのプライドをかけ 新しい手法をちりばめられたランチの完成度があまりにすばらしく
こちらは繊細なワインが合いそうですね。
大丈夫かなと思うほど、お値打ちすぎてこれ以上 もう誰にも教えたくない、、、、。

松の盆栽が美しく手入れされた向こうのキッチンに帝王の存在を感じながらゆったりと時間を過ごしました。

  • 前菜:牛ほほ肉のブレゼ。少量ですがとても手の込んだ一品。盛り付け、味のバランスが素敵。

  • ジャガイモを裏ごしした滑らかなスープ

  • メイン:豚フィレ肉の低温調理、サフランソース。ふわっとやわらかく火の通った豚フィレ肉に優雅なサフラン風味のソースを絡めて。北あかりと小松菜が添えられています。

  • ジュエリーのような。フレジエ。イチゴとフランボワーズのジュレの中は生成り色のクリームにさらにフレッシュ苺がたくさん。

  • 友人のオーダーしたミルフィーユ。ピスタチオクリームとラズベリーソースがパイの間に。

  • cafe

  • よく手入れされた巨大盆栽

2022/04/09 更新

1回目

2021/11 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味-
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

東京の空

四谷の地下鉄を降りて外に出ると高いビルがないせいか空が開けて見えます。
市ヶ谷〜四谷は改めて 東京らしいなあ という気分になれる界隈です。

四谷見附公園の横を通り、小さな教会を右折したら住宅街に出ます。
前回来た時より木々の葉が黄金に色づき確実に季節が進んだことがわかります。


オープンに合わせ早めに到着すると先着の方々が5-6組。
平日なのに人気なんですね。

2015年にオープンしたこちらは、昭和初期の数寄屋造りの一軒家を
雰囲気をそのまま生かし リノベーションして使っています。

庭には大きな松の木の盆栽があり和モダンを醸し出しています。
室内は、文化財の中にいるような非現実感がありつつもとても寛げる空間です。
すでに満席の盛況でありながら皆さん静かに会話しています。


ぼっちの手持ちぶさたを想定、
家を出る時になんとなく手に取った短編集の最初の一遍
「武蔵野」が不思議に古民家と日本庭園の雰囲気に絶妙にマッチしました。
明治時代に書かれたこの随筆は、
ちょうど今の季節、秋から冬へかけての武蔵野の詩趣が描かれています。
作者が住んでいた渋谷を拠点としてちょうど千駄ヶ谷~代々木〜四谷上水の描写もあり、
「ミクニ村」のある このあたりも 武蔵野台地に位置することがわかります。
筆者は武蔵野の魅力をこう言っています「野やら林やらと人の生活が共存している一種特異な風景」
少し昔関東平野を見渡せるこの辺りも林や民家が混在する風景だったと想像できます。
筆者の明治30年(124年前)11月24日の日記にはこうありました。
「木葉未だ全く落ちず。遠山を望めば、心も消え入らんばかり懐かし」

3品と食後のお茶がコースのように丁寧にゆっくりサーブされるので
ちょうど短編の1話を読み終わるのにピッタリでした。


お隣の常連の上品なマダムはシャンパンと料理をゆっくり楽しみ、
食後にケーキも召し上がっています。
そう、こちらは元々向かいのメゾンと連動するパティシエのいるサロンドテ。
お茶とスイーツ利用の皆様のための元々サービスランチとしての立ち位置なのでは。

なので このありえないお値段でミクニさまの料理を味わえるのですね。
(気が変わられないうちに 毎日来たいくらい)

窓のそばに座っていた10代?の可愛いカップル、
ケーキだけをお茶なしで静かにとても美味しそうに大事そうに楽しんでいて
思わずつられて微笑んでしまいました。

  • カプレーゼ。モッツアレラが繊細なミルキーさ。カッテージチーズに見えるふわふわは口に入れるとスッと溶けて摩訶不思議。ランチセット¥1350 の前菜。

  • メイン、国産鶏ムネ肉の低温調理ロースト  シュプレームソース  皮の香ばしい、焼き目に塩が程よく効き、身の部分はふんわりジューシーなロースト。むっちりとした弾力があり、鶏の旨味がしっかり閉じ込められています。ブイヨンで伸ばした生クリームのソースは軽さがありつつ絶妙の塩加減でパンにもぴったり。付け合わせはブロッコリー、カブ、ミニキャロットのスチームに人参葉のフリットをトッピング。

  • ソースを拭いやすいクッペのスライス

  • ジャガイモとりんごのポタージュ。りんごのほんのり甘さが心地よい。

  • 紅茶orコーヒーは+¥250

  • 中庭の松の木の向こうにレストラン厨房が。

  • 数寄屋造の一軒家の窓

  • カフェ エントランス

  • さりげなく飾ってあったphoto 恩師アラン・シャペル氏?の訪問時 日付は 1989.12.31

  • レストランの方のエントランス

  • 四谷見附公園の巨大プラタナスから迎賓館を望む

  • 東京若葉キリスト教会 界隈は教会の街でもあります

2021/11/27 更新

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