19回
2025/08 訪問
磯の香り漂うムラサキウニとコクの赤ウニ、カタクチ鰯の
月イチのきざ㐂
この日のとびきりの一貫は、ムラサキウニと赤ウニ、そしてカタクチ鰯。
(三貫じゃないかーい)
大将いわく、バフンウニは使うの止めたとのこと。
理由は聞かずとも、この二貫を食ったら分かった。確かにこれ食べちゃうとバフンウニは無いな。
特に赤ウニが素晴らしい。濃厚ではなく、コクがある感じ。上品なコクが。
そして面食らったのは、カタクチ鰯(の稚魚だったか)。
しんこのような小ぶりのサイズでありながら、味はしんこのようで、しんこではない。
鰯とも違う。この鰯を食べた途端、これまで食べてきた鰯の脂が下品に感じる。
身は柔らかく、味と脂が上品。しんこより美味いかも。
これは最高。ラストにおかわりしちゃいました。
ネタの仕入れがハンパない、きざ㐂さん。
2025/08/29 更新
2023/08 訪問
【極上ピンネタ】8月下旬だけの「いくら」
久しぶりにきざ㐂さんのレビューあげます。
この日の極上ピンネタはいくら。8月下旬しか取れない旬のいくらです。
大将いわく、この時期のいくらは、まだ産卵前、初期の状態でいくらの皮がものすごく柔らかい。そのため、口に入れたときに、まったく弾けず、ただただ濃厚ないくらの味が、するっとシャリに絡みつき、ノリの風味と混ざるのが良いとのこと。いくらってプチっと弾けるのが良いとか聞きますが、まったく逆ベクトルをいく楽しみ方。確かにいい!言われないと気づかないが、皮は確かに邪魔かもしれない。旨みが凝縮されたいくら・・・素晴らしい。
そしてこの日の日本酒で最も印象的だったのは、みむろ杉の特別純米辛口。
今まで飲んだことのない辛口でした。最初は辛口。でもすぐに口の中で辛さがなくなり、
フルーティーな爽快感が残る。まったく辛口のお酒を飲んだ後って感じがしない、でもとびきりの辛口。これは素晴らしい。。夏の寿司にベストマッチ。
今宵も色々勉強させて頂いました。
来月もまた楽しみです。
2023/09/03 更新
2022/05 訪問
洗練度高まる
またしても、かなりご無沙汰してしまった、きざ㐂。
そんな私を温かく迎えてくれる大将。
久しぶりの店内は相も変わらずキレイな白木のカウンターと照明がお出迎え。お客さんも満席で賑わってるご様子。スタッフも2名となり、人気の高さを伺わせます。
まずはビール!からのレモンサワー。きざ㐂のレモンサワーは大将こだわりでマジで美味いです。
まずはお決まりの突先から。海苔がほんとパリパリ。良い香りの中からねっとり濃厚なマグロの突先。心なしか以前よりも旨い気がする。
そして肴と続きます。印象的だったのは鰹とバルサミコソースの洋服アプローチ。これが秀逸。そしてあん肝。甘く煮た酒との相性抜群の一品。ホタテの磯部焼きも美味。海苔が旨いんだよなホント。
そして握り。やはり伝統の赤酢シャリですが、パンチ効きすぎでもなく、弱くもなく、絶妙なライン。数年前に試行錯誤されてた1つの結論が出たのでしょうか。絶妙なバランス。特に漬けマグロの握りは最高。きざ㐂を代表する一貫。
久しぶりに来まして、ますます洗練された印象です。もう間あけないように来月の予約をしまして、おあいそ。ご馳走さまでした!
2022/05/17 更新
2019/09 訪問
肴が進化!冴え渡る“きざ㐂流”
月イチのきざ㐂。久しぶりにアップ。
先日、某鮨番組に出ていて人気ともにうなぎ登りのご様子。
この日もカウンター満席。ついに賑わいはじめてブレイクした模様。
肴がかなり進化しててびっくり!素材の味にはもともと定評ありましたが、
そこに、的確な一手間を入れてくるスタイルに。これは素晴らしい!
アワビの肝ダレも、きざ㐂では初の仕事とのこと。
久しぶりに貴重なナガスクジラも頂きました。やっぱこれは美味いよね。
握りも進化、限りなく赤酢の酸味を弱めた模様。大将の出身、とかみのシャリとは
あきらかに異なる、まさに脱却。これが“きざ㐂流”か。
大きく進化したきざ㐂、今後もさらに楽しみ!
2019/10/05 更新
2019/06 訪問
大将の握りと女将の日本酒がおりなす世界観
定番のきざ㐂さん、6月の訪問。
久しぶりの女将さんと再開。ということは、やはり日本酒ラインナップが!?
やはりキマシタコレ!初夏の夏酒を中心にレアなラインナップが目白押し。
そして1つ1つのお酒を丁寧にわかりやすく説明してくれる。その食レポならぬ酒レポの表現の豊かさに私は大ファンであり、多くの酒に対する女将のコメントをパクっては、よそで、自分のコメントの如く使いまわしてる(笑)
一方、大将の握り。お、っちょっと違う?? 前回からシャリを変化させている模様。
鮨屋でシャリを変えるというのは、想像を絶するほど覚悟がいるのだろう。が、あえてそこに挑む大将。個人的に今回のシャリはいい!だが、まだ研究に余念がない様子。まさに求道者。
いずれ、日本一を取るその日がくるまで若い夫婦の挑戦は続く!!
さらなる鮨の高みを目指して!(続く)
2019/07/10 更新
2018/11 訪問
【再訪】霜月のきざき、こだわりのレモンサワー
月イチのきざき。もはや通いつめ状態で口コミのネタに困ってきたこの頃(笑) ここ最近の私なりのきざき新たな発見。
・実はレモンサワーがスゲーうまい。大将いわく、こだわりのレモンサワーらしい。日本酒の合間にチェイサー代わりに頂くと最高にうまい。
・この日は久しぶりのナガスクジラのお肉が。うまい…これはほんとに旨い。
・最近の大将のイクラは、イクラを潰した濃厚イクラソースに卵を絡めるスタイル。これはこれで旨いが、個人的にはノーマルのイクラが好き(食感とかね) 今度伝えとこ。
・毎度思うが、きざきの肴を炙った燻製ツマミはほんとに旨い。藁の香りが良くてね。
・最近は著名な食のプロフェッショナルが結構来てるらしい。色々指摘を頂くらしいけど、来月の予約も入れてくれるらしく、すごいね!
この日の握りも変わらぬ安定のクオリティ。
来月はツマミを多めにしてもらうスタイルでお願いさせて頂く予定!
ご馳走さまでした!
2019/01/25 更新
2018/05 訪問
銀座を賑わす赤酢シャリ、赤坂に上陸
銀座を賑わす、あの赤酢のシャリが赤坂に上陸!
そう、こちらの大将は銀座とかみの出身。ついに赤坂でもあの鮨が食べられるということで期待値MAX!
ビルの5階に上がるとオープン記念の胡蝶蘭で埋め尽くされたエントランス。銀座界隈の鮨屋さんの名前もたくさん。大将のご人脈広し。
カウンター8席と個室が一つ。8席しかないのにものすごく広く感じる。一直線だからかな。新品の白木のカウンター。とても壮快な店内です。
まずは挨拶代わりとも言わんばかりの、鮪の突先から。
やはり、とかみの突先をイメージしてしまうが、食べて見るとシャリがちょっと違う。
とかみの赤酢シャリより、少し丸みがあって優しい感じ。なんというか女性的な感じ。
これは旨い!大将曰く研究したオリジナル要素を加えているとの事。
やはりこの辺りに独立の決意を感じる。
肴も旨い。この日、特に素晴らしかったのはナガスクジラの肉。
マグロのカマトロのような霜降りで脂が口に溶ける。かなり希少な品であることは間違いない。
握りは、先ほどのオリジナルの赤酢に少々小ぶりなシャリ。個人的に好きなバランスでいい。
マグロはもちろん、ウニのネタも素晴らしい。この日は2種類のウニを食べ比べ。
オープンしたばかりでこれほどのネタが確保できるのも大将の実力か。
さらに日本酒のラインナップも素晴らしい!
女将さんが酒屋の出身だそうで、とにかく日本酒に詳しい。仕入れも担当されるとか。
おまかせで出てくる日本酒の食事との相性もGood!
おそらく半年後には予約取りづらくなってしまう事は確実。
月イチで通うことになりそうです。
2019/01/25 更新
月イチのきざ㐂。
今宵の極上ピンネタは、前回に続きカタクチいわしの握り。
もうこれ最高です。そして9月下旬までしか食べられないとのこと。
しんこのようでしんこじゃない。いわしのようでいわしじゃない。
いわこ?とでも言うべきか。また来年も食べられますようにと願うばかり。
そしてこの日、肴でカウンターを湧かせたのが、鮎の白子
日本酒との相性が抜群であります。
まったく大将ってば、よくこういうの見つけてきたり考えるよなと感服。
これからの寒い季節も楽しみです!