15回
2022/04 訪問
三代目 和田駿友氏の新生とかみ
2代目の小田大将が北海道に旅立たれ、ついに3代目大将、和田駿友(はやと)氏の新生とかみ。通い慣れた店ながら、なぜかドキドキしてしまった。いったいどんな雰囲気でどんな鮨を食べさせていただけるのか。
とりあえずカウンターに着いて、ビールで乾杯!3代目も元気よく乾杯!ありがとうございます!
まずは、とかみと言えば「突先」から。変わらぬ味にどこか安心。
続いて肴が出てまいります。3代目の創意工夫、桜餅のような塩漬けの桜の葉に手毬ずしを合わせる。これはなかなかいい。香りがいい。ホタルイカの酢味噌、のどぐろの燻製ときまして、これもうまい。盛り付けやちょっと洋風。このあたりは3代目の感性が光る。
非常に珍しかったのは、桜鱒のフライ。とかみで過去にフライを頂いた記憶はないな。付け合わせのタルタルソースが優しいお味。先代の肴を踏襲しつつも、さりげなく独自のアレンジが垣間見える。
いよいよ握り。これは忠実にとかみの伝統を守ったスタイル。印象に残ったのはシャリ。先代よりも、やや赤酢のパンチが効いてる印象。これは初代の佐藤氏の初期の赤酢シャリを彷彿とさせる。個人的には結構好き。そして、これもとかみでは珍しく貝の握りが2品(赤貝とホタテの漬け)。先代は貝はあまり使われなかった印象なので新鮮。うに、のどぐろ、アナゴときて最後は卵で〆。
変わらぬスタイル。
しっかりと、とかみの味を守りつつ、随所に3代目の新たなスタイルを垣間見れた一席でした。
まだお若く、名店の3代目ということでプレッシャーは相当でしょう。でも、今宵の席で安心しました。これからの新生とかみ、3代目に大いに期待しつつ、また次回を楽しみにしております。
2022/04/19 更新
2020/02 訪問
やっぱり赤酢に戻ってきちゃう
2019年9月以来、久しぶりのとかみさん
その間、色々な鮨屋を回ってましたが、どうしても、とかみの赤酢のシャリが恋しくなってしまい・・・小田大将も相変わらずご盛況のご様子!!
というわけで、まずは肴からスタート。
いつもの、マグロの突先・・・
ああ、このシャリ、この赤酢のパンチの効いたシャリ。酸味とマグロの脂が絶妙に混ざり合う・・・やっぱ、これぞ、とかみ!
むむ、なんか肴のレベル上がってるような気がする。
真剣に味わってしまい、写真撮り忘れる(涙)
昨年9月の時と同じく、ホウボウの刺し身があり、最近は良いものが入るのかよく出されているみたいです(結構、希少な魚なのにスゴイ)
握りも変わらずの絶品。特にマグロの握りで赤酢の配合を変えた(であろう)シャリを使い分け、マグロの脂と見事に絡める酢の味わい。
同じく、終盤の、のどぐろでもこのパンチのシャリがベストマッチ。
久しぶりの来訪だからか、ウニは大将のめっちゃサービスてんこ盛り♪
そして、日本酒は十四代・龍の落し子が登場。
久しぶりに再会した赤酢のシャリ・・・
気づいたら、来月の予約も入れちゃってました。
2020/02/21 更新
2019/02 訪問
【再訪】2月のとかみ (ぶりトロ&ホウボウ)
毎月の定例とかみ。
この日、もっとも輝いていたのは、ツマミの魴鯡(ホウボウ)と握りのブリトロ。
魴鯡は、かねてより食べてみたいと思っていた憧れの魚。天ぷら深町の大将に、魴鯡は滅多に手に入らないと言われて、それ以来、ずっと気になっていたのですが、まさか、とかみのツマミで出てくるとは!
胡麻味噌とあえてましたが、肉厚の白身と、なんとも上品な脂の味が印象的。
これを天ぷらで食ったら確かに美味いだろう!ああ、やっぱり天ぷらで食ってみたい。
小田大将に「魴鯡ってメチャクチャ希少なんでしょ?」って聞いたら、「そうですかね??」って感じであれ?? もし次入ったら、天ぷらで食わしてくれ(笑)
そして、もう1つ輝いていたのが、ブリトロ。この日は良いブリが入ったらしく、ブリのトロを握る。味はまるで大トロ。マグロの旨味とは違う、ブリの旨味をまとった大トロ。これは旨すぎる。
やはり、とかみのシャリは、脂をまとったネタと相性抜群。赤酢のパンチが脂に負けることなく、口の中を引き締める。素晴らしい握り。
そして、この日も日本酒飲みまくり。幸せな金曜日。
ごちそうさまでした。
2019/03/02 更新
2019/01 訪問
【再訪】2019年の初とかみ
2019年の初競りは史上最高値の3億3000万のマグロが出たということで、今年も鮨界隈は熱くなりそうだ。そんなこんなで2019年の鮨初めは銀座とかみ。
やっぱり初競りとテレ東のマグロ漁師2019を観た直後だからか、この日は特にマグロがよかった。とかみの大将は、比較的小ぶりなマグロで味がしっかりしてるやつを好むそうです。しっかりしたマグロを、パンチのある赤酢のシャリがしっかりと受け止める。脂が乗っていくほどに、この赤酢シャリとのコンビネーションの良さを感じます。やっぱ今年もホームグランドはとかみだ(笑)
この日は十四代の希少な「おりからみ」も頂きました。どこまでも綺麗なお酒。。ただ、ただ綺麗な美人酒。握りのテンポも良く、満腹過ぎず、酔い過ぎず、幸せな時間でございました。
今宵もごちそうさまでした。
2019/01/20 更新
2018/07 訪問
【再訪】7月のとかみ
今年の夏は暑すぎる( ̄▽ ̄;) 連日の猛暑のため夏バテ気味だったが、やはり赤酢のパンチのあるシャリに食欲をそそられました。
この日、ひときわイケてる品は天然うなぎの白焼き。そして小田大将が考案したズッキーニとイワシをオリーブオイルで焼いた一品。これってイタリアン風なわけだが、今が旬の鰯をあえて、ここに入れてくるあたりがあすが寿司屋!意表を突かれ、肩透かしを食らった感じです(笑)
握りでこの日1番輝いていたのは、旬の鯵、そして新子!!
新子のなんとも言えない爽やかさが、夏の鮨って感じです。
あと、心なしかウニがこの日はメチャクチャ大盛りだった気がします(笑)
大将のサービスでしょうか!口に入れたら、シャリがどこかに行ってしまいました(笑)
今回も素晴らしい夜になりました。また来月も参ります。
2018/07/30 更新
2018/05 訪問
【再訪】最近、日本酒ラインナップに磨きが掛かってます
月イチのとかみさんです。
鮨の旨さは、もはや語る必要なしですかね(笑)
この日も変わらずのハイクオリティーでした。
この日、何よりすごかったのは日本酒ラインナップ。特に印象に残ったのはこの2つ。
・作(zaku) 槐山一滴水(かいざんいってきすい)
・作(zaku) 恵乃智(めぐみのとも)
・瀧自慢
作(zaku)の2種類飲み比べ。
まずは恵乃智・・これはいい。鮨に負けない主張あり。日本酒飲んでるって感じがすごいする。
そして、槐山一滴水(かいざんいってきすい)・・・
カッコイイ、名前がカッコイイ。必殺技(奥義)みたい。
そしてものすごく旨い。。純米大吟醸、磨きまくり。
瀧自慢・・・伊勢志摩サミット乾杯酒だわ。
それを聞くだけで、美味く感じる。いや実際に美味い。これも最高だわ。
十四代も頂いたのですが、今回はこの3つの印象がとても強く残ってます。
めちゃくちゃ飲んじゃいました(笑) トータル8合ぐらい注文したかも。
うまい鮨にうまい酒・・・最高の夜でした。また来月もお願いします。
2018/05/17 更新
2018/04 訪問
最近は月イチペースです
久しぶりに、とかみさんの食べログアップしました。二代目の親方になってから初投稿です!
先代の味を見事に受け継いで、変わることのない、とかみの鮨を見事に披露して頂きました!やっぱこの赤酢シャリが恋しくなるのだなぁ。なので、最近は帰り際に予約入れて月イチペースです!
二代目大将ともついに、私と一緒にお酒飲んでくれる間柄になれて、ますますアットホームな、自分のホームグランド的な鮨屋さんになってきました!
で、肝心のお鮨は、この日はのどぐろ、ウニがとりわけ素晴らしかった。ウニは以前は軍艦で出してたけど、今回はシャリの上に直に乗せてきました。何故かと聞くと、その日の雲丹の状態に合わせてとの事。旨い、、、もう旨いしか言葉がない。
そして日本酒も目利きの大将セレクトが炸裂。貴重なやつもご馳走になってしまいました♪
来月もまたお願いしまーす!
2018/04/28 更新
2015/02 訪問
店主の腕前に鮨の奥深さを初めて知る
【再訪5回目】
久しぶりに再訪投稿です。
かれこれ、寿司屋も色々と回ってきまして、そこそこ味が分かるようになってきた今日この頃。そんな今でもやはり、とかみさんはピカ一!やっぱりこの赤酢シャリのパンチが素晴らしい。ネタに負けない、どっしりと受け止めるシャリ。ネタの絶妙のタイミングを見極めて握る親方の腕。口に入れたときの温度とホロリとこぼれるシャリ。やっぱ最高です。
【初回投稿】
2回目のとかみさん。今回も店主と友人である知人のはからいで、素晴らしい一夜に。なかなか手に入らない日本酒の数々を頂きました。1つ1つ丁寧に酒の説明をしてくれる店主に感激!そして言うまでもないが、ここの鮨に日本酒は最高に合う!パンチの効いた赤酢だからか、ほんと相性がいい。
前置きが日本酒になってしまいましたが、握りも相変わらず絶品。半年前に初めて来て以降、銀座界隈の鮨店を何件か回ったけど、改めてこのお店の凄さを知る事に。
素人ながら、1番感じたのは口に入れた時のネタとシャリの温度感。これが一体となって口に溶けていく感じに。ここの握りは、ほんとにそれを感じることができます。素人の私でも。
鮨の奥深さを感じました。今の自分に最高の鮨屋は?を聞かれたら、間違いなく「とかみ」と答えます。
ごちそうさまでした。
2016/12/10 更新
三代目大将・和田さんのとかみもすっかり定着した様子。定期的に行ってましたが久しぶりにレビュー上げます。
マグロの突先からの肴の品々。
ワカサギの南蛮
鰹の刺身とニンニクソース
ウニとエビにポン酢のジュレ
焼き魚は甘鯛
と名前は適当ですごめんなさい。特に絶品だったのはウニとエビのポン酢ジュレ。
そしてここから握りの始まり。
相変わらずマグロが良い。そして赤酢のパンチの効いたシャリ。
やっぱり、とかみを感じます。
そしてこの日は十四代のオンパレード。最高です。良い日に当たりました。
どのお客様にもサービス精神旺盛な大将。
美味しい鮨は当たり前。その上でどれだけお客さんに楽しんでもらえるか。
10席のお客様=十神(とかみ)を体現されている様に銀座の一流鮨屋と思えない
アットホームさを感じます。今宵もご馳走様でした。