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夜の点数:5.0
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¥1,000~¥1,999 / 1人
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料理・味 3.5
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|サービス 3.5
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|雰囲気 5.0
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|CP 3.5
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|酒・ドリンク 3.5
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[ 料理・味3.5
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| サービス3.5
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| 雰囲気5.0
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| CP3.5
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| 酒・ドリンク3.5 ]
伝説のJAZZ喫茶 ベイシー
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JBL、ウーファー2発が唸りを上げる
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この先の扉は時間軸を越える
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ベイシーオリジナルカップ
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壁一面のレコード
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2018/09/11 更新
わたしの音の原点がここにある
Jazz Spot BASIE
ここを初めて訪れたのは、かれこれ25年近く前になる
CDプレーヤーが登場して間もない頃
アナログのLPレコードが全盛時代だった
オーディオ仲間と連れ合って
はやる気持ちを抑えながら車を走らせた
当時の私といえば、大枚を叩いて
JBL4343に アンプはC29とMC2255を手に入れたばかり
ベイシーのJBLが聴けるとあって心が躍る
緊張しながら おそるおそるドアを開けた記憶が懐かしい
もちろん お目当ては ベイシーの音を聴くためだ
店内に入って度肝を抜かれたのが その音量
ジャズ好きやオーディオファイルでなければ 決して受け入れ られまい
音のいい場所に陣取ると
ほどなくして温和そうなマスターが注文を取りに来てくれた
自作のエンクロージャーからは2発のウーファーが唸りを上げ
音の洪水に圧倒され、息を呑んだ
それ以来、何度もベイシーに足を運んだ
今年バイクで訪れたのは5月
夕方の一関はすでに陽が落ちて、息が白かった
店内は自分だけ こんな贅沢は初めてのことだ
2,3曲聴いたところで マスターがレコードをチェンジした
DEXTER GORDON の ONE FLIGHT UP だ!
同じアルバムのCDなら持っているが レコードは初めて聴く
一曲目から18分にも及ぶバード作の"TANYA"だ
曲が始まりさらに度肝を抜かれた
ART TAYLOR のドラムの低音が床を揺らしコーヒーに波紋をつくる
ゴリゴリとしたどこまでも沈み込む低音はここでしか聴くことのできない音だ
トランペットとテナーサックスの管楽器は実在感が際立ち
ステージに演奏者が現れた
目を瞑るとジンワリと涙がこみ上げる
50年の時を経て繰り広げられるモーダルな演奏に耳を傾ける
DARN THAT DREAM の切ない女心を唄ったメロディーに涙が流れ落ちた
なんと幸せなことか・・・
飛行機で訪れる常連がいると聞くが、自分には理解も可能だ
マスターの著書はすでに何冊も出ていて
店内の柱を切ってスピーカーの材料にした武勇伝には恐れ入った
スピーカーと格闘した半生は尊敬に値する
レコードは1950、60年代の所蔵が充実しており
その数は数万点に及ぶ
ジャズマニアに非ずとも、ぜひ
ベイシーでジャズの巨匠たちに出会って頂きたい