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◆今回の品◆
マンハッタン
ギムレット
◆評価◆
食べログ全体評価19人 3.42
個人評価総合4.3
味4.3
サービス3.7
雰囲気4.2
コストパフォーマンス3.9
ドリンク4.3
◆こんな方にお勧め◆
丁寧な所作の一杯をカウンターで静かに味わいたい方
◆注目ポイント◆
味・ドリンク 4.3
雰囲気 4.2
カウンター正面にV字で並ぶグラスがほの灯に瞬き、静かな所作だけが音になる。冷やした器、湿らせて捨てられる氷──準備のひと手ごとに空気が澄み、口に運ぶ前から一杯の輪郭が立ち上がる。
マンハッタンは、複数のウイスキーの骨格にベルモットの甘苦が重なり、ビターズが陰影を添える。口当たりは絹のように滑らかで、温度と希釈がぴたりと決まるから、甘味・苦味・アルコールの焦点が一点で合う。飲み進めても輪郭は崩れず、樽香とスパイスの余韻が長く続き、最後の鼻抜けまで美しい“設計”を感じさせる。
ギムレットは、ライムの凛とした酸に透明感のある甘みが寄り添い、温度管理と溶けの精度で後味はすっと軽やか。切れ味と瑞々しさが共存し、自然と二口目を誘う。
◆本文◆
秋田行きに際し、主要なお店は事前に予約・確認を済ませ、最後に探すのは夜の二軒目。
秋田駅周辺は日曜定休が多い中、ブロガーは軒並み高評価(4.0超)であり、評価はたった19件で3.42の高得点という稀有な点数のバーを見つけ、胸が高鳴ります。
ある評には「マンハッタンを10分近くかけて作る」とあり、その一文が背中を押しました。
扉の前で思わず足が止まります。
異世界の入口のような佇まい。
中へ入ると、エンジのカーテン、落ち着いた壁面と腰板、革張りの椅子、重厚な無垢のカウンター。
空間の“世界観”がぴたりと整っています。
カウンターに腰掛け、視線を正面へ。
温かな木目のバックバーにボトルがびっしりと整列し、その手前でグラスが三段のステージにV字を描いて並ぶ。
上段には脚の細い小ぶりのカクテルグラスやフルート、中央にはクープやチューリップ、下段にはカットの入ったオールドファッションドやショット、ゴブレット。
形と高さのリズムが視線をV字の中心へ導き、棚下の柔らかな灯りが磨かれた縁を静かにきらめかせます。
飾りではなく“現役”の道具としての並び。
手前ほど掴みやすい低い器、上ほど繊細な脚物——動線まで計算された配置です。
一本のシェーカーが置かれれば画が完成するような凛とした緊張感。
次の一杯が、この中心から立ち上がる予感が漂います。
バーテンダーは寡黙で、必要最小限の言葉だけを置く方。
坊主頭に端正な所作で酒と向き合う姿は、山伏の修験者あるいは匠の仕事を思わせる気品があります。
まず供されたのは、果実のニュアンスを帯びた香り高い紅茶。
メニューは置かれておらず、希望を伝えるスタイルとの説明。
初手は決めていたマンハッタンをお願いします。
カウンター越しの工程は驚くほど丁寧。
目視できただけでも六種の酒をバランスよくブレンドし、注ぐグラスだけでなくミキシング用のグラスまで丹念に冷却。
氷は一度酒で湿らせてから捨て、最上の状態を整えていきます。
「日本一丁寧なマンハッタン」という評が、誇張ではないと感じられる所作です。
入店からおよそ25分、最初の一杯が到着。
端正な手順ゆえ時間は要しますが、カウンターでは工程そのものが愉しみになります。
グラスを近づければウィスキーの芳香。
口に含めばまろやかで、一体化した味の設計に圧倒。
複数のウィスキーとベルモットがそれぞれの美点だけを残し、舌の上で花がほどけるように広がります。
私にとって“過去一”と呼べる完成度のカクテルでした。
お通しはスペイン産サラミ、シャインマスカット、クリームチーズ、生チョコ。
塩味・甘味・脂の流れが美しく、グラスを自然に促します。
続くギムレットは、舌に直球で響くキレ。
後味はすっと軽やかで、度数は高め。
酒量に自信のある私でも、一杯で心地よく酔いが回りました。
妻のキューバリブレとラムクリームも一口ずつ。
いずれも仕事が丁寧で、バランスが端整です。
お会計は2人で8,800円。これだけの内容で一万円を切るとはコスパも素晴らしい。
会計後、店先まで静かな所作で見送ってくださり、扉が閉まる気配まで含めて一つの物語を見届けたような余韻。
日曜営業が少ない街で出会えた、粒立ちのよい一夜でした。
丁寧な一杯に向き合う時間と、提供までの静かな待ち時間——その両方を楽しめる方にこそすすめたい、秋田に刻まれる記憶のバーです。
⌘最後に⌘
「いただきます」の一言に込めた感謝を忘れず、
日々の食に敬意をもって、その魅力を丁寧にお伝えできれば幸いです。
皆さまのかけがえのない食の時間を、より心豊かに彩るお手伝いができればと願っております。
ご馳走様でした。