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◆今回の品◆
LAUNCH Menu Chef 8,800円(税込)
+ドリンク
+サービス料5%
◆評価◆
食べログ参考:3.96点(98人)
総合:4.2点
味:4.2点
サービス:4.0点
雰囲気:3.9点
コスパ:3.8点
◆注目ポイント◆
味 4.2点
コース全体を通して印象に残ったのは、「濃さ」を誇示せずに旨味の輪郭だけを澄ませていく組み立てです。
甘味は素材由来の品の良さで立ち上がり、余韻は重たく残るのではなく静かに伸びる。
香りは強さで押すのではなく、みずみずしさを損なわない最小限の輪郭として添えられ、酸は要所で差し込まれて脂やコクをきゅっと整える。
濃厚さは層を重ねて深度を出しつつも、塩気と温度で後味がきれいに整列し、火入れは繊細さを守りながら香ばしさを一点に集めることで、食感と香りに立体感を生む。
最後は果実の酸が甘みを軽やかにほどき、全体の余韻を清潔に畳んでいく——こうした“流れ”まで含めて味わえるのが心地よく、自然と山形の[ガストロノミーを感じる]ランチです。
◆本文◆
妻の誕生日にこじつけて、念願のお店へランチ訪問です。
山形を代表する一軒として名が挙がることも多く、食べログでは山形県のフレンチで最高得点を保持。さらにフレンチ百名店(EST 2023・2025)に選出され、ゴ・エ・ミヨにも2023〜2025まで掲載。ヒトサラのベストシェフにも2024、そしてつい先日は2025にも選出された村山優輔シェフのお店です。実績が積み上がっていくほど期待値も自然と上がりますが、評判に引っ張られすぎず、あくまで目の前の一皿で判断したい——そんな気持ちで伺いました。
結果からお伝えすれば、山形県で400店以上のレビューを書き続けた中、現状あるお店で2位タイ。強くお勧めできるお店でした。
場所は七日町の角地。ソイイソノさんやプチ・ノエルさんと同じ通りで、良いお店が並ぶ一帯です。駐車場は無く、近くのコインパーキング利用が前提。
外観は看板や窓が控えめで、一見すると一般住宅のような佇まい。ところが扉を開けると空気が変わり、白を基調とした清潔感のある空間がすっと広がります。
1階はカウンター席と厨房、2階がテーブル席で、今回はそちらに通していただきました。
最低限のドレスコードはありますが、タンクトップやハーフパンツ、サンダルが不可という、フレンチとして一般的な範囲。コートも自然に預かってくれました。接客は丁寧かつ気さくで、距離感が上手い。特にソムリエの方(シェフの弟さんと思われる)が、上品で柔らかな話し方ながら説明は要点が明確で、こちらを急かさず、間延びもさせない。“当たり前を高い水準で保つ”ことが一番難しいのに、そこが崩れないのは安心材料でした。
まずはノンアルコールのワインを注文。本物のシャルドネからアルコールを飛ばしたタイプとのことで、甘さに逃げず、酸の骨格と香りの輪郭が残る。料理に合わせて成立するノンアルは意外と少ないので、ここは素直に嬉しいポイントです。テーブルに並ぶカトラリーも上品で、見た目だけでなく握りやすさも良い。ポルトガルのクチポールだそうで、道具の選び方にも隙がありません。
アミューズ
木目の美しい板の上に2つのリエット。竹炭を使った黒い小さなマカロンのように整えられ、もうひとつは葉脈を模したチュイルで挟まれています。最初から視覚が楽しい。
マカロン風は地鶏レバーのリエットに東根産苺。レバーの濃度が苺の酸で整えられ、もう一つは庄内豚のリエットをチーズ菓子で挟んだもの。少量でも豚の旨味が丸く、塩気が強すぎず、余韻が綺麗に伸びます。重さだけで終わらない。導入でいきなり“濃い”方向に寄せず、期待だけを置いて次へ渡すのが上手いと感じました。
ズワイ蟹
小さな器の中、琥珀色のコンソメジュレが艶をまとい、その下に雪下人参のムース。上には柚子の香りと河北町の秘伝豆が顔を出します。器越しに光を受けたジュレがきらりと見えて、写真映えするのに嫌味がない。
蟹へ目が行きがちですが、主役級なのは雪下人参のムースでした。素材由来と思える上品な甘味が、しつこさなく、しかし余韻だけが長く続く。甘味が“残る”のではなく“伸びる”。コンソメの澄んだ旨味がそれを邪魔せず、口の中で静かにまとまっていきます。
鰤
鰤のたたきを燻製にし、ビーツの赤をまとわせた一皿。ガラスの器の中で、紅大根の薄い輪やイタリア野菜が色を添え、ビーツが粉雪のように散る。透明感のある盛り込みで、ランチの明るい光がそのまま美味しさに加担するタイプです。
燻製と聞くと水分が抜ける印象がありますが、これはみずみずしさを保ったまま香りだけを的確に乗せてくる。スモークの“良いところ”だけが残る感覚がありました。そこへビーツの酸味が、鰤の脂の輪郭を締め、味の像がくっきり立ち上がります。
白子
酒田の鱈白子を揚げ焼きし、ブルーチーズのソース。石肌の器の中央に香ばしい焼き色の白子が置かれ、下には白いソースと青菜。近づけなくても立つ揚げの香りが食欲を呼びます。
外側はカリッと香ばしく、中はとろり。白子だけで濃厚なのに、ブルーチーズで“追い濃厚”。大胆な掛け算ですが、塩気と香りで余韻がだらけず、濃厚さがきちんと一つの完成形になっています。狙いは明確で、料理として破綻しないバランスでした。
平目
平目の上に、ピスタチオ・パン粉・バターを混ぜた層を乗せ、そこから平目へ間接的に火を入れます。
皿の余白が大きく、中央の焼き色が端正に映えます。トップの香ばしさが視覚からも伝わるのが良い。
魚へ強い火を入れない分、境目はレアにしっとりしながら、側面と下はふんわりほどける。食感が一枚岩ではなく層として立ち上がるのが面白い。ソースは白ワインとスダチのブリュノワーズで、酸味は軽く、しかし要所を押さえている。繊細な旨味を守りながら、次のひと口へ進める推進力になっていました。
仔羊
赤みの美しい断面に、フキノトウが入ったマデラソース。芽キャベツやスナップエンドウの青い香りが差し込み、脂の甘さが単調になりません。
臭みはなく、繊維はほどけやすい柔らかさ。ソースはフォンドヴォーの親和性を感じつつ、仔羊の出汁も思わせる奥行きがあり、フキノトウの苦味がとても良い広がりを生みます。メインとしての重心がここでしっかり定まります。
KISS
白い皿の中央に、艶やかな赤い唇の造形。ソースが滴るように落ち、少し挑発的で、それでいて品がある。スプーンを入れるのが惜しい、という気持ちが先に来る見事さです。
見た目が強い分、味が置いていかれないか気になりますが、フランボワーズのムースは酸が立ち、甘味の凝縮感を軽やかにほどいてくれます。香りの輪郭が最後まで崩れず、食後に向かって口の中が整っていく感じがありました。
カフェ/小菓子
カカオニブを敷いた器に小さなカヌレ。外は香ばしく、中はしっとり。ほろ苦いカカオニブが甘みの余韻を締め、食後のテンポが整います。
別皿にはラ・フランスのパート・ド・フリュイ。砂糖の輪郭で押すのではなく、果実の香りが最後に残るタイプ。
飲み物はカモミールのハーブティーを選択。余計な苦味がなく、純粋な香りを楽しめる良品で、コースの情報量を静かに片付けてくれる締め方でした。
全体として、見た目の華やかさだけに頼るのではなく、皿の順番に意味があり、一品一品に個性がありつつも、コースとして一本の線が途切れにくい構成でした。スタッフの説明も軽快で、地産素材の良さが“食べる前から”伝わってくる。結果として、食べる側の気持ちまで整えてくれるのが、この店の強さだと思います。
服装は過度に構える必要はありませんが、少しだけ気持ちを整えて行くと、料理とサービスの良さがより素直に入ってきます。
山形の素材と技術がコース全体で確かめられる時間でした。そういう意味で、結論はとても自然にここへ着地します。
まさに山形の[ガストロノミーを感じる]お店ですね。
⌘最後に⌘
「いただきます」の一言に込めた感謝を忘れず、
日々の食に敬意をもって、その魅力を丁寧にお伝えできれば幸いです。
皆さまのかけがえのない食の時間を、より心豊かに彩るお手伝いができればと願っております。
長文を最後までご覧いただきありがとうございます。
ご馳走様でした。