2回
2017/01 訪問
三年ぶりに行ってみました
せせり炙り焼き(¥600) 炭火で炎を上げて焼き上げたせせり。柚子胡椒をつけて食べる。宮崎の地鶏が有名になるずっと前からこのやり方で出している。美味!
にんにく焼き串(1本¥140) 焼鳥は1本¥120〜で一人前2本から注文できる。炭火で丹念に焼かれた焼鳥はやはり美味しい。
鴨なんばん蕎麦(¥750) 冬期限定メニューの一つ。鴨とネギは串に刺して炭火で焼いてある。残念ながら蕎麦自体は凡庸だが、具と出し汁の美味さはかなりのレベル。
きも刺し(¥600) 焼鳥は「◯◯鶏」といった地鶏ではないようだが、この店の鶏はかなり質が良い。このきも刺しを食べれば、鮮度の良さと素性の確かさを実感できるはず。お気に入りの一品。
2017/01/29 更新
2013/12 訪問
絶品の激辛野菜カレーライス!
昨年末に引っ越したので今年はまだ行けてないけれど、以前はすぐ近所に住んでいたのでずいぶん足繁く通い詰めたお店です。
まず炭火で焼く焼鳥は一本¥120〜で二本ずつから注文できます。ネギ身、せせり、レバー、砂肝…、どれも丁寧に下拵えが施されて美味しいのですが、特にオススメなのが、つくね(一本¥140)ぼんじり(一本¥150)です。
宮崎で東国原知事が大々的に宣伝して全国的に有名になった地鶏の炭火焼きもブームより前からやっている名物で、盛大に炎を上げて調理する霧島どりもも炙り焼きや阿波尾鶏せせり炙り焼きも非常に美味。唐揚げや皮の湯引きといったオーソドックスなメニューからササミを春巻きにして揚げて明太子マヨネーズで食べるようなちょっと変わったメニューまで、鶏を使ったメニューはすべて納得のいく美味さである。
また、冬場にはじっくり時間をかけて作った鶏スープを使った白湯鍋をはじめとする鍋が各種あり、これも一押しの美味しさです。
その他にも、魚以外の一般的な居酒屋メニューやごはんものも充実しています。季節ごとにオススメメニューもあって、品数は実に豊富です。
しかし、僕が特にオススメしたいのはこうした当たり前な焼鳥屋のメニューではありません。
メニューの片隅に特に強調されるでもなく書かれている野菜カレーが絶品の美味しさなのです。
普段からカレー好きを自任しあちこち食べ歩いている僕がこのカレーには心底驚きました。まず、通常の焼鳥屋ではありえないほどの激辛⁉︎ 鶏もも肉にトマトや玉ねぎ、ピーマン、茄子、パプリカ等、これでもか!とふんだんに野菜を入れ、店長自ら何ヶ月も試行錯誤を繰り返して調合したスパイスでまとめ上げたそのカレーは、焼鳥屋のそれのレベルを超えて専門店クラスの完成度に仕上がっています。それでいて値段は¥700⁉︎ ハーフサイズもあってそちらに至っては¥450‼︎ ちょっとありえない価格設定で、原材料費や手間暇を考えたらとても採算が取れているとは思えません。それだけ手間もコストもかけているのだから、もっと大々的に宣伝すればいいのに、と店長に言ってみたところ「辛すぎると家族やバイトの子には評判が悪くて…。」まさしく自虐の極みが作り出した奇跡の一皿と言えるでしょう(笑)
このカレーは毎回注文する一部の熱烈なファンに支えられているのですが、あまりにももったいない!と考えて、食べログに投稿してみようと思い立ちました
激辛カレーのお好きな方は是非とも一度お試しください。辛いのが苦手な方でも、他にも美味しい料理がたくさんあるので御安心を。他のメニューにも、どこかしかカレーと共通する店長のマニアックな一工夫が施されていて、絶対に満足できると思います。
2017/01/21 更新
塚口へ夜に行く用事があったついでに久々に『鳥銀』へ行ってみようと思い立ち富松まで足を伸ばした。引っ越して以来一度だけ顔を出しはしたが、しっかり飲み食いするのは三年ぶりになる。たった三年、とも思うのだが、この三年間で富松では『グリル飯田』や『桃太郎』という、かつてさんざん通い詰めてお世話になった店が閉店してしまった。だから、この『鳥銀』と『ベルドゥーラ』にはいつまでも元気に変わらず頑張って欲しいと思う。
店に入ると、久々に僕の顔を見て店長はびっくりしたようだったが、あの頃と変わらぬ温かい笑顔で迎えてくれた。奥様も相変わらずお美しいし、店内の様子もバイトの若い衆こそ替わっていたがさほど変わってはいない。やはり三年やそこらではそう変わるもんでもないなと安心した次の瞬間、今度はこちらがびっくりする番だった。カウンターからひょこっと顔を出した若い女性が一人。それが店長の娘さんと気づいた時の驚きたるや…⁉︎すっかり女性らしくなってしまっているではないか‼︎しかも、店長夫妻には二人の娘がいるのだが、目の前にいる女性は下のお嬢さんだと言うではないか!さらに、しばらくして上のお嬢さんも現れたのだが、背が20cm近く伸びている⁉︎完全に大人の女性になっている❗️
僕の記憶では二人とも小学生だったはずが、子供にとっての三年はいかに大きいものかを思い知った。
再会した勢いもあって、その夜は今年初めてビールといいちこのロックを飲んだ。久々の酒がさすがに効いたこと!すっかり良い気分になってしまい、幸せな夜を過ごせた。
さて、食べログにふさわしい内容に戻して食べた肴を列挙するとしよう。
写真は撮り忘れたが、まず最初にお通しとして小鉢が二つ。枝豆とぎっちりキャベツが詰まっている。それに別皿でマヨネーズと味噌が付いてくる。この味噌が実に良い味で、通っていた頃には何度か味噌だけ買って帰って自宅でも食べるほど気に入っていた。
最初に注文したのが「肝刺し」(¥600)
最近は牛肉だけでなく焼鳥屋でも生を出さない店が多いが、この店ではいつでも刺身が楽しめる。ササミやハツ、砂ずりもあるが、僕の一番の好物はこの「肝刺し」。実に新鮮でトロリとした食感は夢中になれるものがある。
次に「せせり炙り焼き」(¥600)
今はメニューには書かれていなかったが、確かせせりは阿波尾鶏だったと記憶している。これともう一品「霧島どりのもも炙り焼き」という二つの炙り焼きメニューがあり、この店の名物となっている。網の上で炎を上げながら炭火で焼き上げる鶏肉は、色こそ黒っぽくなっているが非常に風味豊か。東国原知事時代に宮崎県の地鶏がこの焼き方で有名になったが、この店ではそれよりかなり前からこの料理を出していた。もも焼きよりせせりの方が柔らかく脂も多い感じだが、相変わらず美味しい!
次に串物で「にんにく焼き」(1本¥140)
串物は1本¥120〜で一人前2本から注文できる。この店の串物は「ねぎま」もそうだが、メニューに特に何も書いていない鶏肉の串は部位としてせせりを使っていたと思う。だから脂分が豊かで、それににんにくの香ばしさが加わった「にんにく焼き」も実に美味しい。
そして最後に注文したのが、冬のこの時期だけの限定メニュー
「鴨なんばん」(¥700)
鴨と白ネギを串に刺して炭火でしっかり焼いてから具に入れてある。この鴨とネギ、油揚げに青ネギが出汁と相まって抜群の美味である。ただ、蕎麦についてはごくありきたりな麺でしかなく、蕎麦好きを自認する僕としてはそこだけは残念だが、価格的に仕方ないだろう。冬場の〆の一品としてお気に入りの一品である。
一人だったのでこれぐらいで満腹になってしまったが、この店には美味しい物が他にもたくさんある。以前にもレビューに書いた店長特製の「激辛野菜カレーライス」(¥700、ハーフ¥450)や、冬場のもう一つの定番「鳥銀鍋」(確か一人前は¥980)、時期ごとの限定メニュー、定番メニューに至るまで、店長のこだわりが感じられる美味にあふれている。
酒にしても焼酎は種類豊富。店の場所が富松という駅から離れたところでなければもっと人気が出て大混雑しているであろうが、まだそれほど知名度が高くないので静かに食事を楽しめるのも僕にはありがたい。
久々に行ってみたが、やはり良い店だった。今後はもうちょっとだけ頑張って富松まで足を伸ばさなきゃならないなと思った。