6回
2021/04 訪問
今回も素晴らしかった!全9皿のランチは自信を持って全ての人におすすめできます!
4回目の訪問。
六本木駅から徒歩5分程度ですがちょっとわかりにくい場所にあるこちら。
麻布迎賓館の近くです。
約1ヶ月と1週間くらいしか前回の訪問からは経ってませんが全皿被りなし。
かつ他のテーブルとはほぼ違う構成にしていただいており、再訪者にとことん優しいオペレーション。
サービスの方も前回座った場所やセレクトしたお肉メインなどほぼ全て把握されており、適切なタイミングでお声がけいただける感じで文句のつけようがない接客。
そして今回もそれぞれの皿の味の組み合わせ、完成度、美しさ、全て完璧といって良いコースでした。
お酒を飲まない僕達だとランチで1人1万円を切る価格帯で、これほどまで満足できるお店は本当にないです。
雰囲気など全て含めてどんな方にも全力でお勧めできます。
まずはコスパ最強のランチでどうぞ。
■フキ 甘夏
■新玉ねぎのムース イカ
■山菜の生春巻き
■ホタテと春キャベツのプレッセ
■ホワイトアスパラ 炙ったオランデーズソース
■フォアグラ 筍と苺のコンポート
■舌平目 塩麹とミルクのソース
■仔羊 根ニンニク
■デコポンのクレームブリュレ サバラン カモミールのアイス
■小菓子 カフェ
全9皿に小菓子とカフェもでます。
出色は新玉ねぎのムースとイカを組み合わせた一皿。
前回もイカの皿で悶絶経験ありですが、こちらも素晴らしかった。
毎回必ず出るフォアグラ料理も、火入れや果物との組み合わせによる甘味と旨味の掛け算的な美味しさでした。
魚料理の塩麹のソースはパンがないにもかかわらず一生懸命スプーンで掬わざるを得ない驚愕の美味しさであり、おそらくこちらでは初めて食べたであろう仔羊骨つきロースもグッドでした。(複数回通っているゲストは肉メインは幾つか選択制になります)
ミシュランビブグルマン、一つ星のお店は中々どうして素晴らしいお店がやっぱり多いわけですが、その中でもこちらは全て含めた最強のバランス感とコスパと味だと思います。
また来月お邪魔します。
ごちそう様でした。
2021/04/11 更新
2021/02 訪問
初めての人にも再訪にもここのランチは最強説。
4回目の訪問。
結論、今回も素晴らしかった!
前日に二つ星のフレンチを食べましたが、個人的には全てにおいてこちらの方が上。
しかも値段は約半分ですよ、半分。
いやー、本当に訪れるたびにどんどん好きになるお店です。
今日の客層も比較的若め。
料理の独創性も含め、他のフレンチ一つ星店に比べると挑戦的なので、もしかしたらそのくらいの年代の方がどストライクなのかもしれません。
訪問歴はしっかり取られているので、前回から約1ヶ月半くらいしか経ってませんでしたが全メニュー入れ替わっており、他のお客様のコースとはほとんど違う構成に。
こういうお店こそ通いがいがあるお店。
サービスの方々も固定で安定感抜群。
■アミューズ4種
蕗の薹のチュロス
ワカサギとゴボウのフリット
あんぽ柿とフォアグラクリームのビスケット
聖護院蕪のスープ
■鰆 菜の花 生春巻き
■オマール海老 バナナ バニラ
■リードヴォー 人参
■キノコ ポーチドエッグ ブリオッシュ
■アンコウ 縮みほうれん草 アンコウとトマトのスープ
■仔牛 エンドウ豆 空豆 根セロリのピューレ
■甘夏 グレープフルーツ ラベンダーのアイス 煎茶
■カフェ 小菓子(ガレット・デ・ロワ)
甘じょっぱ苦い蕗の薹のチュロスから胃をガッチリと掴まれ、自分で巻いて食べる鰆の生春巻き(中のお野菜がカットされてるともっと食べやすかったかな)と突然のオマールの登場に驚き、さらにリードヴォーなんてメイン級のポーションで、それで終わらずキノコの前菜がもう一皿出てくるという素晴らしさ。
そしてそれらがはじめての味わいに近いのですが全部美味しい。
今回もお得意の果物と肉・魚介類の組み合わせが存分に発揮されており、ブリオッシュなどの甘味の加え方がとても僕好みです。
魚はアンコウの身と肝を一緒にサッと油で揚げた意欲作であり、身のプリプリ感が秀逸。
メインは4種からの選択で安心感をとって仔牛にしましたがミルキーでジューシーな肉質を楽しめました。
デザートは毎度のことながら創作感に溢れ、煎茶のエキスと柑橘系の相性の良さは新たな発見。
小菓子でしっかりとしたガレット・デ・ロワが出てくるのも嬉しいポイントです。
かなり食べる私たちの胃袋で8分目〜9分目であり、一般的なお腹であれば臨界点を過ぎてもおかしくない皿数とポーションと言えますが、これで2人で18000円前後という信じられないコスパです。
原価大丈夫かとこっちが心配、、、
メニューはしっかり変わるし、ボリュームも良好で皿数も多い、そして全て美味しいという点から常連さんにとってはめちゃくちゃ貴重なお店であると共に、一回目だとシグネチャーである薔薇の皿(フォアグラとビーツ。見かけだけではなく純粋に美味しい)が登場したりと初訪問の方も楽しめ満足できるお店かと思います。
また必ずお伺いします。
ごちそうさまでした。
2021/02/14 更新
2020/12 訪問
フレンチ食べ納めで過去最上級満足度のランチ
3回目の訪問。
こちらのランチで年内はフレンチ食べ納めです。
今年も手堅く一つ星を獲得されました。
インスタで時々投稿されているメニューが何やら好みっぽいものばかりだったのでかなり期待していたのですが、その期待を軽く凌駕する素晴らしいコースでした。
前菜5皿に魚、肉、デザート、小菓子にカフェ、
前菜はアミューズといっては失礼と言えるほどしっかりポーション&完成度であり、特に今回のコースは他のお店でいただいたランチコース含めて最上級の満足度でした。
こちらはかなりぶっ飛んだ組み合わせなどを使うのですが、この冬のコースは良い意味で控えめで私たちの口に合っていたということもありそうです。
■鰤 ナスタチウム
■せいこ蟹 根セロリ
■蟹クリームコロッケ
■肉まん オックステール トリュフ
■白子 レタス
■南瓜とフォアグラのクレープ
■鰆 蕪
■牛ミスジ 万願寺唐辛子 葡萄
■洋梨 チョコレート すだち
■小菓子 カフェ
他のテーブルとメニューが異なっており、前回食べたメニューとの被りは一つもなし。
サービス陣も情報は漏れなく伝わっており「前回は〇〇でしたが、、、」という会話が繰り出されるあたりも完璧。
蟹クリームコロッケはせいこ蟹の内子外子を贅沢に使っていて、蟹の身以上の旨味の塊。
白子はなんとレタスで巻かれていますが、レタスだからこそ白子の繊細な味を邪魔せずに存分に味わえるあたりも素晴らしい。
メインは鹿、牛、イノシシからの選択でしたが、誰が見ても質の良い事がわかる和牛でもプラス料金にならない点と火入れの良さも文句のつけようがありません。
デザートはいつも通り創作感があり、唯一無二の存在感があります。
年内最後のフレンチでしたが、個人的には年内で3つの指に入るコースでした。
いやー本当に美味しかった。これで2人で1万8000円くらいですから驚愕です。
早速年明けの予約を取ってしまった。
また来年もお世話になります。
ごちそうさまでした。
2021/01/01 更新
2020/10 訪問
再訪 独創性は随一。コスパ最高のランチは必食
再訪。
半年以上空きましたが、ミッドタウンで買い物してたとき、ふと「あそこのランチめっちゃよかったな」と思い出し予約。
お店はコロナ対策がバッチリであり、席間もかなり開けて営業している様子。
今回はキッチンも少し見える壁際の席にて。
■鯖 みかん
皮目のみ火入れされた鯖とみかんと酸味の組み合わせ。
前回も果物をふんだんに使ってたなと思い出すことに。
■さつまいも、玉ねぎ、ベーコンのシフォンケーキ 燻製バター
ちゃんとフォークとナイフでいただきます。
一皿として成立しており、ほわほわで美味しい。
■茄子 万願寺唐辛子とししとうとイカ グリーンカレーのソース
まさかのグリーンカレーです。
そして野菜主役の皿にしれっとイカを合わせる斬新さ。
こちらのお店の特徴をギュッと凝縮した一皿。
■鮎 小メロンときゅうりのフリット
メロンの温かいソースと合わせて。
これまたすごい組み合わせですが、メロンといっても瓜科の野菜だと思えば、ハーブの存在も相待って夏らしい一皿に。
■薔薇 フォアグラとビーツ
おぉこちらのお店のシグネチャーが登場。
ちなみに女性にはこちらで男性にはパテアンクルート。
なんでも席数を減らしたことで、非常に手間のかかるこちらのお皿も、その日の状況こそあれ、ランチでも提供することができるようになったとか。
写真では幾度も見た皿ですが、実際に見るとその美しさに男性の僕ですらため息が漏れる美しさ。
正直この一皿だけでも来たいと思う女性がいることでしょう。
そしてこの花びらが時間が経つ毎にはらりはらりと開いていく儚さもいとをかし。
そしてちょっといただきましたがしっかり味も美味しく、ビーツとフォアグラってこんなに合うのかと実感。
■甘鯛の鱗焼き
ポン酢をイメージしたソースが山椒の辛味もあり複雑な味なのですが、どこか和を感じる仕上がり。
■仔羊のロースト
かぼちゃなど秋野菜と合わせて。
前回は鹿肉で火入れに感動しましたが、今回の羊も素晴らしかったです。
ボリュームもかなりあってお腹いっぱいに。
■モンブラン
これがモンブラン?って感じですがちゃんと成立してます。
メレンゲで包まれてますが中には栗のクリームとくるみのアイスクリームとレモンのコンフィチュール。
デザードで全く抜かりないです。
最後に小菓子が一種類にカフェでフィニッシュ。
サービスは2名体制で付かず離れずで良い距離感。
今回もシフォンケーキも前菜とすれば、前菜5皿に魚、肉、そしてデザートと大充実の構成。
お互いドリンク1杯で2人で18000円、これは破格です。
斬新さは全く変わっておらず、その姿勢も本当に素晴らしいなぁと思います。
今回は食材的に好みのものとバッチリはまらなかったかなぁという感じでしたがそれでも美味しいと思える料理たちでした。
冬が深まった頃再訪して、またこちらのお店の度肝を抜くコースを楽しみたいと思います。
ごちそうさまでした。
2020/10/04 更新
2020/02 訪問
満足度最上級のランチ。お肉本来のジューシーさを感じる鹿肉の火入れと芸術的なデザートに感動。
【まとめ】
一皿一皿美しい盛り付けと完成された味付けを楽しめるミシュラン一つ星フレンチ。
ランチは破格の値段で怒涛の10品のフルコース。鹿肉の火入れとこだわりのデザートは秀逸。このクオリティーでもなぜか首を傾げてしまうぐらい予約が取れやすいのも大きなポイント。
【感想】
ぜひ再訪したい
☆×4.6
結論から書くと、ランチ6500円で約10品も出て、しかもこの美味しさは満足度最上級クラス。
挑戦的なお皿もある中でそれがちゃんとまとまっており、特にメインの鹿肉の火入れとデザートの完成度には驚愕しました。
しかも飲み物もグラスシャンパン2000円程度、ガス入りミネラルウォーターはオレッツァで1200円とかなり良心的なところもポイント。
上記の通り味も素晴らしく、皿数も多く、料理の見栄えも最高、評価的にもミシュラン一つ星を獲得している素晴らしいお店ですが、意外と予約が取れやすく、僕たちが伺った週末ランチも若干の席の余裕があるのは本当に不思議。
個人的には「sio」「シンシア」のように予約が取れるのならいつだって行きたい、と思えるお店でした。
と、結論を先に書いてしまったのであまり書くことがなくなりましたが、少し補足すると、お店はミッドタウンからほど近く、六本木駅から徒歩2〜3分立地も○。
麻布迎賓館の正面付近の白を基調としたシンプルな外観です。
今回いただいたメニューは以下。
バゲットはクラムがもっちりなシンプル系。
おかわりも順次お勧めいただけます。
■甘鯛と柿
熟成させて旨味たっぷり。
■黒胡麻のチュロス
ふわふわ食感。ゴマが香ばしい。
■紫芋 ブーダンノワール
そこまで獣感なく苦手な人でも楽しめるぐらいのクセ。
苦手な同伴者もこれはオッケー。
■マグロのタルタル 海苔
海苔風味のチップスとマグロ。
同じ海のものの足し算で、いい意味で磯らしさが口いっぱいに。
■フォアグラ 根セロリのムース 青林檎
かなりフォトジェニックな一品ですが、フォアグラのコクと根セロリと蜂蜜の甘味と青リンゴのスッキリした酸味が絶妙。
■牡蠣 紫じゃがいも ロックフォールチーズと葱油のソース
焼き目がつけられた牡蠣とネギ油で香りが高められたチーズのソースの組み合わせが抜群。
■木の子とポーチドエッグのクレープ 木の子のアイスとベーコン
木の子のアイスが絶品。
まるでデザートのような見た目で見るだけで楽しい一皿。
■金目鯛 パパイヤ
まさかのパパイヤ。
しかもくり抜かれた部分には温かなスープ。
台湾系のスイーツを食べているかのような感覚に。
金目鯛の皮目のパリパリ具合がグッド。
■鹿肉 シンシン トモサンカク ブドウとサツマイモのロースト
脂分の一切ない赤身の肉にも関わらず、めちゃくちゃジューシーに仕上がった素晴らしいメイン。
「赤身肉の美味しさ」ってこういうことかと気付かされたぐらいのレベルの一皿。
物凄く美味しい^ ^
■イチゴのクリームダンジェ ふきのとうのアイス
デザートの凝り方も半端ではなく、メレンゲにイチゴの果肉のソース、そして春を感じるふきのとうのアイスを包み、上にはクレームダンジュを重ね、発酵ミルクのチップスをトッピング。
ふきのとうのアイスなんて初めて食べましたが、これがちゃんと「ふきのとう」。
美味しかったです。
うーん。今思い返しても非の打ち所が見当たらない構成。
特にメイン前の牡蠣と木の子の皿と、メインの鹿肉、そして最後を飾るにふさわしい芸術的なデザートは思い出に残る一品。
今度はディナーでお伺いしたいです。
ごちそうさまでした。
2020/02/03 更新
6回目の訪問。
今回は夏を感じる皿が続く爽やかなコース。
サービスの方が同じ一つ星のお店に移ったことで少し心配してましたが、パティシエさんやシェフが皿出しまでされてカバーしておりました。
■ゴーヤのアイス
■鰹 パプリカ キウイ トマト
■雲丹 アボカド サバイヨンソース
■鰻 実山椒 とうもろこしのおこわ ヤングコーン
■鮎 サマートリュフ ガーリックのソース
■フォアグラ フレンチトースト アメリカンチェリー
■太刀魚 大葉と貝のエキスのスープ 冬瓜
■紀州鴨 茄子 黒ニンニクと梅のソース
■アマゾンカカオ ブルーベリー オリーブのクリーム
■洋風どら焼き
結構久しぶりだったので改めて実感しましたが、アミューズ含めて6皿の前菜ってすごい笑
コスパがすごいとかなんとか他のお店でも口にしてますが、皿数と手間と完成度を考えるとここを上回るお店はそうはないはず。
そこから魚メインに5種類から選べるお肉メインにデザートに小菓子でかなりお腹いっぱい。
今回は特に太刀魚が良かった。
滋味深い貝のエキスと爽やかな大葉のスープに香ばしく焼き目を入れられた脂の乗った太刀魚の組み合わせは思わず目を閉じて味わってしまいました。
お互いワンドリンクでサービス料込み込みで18000円。
ここがこれでやってけるなら他のお店は大儲けだと感じざるを得ない満足感です。
しっかり来店歴とってくれている&スペシャリテも繰り返しなしなので、かぶる皿は出てこないところも再訪せざるを得ない理由です。
また来ます。
ごちそうさまでした。