black631650さんが投稿したMAISON CACAO 鎌倉小町本店(神奈川/鎌倉)の口コミ詳細

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MAISON CACAO 鎌倉小町本店鎌倉、和田塚/チョコレート、ソフトクリーム

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  • その他の点数:4.5

バレンタインの神戸大丸でメゾンカカオ

「まるでフルーツのようだ」ー。2025/2/8、バレンタインシーズンで期間限定で神戸の大丸に出店していたこちらの店の生チョコを頂いてそう実感しました。

『メゾンカカオ』は創業が2015年4月と比較的新しい店ながら、先の天皇陛下の即位の礼の参加者への手土産や、ANAの国内線プレミアムクラスでのデザートでもここのチョコレートが採用されるほどの実力店です。
数日前に某テレビ番組でこちらの店が紹介されていたのを視て俄然興味が湧き、是非私も食べてみたいと思い、休日を利用して神大丸戸店に行ってきました。昼過ぎに着くと、1階の広場に出店していたこちらの店の前には行列が出来ておりました。
店で使用しているカカオは“フレーバービーンズ”とも称される、強い香りが特徴のコロンビア産カカオだそうです。しかも、現地の企業に依頼してカカオを独自にブレンドして板チョコなど加工用チョコにしたものを仕入れているそうです。収穫されたカカオは豆の状態で船便で輸出されるのが一般的で、それだと加工するまでに風味が劣化するケースがあるようです。その点、現地で直ぐに加工することで確実に鮮度の良い商品作りを実現しているようです。
看板商品は[アロマ生チョコレート ]という生チョコレートです。一般的な生チョコは水分10%以上のチョコレートを指しますが、ここの生チョコは倍近くの25%と非常に水分含有率が高いです。水分量を多くすればその分乳化しづらい、つまり固まらずシャバシャバになってしまうものですが、それを上手く生チョコにしているのは温度調整や混ぜ方などを徹底しているからなのでしょう。また、バニラやアールグレイなど一部を除き[アロマ生チョコレート ]には様々なフルーツの果汁を合わせており、フルーツ好きにもとても人気だそうです。実際、私も今回購入し頂いた、定番の1つだという[マスカット]や、期間・数量限定の1つ[いちじく]のいずれもチョコレートなのにまるでもぎたての実の果肉を食べているような感覚を覚えました。
[アロマ生チョコレート ]の他にも[ショコラ・コキーユ]という看板チョコがありました。こちらは生チョコを水分率の低いチョコとカカオパウダーでコーティングしたチョコレートです。簡単に言えば[アロマ生チョコレート ]に更に手間暇かけたもので、今回私が訪れた時点では購入した[ビター]以外が入荷待ちの状態だったことからもその人気ぶりも伺えます。その味わいは、内側と外側のチョコのかたさの対比によって[アロマ生チョコレート ]よりも更に瑞々しく華やかな風味が口いっぱいに広がりました。

フルーツまたはフルーツのリキュール・フレーバーを加えたチョコレートはそれまでにもいろいろ頂いておりましたが、こんなにも新鮮なフルーツを頂いた気分になったチョコレートは恐らくこれが初めてだったと思っております。また、チョコが苦手だという方もここの生チョコは気に入るかもしれないとも思いました。1箱¥3000前後と高額ではありますが、その価値は十分にある味わいなので、是非皆さんも1度ご賞味あれ。

2025/02/09 更新

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