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夜の点数:4.0
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¥4,000~¥4,999 / 1人
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料理・味 4.0
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|サービス 4.0
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|雰囲気 4.0
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|CP 3.0
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|酒・ドリンク 3.0
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[ 料理・味4.0
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| サービス4.0
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| 雰囲気4.0
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| CP3.0
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| 酒・ドリンク3.0 ]
北浜の路地裏、静寂が醸す蕎麦の深淵。三つの個性が織りなす、至福の三重奏。
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2026/01/31 更新
腹が……減った。
大阪、北浜。歴史ある証券街の裏通り、喧騒を離れた一角にその店はある。
「笑日志(えにし)」。
手打ち蕎麦の香りに誘われ、暖簾をくぐる。今の俺には、こういう静かで凛とした場所が必要だ。
品書きを開く。
「3種食べ比べ」……。
一種類の蕎麦を極めるのもいいが、三つの異なる個性を一度に味わえるという誘惑には勝てない。
よし、今夜の俺は、この「蕎麦の迷宮」を彷徨(さまよ)ってみよう。
運ばれてきた。
ほう……!これは美しい。
一皿ごとに、色が、太さが、そして放つ「気」がまるで違う。
蕎麦粉の産地や挽き方ひとつで、これほどまでに表情を変えるものか。
まずは、最も色の白い、繊細な一皿から。
何もつけずに、一気に手繰る。
うむ……!
清涼感。喉を通り抜ける瞬間の、この軽やかさ。
蕎麦の奥底にある、ほのかな甘みがふわっと鼻を抜ける。
続いて、標準的な二皿目。
ズルズルッ……。
うおォん!これだ、これなんだ。
力強い蕎麦の香り。つゆに少し浸せば、出汁の旨味と蕎麦の個性がガッチリと握手を交わす。
喉越し、香り、コシ。三拍子揃った、非の打ち所がない優等生だ。
そして、真打ち。最も色の濃い、太打ちの田舎風か。
ほう……!
噛み締めるたびに、大地のエネルギーが溢れ出す。
この野性味。ゴツゴツとした食感の中に、蕎麦本来の逞(たくま)しさが宿っている。
「食っている」という実感が、ダイレクトに五感を揺さぶる。
三者三様。
どれが一番ではない。三つ揃って、初めて完結する物語だ。
うむ。美味い、美味い。
薬味のわさびで表情を変え、つゆの深みを楽しみ。
気づけば、俺はこの贅沢な食べ比べに、どっぷりと没入していた。
最後は、熱々の蕎麦湯で〆。
ポタージュのような濃厚な蕎麦の恵みを、最後の一滴まで飲み干す。
ふぅ……。
胃袋が、純度の高い蕎麦の満足感で、静かに満たされている。
笑日志。北浜の路地裏で出会った、本物の「縁(えにし)」。
いい夜だ。
店を出れば、夜の北浜はしっとりと落ち着いている。
この余韻を壊さないように、ゆっくりと駅まで歩いていこう。