5回
2019/07 訪問
正統派の南仏ビストロ
この店の名物、樽注ぎグラスワインが800円→900円に値上げ。まあ、グラスに目一杯注げばそれでも安いと思うけど、日欧EPA発効でワインの関税撤廃の恩恵って、なかなか実感しにくいです。
・カイエット トマトのファルシ
メニューには「豚肉と野菜のパテのロースト」と書かれていますが、南仏料理のカイエットのことです。パテと言うより大きな肉団子で、さらに大きなトマトに詰めてファルシになっています。カイエット自体は既に火を通してあるので、割とすぐ出てきました。ズッキーニと一緒に鉄鍋に入れてローストされますが、酸味のあるトマトの果汁がソース代わりになってさっぱりといただけました。もうちょっと中まで熱いと嬉しいけど。
・クローネンブルグ ブラン
アルザスのビールであるクローネンブルグ。ブランはヴァイツェンタイプでバナナのような香りが特徴的…というより苦味が無いので、ほとんどバナナジュースですね。美味しいけれどラガー好きには物足りないかも。
若干値上げしたとはいえ、相変わらず本場のビストロらしいビストロで、いい店です。南仏料理の勉強になります。
2019/07/07 更新
2018/10 訪問
ランチと猿楽祭
猿楽祭の真っ最中でしたが、店内で食事をしたくて入店。ところが土日祝はランチにサラダとコーヒーが付かないのですね。平日ほどのコスパは感じませんでした。
・豚肉と大麦の煮込み
ボードのRagout Occitaneの欄に載っていた料理。ラグーは煮込み料理のことなので、「本日のオクシタン風煮込み」といったところか。大麦の量が意外に多く、洋風のおじや(決してリゾットではない)といった感じで、日本人には好ましい味わい。
ワインは、
2015 Gascogne Tannat Cabernet Sauvignon /Alain Brumont
トム クルーズが自家用ジェットで買い付けに来ていることで有名なシャトー モンテュスのオーナーであるアラン ブリュモンが作る廉価版のワイン。癖のあるタナにカベルネソーヴィニョンをブレンドして飲みやすくしているモダンなワイン。素直に美味しい。
猿楽祭の会場には、この店の屋台が出ていました。料理、ワインともに500円だったので、試しに購入してみました。
・ソシソン トゥーレーズ
南仏トゥーレーズ風のソーセージ。焼き立てで熱々のソーセージと、山盛りのマカロニグラタンが美味でした。ワインは発泡性のブランケット ド リムーで、野外で気軽に飲むにはぴったりです。ちょうど様子を見に来ていたオーナーのアンドレ パッション氏に直接お礼を言うことが出来て、なんだか嬉しい。こういうのも祭のいいところですね。
2018/10/20 更新
2018/06 訪問
正統派の南仏ビストロ
大好きな店なのですが、恵比寿・代官山界隈には美味しい店がたくさんあって、つい足が遠のいてしまいました。約3年ぶりの訪問になります。
・アーティチョークとオリーブのバリグール 400円
ショーケースの中からチョイス。バリグールはアーティチョークを使った料理の定番です。オリーブの香りはするけれど、見た目と食感はタケノコの煮物にそっくりで、なんとなく親近感が湧きます。
・ニーム風白身魚とマッシュポテトのブランダード グラタン仕立て 1900円
南仏料理の定番ブランダードを、耐熱皿に入れて粉チーズを振ってオーブンで焼いた「焼きブランダード」。普通のブランダードより豪華な感じがします。バゲットにのせて食べるとさらに美味しい。見た目によらず、かなり満腹になりました。
ワインは、
2016 Vin de Pay d'Oc Pinot Noir Reserve /La Croisade グラスにどこまで注いでも800円
オーナーのアンドレ パッション氏が若い時を過ごしたカルカッソンヌの作り手、ラ クロワザード。南仏のピノノワールの中には、妙に濃くてピノとは思えないようなワインもありますが、これはベリー系の色合いといい、フランボワーズのような酸といい、ピノノワールらしいチャーミングなワイン。もっとも、ブルゴーニュとは性格がまったく違いますけど。
今回もグラスの縁スレスレまでワインを注いで、心ゆくまで南仏料理を楽しめました。またちょくちょく通いたいところです。
2018/06/29 更新
2015/09 訪問
南仏料理と樽注ぎワイン
目当ての店が連休で休み。困った時は、正月以外は年中無休のこの店が、やっぱり頼りになります。(2015年9月)
・アリキュイ(鶏肉のオクシタン風煮込み)
煮込みというよりは、具だくさんのスープという感じ。野菜に混じって、砂肝や腸詰めも入っています。ご飯を投入したら最高に旨いだろうな、と思わせる味わい(笑)
ワインは2010 Chateau Cransac Fronton Tradition Rouge
プラムや干しイチジクのニュアンスを感じる南仏らしい赤ワイン。相変わらず、なみなみと注がせていただきました(^^)
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「豚肉と白インゲン豆の煮込み」を食べたくなって、久々に来訪。(2015年9月)
耐熱皿に入った熱々の状態で出てきますが、均等に熱くなっていないので、食べる前にかき混ぜましょう。男性なら一皿食べられる量ですが、女性はシェアした方が良いです。
ワインは今週の1位、2012 La Cite 1292 Cite de Carcassonne。南仏らしい果実味いっぱいのワインをグラスに目一杯注ぎました(^^)
煮込みに最高に合います。
ここに来ると、他の店のグラスワインが物足りなく感じてしまうんですよね。
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ミシュラン一ツ星パッション系列のカジュアル店。オーナーの故郷である本場の南フランス料理とワインが楽しめます。
(2015年3月)
特にグラスワイン(800円)が面白いですね。
客が樽から注ぐのですが、「どれだけ注いでもokです」とのお言葉に甘えてグラスの縁ギリギリまで注いでしまいました。不味いワインなら御免ですけど、南仏のワインは飲みやすくて美味しい。
18種類もあると迷うのですが、
2011 Rocher de Vierge Vieilles Vignes /Du Clos
ヴェイユ・ヴィーニュの文字に反応してしまうのは、ワイン好きの本能みたいなものです(^^;
たっぷり250ccくらいかな~
料理はニース風サラダや塩鱈のブランダードといった定番から、フレジナ(エスカルゴと豚肉ミンチのトマト煮込み)といった他では見かけない料理まで、様々な南仏料理があります。
2016/06/22 更新
ロックフォールチーズは世界三大ブルーチーズの一つとして有名ですが、意外に産地は知られていない。ロックフォール=シュル=スールゾン村は、南仏オクシタニー地域圏にあります。
・オクシタン風キッシュランチ 1100円
オクシタン風キッシュは、ロックフォールチーズのキッシュであることが店内のメニューに書かれていました。キッシュが2個なのが嬉しい。小洒落たカフェなんかだと、キッシュ1個であとはサラダで誤魔化されてしまうのだが、この店ではたっぷり楽しめます。ただ、フワフワのキッシュなので、2個でもそれほど重たくはない。ブルーチーズの癖も感じませんでした。添えられたオレンジとアボカドのサラダも美味しかった。
グラスのスパークリングワインが、ブランケット ド リムーからヴァンムスーに変更されていました。果たして出てきたのは南アフリカのKWVセンテナリー。KWVの100周年記念ワインらしいのですが、さっぱり軽めでキッシュに良く合いました。しかし、南仏を売りにするビストロなら、南仏のワインを使って欲しいなぁ…と思う。
本店がアイドルタイムだったからなのか、パッション氏がホールにおられました。お元気そうでした。