2回
2018/04 訪問
ルメルシマンは感謝の意
ルメルシマンは、フランス語で感謝の意味だという。客や生産者への感謝。というわけで、感謝されに(?)来てみました。
・人参のムース キャビアとコンソメのジュレ
濃厚で滑らかなムース。骨太なシャンパンにも負けず、良く合いました。
・ホワイトアスパラガスとオマール海老のソテー サバイヨンソース
こんなに軽やかなサバイヨンソースは初めてでした。口に入れた途端、フワッと消えてしまいそう。
・ポロ葱のテリーヌ 地鶏のレバームースとトリュフのヴィネグレット
岡本シェフのスペシャリテ。葱が一枚一枚、羽衣のようにハラリとほどけていく。唯一無二のテリーヌ。
・蝦夷アワビのリゾット シェリー酒ソース
甘口のペドロヒメネスを使ったソースが、アワビや雲丹といった海の素材に絶妙に合いました。
・フォアグラのソテー トリュフソース ヒメタケノコのソテー添え
とろけるようなフォアグラと、歯ごたえのあるヒメタケノコの対照的な組み合わせが楽しい。
・北海道産イワナのポワレ ベルモットとハーブのソース
大ぶりのイワナに、骨から取ったフォンを加えたバタートースト、コゴミとコシアブラのフリットが添えられた野趣溢れる一皿。
・石田めん羊牧場よりサウスダウン種仔羊のコンポジション
背肉のロティ、バラ肉の煮込み、自家製ベーコン、その他の部位を使ったソーセージ、ジュのソースによるメインディッシュ。食べていて楽しい。
・チコリコーヒーのババロワ
ほろ苦い大人のアヴァンデセール
・パッションフルーツのヴァシュラン仕立てとバニラアイス
マッカリーナの菅谷シェフもそうでしたが、北海道出身のシェフって南国への憧れみたいなものがあるのかしら。
・コーヒーとミニャルディーズ
素晴らしいコースでした。しばらく余韻で生きていけそう。客として、シェフに感謝したい気持ちでいっぱいです。
ワインは、
2010 Savigny-les-Beaune Aux Grands Liards /Simon Bize
オー グラン リアールは、華やかさにはやや欠けるものの、バランスが良くエレガント。ビオのせいか熟成は早め。ただ、綺麗に熟成していて、今がまさに飲み頃でした。
途中で、料理に合わせてグラスで白ワインを追加。
2016 ミュラー・トゥルガウ /ふらのワイン
ミュラー・トゥルガウはケルナーと並んで北海道で最も成功しているぶどう品種だと思う。品質は本家のドイツワインを凌駕している。しかし、グラス1320円って…北海道民もびっくりではなかろうか。ちなみにボトルだと4千円台なので、これ1本で通すのもいいかもしれない。料理はどちらかというと、白ワイン向きなので。
人参のムース キャビアとコンソメのジュレ
ホワイトアスパラガスとオマール海老のソテー サバイヨンソース
ポロ葱のテリーヌ 地鶏レバームースとトリュフのヴィネグレット
蝦夷アワビのリゾット ペドロヒメネスのソース
フォアグラのソテー トリュフソース ヒメタケノコのソテー添え
イワナのポワレ ベルモットとハーブのソース イワナバターのバゲットと山菜のフリチュール添え
石田めん羊牧場よりサウスダウン種仔羊のコンポジション
チコリコーヒーのババロワ
パッションフルーツのヴァシュラン仕立てとバニラアイス
ミニャルディーズ
2010 サヴィニーレボーヌ オーグランリアール /シモン ビーズ
2018/05/05 更新
ルメルシマンは、フランス語で感謝の意。生産者や客への感謝だそうです。ということで、3年ぶりに感謝されに来てみました^ ^
・カリフラワーのムース キャビアとコンソメのジュレ
濃厚で滑らかなムースとジュレ。キャビアなんて久しぶり~
・オマール海老のソテーとマッシュルーム 赤ワインソース
旨味の濃いオマールにやや甘めの赤ワインソースが良く合います。北海道産マッシュルームのソテーもウマ〜
・ポワロー葱のテリーヌ
岡本シェフのスペシャリテ。ハラリとほどける繊細なテリーヌ。途中でレバームースとトリュフのヴィネグレットソースを混ぜて食べると、より味わい深くなりました。
・渡り蟹と雲丹のリゾット アメリケーヌソース
渡り蟹の内子と雲丹がのった贅沢なリゾット。アメリケーヌソースと共に旨味の三重奏。
・フォアグラのフランとトウモロコシのスープ
ここで意表をついて冷製が登場。北海道のトウモロコシの甘さがフォアグラに負けてません。
・北海道産ソイのポワレ ソースロワイヤル
シェ イノ直伝のソースロワイヤル。ベルモットの香りと甘酸っぱさが印象的。
・石田めん羊牧場よりサウスダウン種仔羊のコンポジション
この日は生後2か月の乳飲み仔羊でした。もも肉のグリエは驚くほど柔らかく淡泊な旨味があります。他に煮込み、ソーセージ、ベーコン。特にベーコンが絶品で、ぜひ角切りグリルで食べてみたい。
・チコリコーヒーのババロワ
・白桃のコンポート バニラのアイスクリーム
名物のアヴァンデセールと、季節感のあるグランデセール。満足しました。
ワインは、グラスで
2019 ミュラートゥルガウ /ふらのワイン
アペリティフ代わりに飲みました。単体だと美味しいのだけど、濃厚なフレンチと合わせると、ただの水と化します。和食向けなんでしょうね。
夏らしく白ワインにしようかと思っていたのですが、コースの初めから赤ワインソースやアメリケーヌソース、フォアグラが続くので、赤ワインで通せると判断し、ブルゴーニュの赤をボトルで。
2006 Savigny Les Beaune /Nicolas Potel
近年、若いワインよりも古いバックヴィンテージ物の方が安いという逆転現象が起きているブルゴーニュ。2006という良年で、しかもニコラ ポテル本人が手掛けた最後のヴィンテージとして貴重(別に亡くなったわけではなく、買収されて退社しただけ)だけど、お値段は最近のACブルゴーニュ並み。
熟成感があって熟成香も立ち上り、間違いなく飲み頃なのですが、1時間経っても今一つ開き切った感がありませんでした。蔓延防止法下ではちょっと可愛そうだったかな。
恰幅の良い男性の落ち着いたサービスも良かったです。
3年ぶりのルメルシマン、充分感動しました。こちらこそ感謝したい気持ちになりました。