あらら??さんが投稿した大連飯店(長野/長野)の口コミ詳細

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あらら?? (50代後半・男性・長野県) 認証済

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大連飯店長野(JR・しなの)、長野(長野電鉄)/中華料理、ラーメン

1

  • 夜の点数:4.5

      • 料理・味 5.0
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 4.0
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク -
1回目

2025/05 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気4.0
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-

この世でナスほど美味いものはなし!あるいはナスに恋した昼下がり

この世に存在する無数の食材の中で
ナスほど美味いものがあるだろうか。いや、断じてない。ナスこそがこの地球上における、食の最終回答なのだ。煮てよし、焼いてよし、揚げてよし――たまには生でも、その瑞々しさと青くささがむしろ癖になる。まさに万能、オールラウンダー。天性の柔軟さと包容力を備えた奇跡の野菜、それがナスである


あの皮のつややかさを見よ!
食欲をそそる光沢。手にした時のしっとりした重み。まるで「今が食べごろ」とナス自身が語りかけてくるようだ。そしていざ火を通せば、その身はとろけるように柔らかく変貌する。スプーンで割けるナス。箸でつまむと、じゅわりと染み出す旨味。これはただの野菜ではない、食べるためにこの世に生まれてきた存在だ


ナスの最大の長所は
自己主張が控えめなところにある。トマトのような酸味も、ピーマンのような苦みもない。だからこそ、どんな出汁ともソースとも見事に調和する。味噌に染まればコクが深まり、醤油に染まれば和の美しさが引き立ち、トマトソースに包まれれば洋風の風味に化ける。これほど多国籍な顔を持つ野菜は、他にない


そして、油との邂逅
これがまた素晴らしい。ナスは油を吸いすぎる? いや、それこそが美味さの秘密なのだ。スポンジのような断面が油をしっかりと抱きしめる。その油に出汁やタレが溶け込み、ナスの体内にまで味が染み込む。炒めてよし、揚げてなおよし。天ぷら、煮浸し、揚げびたし――どれも甲乙つけがたい傑作揃い。皮のほろ苦さが、まるで苦みの効いたワインのように奥行きを与えてくれる


冷やしても良し
夏に漬けて冷やせば、それだけで一品料理。キリリと冷えたナスの漬物をかじれば、口の中に夏の風が吹く。汗をぬぐいながら、ポリポリと食べるあの幸福感は、日本の夏そのものだ。しかもナスは安価で、年中手に入る。主役にもなれば、名脇役にもなる。食卓の影にナスあり。まるで台所の名優だ


一口かじるだけで
ふっとどこか懐かしい気持ちになる。母の味、祖母の味。子供の頃の夕食、夏の縁側、お盆の記憶。ナスは、食べる者の記憶を呼び覚ます装置でもあるのだ

そんなナスを
今日もまたどうしても摂取したくなった。胃袋が、魂が、ナスを欲してやまない
ナス!ナス!ナス! 
ナスに恋して、LOVE!LOVE!LOVE! 
脳内は完全にナスで埋め尽くされてしまった。こうなってしまったら、もう止まらない。ナスを食べに行かねばならぬ。これは使命であり、義務であり、もはや避けられぬ運命である


というわけで
ナスを求めて街へ出た。旬には少し早いのだが、ナニ構うものか。美味いナス料理に季節は関係ないのだ。向かう先は、長野市の名店


「大連飯店」
かつては中御所の県庁通り沿いにあったが、現在は同じ中御所でも長野駅東口よりというか、ハローワークのすぐ近くに移転している。新店舗はコンパクトながらも、どこか温かみのある雰囲気が漂っていた


メニューには
定番のエビチリ、酢豚、ニラレバなど、魅惑的な料理が並んでいた。しかし、今日は浮気しない。初志貫徹、ナスを喰らうのだ。目指すはただ一つ


「マーボナス定食」990円
これは単品料理にプラス200円で定食化してくれるという、良心的かつ素晴らしき制度によって実現した品。注文すると、まずはサラダバーとスープが提供される


平日ランチや定食セットを
注文した人だけが享受できるこのサラダバー。内容は至ってシンプル。千切りキャベツと人参、木綿豆腐が並ぶ小鉢サラダ。そしてワカメと卵白のとろとろスープ。奇をてらわず、控えめな構成ながら、じんわりと身体に染み渡る。「胃を整える」という概念を形にしたかのような構成で、これだけでも満足感は高い


だが、お楽しみはこれからだ!
You ain't heard nothin' yet!
このフレーズ、通じないだろうが気にしない
だって主役の「マーボナス」が登場したからだ!
赤く輝く餡の中に沈む、宝石のような具材たち。ピーマン、玉ねぎ、そして少しよひき肉が、絶妙なバランスで配されている。だが、その存在感をすべて打ち消すほどの量のナス、ナス、ナス!


油で下揚げ
されたとろとろナスが、赤き大洋にたっぷり絡んでいる。あちら風のピリ辛味が、口内を火照らせながらも、止まらない。いや、ピリ辛どころではない。これはもう中辛から大辛の手前。汗をかきつつ、食べる手は止まらない。旨味と辛さの波状攻撃。これはまさに、「ナスの宴」と呼ぶべき一皿である


ご飯がどんどん進む
もはや茶碗一杯では足りない。おかわり……と思ったその時、目に飛び込んできたのが


「バンバンジー」490円
冷たい蒸し鶏の上に、甘く濃厚なゴマダレがたっぷりとかかっている。気づけば、追加注文していた。運ばれてきた一皿は、まさに涼味の極致。千切りキャベツと一緒に頬張れば、味のバランスが爆発的に広がり、美味しさが1000倍に膨れ上がる


ナスを喰らい
バンバンジーを食べ、再びナスを食べる。まさに至福のループである


満腹!満足!感激!大幸福!
ナスよ、ありがとう。今日も素晴らしい時間をくれてありがとう。こうして、わたしのナス愛はさらに深まり、また明日もナスを求める旅に出るのだろう

2025/06/14 更新

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