あらら??さんが投稿した長野県 長寿食堂(長野/長野)の口コミ詳細

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あらら?? (50代後半・男性・長野県) 認証済

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長野県 長寿食堂長野(JR・しなの)、長野(長野電鉄)、市役所前/食堂、日本料理、郷土料理

1

  • 昼の点数:5.0

      • 料理・味 5.0
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 3.5
      • |酒・ドリンク -
1回目

2026/01 訪問

  • 昼の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.5
    • | CP3.5
    • | 酒・ドリンク-

長寿食堂式 お出汁で味わう 信州山賊焼き定食

正月休みが終わったばかりというのに、気がつけばおよそ1週間でまたしても三連休が巡ってきた。私のような、どうにも怠惰なる性質を抱えた人間にとっては、この予想外のゆとりはまことに喜ばしい限りである。正月明けから再び労働の感覚を思い出すべく、ようやく体を仕事仕様に戻しつつあったところに再び三連休が差し込まれるのは、社会という巨大な機構の歯車としてはどうかとも思うが、一個人の都合としてはありがたくもある

それにしても、変に飛び石となる祝日を無理やり散らかすのではなく、近くの週末にまとめ、きちんと連休として与えてくれるところは、御上からのありがたい親心というほかない。あるいは単なる暦の調整かもしれぬが、そういう細かい理屈はこの際どうでもよい。休めるものなら素直に休みたいし、休める時には遠慮なく休んでしまいたい。ただ、どれほど休みが嬉しくとも、多少なりとも業務に勤しまねば生きていくこともできないという現実は、やはり厳然として目の前に立ちはだかっている

だからこそ、こうも休みが続いてしまうと、仕事へ戻る勢いというか、社会復帰のタイミングというか、そういったものがどうにも狂ってしまう。働くことへの気持ちの助走がつかないまま、まただらりと過ごす日々が続くと、「いったいどうしてくれるのだ!」などと半ば本気、半ば冗談で文句を言いたくもなる。しかしながら、そんな軽口を叩きつつも、実際には連休に対して楽しみがないわけではない。むしろ、これがなければ味気ないほどだ

というのも、この連休を利用して、娘が帰省してくるのである。昨年夏に結婚し、新婚で迎える初めての正月。本来であれば年始に顔を見せてほしいところであったが、諸々の事情もあり、正月中には帰って来られなかった。それでも少し外れた日程であっても、こうして戻ってきてくれたのだから、親としてはその気持ちだけで十分に嬉しい

しかも今回は、単にわが家に立ち寄るだけではなく、先に結婚した友人夫婦の家を訪ねたり、また別の友人と食事に出かけたりと、なかなか盛りだくさんな日程を楽しんでいた様子である。聞けば聞くほど、友人たちとの交流を大切にしているのが伝わり、それが新しい家庭を築いたばかりの娘の生活の彩りとなっていることに、何よりの安心を覚える

そして連休最終日、娘は13時すぎの新幹線で帰宅するというので、家族そろってゆっくり起床し、ゆっくり支度を整え、時間に急かされることもなく、みなで駅までお見送りに向かった。発車時刻までまだ少しあるから、このあたりでランチにしようという流れになる。旅行でもないのに、この駅での食事というだけで少し旅情が生まれるのが不思議だ

「長野県長寿食堂」
長野駅ビルであるMIDORIの食堂街、“おごっそダイニング”の一角にある店で、長寿日本一を誇る長野県の食材にこだわった料理を提供している。オープンしたてのころ、何度かお邪魔した記憶がある。全体の雰囲気としては、丁寧な店作りの大戸屋とでも言うべきか、安心感のある和定食の系統である

「長寿食堂式 お出汁で味わう 信州山賊焼き定食」1815円
ずいぶんと長いタイトルだが、要するに中信地区のB級グルメの王様とも言える山賊焼きをメインに据えた定食である。膳には、小鉢2種、ポテトサラダとオクラとキノコの和物、さらに漬け物として野沢菜炒め、ご飯、味噌汁、そして主役の山賊焼きが並ぶ

山賊焼きにはレモンが添えられ、好みに応じて付属の出汁、あるいは醤油豆をのせていただいてもよいとのこと。まずひと口食べて驚くのは、その軽さだ。しっかり揚がっているのに油ぎれがよく、衣も重たくないため、胃もたれすることなく食べ進められる。出汁につければよりさっぱりとした風味が立ち、反対に醤油豆をのせれば濃厚な味へと変化し、同じ料理でありながら表情ががらりと変わっていくのが面白い

全体的に味つけは薄口で淡い。強く主張しすぎる部分がなく、どれも食材そのものの良さを引き立てる設計になっているのがわかる。長寿の県らしい、健康に寄り添う配慮を感じる定食で、これを日常的に食べていれば、たしかに長生きするというのも頷ける気がする

食後、娘と新幹線改札で別れる。あっけないものだが、これが家族の距離感というものかもしれない。次に顔を合わせるのは、早くて2月後半になるだろうか。寂しさがないといえば嘘になる。しかし、それ以上に、娘夫婦ふたりが健康で仲良く暮らしてくれていることが、何より大切である。親の出る幕は、もうそう多くはない。それでも、帰ってきてくれるだけで十分だし、その背中を見送りながら、また頑張ろうという気持ちにもなれる

親としての役目は、案外こうした小さな積み重ねの中にあるのかもしれない。娘の暮らしがこれからも穏やかでありますように。そんな願いを胸に、改札を抜けていく姿を見送った

2026/01/12 更新

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