32回
2022/03 訪問
岩田シェフの仔羊満漢全席コース
・背肉(キャレダニョー)ジュのソース ・内モモ肉(ジゴダニョー)赤ワインソース ・骨の周りのカブリを揚げた物 ・筋肉、バラ肉を揚げた物
ナバラン、コロッケ
山口県産鰆のポワレ、明日葉、菜の花、蛤、蛤の出汁とゆりねとパセリのソース
筍、フォアグラのポワレ、ホタテのミルフィーユ、雪ウルイ、ミルクのカプチーノ仕立て
ブロッコリーのムース、釜揚げシラス、ズワイガニ、川俣シャモのジュレ、アマランサス
桜のマカロン 菜の花と桜の葉のムース、桜の葉の塩漬け
桜海老のビスク、カブのケーキ
・レバー ・ハラミ ・腎臓(ロニョン) ・頰肉 ・タン
2022/03/28 更新
2022/02 訪問
ペルドローグリ(山ウズラ)食べ尽くし
五反田のお気に入りフレンチで、2か月毎に通ってます。
昨年12月以来12回目の訪問。
日曜日のランチにオヤジ一匹フレンチ。
■感想
本日も序盤から岩田シェフの物凄い圧とボリュームに圧倒(笑)
新タマネギのムースの衝撃的な旨さから始まり、メインはなんとペルドローグリ(山ウズラ)のロティの登場で怒涛のラインナップ。
ペルドローグリは1人で一羽丸々堪能(笑)
ロティで胸肉、もも肉、ササミ、手羽、頭部まで食べ尽くす。
更にもも肉のフリットや、内臓のコンフィとガーリックチャーハンとセリの組み合わせは、内臓の苦味とニンニクがメチャクチャ合う❗️
コレは正に大人のテイストでめちゃくちゃ刺ささりました。素晴らしい!
本日も物凄いボリュームですが、胃袋絶好調だった私はスルッと完食してしまいました。
こんだけ出して頂いてコースお値段はなんと税込11000円!本当に申し訳ない(笑)
次回はいよいよ昨年食べてそのあまりの旨さに死にそうになった仔羊のメニュー。
北海道の仔羊で3月限定の仔羊満漢全席コース。
1年間待ったメニューであり、コレを食べない訳にはいきません。
間違い無くオススメです。
■本日のコース内容は以下の通り
❶ニンジンのピューレ、チュイル、乾燥させた畑の土のパウダー
アラフィフの私でもね『カワイイ』と声を上げてしまいました(笑)
ニンジンを模したピューレとニンジンの葉っぱをイメージしたハーブ。
この時期のニンジンは甘味が増していて美味い。
❷カリフラワーのスープ、フレンチ風ジャーマンポテト
構成はジャガイモの千切りのフライの上にチーズ、ジャガイモのピューレ、ベーコン。
ひと口の中にジャガイモの風味がギュッと詰まってます。
カリフラワーのスープはその甘味全開。
毎回感じますが、岩田シェフの野菜の扱いはやっぱり凄いですね。
❸新玉ねぎのムース、足赤海老、甘エビ、川俣シャモのコンソメジュレ
本日の感動メニュー。
説明聞いてるだけで美味いのわかるヤツで、途中から思考停止になります。
食べると期待を超える旨さ。
新タマネギの甘味とエビの甘味、そして川俣シャモの旨味のハーモニーがやば過ぎる。
これをお腹いっぱい食べて本日はもう帰ってもいいと思うくらいの満足感。
❹フォアグラのパイ包み焼き
岩田シェフがグツグツ言ってる巨大なパイ包み焼きを持って来ます(笑)
パイ包生地の上にコンガリ焼けたホロホロ鶏、川俣軍鶏のローストが乗っかっていて生地毎潰して中に落としてくれと。
そして岩田シェフがトドメのソース?をぶっかけます。
中にはベシャメルソース?のようなものに大ぶりのフォアグラがゴロゴロ。
このソースだけでも美味いのですが、1番感動してしまったのが、ホロホロ鶏と川俣シャモ。
川目のパリパリ感とその凝縮した旨味が咀嚼すると口の中に溢れます。
ちゃんとした焼鳥屋さんで食べるよりも美味い。
そこにベシャメルソースと更にフォアグラを口の中に突っ込むともう口の中は洪水(笑)
熱くて死にそうでしたが、コレがやばかった(笑)
❺野菜
岩田シェフのスペシャリテ。
岩田農園やあいちゃん農園からの野菜の数々。
やっぱりこの時期の根菜の甘味と旨さには萌えてしまう。
ニンジンのコンフィ
カーボロネロ
岩田農園の里芋
レディースダイコン
ビーツ
ロマネスコ
あやめ雪カブ
カーボロネロ
紫ダイコン
ウズマキビーツ
ビタミンダイコン
ほうれん草
ジャガイモのフリット
黄色ニンジン
紅ダイコン
茗荷のピクルス
❻和歌山県産天然真鯛のヴァプール、マリニエールソース
岩田シェフが持って来てくれて説明してくれて、2人分ありますと(笑)
マリニエール(漁師風)ソースは、白ワインとビネガーとバターと4種類の貝(ツブ貝、マツブ貝、タコツブ貝、ホタテ貝)の出汁、魚の出汁のソースから作ったとの事。
まるでスープドボワソンのよう旨味の塊でありこのソースだけで立派なメニュー。
正直甘鯛を食っていたような存在感(笑)
そして良かったのが春キャベツと刺身用ワカメの食感。
シャキシャキと言うか、春を感じるさせる生命力溢れる歯応えでなんとも言えない。
ハーブにはディル、セルフィーユ、タイム、トマト。
❼スコットランド産山ウズラ(ペルドローグリ)のロティ、レンズ豆のピューレ、芽キャベツ
こちらも岩田シェフ自ら持ってきてくれます。
1羽丸々で、モリモリの物凄いポーション(笑)
胸肉、ササミ、もも肉、手羽、更に頭部の正に食べ尽くし(笑)
食べると
お〜❗️❗️❗️❗️
コ、コレはかなりの熟成感で、私の味覚、嗅覚を秒で潰されます(笑)
雷鳥とまではいきませんがパワフルなテイストで激うま!
更にレンズ豆のピューレが最高に合う〜!
無我夢中で食べてアッサリ完食。
❽ペルドローグリのレバーのコンフィ、セリ、ガーリックチャーハンともも肉のフリット
レバーの苦味とニンニクがこんなに合うとは、目から鱗の旨さ。
そしてこのガーリックチャーハンがそもそも激うま。
❽マルキーズショコラ
バレンタインにちなんだメニューとのことで重めですと説明を受けます。
確かにマルキーズがマッタリしていて舌に絡みメッチャヘヴィ〜。
がカシスのソースとラム酒とブランデーの切れ味が素晴らしく、スルスル入ります(笑)
その他キャラメルのカスタークリーム、イチゴのシャーベット、アーモンドのチュイル
❾ハーブティー、お茶菓子
スコットランド産山ウズラ(ペルドローグリ)のロティ、レンズ豆のピューレ、芽キャベツ
和歌山県産天然真鯛のヴァプール、マリニエールソース
フォアグラのパイ包み焼き
新玉ねぎのムース、足赤海老、甘エビ、川俣シャモのコンソメジュレ
野菜盛り合わせ
ニンジンのピューレ
カリフラワーのスープ、フレンチ風ジャーマンポテト
2022/02/28 更新
2021/10 訪問
蝦夷鹿の満漢全席。衝撃のレバー、ハラミ、動脈でした。
五反田にあるお気に入りフレンチで2ヶ月毎に通ってます。
ってか、2週間前にも来てるんですけど(笑)
理由は前回来た時、岩田シェフから食わせたい蝦夷鹿があるから是非とも食べて欲しいと言われます。しかも今月しか入らないと。
とゆう事で次回の予約は蝦夷鹿入荷次第の連絡待ちに。
すると先週金曜日の夜、いきなり岩田シェフから連絡が入り、なんと例の蝦夷鹿が土曜日に入り内蔵を食わせたいから、日曜日か月曜日に来ないかと。
まさかこんな寸前にいきなり連絡来るとは(笑)
日曜日は既に予定を入れてしまってあり、月曜日はたまたま有給休暇を取得していたのですが、虎の子の平日休みなので『とんかつ七井戸』にチキンカツを食べに行くのを楽しみしていた私(笑)
がしかし、信頼する岩田シェフからの熱いお誘いを断る訳には行きません。
即決して、月曜日のランチに予約を入れさせて頂きました。
■店内の様子
いつもは日曜日のランチにお邪魔しており、平日ランチのメイは当然初めて。
月曜日だし空いてるかと思いきや、まさかの1席空いてるだけ(笑)
流石の人気と言うかまさかの全員鹿狙い?(笑)
それともスポーツの日の祝日と勘違いしとる?
シェフが出てきてニヤニヤしながら体調(胃袋)は大丈夫ですか?
と聞いてくるのでバッチリ整えて来ましたと宣戦布告(笑)
アシスタントにはかかってこいとはっぱをかけます。
しかしこれがえらい事に(笑)
■感想
ここ数年フレンチ、そしてジビエを一生懸命食べて来た私ですが、ジビエの代表格である蝦夷鹿もそれなりに食べて来て、蝦夷鹿の味の限界を勝手に決め込んでいた私。
しかし今日メイで食べた蝦夷鹿は、私の蝦夷鹿に対する概念を完全にひっくり返されました。
今まで食べて来た蝦夷鹿が何だったのかと、思わせるほど別物の味。
蝦夷鹿独特の血生臭さは全く無くて、なんと言うか甘い。
そして別皿で出てきたレバーなんかは、もう言葉が見つかりません。
蝦夷鹿のレバーを始めて食べましが、臭みは一切なく、正に生命力の塊であり食べてるうちに涙が溢れて来ました。
本日は蝦夷鹿のあらゆる部位を堪能させて頂き、正に蝦夷鹿の満漢全席。
流石はプロのシェフが勧めてくるだけの食材でした。
岩田シェフの説明によると、近くの某三つ星フレンチにもおろしている有名なハンターさんの蝦夷鹿との事。
同じ蝦夷鹿でもこうも場所、仕留める人、食べてる物などの個体差で味が違うのかと、まざまざと見せつけられた内容でした。
レバーなど内蔵系は今週いっぱいの提供、もも肉やロニョンは今月いっぱいの提供との事です。
もも肉などはこれから熟成が進むので、更に美味しくなり、ジビエ好きや臓物好きには衝撃の蝦夷鹿であり間違いありません。
絶対オススメです。
■本日のスペシャルメニューのコース内容は以下の通りです。
❶アミューズ
サーモンのリエットとハーブのグジェール
❷マッシュルームのスープ
・ミルクの泡、フレッシュのマッシュルーム、キノコのパウダー、クルトン。
岩田シェフのスープ系の濃さは折り紙付きで旨い。
・牛頰肉とセップのマデラ酒煮込み
香りからしてやばいのがビンビン(笑)
食べたら、マデラ酒好きの私にはドストライクで旨過ぎ。一口サイズでありこれは山盛りおかわりしてバターライスを、持ってこいと言いたかった(笑)
❸カリフラワーのブルーテ
構成は甲殻類のジュレ、オマールエビ、天使のエビ、ナスの煮びたし、ウニ、バターで炒めたクルトン
毎回、岩田シェフのパフェ仕立ては間違いない旨さ。
今回は濃厚な甲殻類の旨味に、カリフラワーの甘味のハーモニー。
そして何より燻製感が素晴らしい。
聞くと燻製感はナスを焼いた時の焦げだとか。
更に紫蘇が加わり早くも満足感に、満ちてしまいます(笑)
❹フォアグラ、リードヴォー(仔牛の胸腺)、松茸のパイ包焼き
到着するとガラスの器の中でグツグツ言ってます(笑)
中にはフォアグラのポワレ、リードヴォーの煮込み、ブロッコリー、ベシャメルソース。
美味く無い訳がありません(笑)
❺野菜
岩田シェフのスペシャリテで、かならず出てきます。
私は11回目ですが、野菜の濃厚な旨味と甘味に全く飽きる事はありません。
バターナッツカボチャ
黄色いビーツ
オレンジニンジン
アヤメユキカブ
カグラナンバン(ピーマン)
ズッキーニ
パプリカ
ゴーヤのピクルス
ムラサキニンジンのコンフィ
オレンジ色のカリフラワー
三浦のムラサキダイコン
インカの目覚め
紅芯ダイコン
西洋ナス
黒ダイコン
ビタミンダイコン
❻山口産のキハタのバプール(蒸し焼き)
2人前との事(笑)
メインの蝦夷鹿を除けば、本日1番の感動メニュー。
とにかくモンサンミッシェル産ムール貝の入ったスープドボワソンが濃くて旨過ぎる。
この味には完全にノックアウトでした。
更にパエリア風の焼きリゾットが入っていて、これが濃厚なスープドボワソンを吸い込み、その歯応えと共に私の味覚を羽交い締めにします。
脂ののったキハタ、スープドボワソン、焼きリゾットの三重奏に死ぬ。
❼蝦夷鹿
今回も怒涛の3皿仕立て。
★その1
到着したお皿を見て驚愕。
持ってきたアシスタントのお兄さんでさえ身内なのにそのあまりのボリュームに笑いを堪えきれず(笑)
私のメイの中でも過去1のボリュームと豪華さで、お皿から鹿肉が溢れてます。
ロース、内腿、かぶりのローストやら、脂身の塊、スペアリブのコンフィなど、とにかく凄い種類の部位(笑)
スグリの身と黒胡椒と鹿の出汁のソース、カボチャのピューレ、キノコのソテー
先ずはソースを何も付けずに食べると、ファーストコンタクトは舌にいきなり甘みを感じました。
そして特に感動したのは脂身の塊の部分で、その脂身からはドングリの味?のような風味を強く感じます。
子供の頃、椎木の実を食べていた私はそんな印象をこの蝦夷鹿からは感じました。
牛や豚のような重たさは全く無く、イノシシとも全く違う強烈な脂身の味で、スゥッと溶けて行く感じ。
獣は冬を越すためのエネルギーを脂身に蓄えているからか、兎に角パワフルです。
あまりの旨さに本当に涙していると、サービスマンがお皿を下げてから、再びナイフとフォークをセットして来ます。
嫌な予感がしていましたが、やっぱり次がある(笑)
★その2
気合の入った岩田シェフが自ら持って来て説明してくれます。
レバー、ハラミ、心臓の上の動脈、グリーンマスタードと粒胡椒のソース、付け合わせにはルッコラ
実は生来のレバー嫌いの私(笑)
焼肉のレバー刺しは大好きでしたが、火の入ったあの血生臭さが大の苦手で、レバにら炒めも全く食べられない私(笑)
なので岩田シェフから蝦夷鹿の内蔵と聞いた時は、正直ビビる私であり慎重に厚みのあるレバーにナイフを入れると、なんとナイフがそのプルンプルンの肉質に押し戻されます(笑)
恐る恐る口に入れると、これが強烈。血生臭さ、獣臭は皆無。
ザ・パワー❗️
を感じ、生命力に溢れてます。人間の本能に訴える力強い味。
岩田シェフが説明を終えるともう1つ持ってきますと言って小走りに去って行きます(笑)
★その3
鹿肉スジ肉の煮込み、ジャガイモを使った何か(笑)
牛肉のスジ肉よりも重たく無く、それでいて力強い味で激うま。
しかしここで私は胃袋を使い果たし、半分ほど食べてギブアップでした。
❽柿、梨、洋梨
完全に胃袋を使い果たした私ですが、やっぱり美味いデセールは、スルッと入ってしまいます(笑)
構成はフロマージュブラン、オレンジソース、ほうじ茶のムース、柿、梨、洋梨、ベルベーヌのジュレ、ラム酒に漬け込んだアンポ柿のアイス、黒烏龍茶のメレンゲ
❾ハーブティー、ミニャルディーズ
以上の内容にジンジャーエール1杯、消費税などトータルで12000円は絶対おかしい。
完全に2人分食べてますけど(笑)
本日の蝦夷鹿は、おそらく一生記憶に残る衝撃の味でした。
岩田シェフだから入る食材に、その食材の最高の食べ方を知っている岩田シェフに感謝です。
蝦夷鹿のロース、モモ肉、カブリのロースト
蝦夷鹿のレバー、ハラミ、動脈
キハタのバプール、スープドボワソン
フォアグラ、リードヴォー(仔牛の胸腺)、松茸のパイ包焼き
カリフラワーのブルーテ
お店のInstagramより
お店のInstagramより
2021/10/12 更新
2021/09 訪問
メインは怒涛のホロホロ鳥尽くし
7月以来9回目の訪問。
五反田にあるお気に入りフレンチで、2ヶ月毎に通ってます。
日曜日のランチにオヤジ一匹フレンチ。
■感想
本日はメインにホロホロ鳥が出てきたのですが、ホロホロ鳥のあらゆる部位を使った内容。
味、ボリューム共にK点超えの内容に失神寸前(笑)
詳細は後述させていただきますが、そのメニューからは岩田シェフが一生懸命に私を喜ばせようする愛情がビシビシ伝わり、素晴らしい演出と言うか怒涛のメニュー構成と可愛がりのボリュームで素晴らしい満足感。
やっぱり好きなお店に通ってシェフと仲良くなるとこんなにも楽しいんだなぁと。
改めて食べ歩きの楽しみを実感した内容でした。
そして次回の予約を入れようとしたら、岩田シェフから10月にしか入らない激ウマのレアな蝦夷鹿がありそれを食べに来て欲しいとの事なので、お願いする事に。
■本日のディナーメニュー11000円(税込)コース内容は以下の通り
❶カボチャのクレープ
中にはカボチャのカスタード、カボチャのアイス、カボチャの種、パウダーにしたカボチャの皮と醤油のジュレ
ひと口サイズですが、カボチャの甘味が雑味なくストレートに感じられていきなりこれはうまい。
❷アミューズ
・パイ生地の上には、ズッキーニ、チャツネで炒めた玉ねぎ、粒マスタード、自家製ビネグレッド
・白インゲン豆のスープ、ベーコン、オリーブオイル
❸マッシュルームのムース
説明によると岩田シェフのスペシャリテとの事。
綺麗なビジュアルですが、そこは容赦なくスプーンで底から混ぜるようにすくいとって食べると、これは期待通りの旨さ。
1番下のブイヨンのジュレが全体を強く牽引。
そして毛蟹、ズワイガニの濃厚な旨味とその上にたっぷりと乗ったマッシュルームのムースのまろやかな旨味が重なり、これは美味い❗️
更にアクセントにシメジのピクルスが加わります。
❹フォアグラのフラン
フォアグラのフランはあちこちで食べるメニューですが、これが異様に美味い。
犯人はすっぽんのソースと思われ、この組み合わせはフォアグラ好きにはたまりません。
更に大きくカットされたフォアグラのポワレと食べると口の中は正に重たい濃厚な世界が(笑)
・すっぽんの身のクロケット
❺あいちゃん農園、三浦野菜、岩田農園の野菜
ラビゴットソース
本日はオクラ尽くしとの事。
岩田シェフのスペシャリテで、シェフの実家の農園やあいちゃん農園の野菜がたっぷり。
この旨さには毎回感動です。
内容は以下の通り。
紅芯大根、赤オクラ、ミニオクラ、イタリアの品種のオクラ、キイロニンジン、ビタミンダイコン、ビーツ、インカの目覚め、西洋ナスの素揚げ、完熟トマト、神楽南蛮、ゴーヤのピクルス、カボチャ、ムラサキダイコン
❻山口県産カマス
本日メインの次に感動したメニュー。
椎茸と銀杏をカマスで巻き上げて火を入れてあり、そこにモンサンミッシェル産のムール貝を使った激ウマソースをたっぷりつけて食べると、これは唸ります。
更にたっぷりの大葉とスダチと合わせ食べると、予想外の化学反応で激うま。
これは旨すぎて半泣しました。
❼岩手県石黒農場のホロホロ鳥尽くし
★その1
出てきたお皿を見てテンションマックス。
そのビジュアルは3月に食べた仔羊食べ尽くしコースを思い出す豪華さです。内容は
・もも肉のバロティーヌ、マスタード、竹炭を混ぜたパン粉にロベールソース
・胸肉のロースト、ジュのソース
・レバー、砂肝
・トリュフとジャガイモのピューレ
・インゲン、サトイモ、やなぎ松茸、マッシュルーム、エリンギ
サービスマンが説明を終えたので食べようとすると、岩田シェフがもう一皿が持ってくると言って去って行きます・・・
★その2
岩田シェフがニヤニヤしながら、四角い熱々のフライパンのような物を持って来ます。
ピペラードと言われる南仏の郷土料理との事。
パプリカ、ベーコンをホロホロ鶏の油で炒めた物で、中に目玉焼きが入ってます。
これがピリ辛で何とも癖になる味わいで激ウマ。こう言うビストロチックな味、大好きでありツボに刺さります。
岩田シェフが説明を終えると、もう一個とって来ますと言って走り去って行きます(笑)
★その3
何とデッカーいホロホロ鳥の手羽元のフリットの登場(笑)
この3つのメニューの怒涛の登場で私の脳は完全に容量オーバー(笑)
どれから食べていいのか分からずパニック状態になり、かんぜんに思考停止になります(笑)
とりあえずフリットは手掴みすると手がベトベトになるので、その他をローテーションでガンガン攻めます。
国内産のホロホロ鶏との事ですが、まるでブレス鶏のようなブリブリの歯応えと、ジビエに負けない濃厚な旨味。
どの部位も全て旨過ぎて、もう何がなんだかわからなくなります(笑)
そしてフリットが冷めないうちに食べたい欲求に我慢できなくなり、手羽元にも途中で手を出すとこれがトドメを刺す旨さで、もう私の頭はクラックラ。
もうケンタッキーなんか絶対食べられなくなる濃厚な味。
なんとか一通り完食して我を取り戻し本日の余韻がに浸っていると、サービスマンから
『〆の一皿があります』
と言って怪しい笑みを浮かべて、皿を下げて行きます(笑)
するとまたしても岩田シェフがお皿を持って再び登場。
★その4
見ると普通に一杯分あるようなラーメンです(笑)
岩田シェフ曰く
『普通の人はこの1/5くらいのボリュームです』
とニヤニヤしながら説明(笑)
ラーメン二郎好きの私に岩田シェフからの愛情盛り(笑)
ホロホロ鳥のガラから2〜3時間かけて取ったブイヨンにホロホロ鳥のほぐし身、たっぷりの九条ネギと柚子胡椒で味付けしたラーメンとの事。
スプーンでスープを飲もうとすると、ど乳化の鶏白湯スープは超ドロッドロ。
麺を絡めて食べるとこれはヤバ過ぎ(笑)
ホロホロ鳥の旨味と九条ネギのシャキシャキの歯応えとサッパリ感が完璧のハーモニー。
あっという間に私の胃袋に吸い込まれて行き全てを完食した私。
まさか完食するとは思ってなかった岩田シェフとサービスマンからは笑われます。
怒涛のホロホロ鳥尽くしの4段活用コースに私は完全に燃え尽き、ホセ・メンドーサとの死闘を終えた明日のジョーのように真っ白な廃人になりました(笑)
❽巨峰のソース、フレッシュの巨峰とブルーベリー、巨峰のジュレ、広島のオーガニックレモン、フロマージュブラン
ワイルドベリーとヨーグルトのシャーベット
❾ハーブティ
➓小菓子
これだけ食べて、ジンジャーエールとサービス税5%で、トータル12000円。
岩田シェフにはポーションアップ分支払い金額を上げてくれと言ってるのに、毎回料金据え置き。
普通のポーションでも素晴らしいコスパのフレンチであり、このボリューム申し訳無いような(笑)
岩手県石黒農場のホロホロ鶏尽くし ・もも肉のバロティーヌ、マスタード、竹炭を混ぜたパン粉にロベールソース ・胸肉のロースト、ジュのソース ・レバー、砂肝
手羽元
ピペラード
ホロホロ鶏のガラから2〜3時間かけて取ったブイヨンにホロホロ鶏のほぐし身、たっぷりの九条ネギと柚子胡椒で味付けしたラーメン
山口県産カマス、モンサンミッシェル産ムール貝のソース
カボチャのクレープ
白インゲン豆のスープ、ベーコン、オリーブオイル
マッシュルームのムース
フォアグラのフラン、すっぽんののソース とフォアグラのポワレ
すっぽんのクロケット
あいちゃん農園 三浦野菜 岩田農園の野菜 ラビゴットソース
ピペラードの中の目玉焼き
ホロホロ鶏のガラから2〜3時間かけて取ったブイヨンにホロホロ鶏のほぐし身、たっぷりの九条ネギと柚子胡椒で味付けしたラーメン
巨峰、ブルーベリー、フロマージュブランのムース
2021/09/29 更新
2021/07 訪問
岩田シェフの爽やかなサマーフレンチ
5月以来8回目の訪問。
今私の中では青山『モノリス』と並んで安定感抜群のフレンチ。
昨年の5月から通い初めてもう1年以上経ちました。
履歴を見ると昨年の7月はシェフのスペシャリテである鳩の岩塩包み焼きをリクエストして昇天している私ですが、果たして今日は何が出てくるのか、ワクワクしながら日曜日のランチにオヤジ1匹フレンチです。
■店内の様子
お店に到着して席に着くといつもサービスマンから食欲はどうですか?と聞かれます。
五反田駅から猛暑の中歩いていると、流石に暑くて私の胃袋もちょっと疲れたかなぁと感じたのですが、途中のカレー屋さんの前を通ったらその香りにやられて不思議といつもの食欲120%(笑)
サービスマンに食欲全開ですと答えると、サービスマンからは今日も自信ありますと(笑)
■感想
本日はサマーフレンチとゆう事で、ガスパチョや枝豆、鮎など夏の食材を使ったメニュー。
そして爽やかで食べやすいテイストでまとめて来ました。
そんな中本日1番印象に残ったのはメインのエトフェ(窒息鴨)の紀州鴨のロースト。
岩田シェフの紀州鴨は2回目ですが、今回は生姜を合わせて来ました。
生姜の爽やかさが赤ワインの濃厚なソースに抜群に合います。
そして鴨と言えばイチジクなど甘い果物を合わせるのが鉄板ですが、今回はナツメグでソースをたっぷり絡めた鴨と生姜と一緒に食べると、これが衝撃的な旨さ。
私も鴨はそれなりに食べて来ましたが、合わせる果物としては1番の相性の良さを感じました。
相変わらず岩田シェフは最後のメインでガツンと感動させてくれるのでした。
■本日のディナーメニューメイ税込11000円の内容は以下の通り。
❶パプリカのムースと酢漬けにしたパプリカのマカロン
めっちゃ小さいけど、食べると素晴らしい存在感を残します。
❷ガスパチョ
凍らしたトマト、モロヘイヤ、バジル。
凍らすと逆にトマトの酸味が抜けて水っぽく感じるのは気のせいか。
スイカのシャーベットで味変です。
三重県産オキシジミ
❸枝豆のババロワ
上からウニ、フロマージュブラン、クルトン
甲殻類のジュレにはズワイガニ、ムール貝、トウガン、枝豆をドレッシングで和えたとの事。
美味いに決まってやつですが、食べると枝豆のムースの濃厚な甘味と、ズワイガニの旨味の2つの強烈キャラの素晴らしいハーモニー。
❹鰻、赤足海老のブリック巻き
茗荷、大葉、リンゴと合わせて食べると、脂の乗った鰻を見事に抑え込むサッパリ感。
そして天然鰻のような歯応えに萌えます。
更にブーダンノワールを付けて食べると、素晴らしい味変。
❺フォアグラのテリーヌ
アプリコットの中に発酵バターのパイ菓子、フォアグラ、マロンのペーストを入れたシャルロット仕立て
フォアグラと柑橘類は鉄板の組み合わせですが、岩田シェフのそれはなんか一段違う旨さ。
更にハチミツのビネガーをつけて食べるとたまりません。
❻あいちゃん農園、三浦野菜、岩田農園の野菜
岩田シェフのスペシャリテ。もう8回目ですが、全く飽きません。
これ食べてると野菜のストレートな旨味、甘味に敵う物は無いような気がします。
米ナスのみずみずしさ
スイスチャード
万願寺唐辛子
ムラサキダイコン
パプリカ
コリンキーカボチャ
ズッキーニ
アンデスレットイモ
クラダイコン
紅芯ダイコン
カーボネロ
ビーツ
シロウリの酢漬け
ムラサキニンジン
❼鮎のカダイフ包み焼き
ホタテのムースと鮎の肝を鮎で挟んで、カダイフで巻いたフリット
木の芽、キュウリ、肝、三杯酢のジュレ、鳥の出汁のソース、タデの葉のソース
これも食べる前から美味いのわかるやつ。
食べると旨すぎて口の中は洪水です(笑)
付け合わせの青のり、パルメザンチーズのリゾットもいい。
❽紀州鴨のロースト
胸肉、もも肉、ササミ、レバー、ハツがお皿に豪華に並んでます(笑)
付け合わせは、鴨の出汁で炊いたナス
胸肉の次に感動したのがもも肉。
ブリブリの歯応えと旨味の塊で感動。
鴨のブイヨンに鴨もも肉のミンチが入ってます。
ブリブリの歯応えと旨味の塊。そこに柚子胡椒のパンチ力が素晴らしい。
辛子水菜
❾巨峰、大石プラム、梨
フランボワーズのソース、フロマージュブランのムース、練乳のアイス、アーモンドのチュイル
素晴らしいまとまり感で何も言うことありません。
そして広島のレモンが強烈。
エグ味が全く無く、そして力強い存在感。
まるでフルーツのような甘さで、正直このレモンが主役でした。
➓カモミール、お茶菓子
過去のメイン
①小鳩のキャベツ包み焼き
②小鳩の岩塩包み焼き
③紀州鴨のロースト
④新潟県産真鴨のロースト
⑤キジのロースト
⑥仔羊のロースト
⑦ヘアフォード牛
2021/07/18 更新
2021/05 訪問
衝撃の7周年アニバーサリーコース
昨年の5月に初訪問してその旨さに衝撃を受け、2ヶ月毎に通い続けてます。
気づけば1年経ち今回で7回目の訪問ですが、毎回ハズレメニュー一切無しの安定感抜群の岩田シェフのフレンチ。
5月は7周年記念のアニバーサリーコースとの事で、日曜日のランチにオヤジ1匹フレンチでワクワクしながらの訪問です。
■お店の様子
最近は日曜日のランチでお邪魔してますが常に満席であり、本日も満席。
昨年はコロナにより6周年記念コースはやらなかったとの事ですが、今年は思い切ってやってみた所、夜も含めて常連客の予約が入り盛り返していると。こんなご時世でしかも禁酒令中でのこの人気は流石です。
■感想
一言、素晴らしい満足感で感動のアニバーサリーコースでした。
3月に青山『モノリス』で11周年記念コースを食べた時も感動でしたが、今回のメイさんのアニバーサリーコースも120%の満足感(笑)
やっぱりアニバーサリーコースにかけるシェフの気合は半端なく、これは絶対食べに行くべきコースでしょう。
内容はアミューズ含めて全10皿。
出てくる食材はフォアグラ、オマールエビ、甘鯛、牛肉が入っていてしかも少量多皿ではなく、大食いの私でも満足するどっしりとしたポーション。
そしてお値段が信じられません。
これだけ食べて何と驚愕の税込11000円!
私が通ってるフレンチでも1万円代のコースとしては最強のコストパフォーマンスでしょう。
更にその味も半端ない。
1つとして、うん?と言うメニューがありません。これはお世辞ではありません。
その中でも本日1番感動したのは、メインのアイルランド産ヘアフォード牛。
岩田シェフのスペシャリテとの事でそのソースが強烈。
毎回岩田シェフのソースの切れ味には感動して来ましたが、本日のモリーユ茸とクリームから作る濃厚なソースは、私のフレンチ食べ歩きにおいてソースランキングトップ3に入る衝撃の旨さでした。
今回のアニバーサリーコースは怒涛の感動メニューのオンパレードであり、食べ終わった時の幸福感は約束されております(笑)
これは自信を持ってオススメします。
■7周年アニバーサリーコースの内容は以下の通り。
❶蛤・ズワイガニのタルトと蛤とフヌイユのムース
お〜いきなり凄いビジュアル(笑)
貝殻が散りばめらており砂浜をイメージしたとのこと。
セミドライトマトとパルメザンチーズで作った生地とズワイガニの組み合わせは、ひと口の中にもしっかりとした世界観を感じる旨さ。
❷酒粕と味噌のチーズケーキとブータン ノワールのエクレアはマデラ酒のソース味。
どちらもしっかりとしたテイスト。
❸フランス産ホワイトアスパラガスと鮑、アオリイカ、帆立のタルタル。
出てきた瞬間、まずその水玉模様のソースの美しさに感動します。
食べると鮑、アオリイカ、ホタテのパワフルトリオの強烈な旨みがたまりません。特にアオリイカの甘味が効いてます。
更にラディッシュ、たまねぎかのピクルス、キャビアが味を引き締めてます。
そして蚕豆のソースとイカスミのソースの2種のソースも最高。
❹オマール海老とエビのムースの春キャベツ包み
ソースシヴェドオマール(オマールエビのガラとハーブを赤ワインで煮込んだソース)
この辺から岩田シェフがアクセル踏んできます。
食べるとオマール海老の旨味、ガラのソースのコク、春キャベツならではの甘味のハーモニーが強烈です。
そして最後はすり潰したジャガイモが優しく受け止める感じで唸る旨さ。
❺フォアグラのポワレとトウモロコシとポレンタのコロッケ、トウモロコシのソース、クレソン、紅芯大根。
大のフォアグラ好きの私ですが、これは頭を抱える旨さ。
フォアグラとトウモロコシがこんなに合うとは(笑)
説明ではトウモロコシを食わせて作るフォアグラとトウモロコシは鉄板の組み合わせとの事。
更にシェリービネガーのソースの酸味が加わり、私の味覚が全て潰される感じです(笑)
❻あいちゃん農園、三浦野菜、岩田農園の野菜
これはシェフのスペシャリテであり、今回で7回目ですが、これは何回食べても美味い。
フレッシュ、ボイル、コンフィした野菜の味が旨すぎて、ラビゴットソースの出番が無いくらい。
結局最後に余ったソースだけ食べます(笑)
ズッキーニ、フレッシュのウズマキビーツ、サヤエンドウ、スイスチャード、ムラサキニンジンのコンフィ、カブ、キイロニンジン、ムラサキダイコン、フレッシュの紅芯ダイコン、ブロッコリー、カリフフロール、カーボローネロ、茗荷のピクルス、ビーツのコンフィ
❼山口県産甘鯛の松笠焼き
フュメドポワソンにアサリの出汁とカブ、キヌサヤを加えたスープがたまらない。
更にミツバもバッチリ合います。
メインが濃厚なソースなのでライトに仕上げたとゆう事ですが、どうして甘鯛の旨味がパワフルで美味い。
❽アイルランド産ヘアフォード牛サーロインと黒毛和牛ヒレ肉のア・ラ・クレーム(煮込み)
本日の特大ホームランメニュー!
ソースを舐めた瞬間、お店の外に出て『美味〜い!』と叫びたくなるほどの強烈な旨さ。
モリーユ茸の旨味とクリームで作ったソースが死ぬほど美味い(笑)
聞くとシェフのスペシャリテのソースとの事。
私的には例えは悪いかもですが、名古屋の味噌煮込みに近い甘味、旨味を感じる濃厚な味で、私の味覚をぶち抜きました。
いや〜このソースおかわりしたかった(笑)
付け合わせのゴボウのフリット、アスパラソバージュ、イタリア産グリーンアスパラガス、ジャガイモのピューレも完璧。
❾ヘアフォード牛の挽肉、アボカドのソース、コルニッションのミニバーガー
一口サイズですが、実にまとまりのある旨さ。
➓マンゴーとバナナのパルフェ
鉄板の組み合わせとの事で確かにマンゴーだけ食べるよりも素晴らしい相乗効果。
最近マンゴーパフェばかり食べている私には目から鱗の旨さ。
更にマンゴーとカスタードプリン、フロマージュブラン、チョコレート、マンゴーのソース
11.ハーブティ
12.ミニャルディーズ
台湾パイナップル
ホワイトチョコレート
最後に岩田シェフが出てこられたので、今更ながらMAYの由来について聞くと、家族のイニシャル、たまたま5月にオープン、そして五反田の5などいろいろ重なり、5と言う数字にちなんで付けたとの事です。
アイルランド産ヘアフォード牛サーロインと黒毛和牛ヒレ肉のア・ラ・クレーム(煮込み)
山口県産甘鯛の松笠焼き
フォアグラのポワレとトウモロコシとポレンタのコロッケ、トウモロコシのソース、クレソン、紅芯大根。
オマール海老とエビのムースの春キャベツ包み ソースシヴェドオマール(オマールエビのガラとハーブを赤ワインで煮込んだソース)
フランス産ホワイトアスパラガスと鮑、アオリイカ、帆立のタルタル。
蛤・ズワイガニのタルトと蛤とフヌイユのムース
酒粕と味噌のチーズケーキとブータン ノワールのエクレアはマデラ酒のソース味。
2021/05/24 更新
2021/03 訪問
仔羊を食べ尽くす
1月以来6回目の訪問。
昨年のゴールデンウィークに初訪問して以来、岩田シェフの味と人柄の惚れてしまい、2ヶ月毎に通ってます。
現在私がハマっている青山『モノリス』石井シェフ、湯島『アターブル』中秋シェフ、そしてメイの岩田シェフは、いずれも『モナリザ』出身。
偶然ですが現在私はモナリザ出身シェフの味にハマってます(笑)
ちなみに白金『ラクレリエール』の柴田シェフもモナリザ丸の内出身になります。
急に大雨が降ってきて雨宿り的にお店になんとか到着。日曜日のランチにオヤジ1匹フレンチで突撃です。
本日も満席であり、どうやら本日はマダムの女子会だらけでかなり賑やか。オヤジ一匹は片隅で気配を消してひっそりフレンチを楽しみます。
■感想
過去5回のメインは、①小鳩のキャベツ包み焼き、②小鳩の岩塩包み焼き③紀州鴨のロースト④新潟県産真鴨のロースト⑤キジのローストで今回は岩田シェフでは初めて仔羊でした。
いずれも必ずメインで感動のピークをぶつけてくる岩田シェフのコースですが、今回の仔羊も他店では味わえない強烈な内容でした(笑)
まずサービスマンから「ひつじの世界へとようこそ!」と出されたお皿を見て、オ〜と叫んでしまいました(笑)。
正に羊の世界でお皿の上には羊尽くし超〜感動的な景色が(写真参照)
内容は内モモ肉(ジゴダニョー)、巨大な背肉(キャレダニョー)、骨の周りの脂身の塊、肋骨、トリッパ、クスクスのサラダ仕立てなど爆盛り(笑)
春になると仔羊の季節になりいろんなお店で外国産仔羊と遭遇する事が多いのですが今回は国産。
説明によると北海道の羊まるごと研究所という有名な牧場の酒井伸吾さんの仔羊との事です。
岩田シェフの説明では3週間くらいは熟成させているとのことで、水分の抜けた旨味の塊。
食べるとオーストラリア産やニュージーランド産のような強烈な香りは無く、それでいて牛肉や豚肉では味わえない独特なアブラの濃厚な旨味と、プルンプルンの肉質に悶絶でした。
1皿で仔羊のこんだけ色々な部位を堪能できたのも初体験であり、ボリュームもたっぷりで大食いの私には完璧なポーションで、満足感しかありません。
後から聞いた説明では2人分あり、私の食べっぷりに岩田シェフからもサービスマンからも笑われてしまいました。これで1万円(税抜き)はなんか申し訳ないような。
それにしても仔羊って美味いなぁ。昔羊嫌いだった自分が信じられません(笑)
■本日のディナーコース1万円(税抜き)の内容は以下の通り
❶アミューズ
タマネギのキッシュ
塩漬けの桜の花びら、粉末にした桜の葉パウダー
カリフラワーのスープ
富山県産ホタルイカのアヒージョ仕立てに菜の花のソースが独特の臭みを消して美味い。
❷ホワイトアスパラガスのババロワ
構成は下から
ホワイトアスパラガスのジュレ
自家製ドレッシングで和えたズワイガニ
ホワイトアスパラガスのババロワ
クレソン、ハーブ
ホワイトアスパラガスの甘味とズワイガニの旨味のハーモニー。ズワイガニに雑味の無いところに岩田シェフのレベルの高さを感じます。
❸フォアグラ、タケノコ
この組み合わせの相性の良さは先月青山『ラブランシュ』で体験済みでしたが、やっぱり素晴らしい。タケノコのえぐ味とフォアグラがこんなに合うとは。
❹三浦の契約農家あいちゃん農園の野菜
毎回出てくる岩田シェフのスペシャリテ。
ボイルした野菜1つ1つの個性、甘味を味わう一皿。
いつか、この1皿だけをお腹いっぱい食べて帰ってもいいくらい。野菜の甘味旨味には肉や魚は結局敵わないと感じる一皿です。
内容は
ラビゴットソース
カーボロネロ
タマネギのピクルス
黄色ビーツ
黒い大根
高菜の葉
ブロッコリー
ビーツ
菜の花
ビタミン大根
紅芯大根
紫ニンジン
❺山口県産天然真鯛のボイルのスープ仕立て
ファーストコンタクトは、青のりの風味とフキのトウの苦味がうまく交わらないのですが、咀嚼しているうちに甘鯛の旨味と塩気が、両者を結びつけて素晴らしいハーモニーへ変化します。
その他タケノコ、春キャベツの食感が素晴らしい。
❻仔羊
・内モモ肉(ジゴダニョー)3枚は、赤身で正に肉肉しい味わい。
・巨大な背肉(キャレダニョー)はその脂身がプルンプルン過ぎて、ナイフが入りません(笑)
食べると羊独特の香りは弱めで濃厚な脂身の旨味が口の中に溢れ、ジュのソースと合わさって思考停止になる旨さ。
・骨の周りの脂身の塊はカリカリに焼かれていて、脂身好きにはたまらない。
・肋骨にかすかに残った肉片にしゃぶり付くと香ばしさと、骨から出た旨味の凝縮感が凄まじい。
・トリッパは1流イタリアンの味に負けない旨さ。内臓独特の奥深さとトマト風味のハーモニーでクスクスとの相性抜群。
・タケノコ、タマネギ、サヤエンドウなどのガルニも完璧。ミョウガのピクルスがベトベトになった口の中を甦らせます。
更に別皿で
羊肉のミンチのペルシャード風
❼デセール
構成は下から
フロマージュブランのムース
ホワイトチョコレートのムース
パッションフルーツ、パイナップル
ミント、ココナッツのメレンゲ
羊のアブラでベトベトになった口には、持ってこいのサッパリ感。
❽ハーブティー
フロランタン
桜のフィナンシェ
5月で7周年との事であり、スペシャルメニューをやるとの事。これは行くしかありません。
仔羊の内モモ肉(ジゴダニョー)、巨大な背肉(キャレダニョー)、骨の周りの脂身の塊、肋骨、トリッパ、クスクスのサラダ仕立て
山口県産天然真鯛のボイルのスープ仕立て
フォアグラ、タケノコ
ホワイトアスパラガスのババロワ
カリフラワーのスープ 富山県産ホタルイカのアヒージョ仕立て
タマネギのキッシュ
2021/03/28 更新
2021/01 訪問
キジを食べ尽くす
昨年11月以来5回目の訪問。
過去4回通って完全に岩田シェフの味の虜になってしまい、2ヶ月に一回のペースで通ってます。
日曜日のランチにオヤジ1匹フレンチで開店5分前に到着すると、いつものように開店していて既に2組来てました。
時間ピッタリにならないと開けてくれないお店の10倍嬉しい(笑)
サービスマンに聞くと本日も満席との事で、流石の人気です。
■感想
本日も抜群の安定感。その中でもメインは大好物のキジだったのですが、このギシが強烈でした。
特にインパクトを受けたのが、キジ料理2皿目のキジの内臓を使った1皿。
茨城県産のジビエで、食べると正に生命力に溢れる力強い内臓の味。焼き鳥のレバーが苦手な私(私)ですが、これは血生臭さなんかなくてもう涙涙涙の味でした。
周りのテーブルのメインとは完全別メニューであり、お一人様の私にこんなもん出してくれて、岩田シェフには感謝感謝です。
やっぱり惚れたお店にはとことん通うべきですね〜。
通う事でシェフもスペシャリテやら裏メニューなどいろいろ出してくれ、そのシェフの100%の実力を体験できます。あ〜美味かった〜。
■本日のコース内容(税込10800円)
❶アミューズその1
安納芋のタルト
パルメザンチーズと安納芋のムース
❷アミューズその2
・アカカブのスープ。
アカカブの甘味そのものを感じさせる旨さで、これはシェフの腕前を感じさせ、唸りました。
・テッドドフロマージュのクロケット
豚の頭などを使うヲタクメニュー。粒マスタードとの相性抜群。
❸カリフラワーのババロワ
天使のエビ、車海老、和歌山県産足赤海老、ウニ、紫蘇、クルトン、アサリの出汁と青海苔のジュレ。
構成の説明を聞いただけで、美味いのわかるやつ。食べると魚介の強烈なキャラクターをしっかり受け止めるカリフラワーのババロワが素晴らしい。
❹フォアグラのポワレとフレンチトースト
到着すると私の大好きなバルサミコ酢の強烈な香りが襲ってきます。フォアグラとの相性は問答無用の旨さ。更にいちごとアーモンドのソテーが加わり、フォアグララブの私はもう満足感しかありません。
❺契約農家の野菜
シェフのコースには必ず入るメニューで、それだけこの野菜には自信があるのでしょう。
5回目ですが、野菜の天然の旨さは飽きる事がありません。
黄色ビーツ
里芋
オニオンルージュ
アーサイ
紫大根
赤大根
黒キャベツ
小松菜
あやめ行きカブ
紅芯ダイコン
❻山口県産マトウダイのベニエ
ビールを使ったコロモで揚げたもので、マトウダイの旨味が最大限引き出されてます。
そこに濃厚なタルタルソースとほうれん草のソース。更にさっぱりしたダイコン、ミョウガ、ノゼリのサラダで反動を加えてきて、もうたまりません(笑)
❼茨城県産キジ胸肉のロースト、カスレ、菜の花、高菜、ビーツ
お〜もの凄いポーション(笑)
写真で伝わるでしょうか。
回を重ねる毎にポーションが増えて行くのは気のせい?(笑)
食べるとキジ独特の苦味とまでは行かない、とんがった風味が口の中に広がります。
キジと言えばフォアグラのソースが多いのですが、今回はシンプルにジュのソースなのでキジの風味がストレートに刺さります。
また綺麗なピンク色に火入れされたその身は、プリップリで食感もたまりません。
白インゲン豆を煮込んだ付け合わせのカスレがまたべらぼうに美味い。塩味きつめのパンチの利いたテイストで他店で食べるカスレとは一味違い、やけに印象に残ります。
また付け合わせの菜の花、高菜、ビーツもしっかりと下味がついていてとんでもない旨さ(笑)
もうこの時点で私の旨さを感じるキャパが壊れそうになります。
更にササミ、モモ肉、手羽元まで(笑)
モモ肉、手羽元は一転してワイルドな歯応えと味わい。
いや〜1回にこんなにキジを食べたのは初めてでした。
何とか食べ切りサービスマンに本日の感動と感謝の意を伝えると、ニヤニヤしながらもう1皿ありますよ〜と(笑)
マジか?完全に油断しました。
同じ皿にいつも別皿で出てくるようなモモ肉、手羽元があったので、今回は無いものとばかり思っていたらやられました。(笑)
しかしこの最後の一皿がとんでもない物でした。
❽キジの内臓を使った一皿で、内臓の血の味と複雑さと力強さ、そしてジャガイモとトリュフのピューレの甘さ。
そこに酸味と甘味の利いたペリグーソースで完全にトドメを刺されます。
本日1番の感動で正に頂点を迎えます。
食べた瞬間
『美味い!』
と叫びそうになり必死でこらえました(笑)
それができないなら今すぐ厨房に乱入してシェフに抱きついてこの感動を伝えたかったほど(笑)
❾フロマージュブランのムース
フラッシュのグレープフルーツ、日向夏
グレープフルーツのジュレ
キンカンとバニラのアイス
➓ハーブティー
抹茶のシュークリーム
フランボワーズのパルフェ
本日も感動をありがとうございました。
岩田シェフ、今年も宜しくお願いします。
キジ胸肉のロースト
キジの内臓、ジャガイモのピューレ、ソースペリグー
マトウダイのベニエ
フォアグラのポワレ、フレンチトースト
カリフラワーのババロワ
安納芋のタルト
アカカブのスープとテッドドフロマージュ
手羽元
モモ肉、ササミ
2021/01/18 更新
2020/11 訪問
岩田シェフのソースに感動
10月以来4回目の訪問。
2か月に1回のペースで通っている五反田のフレンチで、岩田シェフの味に毎回感動していて、ハズレメニューが無く、安定感抜群です。
今年私が出会った新規フレンチ店としては当店と、代々木上原の『シャントレル』、青山の『モノリス』が今私の中でお気に入りであり、クラシック好きには間違いなくイチオシです。
日曜日のランチの開店10分前に到着すると、まだクローズでしたが、私に気づいたサービスマンが中から出てきてくれて、店内に入れてくれます。
時間キッチリじゃないと入れてくないお店とは大違いであり、これにはご機嫌な私(笑)
■感想
4回目でしたが、スタートのアミューズからメインまで飽きるどころか、益々岩田シェフの味わいにハマる私。
私のツボにビシビシハマるテイストの連続であり素晴らしい満足感です。
そして毎回感じるのが、岩田シェフのソースの旨さとその切れ味。
ファーストコンタクトでそのソースにビビッと来るか来ないかで、その店の印象が決まってしまいます。ボヤけたソースなんかはすぐにわかりますね。また他店との明らかな違いを感じる事ができるか、ここが私が再訪を決める運命の分かれ道。
今回1番感動したのは、やはりメインの真鴨のサルミソース。
新潟県産の天然の真鴨で当然その肉質そのものも美味いのですが、それを超えるサルミソースの切れ味。
当然真鴨そのものの旨味が乗り移ったソースであり、旨味の塊でした。
実は前回訪問時に岩田シェフから、食べてるものに拘った蝦夷鹿を食べさせたいとの事で、本日の予約を入れるも、前日に電話が入り残念ながら良いものが入らなかったとの事で、今回は真鴨になりました。妥協したメニューを出されるより、食材に拘ってくれて嬉しい限りであり、結果的には素晴らしい満足感でした。
■本日のコース内容
❶アミューズ
・サーモンのタルタルとディル、チーズのムースのコルネ
・カブのポタージュ
カブの甘味の塩味の絶妙な味わい
・山芋のファダン
赤ワインと醤油のソースをシート状にしたものが舌に刺さります
❷カリフラワーのムース、セイコガニの内子、外子
シェフのスペシャリテとの事で、その構成を聞くだけで美味いのは間違いない事を確信する食材達。
甲殻類のコンソメジュレ
カリフラワーのムース
ズワイガニ、セイコガニ
食べると期待を超える甲殻類の濃厚な風味。一歩間違うと臭さが全面に出てしまうメニューですが、流石のバランスと完成度です。
❸フォアグラのフラン、キノコのブイヨン
フラン好きの私にはストライクメニュー。天然舞茸、椎茸、ナメコの風味がバッチリ出てます。
❹野菜
佐賀県吉野ヶ里あいちゃん農園や、三浦野菜、岩田シェフの実家の野菜の盛り合わせ。
ボイル、グリル、フリット、ローストした野菜達。
4回目ですが、何回食べても美味いメニュー。
このお皿の野菜、1つとしてうまくないのもが無いです。
最近、なんだかんだ肉、魚よりも野菜の旨さに1番萌える私。このサラダだけをランチにたらふく食べて帰ってもいいくらいですね〜(笑)
紫ニンジン
安納芋
赤ダイコン
アヤメユキカブ
モモノスケカブ
紫ダイコン
ビタミンダイコン
ノーザンルビー
ブロッコリー
赤タマネギのピクルス
ラビゴットソース
❺山口県産マトウ鯛の白菜包みの蒸し焼き
ソースその物がやっぱり美味いのですが、そこに生姜、オオバ、菊芋のピューレが加わり、更に複雑なテイストに。素晴らしい。
❻新潟県産真鴨のロースト
出てきた瞬間そのお皿全体の美しさにまずテンション上がります。
そして旨そうなサルミソースのテカリ具合に私は完全に思考停止するのでした(笑)
なんとか冷静さを保ちつつソースをたっぷり絡めて真鴨を食べると、もうそのあとは本能が支配して夢中でむさぼるだけでした(笑)
また、付け合わせのレンズ豆のピューレ、小麦のリゾット、里芋のフリット、カラシナ水菜、キャベツを、一緒に食べるともう我慢できません。昇天しそう。
いつものオマケメニューで、柚子胡椒の効いたモモ肉のグリル、手羽元のフリット
❼オレンジ、みかん、文旦、バナナのパルフェ
ココナッツのメレンゲ
フロマージュブランのムース
❽ハーブティー
パイナップルケーキ
オレンジの砂糖漬け
本日も満席であり、コロナ感染者が増えて来てる中でのこの集客は、さすがだと思います。
客層は港区女子などおらず岩田シェフの料理を食べに来てる感じでした。
今回も大満足であり、次回1月に予約を入れさせて頂きお店を後にしました。
2020/11/29 更新
2020/10 訪問
紀州鴨(エトフェ)に感動
7月以来3回目の訪問。
前回、シェフのスペシャリテである小鳩の岩塩包み焼きを食べて、超〜感動したフレンチレストラン。
本当はもっと早く再訪するつもりでしたが、いろいろ予定が重なり、本日になってしまいました。
電話で予約を入れると岩田シェフから、紀州鴨を食べて欲しいと言われ、本日もワクワクの中での再訪です。
台風が接近して雨が降り頻る金曜日の夜に、オヤジ1匹フレンチです。
本日もコロナ対策で減席している中、店内は満席。コロナ前は寸前での予約は全く取れなかったお店であり、元に戻って来たようであり流石です。
■感想
3回目でしたが、今回も感動でした。
特に感動したのは、やっぱりシェフオススメの紀州鴨。
この鴨は、エトフェ(窒息させたもの)であり、正直言ってエトフェで有名なフランスビュルゴー家のシャラン鴨よりも、私は好みであり美味かったです。
飼育され鴨とは思えない、ブリブリの歯応えと皮の下の超〜分厚い脂の旨味は、強烈でした。
歯応え的には宮崎地鶏の炭火焼のような歯応えと香ばしさ。そこにエトフェ特有の濃厚な血の旨味が重なり、これはマジで美味い。
さすがはプロが美味いと、言うだけの味わいでした。
最後の方で森のクマさんのような癒し系キャラの岩田シェフが出て来てくれたので、この鴨の感動を伝えると、シェフもビュルゴーよりも好きだと。
そして次回は、蝦夷鹿の中でも食べている物に拘った蝦夷鹿を食わせたいとの事で、またしてもまんまと釣られてしまう私でした(笑)
■本日のメインを紀州鴨に変更したスペシャルコースの内容は以下の通り
❶アミューズ3種
・サンマの燻製のタルト仕立て、生姜のソース、大葉、茗荷
・ゴボウのスープが強烈な旨さ。
食感も残していて、これは丼いっぱい飲みたかった(笑)
・カボチャのプリン、白味噌
・バゲット、発酵バターはめちゃ美味い。
❷マッシルームのムース、川俣シャモの出汁のジュレ、オマール海老、ピクルスにしたシメジ
ムースはわざとか他店で食べるほどのマッシュルーム感は無く弱めの印象で、オマール海老の旨味の存在感が圧勝。ジュレもそんなにシャモ感は無かったかなぁ。トータルとしてのハーモニーは、感じない。
❸フォアグラのフランとズワイガニとワタリガニのビスクあんかけ、銀杏
まず甲殻類特有の香りが強烈。
ズワイガニとワタリガニのビスクが、当然臭みなんが無くて、素晴らしい旨さで頭をぶったかれます。
正直、フォアグラ入りのフランがビスクの圧力に負けていて、わからない位濃厚でした。
❹佐賀県あいちゃん農園のイタリア野菜、三浦野菜、シェフの実家の小田原野菜。ラビゴットソース
相変わらず、美味い。
しいて言えば野菜一つ一つが小さすぎる事(笑)
でもこの種類の多さを野菜スティックの大きさで食べたらこれで終わってしまう。旨すぎてジレンマに陥る一皿です。
スイスチャートの塩茹で
レッドパプリカの素揚げ
四角豆
黄色ニンジンの塩茹で
ウズマキビーツ
黄色ビーツ
里芋
アヤメユキカブ
黒ダイコン
レッドオクラ
黄色パプリカの素揚げ
ズッキーニの、素揚げ
もものすけカブを、炒めたもの
レンコン
紅芯大根
赤タマネギのピクルス
❺アワビムニエル、肝のソース
米茄子を皮ごと焼いて焦がした香ばしさと、外側カリっと焼いたアワビの見事なハーモニー。
これは素晴らしい。いいとこついてきます。そこに肝のソースが加わり正に大人のテイスト。
❻山口県産ハタのバプール(蒸し焼き)
ウイキョウをドレッシングで和えたもの
ブールブランソースが、キレッキレ。
❼紀州鴨のロースト、赤ワインソース、黒トリュフ入りジャガイモのピューレ、ジロール茸のピクルス、ササミ、ビーツ、インカの目覚めのフリット
テーブルに到着すると、まずそのポーションと美しいビジュアルにテンションマックスです。
テッカテカに輝く赤ワインソースが、目に刺さります。
説明によるとエトフェ(窒息)させた鴨との事で、食べると当然濃厚な味わい。
そして皮の厚みが凄くて歯応えと脂身の旨味が最高。そこに赤ワインソースをたっぷりつけて、黒イチジクと食べるともう最高です。
鴨とイチジク、これは最高のハーモニーですね。
歯応えはビュルゴー家のシャラン鴨に比べるととにかくブリブリです。
完食して、今日はちょっとボリューム的に足りないけど、次はデセールだなぁと勝手に余韻に浸っていたら、サービスの男性からメインの2皿目ですと(笑)
あ、そうだ❗️
当店はメインにかならずおまけがついてくるのを忘れていました(笑)
このオマケがこれまた凄かった。
・鴨の手羽元を香ばしく焼いて、柚子胡椒。これは強烈な歯応えと柚子胡椒の見事なハーモニー。
・手切りした鴨のモモ肉に大量のパルメザンチーズ(笑)これはいい意味で重たくて、私の胃袋もこれにて十分な満腹感に至りました(笑)
❽柿と梨のカクテル、アプリコットのムース、あんぽ柿をラム酒で漬けたものを混ぜたバニラアイス、メレンゲ
❾カフェ
➓お茶菓子
・生チョコ
・キャラメリゼしたバナナが入ったマドレーヌ
とゆう事で本日も大満足でした。
来月も宜しくお願いします。
紀州鴨
紀州鴨
アワビのムニエル
フォアグラのフランとズワイガニとワタリガニのビスクあんかけ、銀杏
佐賀県あいちゃん農園のイタリア野菜、三浦野菜、シェフの実家の小田原野菜。ラビゴットソース
山口県産ハタのバプール(蒸し焼き)
2020/10/10 更新
2020/07 訪問
圧巻の小鳩の岩塩包み焼き
前回のゴールデンウィーク中の訪問時、そのコース内容全体があまりに自分にストライク過ぎて、即再訪を決意したお店になります。
特にメインで食べた小鳩胸肉とフォアグラのキャベツ包みが衝撃的な旨さであり、帰り際に岩田シェフにその感動を伝えたところ、スペシャリテの鳩の岩塩包み焼きも食べてみてくれとのこと。
約束を果たすべく、本日はそのスペシャリテを堪能しにやってきまきた。
感想ですが、前回を上回る感動の連続と、衝撃の鳩でした。
なかなか初回を上回る感動を受けるお店は少ないと思いますが、今回も全てのメニューで感動し、そのボルテージは全く下がる事なく終了し疲れ果てました。
コース全体がっつりクラッシックですが、食後感が不思議とそんなに重たくありません。
でもちゃんとフレンチ食べたって言う満足感が得られるというか。
このバランスが素晴らしいですね。
そしてなんと言っても鳩の岩塩包み焼きは、圧巻でした。
私の鳩人生で、No.1の旨さでした。
岩塩包み焼きによる抜群の火入れと、その胸肉のジューシーで柔らかい歯応え、そして完璧な塩加減と閉じ込められた旨味と風味。
もう旨過ぎて悶絶するしかありませんでした。
改めて岩塩包み焼きの威力を体感することに。
現在は当店のコースメニューには入れていない岩塩包み焼きですが、昔はお店のスペシャリテとして出していたメニューとの事であり、岩田シェフによると今回久しぶりに作ってちょっと緊張したとか(笑)
要望があれば岩塩包み焼きはやってくれるとのでの事なので、フレンチ好き、特に鳩好きの方は、是非とも予約の上挑戦してみてほしい1皿です。
あの食べログ界の巨人ブロガーのタケマシュランさんも、ハトを食べるなら当店と仰ってますが、間違いの無い旨さでした。
更にシェフによるとジビエも大好きとの事。リエーヴルアラロワイヤルもやるとの事なので、これは冬も楽しみなお店です。
本日の1万円のコースにメインを岩塩焼きに変更(+2100円)の内容は以下の通り。
❶アミューズ
枝豆と枝豆のムース、発酵バターを使用したパイ
❷夏のスペシャリテトマトのガスパチョ
トマトの風味豊かなキンキンに冷えたガスパチョで美味しい。更にスイカのシャーベットが添えられていて、途中から混ぜると見事な味変。
その他のパブリカのムースにマンゴーソース、マンゴーのサラダも素晴らしくスタートからボルテージが上がります。
❸トウモロコシのムース
今シーズンあちこちでトウモロコシのムースを堪能してますが、これNo.1かも。
トウモロコシのムースだけでも感動的な旨さでしたがそこに、トウモロコシのアイス、バルサミコのジュレ、クルトン、焼きとうもろこしが。
更にトドメのタラバガニ、ズワイガニ、ウニを加えて反則技のパワーアップであり、こんなの上手くない訳がない。
更に食べずらかったですが(笑)、生の髭の甘味も素晴らしい。
❺フォアグラのポワレ
コンソメで煮た白ナス、ダブルコンソメのソース、柚子胡椒、おかひじきを揚げたもの
このフォアグラも素晴らしい。よくを言えばもっとガッツリ食べたかった(笑)
❻契約農家の野菜
前回も感動しましたが、今回も素晴らしい味わいでした。
約20種類の野菜を、素揚げ、グリル、フレッシュ、ボイルなど様々な調理法での1皿。
1つ1つの野菜が実にうまい。
黄色ニンジン、紫ニンジン、スナップエンドウ、ズッキーニ、白キュウリ、黒ダイコン、赤ダイコン、紫色ダイコン、生の黄色ニンジン、赤ダイコン、黄色いズッキーニ、インゲン、青ナス、オニオンルージュのピクルス、ラディッシュのスライス、カブ、ブロッコリー、紅芯ダイコン、ビタミンダイコン、ノウザンルビー
セロリ、タマゴ、トマトのラビゴットソースもたまらない
❼鳥取県産鮑のムニエルとアワビの肝を使ったリゾット
これは美味しくない訳が無い安定感のある味わい。
❽和歌山県産鮎のパートブリックの包み揚げ
これも美味かった〜。
神楽坂『ラトューエル』の鮎のミルフィーユにはる美味しさ。
自家製の鮎の内臓の塩漬けしたうるかに、辛みダイコン、スダチの泡、タデの葉のソース更に
ジュドボライユ鳥の出汁のソース、キュウリと超多重構造な味わい。
素晴らしい。
❾フランスヴァンデ産仔鳩胸肉の岩塩包み焼き
鳩だけでも十分美味いのですが、圧巻なのはそのソース。
ビーツがほんとに大好きな私には急所打ちのビーツのピューレのソースとピジョンクリームのソース。
鳩独特の鉄臭さと抜群のハーモニーであり、もうこのソースで昇天する私でした。
更に付け合わせのフレッシュのビーツ、グリーンアスパラガス、ホワイトアスパラガスのソテーもちゃんとと言うか、メチャメチャ美味い。
鳩に合うし。
別皿でレバー、砂肝、ハツ、モモ肉と、手羽元の炭火焼の山椒風味が提供されます。
香ばしさとはこうゆうものだと言う教科書のような味と香りでむしゃぶりつく私であり、気づくと珍しくツレもしゃぶりついてまし(笑)
➓桃のコンポートとプラム、コンポートの煮汁のジュレ、フラワージュブランのムース、アーモンドのチュール。
提供時、蓋をしてあってミントとレモンの香りを閉じ込められてます。
いや〜最後まで素晴らしい。
桃のコンフォートも今シーズンあちこちで食べてますが、こちらのそれは何か一味違う旨さです。
11カフェ
ほうじ茶
12お茶菓子
生チョコとレーズンパウンドケーキ
現在、席数を間引いての営業との事であり、もともとゆったり目のお店は、ストレスの無い最高の居心地です。
8月もスペシャリテのメニューをやるとの事で、これは8月も来ることになりそうです。
小鳩胸肉の岩塩包み焼き
レバー、砂肝、ハツ、モモ肉と、手羽元の炭火焼の山椒風味
小鳩胸肉の岩塩包み焼き
小鳩胸肉の岩塩包み焼き
和歌山県産鮎のパートブリックの包み揚げ
枝豆、枝豆のピューレ
トマトのガスパチョ、スイカのシャーベット、パプリカのムース
トウモロコシのムース
フォアグラのポワレと白ナス、ダブルコンソメ
契約農家の野菜
2020/07/18 更新
2020/05 訪問
絶妙な塩加減
こちらは長らくBMしていたお店。
五反田というフレンチ不毛地帯に存在し、今までなかなか足が向きませんでしたが、今回ランチにオヤジ一匹フレンチで訪問してきました。
開店12時少し前に到着すると数人が、テイクアウトに並んでます。その後もひっきりなしであり、聞くと11時半から売り出すという限定40食のカレーは、12時過ぎには早々に完売してしまうとの事でした。
店内はかなりゆったりしていて、落ち着いた雰囲気。
実は本日が6周年のアニバーサリーとの事であり、コロナウィルスの影響が無ければ、記念コースとかやりたいところでしょうか。
お料理の感想ですが、アミューズからメインまで、塩気バッチリでかなりクラッシックよりの重たいフレンチであり、私にはドストライクでした。
特に印象に残ったのが、メインの鳩。
電話での予約時にメインを牛肉のロッシーニ風にするか、鳩で選択します。
口コミによると当店では鳩が旨いとの事で鳩を選択したのですが、その味は噂通りの旨さであり、メチャメチャ感動しました。
本日のランチコースは以下の通りです。
①アミューズ
新ジャガのチュロス
ジャーマンポテトをイメージしたと一品との事ででいきなり塩気バッチリ。
②アミューズ
グリーンピースのスープとベビーホタテのポワレ。
分かりやすい味わいであり素直に旨い。
小さなホタテのポワレも手抜きの無い火入れであり、きちんと旨いです。
今後のメニューに期待が、どんどん高まります。
③バゲット
④前菜
ホワイトアスパラガスのババロワ
煮汁のジュレとズワイガニ
これも良かった❗いろいろなお店で食べるメニューですが、明らかな違いがあり、印象に残ります。
⑤温野菜
これが感動的な旨さ。様々な野菜を茹でたり、炒めたり、揚げたり、コンフィにしたり。それぞれの野菜に対して塩分を変えているとの事で手の込んだ1皿であり、絶妙な塩加減。見た目とあわせてホントに素晴らしい。
最近私は野菜のこう言うメニューが大好きです。
・ニンジンのピクルス
・ブロッコリー
・菜の花の塩茹
・スナップエンドウ
・コンフィして炒めたビーツ
・黄金カブ
・ニンジンのコンフィ
・赤ダイコン
・黄色ビーツ
・素揚げしたズッキーニ
・紫ダイコン
・素揚げした黄色ズッキーニ
・ジャガイモ(ノーザンルビー)
・セロリのラビゴッドソース
⑥宮崎県産キハタのポワレ
うるい、三つ葉、カブのスープ仕立て
⑦ミルクパンをおかわり
⑧フランス産仔鳩胸肉とフォアグラのキャベツ包み
これが素晴らしかったです。
鳩独特の旨み、フォアグラの濃厚な脂肪感、春キャベツの甘味、ジャガイモのピューレ、鳩のジュのソースの多重攻撃で完全に撃沈しました。
これぞフレンチの醍醐味という味わいでした。
付け合わせにアスパラソバージュ。
⑨鳩の3品
・モモ肉に梅肉とパートブリックで巻いたもの。
カレーパウダをまぶしてあって、絶妙です。
・手羽元
・レバーとハツ
⑩デセール
イチゴのクリーム、カスタードソース
クリームチーズ、イチゴのシャーベットと黒糖のメレンゲ、バシュラン仕立て
甘過ぎずバランスがいいでく。黒糖のメレンゲがいいアクセントでした。
⑪ハーブティ
⑫ミニャルディーズ
ホワイトチョコレート
桜餅のフィナンシェ
偶然白金の『ラクレリエール』の話をしたら当店の岩田シェフもモナリザ出身で、ラクレリエールの柴田シェフとは、『モナリザ』丸ビル店で2トップをはっていたとのことであり、今でも交流は続いているとの事でした。
ラクレリエールも大好きなフレンチであり、やはり出身が同じだとちゃんとその本家の味わいがお料理に現れますね。
いや~全部旨かったです。また通うべきお店が増えてしまいました。
スペシャリテに鳩の岩塩包み焼きがあるとの事なので次回は、是非とも挑戦したいです。
2020/05/03 更新
五反田のお気に入りフレンチで、2ヶ月毎に通ってます。
前回は2月に来たので次回は4月にしたいところでしたが、昨年食べて衝撃を受けた仔羊の提供が3月のみとの事なので来ない訳にはいきません。
日曜日のランチにオヤジ一品フレンチ。
■店内の様子
最近自分の胃袋が小さくなったのか、それとも通ってるシェフ達からの愛情が激し過ぎるのか、食べきれない事が多くなり、スタート前にサービスのお兄さんに、いつもよりもポーションを優しくしてくれるようにお願いします(笑)
■感想
本日も岩田シェフの仔羊尽くし全開コースで、正に仔羊満漢全席。
出てきた部位は1皿目に
・背肉(キャレダニョー)ジュのソース
・内モモ肉(ジゴダニョー)赤ワインソース
・骨の周りのカブリを揚げた物
・筋肉、バラ肉を揚げた物
付け合わせにフランス産ホワイトアスパラガス、新玉ねぎ、芽キャベツ、セリ
更に別皿で
・レバー
・ハラミ
・腎臓(ロニョン)
・頰肉
・タン
と仔羊のあらゆる部位を食べ尽くします。
コレだけ出して来るお店を私は知りませんし、ここよりも美味い仔羊を私は知りません。
正直フランスのシストロンやロゼールよりも絶対美味い!
ニュージーランド産のような独特な臭みは無いのに、食べると口の中に広がるパワフルな仔羊の風味と脂身の甘味。
そして何より内臓系が美味過ぎる。
実はレバー系が苦手な私ですが、この仔羊のレバーやら内臓系は臭みが皆無でヤバ過ぎでした。
いや〜昨年10月に食べた蝦夷鹿に続き感動の仔羊でした。
次回の予約は5月に。
メイがオープンしてから8周年であり、昨年食べて感動したメイのアニバーサリーコースになります。
メイの10月の蝦夷鹿、3月の仔羊、5月のアニバーサリーコースは、もう私の中で絶対外せない年間行事となりました。
これだけ食べてジンジャーエール1杯飲んで、税サ込みで何と12000円。
何というコスパでしょうか。
そして感じるのが岩田シェフの仕入れルート。
蝦夷鹿にしても本日のの仔羊にしても、他店では味わえない個体の差を感じさせる素晴らしいルートをお持ちなんだなぁと毎回、驚かされます。
■本日の税込11000円(サ別)のコース内容は以下の通り
❶桜のマカロン
菜の花と桜の葉のムース、桜の葉の塩漬け
❷桜海老のビスク、カブのケーキ
桜海老のフリットが浮かび、ビスクから素晴らしい香り。
❸ブロッコリーのムース、釜揚げシラス、ズワイガニ、川俣シャモのジュレ、アマランサス
岩田シェフのムース系は間違い無し。
❹筍、フォアグラのポワレ、ホタテのミルフィーユ、雪ウルイ、ミルクのカプチーノ仕立て
筍とフォアグラの相性の良さは間違い無し。そこにホタテも入ってきて素晴らしい三重奏。
❺岩田シェフの実家の農園やあいちゃん農園からの野菜。
やっぱり根菜が甘くて美味いなぁ。
里芋の素揚げ
ビタミン大根
スティックブロッコリー
金時ニンジン
紅芯大根
黄色ビーツ
紅色大根
黒大根
黄色ニンジン
ウズマキビーツ
ラディッシュ
ロマネスコ
茗荷のピクルス
カーボロネロ
紫大根
❻山口県産鰆のポワレ、明日葉、菜の花、蛤、蛤の出汁とゆりねとパセリのソース
脂の乗った鰆と蛤の出汁のソースが抜群のハーモニー。
ここまでスタートしてから45分で完食(笑)
そしていよいよメインの登場。
岩田シェフ直々に持ってきて来れます。
❼仔羊尽くしプレート
お皿を見て爆笑。
優しくしてねと言ったのに、去年よりもパワーアップしてます(笑)
更に岩田シェフが乗り切らなかったと言って、別皿で内臓系を持って来ます。
実は羊が苦手だった私。
オーストラリア産やニュージーランド産の独特のな強い香りが駄目でした。
しかし優しい香りのフランスシストロン産やロゼール産の仔羊を食べて仔羊に開眼。
そしてメイで食べる北海道産の仔羊は、更にその上を行く旨さ。
間違い無く仔羊の肉そのものの味としてはNo.1の旨さです。
食べてる途中、岩田シェフが様子見に出てきます。
岩田シェフ「足りました?」
私「もう入らないっス(笑)」
岩田シェフ「次があります」
私「少しでお願いします(笑)」
❽ナバラン、コロッケ
ナバランは仔羊の肩肉とバラ肉を香味野菜で煮込んだ物でコレは奥深い味わい。
ひと口サイズのスプーンでの提供で助かりましたが、ひと口でも心に刺さる旨さ。
空腹時にコレだけを食べに来たいくらいでした。
コロッケは食べるとまるでテッドドフロマージュようなトロミとジワる旨さ。
中には仔羊のタンとバラ肉、コルニッション。
マスタードで引き締めてて、コレも渋いトコ突いて来ます。
❾ホワイトチョコレートのムース
もう腹パンでしたが、不思議と甘いのは別腹で入ってしまいます(笑)
パイナップルの果肉のソース、バナナのアイス。
塩のメレンゲのアクセントがいい。
➓ハーブティー
11.お茶菓子
ミニどら焼き、アーモンド、梅のジュレ
ティラミス
パンパンになったお腹を抱えて目黒川沿いの花見をしながら恵比寿まで歩く私でした。