34回
2022/01 訪問
モノリス始めは、衝撃のツキノワグマでした。
昨年12月以来14回目の訪問。
今年最初のモノリスになります。
日曜日のランチに訪問する事が多い私ですが、今回は予定があり、土曜日に予約を入れたらまさかのモノリスの新年最初の営業日に当たりました(笑)
営業初日にいろいろリクエストするのも悪いので、今回はノーリクエストでオヤジ1匹フレンチで突撃。
モノリスには昨年1年間で10回訪問しており、私が1番足を運んだフレンチ。
石井シェフの圧倒的な引き出しの多さと、私好みの重たいフレンチとその切れ味にぞっこんであり、月1で通いたくなるフレンチです。
プロレスが大好きな石井シェフですが、正にプロレス技のようなパワフルメニューの連発で、毎回ノックアウトされてしまいます。
■感想
今年最初のモノリスでしたが、正月休み明けでボケていた私の舌と脳みそを奮い立たせる感動メニューの連続。
キジのビスク、ホタテとフォアグラとトリュフのラビオリ、金目鯛のポワレに続き、トドメのメインの2ヶ月熟成のツキノワグマまで怒涛の場外ホームラン4連発。
特にツキノワグマの脂身の旨味は、猪を圧倒する力強さで感動しまくり。
新年早々、テーブルで1人その旨さにひたすら悶え苦しみました(笑)
■本日のムニュロペリスク15000円(税サ別)のコース内容は以下の通り
※オリーブ
❶アミューズその1
ベシャメルソース、チーズクリームの入ったシュー
❷アミューズその2
ズワイガニのほぐし身、フラン、カリフラワーのスープ、ウニ。
スプーンを入れると予想外の器の深さに嬉しい驚き(笑)
たっぷりのズワイガニとウニで食べ応え十分。
この構成で美味しく無い訳が無い。
❸モノリスエッグ
石井シェフのスペシャリテで、何回食べても全く飽きない。
❹鰤、ミカン、菜の花
鹿児島産の脂の乗った鰤のカルパッチョに、甘さを抑えた焼きミカンと、ゆずの柑橘と、コンソメジュレ、イクラ、菜の花の苦味の絶妙なハーモニーとバランス。
❺ギジ、フォアグラのポワレ、黒トリュフ
見た目から私の好きそうなドロドロの茶色のビスク。
なんとキジのビスクに巨大なフォアグラが浮いてます。
そのお皿からは、しっかりとギジ独特の香り!
ギジのソースアルビュッフェラが大好物な私ですが、これはその逆バージョンのような仕立てで激うまです。
ビスクにした方が、更にギジの香りが溢れるような。
❻ホタテ、フォアグラのテリーヌ、トリュフのラビオリ
石井シェフ自ら、コンソメをかけに来てくれて完成。
石井シェフのホタテを使ったメニューをいろいろ食べて来ましたが、その中でもこれNo.1。
ホタテの旨味、フォアグラの脂肪感、コンソメの素晴らしいトータルのまとまり感で感動。
❼金目鯛のポワレ、白ワインとハーブのソース、赤ワインのソース、ちぢれほうれん草のソテー、シャントレルのアラクレーム
お店に到着すると、サービスの松本っちゃんから魚屋からの配達が遅刻していてドタバタしてますと(笑)
それでも何とか間に合ったらしい金目鯛。
まずは金目鯛から行くとまるで、パリパリに火が入り、まるで干物のように凝縮した金目鯛の旨味。
そしてハーブのソースが兎に角濃厚で、金目鯛との相性抜群。更にちぢれほうれん草のソテーも素晴らしい。
❽ツキノワグマのロースト、マスタードソース、赤ワインソース
12月中旬、石井シェフのInstagramを見ていたら、なんとあの富山の有名フレンチ『レヴォ』からツキノワグマを分けて頂いたと言う投稿が。
あ〜私が行く年明けには無いなぁと諦めていました。
ところがお店に到着してメニューを見ると、なんとまさかの『ツキノワグマ』の文字が!
これにはぶっ飛ぶ私であり、一気にテンションアップするのでした(笑)
12月のInstagram上がった時点で45日熟成とコメントされており、恐らく本日で2ヶ月は熟成していると思うのですが、雷鳥やウサギのような熟成臭は皆無。更に獣臭も皆無。
熊肉っぽい歯応えのある肉を噛み締めると、ただただ透き通った脂身から溢れる力強い甘味と旨味。
その脂感をマスタードソースが、ビシッと引き締めこれはマジ感動メニュー。
流石は生態系の最上位に位置する熊肉らしく、猪よりも更に力強い生命力を感じました。
更に付け合わせの根菜も甘味全開で熊肉と合わせて食べても最高でした。
❾モノリスクレープ
こちらも、もう絶対外せないメニュー。
これを食べないと〆になりません(笑)
➓イチゴ、マスカルポーネ、ヨーグルトのジェラート
先月も同じメニューを食べましたが、イチゴが美味しくなったのか、本日の方が更に感動。
11.ハーブティー、ミナャルディース
チョコレートに山椒?が効いていて、専門店のような旨さ。これは素晴らしい。
最後まで手抜きはありません。
朝飯抜いて来ましたが、本日も腹パン(笑)
新年から、素晴らしい満足感を頂きました!
ツキノワグマ、マスタードソース、赤ワインソース
金目鯛のポワレ、白ワインとハーブのソース、赤ワインのソース、ちぢれほうれん草のソテー、シャントレルのアラクレーム
ホタテ、フォアグラのテリーヌ、トリュフのラビオリ
ギジのビスク、フォアグラのポワレ、黒トリュフ
鰤、ミカン、菜の花
ズワイガニのほぐし身、フラン、カリフラワーのスープ、ウニ。
モノリスエッグ
2022/01/09 更新
2021/12 訪問
石井シェフの猪のロワイヤルに感動
10月末以来13回目のモノリス。
今年だけで9回目の訪問であり、私がこの1年で1番通った青山のお気に入りフレンチです。
と言うのもそれだけ通わないと、引き出しが圧倒的に多い石井シェフの毎月ガンガン出てくる旨そうなメニューについていけない(笑)
そして訪問2日前の金曜日の夕方ふと石井シェフInstagramストーリーを見ていたら、私の名指しで
「〇〇様、猪のロワイヤルの仕込みを始めました」
とアップされていて爆笑。
実は昨年の12月に食べた石井シェフの猪のロワイヤルが衝撃の味であり今年も食べたいとリクエストはしたものの、今年はやらないような事を言っていたので、Instagramを見た瞬間は驚きとそして感謝の気持ちで感動してしまいました(笑)
と言う事で日曜日のランチにオヤジ1匹突撃です。
■店内の様子
本日は久しぶりのフルマックス。
ワンオペだった石井シェフにもアシスタントと研修生、更にサービスにもソムリエールの松本さんともう1人、超〜美人の女の子が加わり5人体制で店内は活気に溢れてます。
席に着いてメニューを見るとバッチリ
『猪ロワイヤル』
の文字を確認してニンマリ。
それにしても全部で10皿。
無事にメインの猪のロワイヤルにたどり着くのか心配になります(笑)
■感想
一言、我がフレンチ人生で最高のソースの切れ味です。
石井シェフの猪のロワイヤルは2回目ですが去年の感動を更に超えてきました。
猪の旨味とコク、赤ワインヴィネガー、コニャックの酸味、更にチョコレートの甘味の強烈なハーモニーと切れ味。
これは凄まじい破壊力で、胃袋と心が揺さぶられます。
石井シェフ曰く今年はキレに力を入れたと。
あまりに美味くて食べ終わる頃には感動よりも、逆に段々と悲しくなって来る程の美味さ。
年末モードの忙しい中、こんなテマのかかるメニューを用意して頂き感謝感謝です。
でも来年もありつけるのかなぁ(笑)
■本日のムニュ・ロベリスク15000円(税サ抜き)のコース内容は以下の通り
❶アミューズその1
シュー生地の中にベシャメルソースが入ってます。
❷アミューズその2
どう見てもお皿のサイズに対して盛り盛り。
サービスの松本ちゃんも笑っていて、石井シェフ始めから飛ばしてます(笑)
構成はズワイガニのほくじ身、カブのムース、コンソメジュレ、イクラ、ユズ。
オーソドックスなメニューですが、石井シェフらしい切れ味が素晴らしい。
❸モノリスエッグ
石井シェフのスペシャリテ。
❹馬肉のタルタル、キャビア
馬肉特有の旨味とヴィネガー?の酸味とキャビアの塩気のハーモニー。
❺アオリイカ、下仁田ネギ
これは美味い。
猪のロワイヤルに次いで本日の感動メニューで傑作です。
軽く炙ったアオリイカの旨味と、ボイルした下仁田ネギの甘味と、ビネガーの酸味の素晴らしい三重奏で、ネギの酢味噌和えを彷彿させるテイスト。
❻白子のムニエル、菊芋のスープ、トリュフ
これは味も舌触りも冬らしいまったりとしたメニュー。
ほうれん草のソテーがしっかりと下味が付いていて、全体を牽引していく感じ。
そこにマデラ酒ベースのペリグーソースが加わりいいですね。
❼平目、サフラン
この時点で結構な腹パン(笑)
平目の上にホタテのムースを載せて蒸し焼きにして、石井シェフがフランス時代の修行先のスペシャリテのマリニエールソースで仕上げた物との事。
サフランと白ワインをベースにしたソースに、トマト、ハーブのソースに、アサリ、ムール貝、エビ。
もうこれはほぼブイヤベースと言うか、その豪華版で美味いに決まっている(笑)
❽猪ロワイヤル
主役は申し訳無いが完全にソース。
猪を煮込んで出てきた旨味やら、フォアグラの脂肪感やら、香味野菜の甘味やら、赤ワインヴィネガーの酸味やら、チョコレートの甘味やら。
兎に角日本人では絶対アプローチできない複雑極まりない味の重厚感と、その厚みを一刀両断するソースの切れ味とその断面に平伏すのみ。
素晴らしい。
感動しか無い。
❾モノリスクレープ
➓イチゴ
マスカルポーネ
イチゴとゆずのスープ
ヨーグルトのジェラート
あ〜美味かった〜❗️
本日も感動のラインナップと愛情たっぷり盛りに感謝です。
2021/12/10 更新
2021/10 訪問
衝撃の秋刀魚のテリーヌ
私が月1で通ってる青山のお気に入りフレンチで、11回目の訪問。
今回も石井シェフのインスタグラム見て、事前にたっぷりリクエスト(笑)
今回もかなりヤバそうなメニューばかりであり、期待に胸を膨らませて、ヨダレダラダラで日曜日のランチにオヤジ1匹で突撃です。
席に着くと、メニューの文字がいつもよりも小さいのでソムリエールの松本ちゃんに聞くと、メニューが多すぎてフォントを小さくしないと収まらないと。
老眼の始まった私には見えにくい大きさ(笑)
■感想
いや〜今回も凄かった〜。
相変わらずハズレメニュー一切無しの激ウマメニューの連打!
こんだけ通ってれば、たまには自分に合わないメニューに遭遇しそうですが、それが全くありません。
そんな中でも本日1番の衝撃を受けたメニューが、秋刀魚のテリーヌ。
これは正に傑作‼️
モノリス好きの人なら今月、絶対食べるべきメニューでしょう。
燻製にした北海道産のサンマを、塩とサトウキビでマリネして1日寝かしたものに、コンフィにしたトマトとナスのキャビア仕立てを挟んだテリーヌ。
ソースは秋刀魚の肝とワインビネガー。
ワインビネガーで酸味の効いた尖ったテイストを想像しておりましたが、食べると決して尖った味付けではなく、なんか優しい甘味の効いたテイスト。これはサトウキビでマリネしている効果でしょうか。
そこにトマトの酸味と旨味、ナスの甘味などトータルで合わさった味の力強さが半端ない。
これは手間暇かけた感がビシビシ伝わって来ます。
しかしこのマリネはこれだけでは終わらない。
フレッシュのイチジクと食べるとこれが超絶ハーモニー。
これ美味過ぎてマジで泣けて来ました。
■本日のコースムニュロズベルグ(税込16500円)の内容は以下の通り。
❶アミューズ
・グージェール。持つとズッシリ重たいベシャメルチーズのクリームがたっぷり(笑)
・パプリカのムース、コンソメジュレ、ウニ
❷モノリスエッグ
11回目ですが、毎回美味いし全く飽きない。
とゆうか毎回、微妙に味を変えてる?
❸ 秋刀魚のテリーヌ(リクエストメニューその1)
本日の傑作!
❹ オマールブルーとフレッシュのマッシュルームのサラダ仕立て(リクエストメニューその2)
オマールブルーのパワフルな旨味に、カレー風味を効かせたカリフラワーのクリームソースとキャビアの塩気のハーモニー。
❺ セップ茸のヴルーテ(リクエストメニューその3)
旨そうな茶色のドロドロのスープの中に、フォアグラのポワレ、和栗、セップ茸のソテーがゴロゴロ浮いてます。
もう見た目だけでヨダレダラダラ(笑)
食べるとフランスロワール産のセップ茸の旨味が強烈過ぎて、濃厚なフォアグラの存在が霞むほど(笑)
❻舌平目の中にホタテを詰めて蒸し焼きにしたポーピエット(リクエストメニューその4)
スープを飲んだ瞬間、他に客がいなかったらウメーと叫びたかった程、濃厚なテイスト。
和歌山県産舌平目、ホタテの他に、モンサンミッシェル産ムール貝、ジロール茸、枝豆にソースヴァンブラン(白ワインのソース)で、コレぞフレンチと言う多重攻撃。
❼蝦夷鹿の背肉のロースト
今年のジビエシーズンのスタートを飾るメニュー。
久しぶりに野生の肉を食べて、やっぱりその力強さを改めて感じてしまいます。
蝦夷鹿の肉そのものも美味かったけど、むせるような赤ワインとクランベリーの酸味のソースの破壊力が半端ない(笑)
石井シェフの赤ワインのソースって、パンチ力が凄くて大好き(笑)
また脂身の味が猪の脂身を彷彿させるような旨味の固まりでコレまた感動。
ガルニのゴボウ、コウタケもすんばらしい!
❽モノリスクレープ
❾ピオーネ
ブルーベリーのソース、ヨーグルトのジェラート
次回の予約を11月に入れようと石井シェフと話し込みます。
実は先日、石井シェフのInstagramに雷鳥入荷の告知がありリクエストしたのですが、熟成不足で本日は間に合わず(T . T)
そして来月には入って来ないとの事で今月中のみの提供になりそうだと!
去年も石井シェフの雷鳥のパロディーヌを食いそびれており、これは今月中にもう1度モノリスに来る事になりそうです。
まあいいや、秋刀魚のテリーヌもう一度食べよ(笑)
秋刀魚のテリーヌ
蝦夷鹿のロースト、赤ワインとクランベリーのソース
舌平目の中にホタテを詰めて蒸し焼きにしたポーピエット。 モンサンミッシェル産ムール貝、ジロール茸、枝豆、ソースヴァンブラン
セップ茸のヴルーテ、フォアグラのポワレ、和栗、セップ茸のソテー
オマールブルーのサラダ仕立て
グージェール
パプリカのムース、コンソメジュレ、ウニ
モノリスエッグ
2021/10/04 更新
2021/09 訪問
緩急なんていらない(笑)
昨年8月から通っている青山のお気に入りフレンチ。
本日で10回目の訪問ですが、ここにくれば絶対美味い物を食わせてくれる安心感。
私は石井シェフに絶大な信頼感を持ってます(笑)
今月も石井シェフのInstagramからは鬼ように旨そうなメニューの連打(笑)
予約1週間前にいつも確認の電話と合わせて、メニューのリクエストをするのですが、その後にもジャンジャンアップされて悔しくなります(笑)
日曜日のランチにオヤジ1匹フレンチ。
■感想
いや〜本日も凄かった〜❗️
アミューズからメインの仔羊まで緩急つける事なく、激うま&重た〜いメニューのオンパレード(笑)
普通の人なら、よく言う食べ疲れを感じるかもですが、濃い目の重た〜いフレンチの大好きな私には完璧なラインナップ(笑)
正直、私はコースに緩急なんて必要無い(笑)
石井シェフのガンガンくる力強いテイストのフレンチに、今私はどハマりしてます。
そして今回のボリュームも半端なかった(笑)
昨日昼にラーメン二郎を食べたので、夕飯と本日の朝飯を抜いて臨みましたが、本日は危うく撃沈しそうなポーションでした(笑)
それでも今回改めてわかったのは、美味いといくらでも入ってしまう自分の胃袋のポテンシャル(笑)
これだけ美味いものをお腹いっぱい食べさせてもらい、もう感謝しかありません。
※断っておきますが、このコース内容は私のリクエストに基づくものです。
■本日のムニュロズベルグ(税込16500円)のコース内容は以下の通り
❶アミューズ3皿
・ポンテチーズのグジェール
・ズワイガニ、フルーツトマト、キャビア、パプリカのムーズ
・ウニ、ナスの煮浸し、ジュレが激うま
お!アミューズの提供方法がいつもと違う。
聞くと9月から石井シェフのワンオペになり変えたとのこと。
ってか以前よりも手間暇かかってる内容だし、いきなり激うま(笑)
❷モノリスエッグ
石井シェフのスペシャリテ。
スクランブルエッグ、ベーコン、ハチミツとシェリービネガーのクリームの組み合わせ。
本日で10回目ですが、全く飽きない。
いくらでも食べられる(笑)
・自家製ブリオッシュ
❸ホタテ
巨大な半生のホタテにトマトのソース、ブラックオリーブのタプナード、バルサミコ酢が合わない訳が無い。
この辺から早くもアクセル踏んできます(笑)
❹アイオリ、アオリイカ(リクエスメニュー)
ブイヤベースによく付いてくるアイオリソースですが今回はあくまで主役。
アイオリにジャガイモのピューレを混ぜてあり、炙ったアオリイカ、モンサンミッシェル産ムール貝、ドライトマト、ジュドポワソンのソースを全てを口の中にぶち込むとこれぞフレンチ!
複雑な味の重なりに萌えるのみ。
う、旨過ぎる。
❺ウナギ、フォアグラ、マンゴー(リクエスメニュー)
本日1番感動したメニュー。
燻製にしたウナギに、フォアグラのポワレ、マンゴーのソテーの組み合わせ。
説明を聞いてるだけで、生唾ものです(笑)
どれも最高の相性であり、そこにマデラ酒ベースの甘酸っぱいソース、パッションフルーツにビネガーを加えたソースが加わり、これは死ぬ!
ウナギとマンゴーの優しい甘味、パッションフルーツがこんなに合うとは。
それにしてもやばいボリューム(笑)
早くもこの辺からお腹がいっぱいになってきます(笑)
❻スズキ
到着したお皿を見て爆笑(笑)
あまりに大きなスズキに、運んできたソムリエールの松本ちゃんも笑ってます。
ドバドバの焦がしバターソースと芽キャベツ、ニンニク、ドライトマト、ケッパーを食べるとこれが美味いのなんの。
芽キャベツの甘味、トマトの酸味、ケッパーのスパイシーさが合わさりとんでもない旨さであり、胃袋にジャンジャン吸い込まれていきます(笑)
❼仔羊、フォルムダンベール(リクエスメニュー)
実はこれ、私の思い出のメニュー。
私がこのお店を初めて訪れた時に出て来たメニューなのです。
その時はオーストラリア産仔羊にロックフォールのソースで、当時羊とチーズの苦手な私が、なんとこの味に雷に撃たれて、このお店に通う事になりました(笑)
今回はロックフォール(羊のチーズ)ではなく、フォルムダンベールと言う牛から作るブルーチーズとジュのソースに、カリフォルニア産のフレッシュの黒イチジクの組み合わせ。
懐かしくもあり、私の求めていた味に最後まで感動。
❽モノリスクレープ
これもあまりに美味いのでリクエスメニュー。
がしかし、松本ちゃんから2皿構成ですと(笑)
なんと、プレーンのモノリスクレープ(大盛り)と、更にサマートリュフバージョン(大盛り)の2枚に嬉しい悲鳴(笑)
❾桃、フランボワーズ
白ワインでコンポートにした桃
ラズベリー
ヨーグルト風味のフロマージュブランのジェラート
桃の風味のグラニテ
➓カフェ、お茶菓子
もう1ミリも食べられない(笑)
とゆう事で、私のモノリス歴で本日は1番食べました(笑)
愛情盛りに感謝で、素晴らしい幸福感と満腹感。
来月も宜しくお願いします。
ウナギ、フォアグラ、マンゴー
スズキの焦がしバターソースと芽キャベツ、ニンニク、ドライトマト、ケッパー
仔羊、フォルムダンベール
アイオリ、炙ったアオリイカ、モンサンミッシェル産ムール貝、ドライトマト、ジュドポワソンのソース
ホタテ、トマトのソース、ブラックオリーブのタプナード、バルサミコ酢
ポンテチーズのグジェール
ズワイガニ、フルーツトマト、キャビア、パプリカのムーズ
ウニ、ナスの煮浸し、ジュレ
モノリスエッグ
2021/09/06 更新
2021/08 訪問
藁で燻されたピジョンの衝撃
昨年8月から通い始めて9回目の訪問。
季節毎にジャンジャン出てくる石井シェフのメニューを逃したくないので、最近は月1で来ちゃってます(笑)
本日も日曜日のランチにオヤジ1匹フレンチです。
■感想
店内に入ると魚介を煮込んだような香りがぷんぷん。
9回も来てると流石にお店の匂いの違いを瞬時に感じます(笑)
メニューを見るとブイヤベースの文字があり、犯人はこれだなぁと。
大好きなブイヤベースが出るだけで、テンション上がる私でした。
そして本日はパプリカのムース、アナゴのフリット、黒アワビのブレゼ、ブイヤベースと怒涛のメニューの攻撃でしたが、更に最後のピジョン(鳩)で完全にノックアウト(笑)
実は4月以降色々なお店でなんかやたらピジョンに遭遇する率が高くて、正直なんとなく飽きていた私。
しかし本日の石井シェフのピジョンは、藁で燻しての提供で、鳩の燻製は池ノ上のイタリアン『ぺぺロッソ』以来でしょうか。
これがベラボーに美味い。
食べる前は確かに薄っすら藁の香りは感じていましたが、まずは胸肉から食べると味覚よりも鼻を通じてその藁の香ばしさが脳を直撃します。
この香ばしさが鳩独特の臭さと絶妙なハーモニーで、これは正に味覚と嗅覚を潰される官能的なメニューであり私の頭脳は完全に思考停止に(笑)
更に圧巻はモモ肉。
藁の香りを吸い込んだジュシーで適度に焦げ目の付いた皮が兎に角強烈。
これはもう理性を忘れて、手掴みでモモ肉に夢中でしゃぶりつく私でした(笑)
改めて燻製の威力を感じさせられるメニューでした。
■本日のムニュロベリスク16500円(税込み)のコース内容は以下の通り。
❶アミューズ
・ゴボウと豚肉のリエット
・ポンテチーズを練り込んだグジェール
・クミンを効かせたニンジンムースと竹炭のマカロン
・アンチョビのパイ包み焼
・豚モモ肉の自家製ハム、ピクルス
❷モノリスエッグ
スクランブルエッグ
ベーコン
ハチミツとシェリービネガーのムース
❸パプリカのムース
パプリカの甘味と、プチトマトそしてトマトのコンソメのジュレの酸味、更に天使の海老の旨味のハーモニー。
夏らしい定番メニューですが、力強さとバランスが特に良いです。
※保温機に入って提供されるパンですが、本日はシリアルパンに変更されてました。
❹アナゴのフリット、フォアグラのポワレ、エシャロットで和えたハーブのサラダ
アナゴ好きの私が今回リクエストしたメニュー。
酸味のあるラビゴットソースの香りが強烈で食欲全開。
更にマデラ酒のソースのフォアグラのポワレとの相性も最高で、私の予想を超える旨さでした。
❺黒アワビのブレゼ
出てきた瞬間、お〜と唸ってしまう贅沢なビジュアル。
吉野川の青海苔と肝のリゾットの上にアワビたっぷり。
アワビは薄くスライスしてありますが、適度な歯応えとゆうかブリンブリンの物凄い絶妙な歯応えで、噛み締めればアワビの旨味全開。
そして肝バターのソースとリゾットと食べればこれは問答無用の旨さ。
❻ブイヤベース
金目鯛、スズキ、手長海老、ムール貝、アサリ、オカヒジキの贅沢なブイヤベース。
特に脂ののった金目鯛の味には萌えました。
❼藁で燻したピジョン、ノワゼットオイルで繋いだ赤ワインのソース
ソムリエールの松本ちゃんが何やら、石焼ビビンバのようにジュウジュウ音をさせながら巨大なストウブの鍋を持って来ます。
ワクワクしながら蓋を開けるとなんと藁で燻されたピジョンで、藁の香りが広がります。
ガルニはセップ茸、ジロール茸のソテーで申し分なし。
実はコースのスタート前にわざわざ石井シェフが出てきて1羽丸々でいいか聞きに来たので
『お願いします』と答える私。
半身にしていたら、あまりの旨さにボリューム的に不完全燃焼になるところでした(笑)
❽モノリスクレープ、サマートリュフ、発酵バター、メープルシュガー
こちらもリクエストメニューでしかも大盛り仕様。
もう7回目(笑)
もはやこれを食べないとコースが着地しない(笑)
❾桃フランボワーズ
白ワインでコンポートにした桃
ラズベリー
ヨーグルト風味のフロマージュブランのジェラート
桃の風味のグラニテ
➓ハーブティー、御茶菓子
と言う事で本日も感動と素晴らしい満腹感。
また来月の予約も入れてしまいました。
更に直ぐそばに8月3日にオープンする『ふれんち御膳モノビス』にも行かねば(笑)
藁で燻したピジョン、ノワゼットオイルで繋いだ赤ワインのソース
金目鯛、スズキ、手長海老、ムール貝、アサリ、オカヒジキの贅沢なブイヤベース
黒アワビのブレゼ、肝のソースリゾット
アナゴのフリット、フォアグラのポワレ、エシャロットで和えたハーブのサラダ
パプリカのムース プチトマト、トマトのコンソメのジュレ、天使の海老
2021/08/02 更新
2021/07 訪問
タブリエ・ド・サプールの衝撃
昨年8月から通い始めて8回目の訪問。
私が通っているフレンチレストランの中でも、前菜、魚料理、肉料理などあらゆるジャンルにおいて抜群の安定感と引き出しの多さをほこるオールラウンダー石井シェフ。
その味にすっかりハマってしまった私は、最近月1で通っちゃってます。
そして今月も石井シェフのInstagramからジャンジャン発信される美味しそうなメニューをリクエストしての訪問であり、完全に石井シェフの罠にハマってます(笑)
雨の降る日曜日のランチにモノリスTシャツ着て、ワクワクしながらオヤジ1匹フレンチで訪問。
■店内の様子
席に着くとなんか物凄い数のカトラリーがセットされてます(笑)
ソムリエールの松本っちゃんからは、本日のコース内容ではこれでも足りないとの事(笑)
メニューを見るとリクエストしておいた数々メニューのオンパレードであり、これ見ただけでテンション上がります。
■感想
いや〜今月も強烈でした(笑)
自分がリクエストしたとは言え、初めて食べるメニューであり、期待を超える激うまメニューの波状攻撃。
特に夏を感じさせる鮎の身と肝を使ったパテのショーフロワは、言葉では表現できない鮎ならではの旨さ。先日の恵比寿『セリエ』で食べた鮎尽くしのメニューと並ぶ感動でした。
そして本日1番衝撃を受けて印象に残ったのは『タブリエ・ド・サプール』
ハチノスを使った一皿で、パンチの効いたビストロっぽいメニューですが、そこは石井シェフが仕上げると、こんなにも複雑で衝撃的な食べ物になるのかと。
4月に食べた『ピエドポーファルシー』に並ぶ、失神寸前の旨さでした。
これはフレンチ好きの方なら、絶対食べるべきメニューでありオススメします♪
間違い無く酒がススム!
その他、阿寒湖のザリガニを使ったお料理、メインは牛ヒレ肉のお料理と続き、本日も石井シェフにコテンパンにやられました(笑)
又あまりのボリュームに石井シェフに文句を言うと、私がリクエストしたメニューを全部作るとこうなりますと(笑)
本日も胃袋、舌、そして心を120%の満足感と幸福感で満たされました。
石井シェフには、毎回私のわがままを聞いて下さり感謝感謝です。
そして来月の予約を入れてフラフラになりながら帰るのでした(笑)
■本日の15000円(税抜き)コース内容は以下の通り。
❶アミューズ5種
豚肉と牛蒡のリエット
コンテチーズのグージェール
ニンジンムースとクミンのマカロン
アンチョビを練り込んだパイ生地
豚肉モモ肉の生ハム、コルニッション
❷モノリスエッグ
スクランブルエッグ
ベーコン
シェリービネガーと蜂蜜
❸鮎/稚鮎
リクエストメニューその1で感動。
・鮎の身と肝を使ったパテのショーフロワ、キュウリ、アスパラソバージュ
山椒が効いていていいアクセントです。
・稚鮎のカダイフ巻きのフリット
鮎の肝の苦味と、カダイフのパリパリの食感が堪能的。
・中骨にいしるを塗ってグリル
❹鮪、茄子、大葉
リクエストメニューその2で、感動2連発(笑)
本来ならカツオらしいのですが、たまたまか鮪にバージョンアップ。
燻製にした鹿児島産中トロの風味とニンニクチップの相性の良さが強烈。
そこに茄子のピューレ、大葉のオイル、大葉と茗荷のサラダのさっぱり感、更にアボカドとドライトマトの旨味が加わります。
これは強烈。
旨すぎる!
この時点で十分満足してしまった私ですが、メニューの後続のラインナップを見てニヤニヤが止まりません(笑)
❺タブリエ・ド・サブール(ハチノス)
リクエストメニューその3で、感動3連発(笑)
出てきた瞬間爆笑。
松本っちゃんから、本日のメインディッシュで大盛りですと言って提供。
この後まだ2皿あるのに(笑)
見るとInstagramで見たそれとは全く大きさが異なり、まるでピザかと思うようなデカさです(笑)
説明によると白ワインで1週間漬け込んだトリップをコンソメスープで煮込んでから焦がしバターソースで焼き上げて仕上げたとの事。
食べている最中終始口の中は、レモンをベースにした品のある酸味に支配され、舌の感度が緩み放しになります。
そこにハチノスの旨味、ドライトマト、マスタード、ケッパー、コルニッションなど複雑な味わいがドバーッと入ってきて、これぞフレンチと言った重層感。
これはお見事なマリアージュであり、スンゲー美味い!
❻クネルリヨネーズ
リクエストメニューその4。
北海道阿寒湖産のウチダザリガニは、食べると当然泥臭さは一切無く甘味すら感じます。
スズキのすり身のクネルは、ジワジワくる旨味。
そこにザリガニから取った濃厚ソースを、たっぷりつけて食べるとこれはたまりません。
残ったソースは当然バゲットで一滴残らず舐めまくり(笑)
❼西豪黒牛フィレ肉、フォアグラのポワレ
これはセップ茸のソースが主役でした。
更に付け合わせのセップ茸も抜群。
❽モノリスクレープ
リクエストメニューその5で本日も大盛りをお願いしておきました(笑)
クレープ、発酵バター、塩、メイプルシュガーだけのシンプルな食べ物。
しかし食べると、衝撃を受ける事を保障します(笑)
もうこれを食べないと、石井シェフのコースの〆モードに入りません(笑)
絶対食べるべきメニューです。
❾メロンのスーパーショートケーキ
これはショートケーキと言うよりもほぼメロンと言った方がいいくらいメロンたっぷりであり、某ホテルのエクストラスーパーシリーズよりもメロン多目(笑)
メロンのスープとフロマージュブランは、オリーブオイルと塩の組み合わせが超〜いい。
➓ハーブティ、お茶菓子
塩キャラメルのマカロン
チョコレートクランチ
サワーポメロ
石井シェフは何とモノリスから歩いて1分くらいのところに、『モノビス』と言うお店を、8月3日にオープンさせます。
ご飯で食べるフレンチがコンセプトのフレンチ定食屋さんとの事。
本来ご飯党の私には、興味深々のお店であり、これは行くしかありません。
2021/07/05 更新
2021/05 訪問
オールラウンダーの石井シェフ
昨年の8月から通い初めて7回目の訪問。
2か月毎に通っていたのですが、3月の11周年アニバーサリーコース、4月のピエドポーファルシーに続いて、5月もInstagramの旨そうなメニューにまんまと釣られて予約を入れてしまいました(笑)
日曜日のランチにオヤジ1匹フレンチで突撃。
前日の夕飯と当日の朝飯を抜いて万全の体勢で石井シェフとの戦いに臨みます。
表参道駅からお店に歩く途中、クリストフルの直営店?があり、先日銀座の『ディセットュ・ドュクレ』で感動したカトラリーの「ジャルダン・エデンシリーズ」を見て気分を高め、5分前には到着してウェィティング。
そして12時ジャストに開店です。
この土日は昼夜満席との事で流石の人気。
■感想
まず言いたいのは、石井のシェフのレシピの多さ。そして何を食べても美味い事。
7回も食べれば似たようなメニューや刺さらないメニューもたまにはありそうですが、そうした事が一切無い。
方向性のはっきりしたわかり安い味でガンガン押してきます。それでいて飽きが来ない。
ずっしり重たいフレンチ好きにはたまらないメニューの数々で、本日も満足感しかありません。
アミューズからデセールまで全9皿ありましたが、前菜、魚料理、肉料理のいずれも激うまで、どれが1番美味かったか選べないほどのアベレージの高さです。正にオールラウンダーな石井シェフならではの悩み(笑)
更に素晴らしいソースの満足感と、私のために大盛りにしてくれた素晴らしいポーションの満腹感。
石井シェフの季節で変わるメニューを逃したくないので、結局また一ヶ月後に予約を入れてしまう私でした(笑)
■本日の15000円のコース内容は以下の通り
❶アミューズ
通い始めて、初めてのマイナーチェンジ。
・アンチョビのクロワッサン(新)
・竹炭のマカロン、ニンジンムース(継続)
これは安定感抜群の味わい
・コンテチーズを練り込んだシュー(新)
・自家製豚もも肉のハム(新)これは感動。
❷モノリスエッグ
石井シェフのスペシャリテ。
ハチミツとシェリービネガーのキャラメリゼが相変わらずたまらない。今日はパンチが効いて更に激うま。
スクランブルエッグ、ベーコンも素晴らしい。
❸とうもろこしのムース
とうもろこしが出てくると夏を感じます。
説明聞いてうまいのわかるヤツだけど、食べると期待以上の旨さ。
ムースはとうもろこしの甘味のパンチが効いていてたまらない。
そこにエッジの効いたコンソメジュレがバッチリ輪郭を押さえます。
更に醤油風味豊かな焼きトウモロコシが参戦して味変。あと髭と芯から取った出汁を泡立てモノがのってます。
❹馬肉のタルタル
巨大な牛の骨に馬肉のタルタルがたっぷり詰まってます。
正直骨に詰めてる意味は良くわかりませんでしたが、酸味とハーブ?の効いたタルタルそのもの味が素晴らしい。
ウニも加わり、生肉とウニのパワフルなテイストで美味いです。
❺フォアグラのテリーヌ
Instagramで釣られてしまったメニューその1
食べると燻製をかけたフォアグラが美味いのなんの。
更にアプリコットとピスタチオのペーストやアメリカンチェリーとの相性も抜群。
またワラビ、コゴミのサラダ、バルサミコソースと食べると更に複雑にフォアグラと混じり合いこれぞフレンチと言った重層感。
❻石鯛、手長エビ(ラングスティーヌ)
Instagramで釣られてしまったメニューその2
見るとまるでオマールエビのような、ぶっとい手長エビに感動。
まずは手長エビを食べるとアルベールソース旨さと相まって即死(笑)
更に石鯛とソースをしっかり吸い込んだチリメンキャベツ、タケノコ、アサリを口にぶちこむと、これはもう言葉が出ない。
更に花穂紫蘇がいいアクセントです。
❼シストロン産仔羊(アニョー)のグリル、ジュのソース、バジルのソース
大盛りですとの説明(笑)
厚みのあるアニョーが2切れ姿を現し、幸福感しかない。
羊嫌いだった私ですが、今では大の羊好き。
その中でもシストロン産が適度な羊臭さで1番好きです。
シェフによっていろいろな仕立てがありますが、本日の石井シェフは、絵に描いたような仕上がり。
分厚いカリカリの皮と脂の味がたまらない。
ラタトュイユは、敢えて抑え目のテイストでしょうか。
そら豆異様に美味い。
北海道産グリーンアスパラガス、アスパラソバージュ。
❽モノリスクレープ(大盛り)
Instagramで釣られてしまったメニューその3
発酵バターの塩気とメイプルシュガーの甘味のシンプルな組み合わせなのですが、これがとんでもない旨さ。
モノリスクレープだけでも感動するのですが、そこにサマートリュフが加わると果たしてどうなるか?(笑)
到着した瞬間、バターの香りとトリュフの混ざり合った強烈な香りに思考停止になり、パブロフの犬状態(笑)
食べると期待を超える奇跡の味わい。
なんなんでしょうか、この味は。
トリュフの存在感が兎に角凄くて、舌と鼻を同時に潰されます。旨すぎて泣きそう。
今回はシェフに事前に大盛りでお願いしてありましたが、大盛りにしてなかったら死んでも死にきれないほどの旨さ(笑)
❾フロマージュブラン/マンゴー
オレンジでマリネしたマンゴー、イチゴ、ブルーベリー、パッションフルーツ
その上にフロマージュブランのジェラート
棒状のメレンゲ。
➓ハーブティ、お茶菓子
今回偶然にもInstagramで相互フォローしている男性と鉢合わせ(笑)
お互い通っているお店がほぼ被っているのでこうゆう事もありますよね(笑)
コロナが無ければご一緒したいところです。
■ちなみに以下は私が最低でも2ヶ月毎に通っているフレンチレストラン。
モノリス(青山)石井シェフ
メイ(五反田)岩田シェフ
アターブル(湯島)中秋シェフ
ラブランシュ(青山)田代シェフ
オルタナティブ(六本木)斎藤シェフ
シャントレル(代々木上原)中田シェフ
セリエ(恵比寿)林シェフ
アーティショー(恵比寿)山根シェフ
ラトューエル(神楽坂)山本シェフ
タンモア(赤坂)田中シェフ
※石井シェフ、岩田シェフ、中秋シェフはモナリザ出身。
斎藤シェフと中田シェフはラブランシュの田代シェフの弟子。
やっぱり味って、引き継がれるだなぁと自分の舌で感じる日々です。
このリストに市ヶ谷ウラノと、麻布十番ラリューンも加わりそう。
ラリューンの永田シェフは、田代シェフの弟子になります。
シストロン産仔羊(アニョー)のグリル、ジュのソース、バジルのソース
石鯛、手長エビ(ラングスティーヌ)、ソースアルベール
フォアグラのテリーヌ
馬肉のタルタル
とうもろこしのムース
モノリスエッグ
モノリスクレープ大盛り
クリストフルの「ジャルダン・エデンシリーズ」 一本45000円也。(笑)
2021/06/01 更新
2021/04 訪問
ピエ・ド・ポー・ファルシーに感動
3月にモノリス11周年アニバーサリーコースを食べて、超〜感動。
今回で6回目の訪問であり、今私が1番熱を上げている青山のフレンチレストランです。
今まで2ヶ月毎に通っていましたが、石井シェフのInstagramで次から次へと旨そうなメニューがアップされ、それらを逃すまいと結局2月、3月、4月は、まんまと釣られて通ってしまってます(笑)
今回も平日夜にオヤジ1匹フレンチであり、果たして本日は何が出ててくるのかワクワクのなかでの訪問です。
■感想
到着してメニューを見ると本日も素晴らしいラインナップ(笑)
中でも1番印象に残ったのが、Instagram見てリクエストしておいた
『ピエ・ド・ポー・ファルシー』
豚足の中にフォアグラ入りパテを詰めたもので、到着したお皿を見るとテカテカに輝いた脂まみれのビジュアルからしてやばい(笑)
罪悪感を覚えつつ食べるとこれが期待を超える味わい。
旨すぎで死にました(笑)
これ始めて食べましたが、フォアグラの脂肪分と豚足のゼラチン質の強烈な化学反応とパンチ力で、豚好き、脂好きのそして大のフォアグラ好きの私は完全にノックアウト(笑)。
そしてその脂肪感をビシッと引き締めるマディラソースの切れ味がヤバすぎる。
このソースの切れ味は、イノシシのロワイヤルを思い出します。
その他、今回はハトのロワイヤルやスープドボワソンなど、私にはストライクメニューの連打。
更に大好物のモノリスクレープは、夢にまで見たなんとフルサイズ(笑)
石井シェフのお心遣いに感謝感謝です。
あ〜美味かった〜。
来月も宜しくお願いします。
■本日のムニュネオモノリス(13200税込)は以下の通り
内容は以下の通り
❶アミューズ
・ゴボウ、豚肉リエットのタルト
・竹炭パウダーとクミンの香るニンジンムースのマカロン
・チーズ、ベーコンクリーム煮のグジェール
石井シェフ定番のアミューズ。今回で6回目ですが、全く飽きません(笑)
❷モノリスエッグ
こちらも石井シェフのスペシャリテ。
小さめの卵の殻に、スクランブルエッグ、ベーコン、シェリービネガーとハチミツのキャラメリゼのムースの3つの凝縮した味がギューっと詰まってます。
相変わらず美味い。今回はいつもよりも甘味が控えめに感じたのは気のせい?
❸桜マス
ミキュイの桜マスに蕗のとうのソースと、シークワーサーのジュースを混ぜた甘酸っぱい白ワインのソースが秀逸。
そこに富山県産ホタルイカ。
クレソン、ピサンリ(タンポポ)、サワーポメロ
茹でただけのボルドー産ホワイトアスパラガスは、やっぱり美味い。
❹スープドボワソン
粘度は意外とサラサラ。
濃厚な魚の旨味の塊で激うま。
❺ピエドポーファルシー
一言感動。
例えが悪いですが、究極のチャーシューのような印象と満足感。これは食べるべき逸品であり旨すぎる。
今回は小さめだったので、フルサイズもしくは2個食べたかった〜(笑)
お店の外にモリーユ茸が干してあり、あ〜季節だぁと思っておりましたが、早速登場。
このポルト酒で煮込んだモリーユ茸もたまらない。
❻甘鯛の鱗焼
石井シェフは今週富山旅行に行っており、そこでインスパイアを受けた一品。
主役は牛のコンソメで炊いた筍ですが、そのコンソメにも筍の風味が移っていて私はそこに萌えました。出来るならこのコンソメをデミカップでごくりと行きたいほど官能的な旨さです。
更に今が旬の花山椒も加わり、季節感バッチリの1皿。
❼ピジョンロワイヤル
これも旨かった〜。
部位はササミ、胸肉、もも肉で煮込まれているので、ソースの味が独特の風味のする鳩に染み込んでいて、お見事なシンクロ。
特にもも肉の関節辺りの味はやばかった(笑)更にモリーユ茸と一緒に食べるともう思考停止になる旨さ。
結局骨まで綺麗にしゃぶってフィニッシュ。
❽グラニースミス、ウォッカ、フロマージュブラン
前回も食べて感動した一品。
水分を切ったパサパサのフロマージュブランとウォッカのグラニテのハーモニーが素晴らしい。
❾モノリスクレープ
メニューを見ると、(大盛り)と記載されていて、爆笑(笑)
通常は、お口直し程度にスプーンひと口サイズでの提供になりますが、今回はフルサイズ。
そしてその味はただのクレープではありません(笑)
シンプルですが、兎に角美味い。
ここでしか食べられないの味わい。
➓フロマージュブラン、いちご、オレンジ
6時からスタート。
食べるのが早い私でもギリギリでした。
やっぱり2時間でのフルコースは厳しい。
2021/04/17 更新
2021/03 訪問
11周年アニバーサリーコースは怒涛の感動メニュー。
2月以来5回目の訪問。
2ヶ月毎に通ってるフレンチで本当は4月に次回の予約を入れていたのですが、3月に入って石井シェフのFacebookをチェックしていたら今月はなんと11周年アニバーサリーコースをやると告知されているじゃないですか。
その内容を見ると超〜魅力的なラインナップ。
私の今までのフレンチ食べ歩きの経験から、こうゆうオープン記念コースはシェフの集大成のコース内容であり、かつ採算度外視のお値打ちコースが多い。
これは行くしか無いと、慌てて電話を入れて予約をぶち込む私でした(笑)
平日夜にオヤジ1匹フレンチで突撃です。
到着してメニューを見ると、わかってはいましたが、物凄い皿数の多さにニンマリします(笑)
■感想
一言、来てよかった〜(笑)
過去4回のコースもメチャメチャ満足度の高いコース内容でしたが、今回の11周年記念コースは期待を裏切らないとゆうか、怒涛の石井シェフ渾身のスペシャリテの攻撃に感動でした。
正に最強コースの内容であり満足感しか無い!
そんな中でも特に1番印象に残ったのは、仔羊の岩塩包み焼き。
仔羊の岩塩包み焼きを食べたのは、四谷の『北島亭』以来かもですが、一言、強烈な旨味の塊。
舌に肉が触れている限り肉から溢れてくる永遠の旨味で舌が痺れます。これは正に思考停止になる問答無用の旨さでした。
ニュージーランド産と聞いて、匂いがキツいかなぁと心配しましたが、そんなことはなく無心で貪ります。あっという間に食べてしまい、最後の一切れがなんと愛おしいかった事か。
五反田『メイ』で食べた鳩の岩塩包み焼きに並ぶ感動であり、改めて岩塩包み焼きの威力を感じさせられました。
モノリスに行こうと思っている方、このコースは間違い無くオススメです。
■本日の11周年アニバーサリーコース(15000円)の内容は以下の通り
❶アミューズ
・豚肉と牛蒡のリエット
・竹炭のマカロン、クミンを練り込んだニンジンムース
・グージェール
このアミューズは不動の定番メニューであり、当然アニバーサリーメニューにも登場します。
5回目ですが全く飽きない旨さ。これを初めて食べた人は、間違いなく初っ端から衝撃を受けますよ(笑)
❷モノリスエッグ
こちらもシェフのスペシャリテで5回目ですが、全く飽きないと言うか毎回不思議と新鮮な感動です。
すぐ近くの『ラブランシュ』のスペシャリテのイワシとジャガイモの重ね焼きのように、永遠に美味いメニュー(笑)
もしかして毎回微妙にテイストを変えているのでしょうか。
❸グリーンピースのスープ、新玉ねぎのヴェルーテ、温度卵
この季節の定番メニューとの事。
まず見た目が美しいです。春を連想させるグリーンピースの鮮やかな緑色。
食べるとまずグリーンピースの強烈な風味が口の中に広がり、次に玉ねぎのヴェルーテの優しい甘味。更にポルト酒風味のコンソメジュレの酸味の3段落としで見事なハーモニー。
更に1番下の温度卵のマイルド感で着地します。
昔はこれに天使のエビを入れていたそうですが、確かに抜いた方が野菜の甘味をストレートに味わえるでしょうか。
❹ボイルしたホワイトアスパラガス
デカッ!
到着したお皿を見て叫んでしまいました(笑)
今シーズン3回目のホワイトアスパラガス。
聞くとフランスロワールの路地物だと。
他店で食べたホワイトアスパラガスはまだ時期が早くて細かったのですが、出てきてびっくりの大きさと太さです。
シーズン真っ最中に出てくるような極太アスパラガスであり、ホワイトアスパラガスのシーズン開幕を告げる号砲のような太さです。
ソースは定番のオランデーソースに煮詰めたオレンジジュースを加えたソースマルテーズの変化球。
この酸味は合わない訳が無く、ホワイトアスパラガスの優しい甘味と素晴らしいハーモニーです。
❺フォアグラのソテー
フォアグラ好きの私が今回のアニバーサリーメニューを見て1番惹かれたメニュー(笑)
Facebookでの写真も、赤、緑、茶のグラデーションで、メチャメチャ美しい。
リキュールでコンポートしたイチゴと、フォアグラと、煮詰めたバルサミコソースと言うど定番の組み合わせですが、そこにバジルソースが加わり素晴らしいハーモニーです。
更にメレンゲが口の中で溶けると糖分のドロドロした粘度が、その感動のハーモニーをしっかり捕まえ暫く口の中に持続します。素晴らしい演出です。
❻岡山県産サワラのポワレ
これは緩急をつけたのか、唯一おとなしめのテイスト。
塩漬けしてからポワレしたサラワにフレッシュのウド、フランス産ピサンリ、ハコベ、柑橘。
サワラ事態はモダンっぽいジワジワ来る優しいテイスト。一方でふきのとう感が素晴らしい。
苦味が苦手なフランス人には絶対理解できない味わいで、正に春の息吹を感じる。
❼オマールブルー、チリメンキャベツのパイ包み焼き
サービスの女性からカット前のパイ包み焼きをプレゼンされ、通常はカットして2人分になりますがどうされますか?
と聞かれ、食いしん坊な私は1人で丸々行きますと(笑)
すると丸々一個出てくると思いきや、まず半分にカットされたパイ包み焼きの到着。更に小さなお皿に乗せられた残りの半分が到着して思わずニンマリする私(笑)
まずはソースの印象ですが他店との明らかな差を感じる殻から出汁を取った濃厚なアメリケーヌソース。
パイ包み焼きの中にはオマールブルーが、これでもかってくらいゴロゴロ入ってます(笑)
オマールブルーとホタテ貝のすり身の濃厚な旨味と、チリメンキャベツの甘味とのシンクロ率が凄まじく、強烈に舌に刺さります。
更にパイ生地は他店に比べると薄くてサクサク感がたまりません。
パイ包み焼きとしてのこの完成度は、他店のそれに比べて圧倒的な存在感。
美味すぎてあっという間に完食。丸々一個にして良かった〜(笑)
❽仔羊の岩塩包み焼き
ソースはアニョーのガラから取ったジュのソースでこれも半端ない。付け合わせに小さなグリーンピース。
あ〜もっと食べたかった(笑)
❾グラニースミス
チーズとウォッカとリンゴの組み合わせがこんなに合うとは。素晴らしいです。アバンデセールで出すにはもったいないクオリティ。
➓モノリスクレープ
これももう何回目かわかりませんが、凄まじい旨さ。バター感、塩気、砂糖の甘味のストレートな攻撃。
今回は2口分出して頂きましたか、次回はマジで一口サイズではなく、フルサイズで出してもらう(笑)
11.アマゾンカカオ、イチゴ
12.ティー
いつもはハーブティーですが、マリアージュフレールの代名詞『マルコポーロ』の定番の黒い缶が目に付いたので、久しぶりにこれを。
記憶通りの強烈な香りで、感動のコースに興奮していた私は我に帰り、コースの終了を認識し一抹の寂しさに襲われます(笑)
いや〜素晴らしいコース内容でした。
この内容でこのお値段はぜったいお得。
来年も来よ(笑)
ニュージーランド産仔羊の岩塩包み焼き
オマールブルー、チリメンキャベツ、ホタテ貝のパイ包み焼き
フォアグラのソテー、イチゴ、バルサミコソース、バジルソース
ロゼール産ホワイトアスパラガス 太!
アミューズ
モノリスエッグ
グリーンピースのスープ、新玉ねぎのヴェルーテ、ポルト酒風味のジュレ、温度卵
このパンの保温機が最高です。 最後まで熱々でパリパリ。
美しい断面。オマールブルーがゴロゴロ(笑)
2皿に分けて到着(笑)
まず半分完了。 更に半分スタート(笑)
2皿目の断面
パイ包み焼き2皿目完了(笑)
2021/03/11 更新
2021/02 訪問
驚愕のサルミソース
昨年12月以来の訪問。
昨年8月に初訪問してその味に衝撃を受けて以来、10月、12月と2ヶ月毎に通いましたが、3回のコース全体のアベレージとしては、間違いなく昨年の私の食べたフレンチコースNo.1の印象を持ったフレンチレストランです。
とにかくハズレメニューが無いどころか、一皿一皿のクオリティがとても高い。
特に前回食べた猪のロワイヤルは衝撃の味であり、自分の食べログの壁紙にしてしまったほど(笑)
今月もジビエをオーダーしてのランチにオヤジ一匹フレンチで訪問です。
代々木公園でバードウォッチしてから、30分歩いて、結局いつものように開店5分前に着いてしまい外で待つことに。
当店は12時にならないと入れませんのでご注意を。
■感想
ワクワクしながら、メニューを見ると青首鴨の文字が。
雷鳥とかうずらを期待していたのですが、今シーズンあちこちで食べた食材なので正直、意気消沈する私。
がしかし、出てきた鴨のローストを食べるとそのサルミソースの切れ味、深みに完全にノックアウトで一気に昇天する私でした(笑)
更に青首鴨の肉質もハツのようなブリブリの食感で激うま。
散々食べてきた青首鴨ですが、こんな食感と味は初めてでした。
火入れと熟成でこんなにも違うのでしょうか。
石井シェフが出てきて、一羽丸々で多かったら残してくださいと謝ってきたのですが、私にはウェルカム。
今日の私の胃袋は絶好調であり、旨過ぎて余裕の完食でした(笑)
聞くと、あちこちの有名シェフがこちらに来店しているようであり、石井シェフのこの味はプロが唸るのも納得です。
湯島のアターブルと同じく、クロート向けフレンチレストランでしょう。
■本日の12000円のコース内容な以下の通り
❶アミューズ
・豚肉リエット、牛蒡
・竹炭のマカロン、クミンを練り込んだニンジンムース
・グージェール
アミューズとモノリスエッグは、絶対に変えないメニューとの事ですが、何回食べても飽きるどころか美味いので、ウェルカムです。
❷モノリスエッグ
スクランブルエッグと説明されますがコレは別物。
食べるとはちみつの甘味とシェリービネガーの酸味とベーコンの塩気の素晴らしいハーモニーで、やられます(笑)
そしてそれを包み込むトロトロフワフワの生クリーム。
4回目ですが、コレも何回食べても美味い。
って言うか、毎回、初回と変わらない感動です。
❸鰤、イクラ、菊花、菜の花、ユズ
鹿児島県の鰤王と言うブランドの養殖鰤とポン酢とマスタードで作ったヴィネグリットソースのカルパッチョ。
コレは普通に美味しいでしょうか。
前回食べた甲殻類のパフェに比べるとどうしてもパワー負けしてしまいます。
❹オマール海老ちりめんキャベツ
オマール海老とホタテ貝のムースのキャベツ包みで美味くない訳が無いメニュー。
更にアメリケーヌソースとベルゴットソースの二重奏で、ゴリ押し。
この切れ味は石井シェフを感じる旨さです。
❺岡山県鰆のポワレ
一晩塩で締めた鰆のミキュイ。
鰆の火入れが抜群で、鰆自体の味も凝縮していてうまい。
更に蕗の薹の味噌の苦味と、甘夏の酸味の絶妙なバランスが素晴らしく、コレは唸る旨さでした。
生のウド、たんぽぽの花のアクセントも良いです。
❻青首鴨
❼焼きみかんと紅茶のソルベ
❽モノリスクレープ
次回は絶対フルサイズをお願いしよう。
感動の旨さです。
オススメです(笑)
❾とろけるチョコレートのタルト
フォンダンショコラのアレンジメニューですが、チョコレートそのもの甘さが、絶妙。
ラズベリーのソース
バニラアイスクリーム
グラノーラ
アマゾンカカオ
➓ハーブティー
11.お茶菓子
塩キャラメルのマカロン
チョコクランチ
バンペイユの皮のシロップ煮
コレを最後のミニャルディーズとして、流さないでください。1つ1つ素晴らしいクオリティでマジで美味い。
本当はもっと頻繁に通って石井シェフのいろいろなジビエを経験したいところです。
2021/02/11 更新
2020/12 訪問
衝撃の猪のロワイヤル
10月以来3回目の訪問。
私が今年初訪問したフレンチの中でもっとも感動した青山のフレンチレストランです。
その他今年の初訪問フレンチトップ3として代々木上原『シャントレル』、五反田『メイ』でしょうか。
偶然ですが当店の石井シェフとメイの岩田シェフは丸ビルの『モナリザ』出身です。
当店は2010年の開店でしたが、初訪問するのが遅すぎました(笑)
1回目、2回目とランチで訪問し、ハズレメニュー無しの安定感と言うか、全ての皿が私の好みのドストライクメニューのオンパレード。
どっしりとしたクラッシックフレンチで、濃いめで重たいのテイストでガンガン攻めてきます。恐らくこれはワインがススムのでしょう。
今回はディナーコースのメインにジビエをお願いしており、ワクワクしながら日曜日の夜にオヤジ一匹フレンチで臨むのでした。
■感想
一言、凄すぎる❗️
今年トップ3に入る感動と満足感と満腹感の内容でした。
メニューを見るとやけに皿数が多い。数えるとデセール入れて11皿。
当店の今まで印象ですが、少量多皿では無くしっかりポーションがあり、結局今回もボリューミー&多皿。
愛情盛りもあったかもですが、一般男性には厳しいほどのポーション&愛の鞭で大満足。決して私はMではありません(笑)
その味も全皿お世辞抜きにストライク。
どうやらシェフには私の好みの味がバレてる様子で、ことごとく私のツボをついてきます。
圧巻は『猪のロワイヤル』。
バトルロワイヤルではありませんよ(笑)
リエーヴル(ウサギ)アラロワイヤル好きの私ですが、このロワイヤルのソースが神ソース❗️
想像以上の感動の味❗️
本日全てのお皿が凄かったですが、その中でもメインを飾るのに相応しい圧倒的な存在感に感動します。食べ終えた後、暫く頭が真っ白になりました。
3回目の本日もコテンパンにやられて感動。
この感動に対する感謝を伝えたくて仕方ない私でしたが、ボキャブラの無い私は石井シェフに
ただ『美味い❗️』
としか言葉にでき無い私でした。
いや〜マジで凄かったです。
余韻に浸り、気づくと私が1番最後の客になってしまい、来年の予約を入れて帰るのでした。
■本日の12000円のコース内容は以下の通り
❶アミューズ
・豚肉リエット、牛蒡
・竹炭のマカロン、クミンを練り込んだニンジンムース
・グージェール
❷モノリスエッグ
スクランブルエッグ、ベーコン、はちみつのキャラメリゼ、シェリービネガー、生クリーム
アミューズ、モノリスエッグは、3回目の今回も頑なに同じ内容(笑)
シェフの自信と主張を感じます。
そしてこれは、その通りで何回食べても全然美味い(笑)
❸オマールブルー、ウニ、キャビア、ホタテ貝、ズワイガニ、カリフラワーのムース
強烈なラインナップの正にパワフルメニューで、ここから石井シェフ早くもアクセル踏んできます。
低音調理したオマールブルーは、抜群のプリップリの歯応えと甘味。
フレッシュの帆立貝、ズワイガニのほぐし身もたっぷり入ってます。
そもそもカリフラワーのムースだけでも感動の旨さなのに、オマールブルーやら、ズワイガニやら、ウニ、キャビア、コンソメのジュレを口の中に全て放り込むと、もうこれは食べていて贅沢感しかありません。
これは旨すぎて思考停止に。
そして振りかけられた柚子の香りで我に帰ります(笑)
更にムースにカレースパイスを薄っすら効かせてある当たりが心憎い(笑)
❹北海道産白子のムニエル
白子独特のクリーミーなボヤけた味に、プチトマトとケッパーの焦がしバターソースの鋭い酸味と、しっかりバターでソテーしたホウレンソウの塩味がカウンターパンチで、素晴らしいハーモニー。
旨すぎる。
ボリュームも凄い(笑)
まだ折り返してないのでこの先が、ジワリジワリと不安になります(笑)
❺キジのビスク
鹿児島県の家禽の雄のキジとの事。
骨、筋肉を砕いて仕上げた一杯で、強烈なキジの香り。
アルコールのような鼻を抜けるキジ独特の香りです。
更にキジの肝を塗ったバケットでパワーアップ(笑)
今シーズンいろいろな鳥を食べましたが、なんだかんだ私はキジが1番好きかもです。
❻神奈川県八景島産アナゴ
出てきた瞬間、物凄いボリューム感とアナゴを炙った香りが私を襲います。
何と表現したら良いか。とにかく旨すぎる。
炙った煮穴子とフォアグラ、黒トリュフリゾットのハーモニーで、喉の奥をズンズン付いてくるような力強さ。ソースペリグーと穴子とフォアグラの共演。
❼ヒラメ
シェフのスペシャリテらしい。
ヒラメをホタテのムースで包んで蒸し焼きにしたものに、シャンパンを利かせたオランデーソースかけて、お皿ごとサラマンドルで焼いたもの。
仕上げに黒トリュフをフリフリ。
もうこの時点で、あまりの美味い料理の連続攻撃に私は完全にパンチドランカーの状態でしたが、まず見た目でやられます。そして熱々のお皿から立ち上る香り、食べればもう涙です。
❽山形県産猪のロワイヤル
ノックアウト(笑)
リエーヴルアラロワイヤルを、6回くらい食べた事がありますが、出てきた瞬間そのソースのテカリが半端ない事に気づきます。
シェフに聞くと、相当な量の赤ワインをぶっ込んでるようです。
そして煮詰めてる感も過去1。
まるで穴子のツメのようなテカリとドロドロ感(笑)
食べれば赤ワインの強烈な酸味が鼻から抜けます。これは私のロワイヤルソースの経験ではダントツ1位の旨さでした。
構成は猪を1頭丸々仕入れたとの事で、肩肉、ウデ肉のミンチにトリュフを入れて、バラ肉でロール状にして網脂で巻いて、猪の出汁と赤ワインでコトコト煮込んだ物。更にフォアグラのポワレとトリュフ。
リエーヴル(うさぎ)のような独特の草の香りはありませんが、バラ肉の脂身とロワイヤルソースのハーモニーがたまりません。悶絶。
旨すぎて死ぬ(笑)
ちなみにこのテカリは、フレンチの料理用語?でミノワールとか言うらしい。
このテカリほんと美しい。
何かのアイコンにしようかなぁ(笑)
やっぱりメインでドンピシャに感動するとやっぱり満足感は、倍増しますね。
❾アヴァンデセールは2皿(笑)
洋梨のスパイス風味のコンポート
紅茶、スパイスは、ハッカク、シナモン、カルダモンとあと1つ。アールグレイのグラニテ。
モノリスクレープ
このクレープが、これまた感動。
発酵バターとメープルシュガーの甘味に、フルールド・セル(フランスの天然塩)の塩気のハーモニー。甘塩っパイの完成形で、これ腹いっぱい食べたい(笑)
11、タルト・タタン
表面を炙って焦げ味をつけてます。
大人なタルト・タタン。
バニアのアイスクリーム、生クリーム
12.カフェ
お茶菓子はもうギブアップだったので、お持ち帰りして、翌日家でゆっくり食べましたが、手抜きの無い、そして完成度の高い味。
いや〜感動でした。
これが石井シェフの実力なのでしょうか。
それともまだまだ余力を残してるのでしょうか。
同じメニューで、もう一回食べてもいいです(笑)
もうこの店から離れられません。
2020/12/15 更新
2020/10 訪問
8月以来2回目の訪問。
前回ランチで訪問して、その確かな味に即再訪を決意したお店です。
当店では丸の内『モナリザ』出身の石井シェフのガツンと来るフレンチが堪能できます。
日曜日のランチにオヤジ一匹フレンチ。
ちなみに当店は12時きっかりにならないと入れませんのでご注意を。
■感想
今回もアミューズから、最後のアヴァンデセール、デセール、ミニャルディーズまで全て美味い!しかも美味いだけでなくてしっかり石井シェフの個性がはっきりわかる美味しさ。
この地で10年を迎えるお店の安定感抜群のフレンチでした。
また前回に続きこのお値段で十分過ぎるポーションとクオリティで、素晴らしい満足感。
私もあちこち食べ歩いてますが、プロからも評価が高く、当店はフレンチ初心者から食べ慣れた方まで、バッチリ胃袋を掴まれる事でしょう。
■本日のムニュモノリスのコース内容は以下の通り
❶アミューズ
・豚肉リエット、牛蒡
・竹炭のマカロン、クミンを練り込んだニンジンムース
・グージェール
前回と同じ構成でどうやら定番でしょうか。しかし2回目でも全然美味い(笑)
❷モノリスエッグ
こちらも当店のスペシャリテ。
2回目なので味の記憶はしっかりあるのに、やっぱり旨すぎてついつい卵の殻を押さえる手に力が入り、小さい卵の殻を割りそうになってしまいます(笑)
トロトロのスクランブルエッグとヤマトポークを使用したベーコンの旨味と塩気、そこにキャラメリゼした蜂蜜とシェリービネガーとクリームを混ぜたソースのハーモニー。
本当に絶妙な甘しょっぱさで、脳と舌をビンビン刺激します。
・ブリオッシュは、なんか外側がカリッとしていて激うま
・パケットは保温機に入って提供されるので、ずうっと暖かいです。
❸バターナッツカボチャのムース、ズワイガニのコンソメジュレ、マスカルポーネ、青柚子の皮、カカオパウダー
バターナッツの甘さは控えめに感じましたが、コンソメジュレがやけに美味かったですね。バランスがとても良く、1皿のパフェとしてはっきり1つのベクトルを指してます。
❹ホタテのポワレ、ウイキョウのソテー、泡だてたスープドポワソン、クスクス
泳ぐホタテとゆう品種で特特大サイズとの事。
3等分されているのですが、デカすぎて私でも頬張るのに苦労する大きさ(笑)
食べるとホタテのプリンプリン感と、その新鮮な味わいに感動です。
そしてかけられておるスープドポワソンの味が半端ない。これだけで飲みたい。
❺アラ(オキスズキ)のポワレ
本日1番感動した一皿。
フレンチのコースの中で、唯一魚料理だけそんなに萌えない私ですが、当店の魚料理は前回も今回もインパクトのある旨さでした。
舞茸、トリュフのエチュベのソースに、セップ茸の芳醇な香りのする濃厚ソースが旨すぎる。
そして脂ののった白身と完璧な相性でした。
❻ネオ・3種の神器パイ包み焼き
メインは蝦夷鹿か、+2000円で当店のスペシャリテのパイ包み焼きとの事で迷わずパイ包み焼きを選びます。
構成は季節毎に変えてるとの事でしたが、今回はホロホロ鶏、バルバリー種の鴨の胸肉とフォアグラ。
前回のパテアンクルートもそうでしたが、とにかく3種類のバランスが良くて、食べてて飽きません。付け合わせのフランス産トランペット茸、ジロール茸と牛蒡も激うま。
❼グレープフルーツの蜂蜜漬
アールグレイのグラニテがやけに美味くて、印象に残りました。
❽モンブランパフェ
ミルフィーユスタイルかパフェ仕立てかの選択で、パフェを選択。
このモンブランが強烈な美味さでした。
特にラム酒を効かせたマロンクリームの美味いのなんの。
また焼いたメレンゲがやけに美味くて、マロンクリームとのハーモニーも素晴らしい。
その他グラノーラ、砕いたクッキー、バニラのアイククリーム、栗の渋皮煮で完璧でした。
正直、私のモンブランランキングトップ3に入る味でした。
❾カフェ
➓ミニャルディーズ
塩キャラメル
マカロン
グレープフルーツのピール
会計を済ませてお店を出ると、な、なんとすぐ近くの『ラブランシュ』の田代シェフが普段着にリュック姿で当店に遊びに来てます(笑)
日本フレンチ界大御所の田代シェフが、私の事を覚えているかわかりませんが、とりあえず挨拶してお店を後にしました。聞くと田代シェフは良く当店に遊びに来るとの事です。
2020/10/13 更新
2020/08 訪問
クラッシックフレンチが大好きな私は、食べログサイトのお店のジャンルに「モダンフレンチ」と書いてあると、なんとなくスルーしてしまい、当店も今まで放置プレイでした。
しかし調べると当店の石井シェフは、フランスから帰国後丸の内『モナリザ』のシェフを経て、10年前から当店のシェフに。
丸の内モナリザと言えば、白金『ラクレリエール』の柴田シェフや、五反田『メイ』の岩田シェフ出身のお店であり、更に私の大好きな湯島『アターブル』の中秋シェフも、恵比寿のモナリザ出身。
これは自分の舌で確かるしか無いと日曜日のランチにオヤジ1匹フレンチで訪問です。
場所は日本フレンチ界の重鎮田代シェフの『ラブランシュ』のすぐ裏。表参道駅からも渋谷駅からからも中途半端な距離であり、炎天下10分くらい歩きます。
■店内の様子
開店12時の5分前に到着。
扉を開けると1組のカップルがエントランスホールのような細長いスペースで、椅子に座ってます。
聞くと開店まで待っていると。
スタッフからも暫く待つようにと声がかかります。
奥には綺麗にセットされたテーブルができているのに、なぜに座らせないのか?
私の人生のモットーは、5分前集合であり、予約をして待たされるのが大嫌いな私は、勝手に早く来てただひたすら苛立つのでした(笑)
厨房には、強面の石井シェフと若いアシスタントのお兄さんが3名。
茶髪混じりのワイルドな感じの石井シェフは白金の『ルカンケ』の古屋シェフに似た雰囲気。
そして12時ジャストに案内されます。
■店内の雰囲気
10年経っているお店だけあって、ずっしりと雰囲気のあるお店です。
私は1番奥に収まり落ち着く事に。
■感想
素晴らしい満足感。
お料理の内容は、濃厚、重たい、塩気バッチリのどクラシックのフレンチであり、私にはどストライクな味わいでした。
アミューズ、前菜、魚、肉、デザート、ミニャルディーズまで、ハズレメニューの一切無い美味しさ。
ボリュームもかなり凄くて苦しくなりましたが大満足(笑)
石井シェフに聞くと、中秋シェフも、柴田シェフも、岩田シェフも全員モナリザ時代の後輩にあたるとの事。
正直、5年前に丸の内モナリザで食べた時には、全く良い印象が無かったのですが、そこから独立されたラクレリエール、メイ、アターブルそして当店は完全に私の好みであり、同じDNAを感じる事ができました。
■本日の1万円のコース内容は以下の通り
❶アミューズ
・豚肉とゴボウのリエット
・クミンを利かせたニンジンムースを詰めた竹炭マカロン
・チーズと玉ねぎと玉ハムを詰めたグージェール
入口で5分待たされただけでイラつくお子様な私でしたが、このアミューズの旨さで一気にご機嫌に(笑)
❷モノリスエッグ
スペシャリテとの事で、まずビジュアルが映えますね。
食べるとまずビビッときたのが、蜂蜜とシェリービネガーの冷たいクリームの甘味。これが実に美味い。更に卵の殻の中のフワッフワ、トロットロのスクランブルエッグの濃厚な味わいと見事なハーモニー。
さすがはスペシャリテだけの事はあります。他のフレンチでは全く食べた事のないメニューでした。
たまごの殻が妙に中途半端な大きさなので聞いてみると、普通のニワトリ卵のMSサイズとの事でした。
ブリオッシュ
❸温泉たまごとコンソメジュレと北あかりのムース。
これも素晴らしい味わい。温泉たまごとコンソメジュレと北あかりとゆうジャガイモの甘味のハーモニーがお見事。さらにクルトンとアサツキの歯応えもいい。
❹パテアンクルート
石井シェフ自ら持ってきます。
シャラン鴨、ホロホロ鷄、フォアグラ、豚肉のミンチ、セップ茸、モリーユ茸の構成。
食べると、癖の少ないスッキリした食べやすいパテアンクルートです。
私のパテアンクルートランキングトップは、アターブルですが、この味わい、見た目の美しさは同門の先輩だけあってやっぱりアターブルのパテアンクルートに近い系統に感じました。
それにしてもパテアンクルートは、腹にたまります(笑)
❺フォアグラとセップ茸
セップ茸の濃厚なスープの中に、カットしたフォアグラのポワレとセップ茸のソテーがゴロゴロ入ってます。
いや〜これは濃厚で美味いですね〜。
こうゆうクリーム系の濃厚のなのが萌えます。
❻石川県七尾産甘鯛の鱗焼き。
ソースは石井シェフ自ら注いでくれます。
鱗焼きは当然文句の無いボリュームと美味しさでしたが、このソースがヤバかった。
アラからの取ったサフラン風味のブイヨンのソースは、濃厚な旨味の塊で抜群の存在感であり、とんでもない旨さ。
更にスープには、プリップリのコウイカのソテーとミニトマトのコンフィ、ズッキーニが入っていて、決して脇役ではない旨さ。
❼仔羊のロースト、ロックフォールのソース
西オーストラリア産仔羊と聞いて、若干引き気味の私。
実は私は元々羊のあの独特の香りが苦手で、最近やっとシストロン産の羊で苦手克服したレベル。
オーストラリア産は香りがきついイメージ。
更にチーズも苦手な私(笑)
そしてそのまんま食べてみるとやっぱり臭い。
しかし付け合わせのイチジクとロックフォールチーズと仔羊と食べると、口の中は正に癖の強いキャクターのバトルロワイヤル状態。しかしこれがすぐさま試合終了し1つのまとまりのある味わいになり実に美味い。
毒を持って毒を制すではありませんが、羊臭さをロックフォールの臭さと塩味で打ち消し、イチジクの甘さが見事なつなぎ役を演じます。
更に癖のあるジロール茸、万願寺唐辛子も参戦しても素晴らしいハーモニー。
これぞフレンチって言う、重たい重層的な味わいで激うまです。
あ〜美味かった〜(笑)
❽グレープフルーツの蜂蜜漬けと紅茶のグラニテ
❾ピレーネとレアチーズケーキ仕立て
デセールまで感動は続きました。
砕いたクッキーの上にクリームチーズのムース
とブルーベリーのソース。
なんとも言えないまとまり感。
このクリームチーズが実に美味しい。
10.カフェ
11.お茶菓子
塩キャラメルのマカロン
チョコレート
オレンジピール?
とゆう事で流石はベテランシェフの味わいであり、もっと早く来るべきお店でした。
本来なら、アターブル、ラクレリエール、メイよりも先に来るべきでした。
またこの内容、クオリティ、ポーションで1万円のコースはお得だと思います。
また来ます。
2020/09/19 更新
青山のお気に入りフレンチ。
2020年から通い始めて、気づけば石井シェフの味にズッポリハマってしまい月1で通ってます。
本日で15回目の訪問。
建国記念日のランチにオヤジ一匹フレンチで突撃。
■感想
本日も相変わらずオールラウンダー石井シェフの本領発揮で全皿美味い。
アミューズからデセールまで全部で10皿。
これだけあると普通1皿くらいは、うん?と思うメニューに当たってもおかしくないのですが、モノリスにはそれが全く無い。
そして少量多皿では無くすべてしっかりとしたポーション(笑)
大食いの私でも途中から最後まで無事にゴールできるのかビクビクです(笑)
まぁこの『ムニュロペリスク』と言うメニューが、やばいのかも知れませんけど(笑)
そして本日のコース中で最も感動したのは、ベキャスのビスク!
ジビエの王様と言われるベキャスを、何と贅沢にもビスクにしてしまうとは。
ベキャスは食べた事はあってもビスクは初体験。
癖の強いベキャスですが、リキュールか何かでその癖を上手く消してあり、かつ圧倒的に豊かな風味とコクは見事に残してます。
これは贅沢を感じる旨さでした。
更にビスクの付け合わせで出てきたベキャスの内臓のペーストがやば過ぎる!
この旨さと力強さは、私の大好きな門前仲町のイタリアン『パッソアパッソ』のパテに匹敵する旨さでした。
いよいよ来月は開店12周年。
昨年旨すぎて死にそうになったアニバーサリーコース月間になり、これは絶対行かねばデス!
■本日のムニュロベリスク(税込16500円)のコース内容は以下の通り
❶アミューズ
グジェールで、シュー生地の中にはパルメザンチースとベシャメルソース。
❷ ホタテとウイキョウのコンフィのタルタル、キャビア、金柑のクーリー
ホタテとウイキョウの甘み、金柑のさっぱり感の素晴らしいハーモニー。
この辺のバランスの良さ、力強さは私の好みにドンピシャです。
❸モノリスエッグ
石井シェフのスペシャリテ。
スクランブルエッグ、ベーコン、ハチミツとシェリービネガーの冷製クリーム。
恐らくこれを食べるのは15回目ですが、全く飽きません。
❹ ネオパテアンクルート
見ると普通のパテアンクルートからはかけ離れたビジュアル。
軽さを追求してこう言うスタイルになったとの説明。
正直パテアンクルートのパイ生地にあまり萌えなかった私には、石井シェフのこのスタイルは理想的です。
食べると他店のパテアンクルートに比べてとてもしっとりしていてこれは素晴らしい。
そしてたっぷりのフォアグラにレバー感は弱くこれは正に私好みで美味い❗️
❺ベキャスのビスク
ビスクの中には大ぶりのフォアグラがゴロゴロ。更に黒トリュフ。
1羽のベキャスを内臓も含めて丸々ビスクにした贅沢なビスク。
前回のキジのビスクも美味かったけど、さすがはベキャスで、あの独特なクセを上手く抑えながらもパワフルな旨味の塊でこれは美味い。
実は石井シェフのInstagramで、ベキャスのロティが数量限定で告知があったのですが、ベキャスが苦手な私はリクエストしませんでした。
がこのビスクと内臓のペーストを食べてしまうと、石井シェフが仕立てるベキャスは食べるべきだったと今更後悔する私でした(T . T)
❻白子のムニエル、焦がしバターソース、高糖度プチトマト、チヂミほうれん草のソテー
私の白子の印象はクリーミーだけど、白子自体はあまり旨味を感じない。
しかしその白子と焦がしバターの塩味、トマトの甘み旨味の組み合わせでこれは美味い。
これ食べてると、昨年夏に食べて感動した『タプリエドサプール』を又食べたくなりました(笑)
❼舌平目のクッサン、ホタテのムース、ピスタチオのヴィエノワーズ、ソースアルベール
昨年10月に食べた時は確か枝豆のソテーが添えられていたでしょうか。
これは何回食べても美味いメニュー。
❽ロゼール産仔羊の塩釜包み焼き、ジュのソース
昨年3月のアニバーサリーコースで感動したメニュー。
部位は鞍下とヒレ肉。
独特の香りのする仔羊は、かつて私も苦手食材でした。
しかしフランスのロゼール産やシストロン産はニュージーランド産に比べると上品な香りで旨味は濃厚。
そして岩塩で包み焼きする事によって、独特の香りを塩がマイルドにしてそれでいて旨味は濃縮される感じに。
私は仔羊はこの食べ方が1番好きだと本日再認識させられる旨さでした。
付け合わせのホワイトアスパラガス、ニンジン、ロマネスコ、空豆もマジ美味い❗️
仔羊食べる前に既に腹パンでしたが、この旨さでもっと食べれました(笑)
❾モノリスクレープ
もはや石井シェフのスペシャリテ。
発酵バターと塩、黒トリュフ、メープルシュガーのシンプルな組み合わせで何処にでもありそうですが、ここでしか体験出来ない完成度。
➓イチゴとデコポンのパフェ仕立て
デカイ(笑)
到着した瞬間そのポーションにたじろぎます。
構成は下から
デコポンの果肉とジュース
マスカルポーネのムース
イチゴのスープ
ヨーグルトのシャーベット
なかなかのポーションでしたが、重たく無くてスルスルっと入ってしまいました(笑)
11.ハープティー、ミニャルディーズ、
・金柑?のタルト
・山椒のチョコレート
・塩キャラメルのマカロン