shinn679さんが投稿したAlternative(東京/白金台)の口コミ詳細

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この口コミは、shinn679さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

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Alternative広尾、白金台、白金高輪/フレンチ

26

  • 夜の点数:4.9

    • ¥20,000~¥29,999 / 1人
      • 料理・味 4.9
      • |サービス 4.9
      • |雰囲気 4.9
      • |CP 4.9
      • |酒・ドリンク -
  • 昼の点数:4.9

    • ¥20,000~¥29,999 / 1人
      • 料理・味 4.9
      • |サービス 4.9
      • |雰囲気 4.9
      • |CP 4.9
      • |酒・ドリンク 4.9
6回目

2022/07 訪問

  • 夜の点数:4.7

    • [ 料理・味4.7
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク-
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

斉藤シェフの鮎尽くしコースが旨すぎる。

白金のお気に入りのフレンチというか、中華や和食を融合させた、斉藤シェフのイノベーティブのお店になります。
昨年10月に白金に移転してから6回目、六本木時代から数えると13回目の訪問。
斉藤シェフは青山の老舗フレンチ『ラブランシュ』田代シェフの卒業生で、私の知る限り田代一門の中ではダントツで前衛的な内容を出してきます(笑)
本日は昨年食べて、ぶっ飛んだ斉藤シェフの『鮎尽くしコース』をリクエストしての訪問。
移転して更にパワーアップした鮎尽くしコースが出てくると思われ、ワクワクしながらの訪問です。
金曜日の夜、土砂降りの中向かいます。
なんかいつもオルタナティブ来る時は雨のような。

■感想
このコース、デセール以外の全8皿全てに鮎が登場し、これでもかと言うほど鮎が出てきます(笑)
そして全て他のお店では決して経験できない斬新な味の連打。
ベースはフレンチでありながら、アジアンテイスト、中華の角度からのイノベーティブであり、斉藤シェフの技術、アイデア、発想力で素晴らしい完成度に仕上がってます。
今が旬の鮎ですが鮎を散々食べた人、鮎の塩焼きに飽きてしまった人には、間違い無くぶっ刺さる事でしょう。
鮎をあらゆる角度から食べ尽くす、斉藤シェフの世界観をご堪能ください(笑)
ちなみにオルタナティブの鮎尽くしコースは、8月6日までです。

■本日の鮎尽くしコース(税サ別13000円)の内容は以下の通り
❶鮎のミルクレープ。
舌に触れた瞬間、ビビビ〜と来る美味いヤツ。
構成は生地と鮎のクリーム、ザーサイ、柚の花、ピクルス、黒胡椒でとにかく複雑な味わいながら、見事にまとまり感のあるテイスト。
去年のメニューには無く初体験。
冬のジビエのミルクレープも感動でしたが、これも傑作。

❷ラープ
ライムの中にビーフンと鮎の背越しをライムでマリネしたもの。
昨年は葛ソーメンでしたが今年はビーフン。
とにかく爽やかで、一気に食欲に火が付きます(笑)

❸鮎のクレームブリュレ
甘味に負けない濃厚な鮎の風味を効かせてきます。これは力強いテイストで後を引く旨さ。

❹鮎のタコス
斉藤シェフのスペシャリテ『カンディンスキー』のタコス版とでも言えるもの。
鮎のフリット?と、サラダに激うまソースをタコスで包んで食べる。
お〜これはやっぱり傑作です。
私の引き出しに無い味わいで、味覚の全方位から攻めて来ます。

❺鮎のコンソメ
鮎を相当使ってるとの事で、濃厚な鮎の香りの塊。しかし雑味ゼロの澄んだスープ。
これはラーメンにして食べたい(笑)

❻鮎、クレソン
鮎の身の酢締めをキューリで巻いた物と、鮎のパテ、キューリのソース。
パリパリの鮎の頭と中骨、鮎の身、テリーヌとこの一皿で鮎をいろんな角度から楽しめる。
それを繋ぐクレソンとキューリのソースも素晴らしい。
特に鮎のテリーヌがうま過ぎて死ぬ(笑)

❼鮎のスフレ、黒ビールで煮込んだ鮎ののソース、ザキング(イチヂク)、山椒
私は通常の2倍サイズとの事(笑)
これはメインを張るにふさわしい傑作。
甘露煮をイメージしたと言うその味は、全体的には甘味先行で、そこに鮎の風味、苦味、山椒など様々か味が加わり、複雑に舌を刺激してきます。
更に揚げたての鮎のスフレ、鮎の素揚げが遅れての登場で、トドメを刺されます(笑)

❽鮎の炊き込みご飯
なんでしょう、このまったりと舌に絡みつく旨さは。
美味しくて3杯食べました(笑)
2杯目、3杯目とそれぞれ味変アイテムを振りかけてくれます。
4杯目行きたかったけど、デセール用に胃袋を取っておく事に(笑)

➓デセール
ババか、桃のコンポートからの選択で、この季節なので、桃をチョイス。
桃のコンポートに甘酒のジュレ、ミルクアイス山椒のシャーベット。
桃と山椒がこんなに合うとは!
本日も最後まで感動!

11.ハーブティ

12.お茶菓子
・お茶のチョコレート
・パッションフルーツのマカロン
・ブルーベリーのコンポートのタルトレット


  • 鮎のスフレ、黒ビールで煮込んだ鮎ののソース、ザキング(イチヂク)、山椒

  • 鮎、クレソン 鮎の身の酢締めをキューリで巻いた物と、鮎のパテ、キューリのソース。

  • 鮎のタコス

  • 鮎のミルクレープ。

  • 鮎のクレームブリュレ

  • ❶鮎のミルクレープ。

  • ❷ラープ

  • ❸鮎のクレームブリュレ

  • ❹鮎のタコス

  • ❺鮎のコンソメ

  • ❻鮎、クレソン 鮎の身の酢締めをキューリで巻いた物と、鮎のパテ、キューリのソース。

  • ❼鮎のスフレ、黒ビールで煮込んだ鮎ののソース、ザキング(イチヂク)、山椒

  • ❽鮎の炊き込みご飯

  • 一杯目

  • 2杯目

  • 3杯目(笑)

  • ➓桃のコンポートに甘酒のジュレ、ミルクアイス山椒のシャーベット。

  • 11.ハーブティ 12.お茶菓子 ・お茶のチョコレート ・パッションフルーツのマカロン ・ブルーベリーのコンポートのタルトレット

  • 仕込み中の乾燥ナマコ。本日のメニューとは関係ありません(笑)

2022/07/16 更新

5回目

2022/05 訪問

  • 夜の点数:4.7

    • [ 料理・味4.7
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク-
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

斉藤シェフの世界観

白金にあるお気に入りのお店で2ヶ月毎に通ってます。
移転してから5回目、六本木時代から数えると12回目の訪問。
こちらはフレンチと言うよりは、中華、和食を取り入れたイノベーティブになります。
実はイノベーティブがどうも苦手な私ですが、ここだけは別。
毎回斉藤シェフの知らない味の世界に感動。
今回はどんな感動が待ってるのか、朝から仕事が手につかず(笑)ワクワクしながら平日夜にオヤジ1匹で突撃です。

■店内の様子
倉庫のような扉を開けると当店の看板娘が、お出迎え。
彼女は広大な大地で自由に育った、北海道産の天然娘で正に癒し系(笑)
お店のInstagramの『羊をいじめる女』では、ドSシェフとドM看板娘の掛け合いが爆笑ですので、是非ともご覧ください。
https://www.instagram.com/reel/Cc45i_qIHyU/?igshid=YmMyMTA2M2Y=

ちなみに本日は大人のカップルやビジネスマンなどアダルティな客層。
私はカウンター席に。
こちらはシェフの仕事ぶりを後ろから見学できる特等席であり、中々このような配置のお店は無いのでは無いでしょうか。
斉藤シェフのスピード感、パッション、アシスタントへの愛のある厳しいご指導(笑)、連携プレー。
兎に角臨場感がすごいです。
コース料金アップになりますが、コース内容もそれだけ充実しており、この店の真髄を味わうなら間違い無くカウンターがオススメです。

■感想
本日も感動の連打。
前回辺りから斉藤シェフの味がやけに刺さりまくる。
こんだけ通って、やっと斉藤シェフの世界観が理解できるようになって来たような。
フレンチ、中華、和食のいいとこ取りと言うか、狙ってる味のバランスが絶妙でくすぐったいところをついてくると言うか。
斉藤シェフ曰くここはフレンチを卒業した人が来るお店と言ってだけど、正にその通り。
出てくるメニューのテイストが刺激的で毎回新たな引き出しを開いてくれる。
待ってる間もワクワクが止まらないメニュー構成でした。
本日1番感動したのは大阪うすい豆の炊き込みご飯。
食べると春の豆の風味全開、鳩なら即死する美味さです。
うすい豆しか入れてなくて、ストレートに豆の味が来ます。
まるで栗のような甘さと青臭さでコレは衝撃の美味さ。
今シーズン色々な和食屋さんで炊き込みご飯を食べましたが、間違い無くNo.1の炊き込みご飯でした。
聞くと短い期間しか入って来なくて、たまたまラッキーだった模様。
来年も絶対この豆を食べる事を決意(笑)

次回は7月に予約。
昨年食べてぶっ飛んだ鮎尽くしコースをお願いしました。
このコース、鮎好きなら絶対食べるべきコースであり、感動の鮎の世界が待ってます。
詳細は、移転前の六本木『オルタナティブ』の食べログの私の7月の投稿をご参照ください。
斉藤シェフの話では6月中旬からスタートし、すでに常連から予約が入ってるとの事でした。

■本日のコース内容は以下の通り。
❶うすい豆のロワイヤル
水と塩だけで炊いた大阪のうすい豆で、この豆が美味すぎる。
大粒でしっかりとした歯応え、青臭さ、豆の風味全開。
昨日収穫して朝届いてお店で剥いたもので、鮮度抜群。

❷稚鮎のフリット、アボガドと塩漬けレモン、山ワサビ、熊本のスジ青海苔の香
すんげーバランスの良さで。
塩漬けレモンが兎に角いい仕事してます。

❸長谷川さんのグリーンアスパラガスと平貝のグラチネ
ソースやば過ぎ。
黄色いソースが、オランデーソースのような酸味があって、キレッキレで舌に突き刺さる。
斉藤シェフのソース、相変わらず美味い。

❹丹後のトリ貝のグリーンカレー
ピーマンのピューレ、ライムのピューレ、ココナッツが入ってて、斉藤シェフらしい東南アジアテイスト。
グリーンカレー好きには、ストライクメニュー。

❺ホワイトアスパラガス、カンディンスキー
今回唯一のリクエストメニュー。
斉藤シェフのスペシャリテであり、正に傑作。
そして今回はドイツ産の極太ホワイトアスパラガスの登場で、思わず叫んでしまいました(笑)
食べると野菜の甘みを殺さない、かと言ってソースで手を加えてあり、素晴らしい完成度です。
恐らくカウンターのみの提供メニューになります。

❻オコゼのスパイシー唐揚げ
斉藤シェフが、半身丸々行く?と聞いてくるので、丁重にお断りします(笑)
食べると身のホクホク感としっとり具合がたまらない。

❼乾燥ナマコ、マデラ酒と紹興酒のソース、じゃがいものピューレ、九条ネギ
見た目は、モリーユ茸のクリーム煮のよう(笑)
食べると、ソースにナマコの出汁が出ていて、そこにマデラ酒と紹興酒の組み合わせなんて食べた事ない組み合わせで、やば過ぎる。

❽小鳩胸肉のロースト、もも肉のミンチと海老のラビオリ、鳩とエビのコンソメスープ仕立て
まず胸肉のブリブリの歯応えに驚く。
千葉県旭市の家禽の鳩との事ですが、素晴らしい肉質。
そして感動したのがラビオリ。
ミンチにする事でもも肉と海老のの旨味爆発。
コンソメスープも山椒?が効いてて、オリエンタルな味付けでこれが激うま。

❾軍鶏ロックのラーメン
前回食べたブレス鶏のラーメンが衝撃的に美味かったので、本日は初めから〆ラーメンを食べるつもりでペース配分。
メインの鳩を半身にしてもらいました(笑)
ブレス鶏ほどのパワフルさはありませんが、鶏の出汁100%、純粋極まりない美味さ。
二郎とは真逆のラーメン(笑)

➓うすい豆の炊き込みご飯
ど鍋ではなくフランスの鍋『シャスール』を使用。
米とうすい豆とそのさやのみのシンプルな炊き込みご飯ですが、和食顔負けで、豆の甘さが全開。
結局2回おかわり(笑)

11.デセール(追加)
ババと迷いまし違うメニューにチャレンジ。
今回は非常に複雑な構成で大人なテイスト。
チョコレート
アニスとシナモンのアイス
ラズベリーのムースとイチゴのマリネ
最後に火を付けたブランデーをそそぐ

12.ハーブティ、お茶菓子
最後のお茶菓子もしっかり美味しい。


  • ❽小鳩胸肉のロースト、もも肉のミンチと海老のラビオリ、鳩とエビのコンソメスープ仕立て

  • ➓うすい豆の炊き込みご飯

  • ❼乾燥ナマコ、マデラ酒と紹興酒のソース、じゃがいものピューレ、九条ネギ

  • ❸長谷川さんのグリーンアスパラガスと平貝のグラチネ

  • ❶うすい豆のロワイヤル

  • ❶うすい豆のロワイヤル

  • 稚鮎

  • ❷稚鮎のフリット

  • ❸長谷川さんのグリーンアスパラガスと平貝のグラチネ

  • ❹丹後のトリ貝のグリーンカレー

  • ❺ホワイトアスパラガス、カンディンスキー

  • ❻オコゼのスパイシー唐揚げ

  • ❼乾燥ナマコ、マデラ酒と紹興酒のソース、じゃがいものピューレ、九条ネギ

  • ❽小鳩胸肉のロースト、もも肉のミンチと海老のラビオリ、鳩とエビのコンソメスープ仕立て

  • ❾軍鶏ロックのラーメン

  • シャスールの鍋

  • ➓うすい豆の炊き込みご飯

  • 11.チョコレートのデセール

  • 12.ハーブティ、お茶菓子

2022/05/17 更新

4回目

2022/03 訪問

  • 夜の点数:4.7

    • [ 料理・味4.7
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク-
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

モヒカン頭の斉藤シェフが作るリエーヴルアラロワイヤルは半端無い。

白金にあるお気に入りフレンチで2ヶ月毎に通ってます。
移転してから4回目、六本木時代から数えると11回目の訪問。
本日は昨年食べて感動した斉藤シェフの『リエーヴル・ア・ラ・ロワイヤル』を食べにやって来ました。
毎年2月くらいになると出回り始める国内産の野ウサギで、1ヶ月熟成させて3月頃からが食べ頃であり、ジビエシーズンのラストを飾るメニューです。
1月訪問時にリエーヴルをお願いしておいたのですが、2月にお店からうさぎ入荷の連絡が入りテンションを上げてくれます。
更に訪問数日前にリエーヴルアラロワイヤルの仕込み中の写真を送ってきて、どんだけ僕を焦らすのでしょう(笑)
私には今シーズン最初のリエーヴルアラロワイヤルであり、前日からワクワクが止まりません(笑)
平日のクソ寒い夜にオヤジ1匹で突撃。
白金高輪から土砂降りの中歩いてずぶ濡れで到着。

■感想
本日は全打席、場外ホームラン❗️
天才型斉藤シェフの本領発揮❗️(笑)
イノベーティブがあまり好きでは無い私ですが、オルタナティブだけは別格。
モヒカン頭で見た目はチャラい斉藤シェフですが、リエーヴルアラロワイヤルみたいなドクラシックメニューを作ると、とんでもないレベルの物が出てきます(笑)
斉藤シェフのソースアルビュフュラと並んでこのリエーヴルアラロワイヤルのソースは強烈な切れ味であり、一口舐めた瞬間雷に打たれる事間違い無しです。
そして本日はその他のメニューも凄かった〜。
スタートのグリーンピースのスープから美味すぎて鳥肌。
そのまんま全てのお皿で感動は持続し、〆のブレス鶏のラーメンでトドメを刺されて完全に死にました(笑)
素晴らしい満足感でした。

■本日の特別メニュー19000円の内容は以下の通り
❶蕗のとう
春を感じさせる美しい緑色のスープから飲むといきなり感動して鳥肌が立ちます。
グリーンピースの甘味に満ちたスープに、うっすら蕗のとうの香りが加わりこれは素晴らしい完成度。

❷伝助穴子のフリット
穴子の中でも300g以上を伝助と言うらしい。
しかし今回の穴子はなんと4キロUP(笑)
水分が多いとの事で脱水をかけた効果かまるで鰻のような凝縮した力強い風味と食べ応え十分な肉厚な身。
ソースは良くわかりませんが中華風でしょうか。コレがめっちゃ合う。

❸月光
ゆりねの中でも希少と言われる『月光』を使用したムース。
チーズのようなまろやかさと濃厚な甘味、そしてキャビアの塩気。
シンプルだけどコレはめっちゃ美味い!

❹アスパラガス カンディンスキー
3回目ですが、コレはここでしか食べられない斉藤シェフの正に傑作。
様々な野菜や花、ハーブを生春巻きで巻いて食べます。
まず見た目が美しい。
しかしこう言うメニューって無機的で美味しくないのが良くあるパターン。
しかしこのメニューは食べると、いろんなソースが隠されていてコレが見事にまとまりのある味わいであり、何より野菜の甘味全開です。
コレ次回から必ず出してもらおう(笑)

❺クエのプレゼ
食べるとまず木の芽の風味がガツンと突き抜けます。
そして脂の乗ったトロトロのクエを山椒が引き締め、ネギのソースで中華風なテイストが引っ張ります。
素晴らしい。

❻トラフグ白子のリゾット
コレは何処でも出てくる絶対美味いヤツですが、他店との違いはバッチリ決まった黒トリュフのソース。
まるで今は無き『パッソアパッソ』のリゾットを思い出させる旨さでした(T . T)

❼リエーヴルアラロワイヤル
私の今シーズン最初のリエーヴルアラロワイヤルであり、斉藤シェフも今シーズン最初の提供との事(笑)
と言う事で、ソースを作り始めると斉藤シェフの空気が変わります。
去年も見てましたが、正に時間との戦いでこのシーンは見応えありです。

❽ブレス鶏のラーメン(追加)
いつも腹パンで〆のラーメンにたどり着かなかった私ですが、今回はバッチリ胃袋を整えて来たのだ〆のラーメンを追加。
そしてコレが強烈。
比内地鶏のラーメンは良く聞きますが、ブレス鶏から出汁を取ったラーメンなんて聞いた事がありません。
スープは黄色くドロドロしていてまるで鶏脂そのものに麺が入っているような粘度(笑)
食べると強烈な旨味の塊、それでいてエグ味ゼロ!
これは毎回食べたいメニューであり、オススメです。

❾キンカンのコンポート、蕗のとうのアイス
いつもは、当店の看板メニューであるババを食べてますが、今回は別メニューにチャレンジ。
そしてコレが大正解。
蕗のとうの香りが薄っすらするアイスが素晴らしい完成度でした。

➓ハーブティー
お茶菓子も手抜きの無い完成度。

残念ながら、オルタナティブのリエーヴルは2羽しか仕入れておらず、リエーヴルアラロワイヤルは、既に常連枠で売り切れとの事です。
リエーヴルアラロワイヤルを提供していて、しかもちゃんと美味しいお店は都内でも少ないと思います。
下手するとただ臭いだけの料理であり、シェフの経験と技術が問われるメニュー。
又、万人ウケするメニューでも無くお店によって味も異なるので相性や食べ慣れる必要があるでしょう。
昨年は私は恵比寿『セリエ』、赤坂『タンモア』、湯島『アターブル』、青山『ラチュレ 』そしてこちらでリエーヴルアラロワイヤルを食べましたが、何処も間違いの無い美味しさでした。
お店選びは慎重に。

  • リエーヴルアラロワイヤル

  • トラフグ白子のリゾット

  • クエのブレゼ

  • アスパラガス カンディンスキー

  • ゆりねのムース、キャビア

  • 蕗のとう、グリーンピースのスープ、鮑

  • 伝助穴子のフリット

  • ゆりねのムース、キャビア

  • アスパラガス カンディンスキー

  • クエのプレゼ

  • トラフグ白子のリゾット

  • リエーヴルアラロワイヤル

  • ブレス鶏のラーメン

  • キンカンのコンポート、蕗のとうのアイス

2022/03/19 更新

3回目

2022/01 訪問

  • 夜の点数:4.7

    • [ 料理・味4.6
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク-
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

山鳩、青首鴨、ペルドロー、猪、ベキャス。怒涛のジビエコースその2

白金にあるお気に入りのフレンチと言うか、イノベーティブ。
六本木時代のオルタナティブから数えると10回目で、昨年10月に広尾に移転してからは2か月ぶり3回目の訪問になります。
本日も前回に引き続きジビエコースをオーダー。

■感想
今シーズン2回目の斉藤シェフのジビエコース。
到着してワクワクしながら本日のメニューを見てぶっ飛びます。
相変わらず素晴らしいジビエのラインナップ。
山鳩のビスク、ジビエのミルクレープ、青首鴨のヨダレ鶏、ジビエのカスレ、ペルドローのソースアルビュフュラ、とどめのベキャスと言う強烈な打順(笑)
そして食べるとどれも期待を裏切らない素晴らしい感動の連打。
モヒカン刈のヤンチャな雰囲気の斉藤シェフですが、青山の『ラ・ブランシュ』出身であり、クラッシックの中でも更に古典的なメニューは間違いの無い旨さ。
更にイノベーティブなメニューまで変幻自在。
特に斉藤シェフのクラッシックなメニューに私はゾッコンであり、本日食べたペルドローのソースアルビュフェラは、昨年に引き続き衝撃の旨さでした。
そんなに重たい訳でもキレッキレな訳でもありませんが、心を鷲掴みにする完成度のソースの味わい。
又、メインのベキャスでは、まさかのイワシの丸焼きとレモンを合わせる荒技まで(笑)
もう今年のジビエシーズンに思い残す事は何も無い満足感でした。
次回は昨年食べて感動した斉藤シェフのリエーヴルアラロワイヤルをお願いして帰ることに。


■本日のジビエコース(税サ別20000円)の内容は以下の通り

❶山鳩のビスク、黒トリュフ、セロリのフリット、バゲット
いきなり美味い。根セロリがめちゃくちゃ合う。

❷ジビエのミルフィーユ
リクエストメニューで今シーズン2回目。
聞くと2人分のボリュームとの事(笑)
様々なジビエのペーストにマッシュルームやら、酸味の効いたジャムやら。
そして大量の黒トリュフを積層。
兎に角力強くそして複雑極まりない味。
前回よりもリキュール?を効かせているような印象で更にパワーアップしていて激うま。
これだけを食べて帰ってもいい旨さ。

❸千葉県産青クビ鴨のヨダレ鶏
ねっとりとした鴨肉と激ウマスープのハーモニー。

❹鴨ギョーザ

❺カスレ
鴨、ペルドロー、猪、豚を豆で煮込んだもので、目の前でグツグツ言ってます。
あまりのボリュームなので減らしてもらう事に(笑)
食べると実に滋味深い味わい。
もっと食べたかったけど、後3皿あるので自重します。

❻ペルドロー、ソースアルビュフェラ
昨年はキジのソースアルビュフェラでしたが、キジが入らずペルドローで。
しかしこれも感動の旨さ。
去年も食べたけどまたしても感動。
更に付け合わせのキャベツとの相性200%で泣けてくる。
このキャベツの旨さは『コートドール』で出てきた、スジアラのヴァプールのキャベツに匹敵する旨さでした。

❼田辺大根と青クビ鴨
サッパリしたスープ仕立てで何気にヒット。
もっと食べたかったけど、もう限界に近い(笑)

❽べキャスの頭部、胸肉、もも肉の炭火焼き、レモン、イワシ
斉藤シェフの説明で今回の仕立てはサルミソースにせずに、ベキャスにイワシの丸焼きをそのまま突っ込んで炭火焼きにすると(笑)
本当か嘘か斉藤シェフも初挑戦でどんな味になるのかわからないから、実験台になってくれと(笑)
魚臭い独特の風味を持つベキャス、実は大の苦手食材な私(笑)
そんなベキャスにイワシを合わせるとは何と強烈な(笑)
恐る恐る食べるとこれが、予想外の旨さ。
毒を以って毒を制すではありませんが、素晴らしい食べ合わせ。
逆に魚臭さが無く、レモンの効いたソースが素晴らしい。
初めてベキャスを美味いと感じた瞬間でした(笑)

❾ババ
斉藤シェフのもはやスペシャリテと言っても良いでしょう。
これはマストアイテムであり、ラストに〆のラーメンかババの2択になりますので、ババを食べましょう。
余力のある方は、追加で〆ラーメンと言う作戦もあります。
食べれば、他店との違いに衝撃を受ける事間違い無し。

お店に到着するとなんと『タンモア』、『シャントレル』で偶然一緒になって親しくなった男性とまさかの3回目の遭遇(笑)
聞くとやはり斉藤シェフの常連との事。
当然話は盛り上がり気づけば4時間滞在しておりました(笑)

  • ジビエのミルフィーユ

  • 山鳩のビスク

  • ペルドロー、ソースアルビュフェラ

  • べキャス、イワシ、レモン

  • 千葉県産青クビ鴨のヨダレ鶏

2022/01/15 更新

2回目

2021/11 訪問

  • 夜の点数:4.6

    • [ 料理・味4.6
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク-
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

ジビエの階段を又一段、登ってしまいました

六本木時代のオルタナティブから数えると9回目、10月に広尾に移転してからは1か月ぶり2回目の訪問になります。
本日は、昨年そのコースを食べてぶっ飛んだ斉藤シェフのジビエコースを食べにやってきました。
このコースは一生忘れられないほどの感動と衝撃を受けたメニュー構成であり、私はこの季節を1年間待ち続けました。
平日夜にワクワクしながらオヤジ1匹ジビエです。

■店内の様子
本日は個室も含めて満席、何故かほぼ女性ばかりで、まるで都心のスイーツ屋さんの様相です(笑)
流石に厨房の斉藤シェフはフル回転で、アシスタント含めてスタッフは全員てんやわんや(笑)
斉藤シェフとゆっくり話す時間が無かったのですが、やっぱり賑わってるお店は活気があって良いです。

■感想
訪問前にお店からコロナなどの影響でヨーロッパからジビエが入って来なくて、去年のようにコース全てをジビエで揃える事はできないけど、猪、穴熊、雷鳥なら出せると連絡が入ります。
このラインナップでも十分でありお願いする事に。
そしてお店に到着してメニューを見ると、なんと鹿、鴨、猪、穴熊、雷鳥の文字が(笑)
このメニューを見ただけで感謝感謝です。
そしてスタートから去年食べたジビエのミルクレープはやっぱり感動の味わい。
これは正に傑作でありここでしか食べられないジビエを使ったメニュー。
その後も怒涛のジビエメニューのオンパレード。
そしてメインの1か月熟成の雷鳥で昇天する私。
去年2か月熟成の雷鳥をこちらで食べましたが、それに比べると肉の繊維質はバッチリ残っていて、水分の飛んだその肉はビーフジャーキーのような食感。
そして2か月熟成よりも何故か強烈な熟成臭でギリギリ美味い(笑)
胸がむせるとゆうか熱くなるとゆうか。
正に臭みと旨味のギリギリの境界を歩いているような感覚で、これがジビエの醍醐味でしょうか。
この雷鳥は私の熟成の限界を更に引き上げ、今年もまたジビエの階段を1つ登ってしまったような気分でした(笑)

■本日のコース内容は以下の通り
❶ジビエのミルクレープ
感激そして涙。
いろんなジビエを使ったパテをミルフィーユ状に重ねてリンゴのペースト、発酵唐辛子、更に薄っすら胡椒も効いていてこれは大人な味わい。
そしてその味からは、しっかりとジビエらしい生命力を感じつつも、斎藤シェフらしいエロい食べ物に完成されていて、これは万人にウケるテイストでは。
あ〜旨すぎる。
斉藤シェフ曰く本当は黒トリュフを入れたかったとの事。
これは次回訪問時にもう一度リクエストしよ(笑)

❷次郎鹿
これも素晴らしい。
鹿のスネ肉を使ったコンソメジュレがまずパワフル。
そして根セロリの甘味を引き出したピューレの完成度が高く、パワフルなコンソメの旨味に負けずに渡り合う感じ。そこにウニも参戦しこれには参りました。

❸真鴨
感動3連発(笑)
まず見た目がエロい。
真っ赤なフランボワーズのソースがお皿にぶちまけてあります(笑)
でも見た目だけでは無いです。
米を食わせたと言う千葉県産網取り鴨が、メタクソ美味い。
フォアグラのテリーヌも素晴らしいクオリティで、そこにリンゴ、インゲン、クルミが加わり、斉藤シェフらしいテイスト。

❹穴熊
これは強烈メニューでした。
福岡県糸島産の穴熊との事。
印象はとにかくすべて脂身(笑)
脂身そのものは牛に比べるとしつこく無くて、猪のような獣臭さも無い。
独特のソースで食べやすくしてます。
ラーメン二郎でアブラには耐性のある私ですが、この脂身は強烈でした。
翌日の朝でも胃がもたれてる感じ(笑)

❺次郎猪串
レバーのクレビネット巻きとハツの串焼き。
大のレバー嫌いの私であり、ビビりながらまずはハツから(笑)
ハツ特有の歯応えに獣臭さは無く、じんわりと旨味を感じます。
そしてレバー。
食べると苦手な血生臭さは全く無く、正に生命力の塊。
先日、蝦夷鹿のレバーを五反田『メイ』で食べましたが、それに近い感じでしょうか。
レバー好きの方にはたまらない一品かと。

❻次郎猪と堀川ゴボウ
猪のミンチをゴボウで巻いた物で、ゴボウ特有の濃厚な土臭さに猪の風味をぶつけて来た感じでうまくハマってます。
更に巨大なフォアグラが乗っかっていてこれはパワフルメニュー。

❼雷鳥のロースト、サルミソース
本日の感動メニュー。
そして圧巻のサルミソース。
このソースが出来上がるまでの斉藤シェフの動きを全て脇から見てましたが、正に感動。
モヒカン刈りのファンキーな斉藤シェフですが、この時ばかりはまるで時間との戦いのようなソース作りで、斉藤シェフがこのソース作りだけに集中して、全てのパワーを注いで完成させているようなサルミソースで素晴らしい。

❽ババ
〆は坦々麺、焼きそば?、デセールからの選択。
この時点でかなりの腹パンでしたが、ハーフサイズにはせずフルサイズでババをオーダー(笑)
オルタナティブに来たら絶対食べるべきデセール。
素晴らしい完成度ですので、オススメです。

❾ハーブティー
オールドノリタケの食器に萌える。

満席の本日、このジビエコースを食べてるのは私だけであり、リクエストしても全ての方に出してるのかわかりませんので、事前にお店にご確認ください。
また万人受けするコース内容では無く、ある程度ジビエに食べ慣れてる方向きかと思いますので、ご注意ください。


  • 雷鳥のロースト、サルミソース

  • ジビエのミルクレープ

  • 真鴨、フォアグラ、フランボワーズのソース、

  • 次郎猪と堀川ゴボウ

  • 次郎猪串 レバーのクレビネット巻きとハツの串焼き。

  • ジビエのミルクレープ

  • 鹿のスネ肉のコンソメジュレ、根セロリのピューレ、ウニ

  • 穴熊

  • 次郎猪串 レバーのクレビネット巻きとハツの串焼き。

2021/11/20 更新

1回目

2021/10 訪問

  • 夜の点数:4.6

    • [ 料理・味4.6
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク-
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

生まれ変わったAlternative

7月以来3ヶ月ぶりの訪問。
と言っても西麻布『オルタナティブ』から白金に移転してきた新生『Alternative』へは初訪問。
9月28日のオープンです。
ちなみに以前あった西麻布のお店は、オーナーは斉藤シェフのまま『チャイデモ』と言う中華レストランに変わってます。
西麻布時代には7回ほど通わせて頂き、今回はどんなお店になったのかワクワクしながらの初訪問です。
場所は広尾と白金高輪の中間でどっちからも正直遠く、歩くと15分。
登山が趣味の私には何とも無い距離ですが、ヒールの女性と歩いてくると、確実にお店に着く頃には機嫌が悪くなる距離ですので、タクシーをすすめます。
北里大学の裏辺りで、お店の周辺にはフレンチの『アルゴリズム』や、中華の『ロウホウトイ』、イタリアンの『ラビスポッチャ』があります。
お店に到着すると、静か〜な薄暗い住宅街のど真ん中に窓も何も無い無機質な扉。
そして闇夜に『Alternative』の文字が小っちゃ〜く浮かんでます。
この時点で初心者の方にはかなり入りずらい雰囲気でしょう(笑)
斉藤シェフを知っている私にはそのセンスがプンプンしてきます(笑)


■店内の様子
店内に入ると倉庫を改修したと言うその内装は、剥き出しの天井に、モノトーンの壁、薄暗い照明。
完全に斉藤シェフの遊び心、センスの塊のような大人のエロい空間で、オヤジ1匹にはもったいない雰囲気です。
そして実は店内は2つのコンセプトのお店に分かれてます。
『Alternative』は、大人のファミレスがコンセプトで、9900円のコース(税サ別)及びアラカルト。
そして『saito』はカウンター6席で『斉藤シェフのワンダーランド』がコンセプト(笑)。
22000円(税サ別)のコースのみの紹介性であり、今回は当然saitoに予約して、カウンターに座ります。
スタッフは西麻布時代のサービス担当の超〜天然ガールとアシスタントの男の子。
更にオーラを感じるスーシェフが加わりパワーアップ。聞くと斉藤シェフと同じく『ラブランシュ』出身との事。
余裕のできた斎藤シェフのトークは更に磨きがかかります(笑)
カウンターで斉藤シェフと話しながら食べるのがぜったいオススメです。

■感想
実は私の通っている3つのフレンチが、偶然ですがほぼ同じ時期に移転もしくは新装開店。
オルタナティブはまずその1店舗目であり、正直期待半分、不安半分でした。
過去に通っていたお気に入りのお店が、移転&グレードアップしたと言うので、期待して行ってみたら、口コミをアップできない程のガッカリ感。そして完全に通うのをやめてしまった経験があるからです。
しかし斉藤シェフには、取らぬ狸の皮算用でした。
私が通っているお店の中でも、シェフの見た目もその味もぶっちぎりで個性豊かな斎藤シェフ。
西麻布時代もフレンチと言うよりは、中華を取り入れたイノベーティブ。
人によっては刺さるメニューも有れば合わないメニューもあるような幅の広さです。
しかしその根底には青山『ラブランシュ』や、フランスで修行したしっかりしたフレンチの技法を使ったメニューであり、更にその技術力をひけらかさないところが憎いです。
本日もベースにはフレンチがありますが、完全に斉藤シェフの独創的な料理の数々であり、お値段もアップしましたが、松茸、黒鮑、クエ、オマールエビ、黒牛と高級食材のオンパレードと、斉藤シェフの技術の融合であり、大満足なお店でした。
さて次回はいよいよ、昨年食べて美味すぎて死にそうになった斉藤シェフの超絶『ジビエフルコース』の予約をして帰る事に。
1年待ったぜ!
このコース、ジビエ好きなら絶対食べるべきコースで、今から待ちきれない(笑)
詳細は『オルタナティブ』の私の2020年11月の投稿をご覧にください。

■本日の税抜き22000円のコース内容は以下の通り

❶名も無き鴨
スタートのスープで松茸がたっぷり。
更に茨城県で生産しているフランスの鴨と掛け合わせたの鴨のラビオリが激うま。

❷セルヴェルのフリット
巨大な仔牛の脳みそのフリット(笑)
白子のようなミルキーなテイストに、薄っすら効いたレモンのソースがいやらしく(笑)、大葉のアクセントがいい。

❸黒鮑
刺身で食べる鮑が大嫌いな私。
しかし火の入ったこの鮑の歯応えとその旨味は文句無しに美味い。
更に肝に海苔と焦がしネギを効かせたソースが美味い。

❹クエカツ
本日1番衝撃を受けた1皿。
正直、今まで淡白なクエの味にそんなに感動した事の無い私。
しかしこのクエは違ってました。
まず出てきた瞬間、そのカットした面に浮いてる脂のテカリがやば過ぎ、エロ過ぎ(笑)
食べると、強烈な旨味の塊に頭と心を揺さぶられます。
私が今まで食べてきたクエとは全くの別物。
斉藤シェフ曰く、二度揚げしており完全に蒸し物。
皮目のゼラチン質を1番上手く食べる方法はシンプルにフリットにする事だと。
シンプルな料理だがからこそのパワフルな料理でした。
しかも2人分の迫力のボリュームに大満足(笑)

❺アスパラガス、カンディンスキー
私が2019年に初訪問して以来の再会メニュー。
その時の感動は今でも覚えており、久しぶりの登場でテンションアップ。
このメニューは斉藤シェフの正にスペシャリテ。
カンディンスキーというロシアの出身の抽象画家からインスピレーションを得たメニュー。
生春巻の上にグリーンアスパラガス、ハーブが散りばめらており、まず見た目でやられます。
この美しいビジュアルに萌えない女性はいないでしょう。
更に自分で巻いて食べるというアトラクション付きで楽しい。
そして食べると大きなグリーンアスパラガスの甘味を軸にレモンのジャム、いくら、サワークリーム、イベリコ豚など入っていて次から次へと味が変化していき、正に完成されたメニュー。
これは誰が食べても感動するマストメニューです。

❻オマーボー
ネーミングからウケる(笑)
クエを食べていたら生きているオマールエビがお皿の脇にいきなり登場。※写真参照
そこからオマールエビに鍋で火を入れるスーシェフと、ソースを作る斉藤シェフの秒を争う共演が素晴らしい。
そして登場したオマールエビ丸々1匹分(笑)
さっきまで生きていたオマールエビは当然ですが、プリップリの甘々です。
そしてドバドバのジュドオマールに中華風のアレンジを加えたソースがとにかく秀逸。
更に後からセロリのフォーが出てきて、残ったソースに付けて食べるとこれはやばい。

❼なにわ黒牛のロースト
部位はクリで、脂肪は少なく旨味が強い。
ソースもアレンジしてあり初体験の味。
そして感動してしまったのが、セルフィーユ(根パセリ?)のグリル。
同門の『ラリューン』の永田シェフのガルニのような無骨な提供スタイル。
食べるとめちゃくちゃ甘い!
野菜のパワフルな甘味に黒牛も霞みます(笑)

❽デセール
ババかモンブランの選択ですが、斉藤シェフのババの美味さを知ってしまった私はモンブランに浮気できません(笑)

❾ハーブティ、ミニャルディーズ
到着したお皿を見て最近お皿にハマって来ている私は感動。
う、美しい。
斉藤シェフの説明によると、オールドノリタケで明治時代にヨーロッパに輸出された物で、日本に帰ってきたティーカップとソーサー。
歴史の重みを感じるデザインに心を沈めてフィニッシュ。
ちなみにカトラリーは、全て新品のクリストフルでピッカピカ(笑)
こんな傷の付いてないカトラリーで食べたのは初体験(笑)
しかもステンレスではなくシルバーですから(笑)

いや〜素晴らしいお店です。
西麻布のお店は斉藤シェフが引き継いだお店であり、正直自分の趣味には合わないと言っていた斉藤シェフ。
移転して自分の個性大爆発のお店になる事間違い無しであり、今後が楽しみです。

  • クエのフリット。このテカリ、やば過ぎ

  • なにわ黒牛  クリのグリル

  • オマーボー(笑)

  • アスパラガス、カンディンスキー

  • 黒鮑

  • 鴨、松茸のスープ

  • セルヴェル(仔牛の脳みそ)のフリット

  • お店のInstagramからの引用です。クエを抱えた天然ガール(笑)

2021/10/10 更新

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