2回
2016/03 訪問
タイミングが良ければ、風祭で落着いて旬の割烹を
2016年3月31日 初回訪問
鈴廣系列の食事では、今年のおせちを千世倭樓でお世話に
なったのが初めてでした。
千世倭樓は、蕎麦、茶房、会席、割烹の4部門から成る
食事処です。おせちは、こちらの恐らく割烹部門の和洋食料理人が
腕を振るった傑作集であると思っています。
本日は、アルコールも伴う食事なので、何時もは車でしか
来たことのないこの地へ、初めて電車で訪れました。
以外にも、電車に乗っている時間は合計して、たったの30分くらい!
多少乗換町時間があるにしても、近いんですね。(平塚~風祭)
今まで車で向かうと、混んでたりすると50分は軽くかかって
しまっていました。祖父母の墓が風祭にあるので、次の墓参りには
是非電車で向い、帰りには千世倭樓でゆっくりしようかな....
さて、まず入口へ進むと、受付があるんですね。気が付きません
でした。(混雑していたらさぞかしお店のスタッフも大変だ~)
ずかずかと店の奥へ進もうとすると、「お食事ですか?」と
受付スタッフの方から声掛けされ、「潮の音」を希望する旨を
伝えると、「20分くらいお待ち下さい」とのこと。
やはり平日とはいえ、ここは人気で混んでいるのだな、と店の
外側をウロウロして10分くらいして店内に戻ると、
「お待たせ致しました、ご案内致します」と席の方へ......
??入店率は3割くらい、まあ、空いていることには文句ない
のたけれど..... 「どして?」「調理素材の関係で調整?」と自問自答。
なんか不思議。
接客担当が到着。まず、「うしおご膳」を注文。飲み物は、
「キリン 富士山麓」水割り。味わった感じ、Alc. 7-8%くらい。
「うん、ちょうどいいね」心の中で独り言。
如倶楽部の会員なので、「梅酒」のロックがサービス。
「ラッキー!」心の中で呟く。
割烹は全体的に、塩分控えめ。素材の風味・風合いを表に出している。
(高血圧の自分にもなかなかいいね!)
天ぷらの衣具合も、なかなか、素材が息づいている。
汁ものが赤出汁なめこ、というのもバランスが良いね。
刺身は、ホウボウ(ふっくら)、シマアジ(脂がのりのり)、
イカ、マグロ 地物が2品はいいね。
天麩羅盛りにも、多分、ホウボウ、マダラが入ってます。
(フカフカ柔かです~)。もちろん海老も美味いです。
特筆は、漬物、カブ、ニンジンの塩でなく糠の浅漬け?
コリコリ感と野菜本来の野生味がいいですね~
ここまですべて良し、なのですが、個人的、タイミング的に、
少し離れた向いの席の少しお年を召された女性が、やたら
ハイテンションで会話を進め続け、会話の内容が全て強く
私の耳まで届くので、食感がかなり低減したこと。残念。
(「ここは割烹、居酒屋は別の場所!」と最後の呟き)
今度は、友人、家族、親戚などで「会席」を利用して
みたいな、と思いました。そちらは個室もありです。
(部屋代:¥3000-¥5000から)
会席の方は機会があれば、思いっきり贅沢をしてもよい空間かと
思います。
ご馳走様でした。
炊合せ
刺身盛り(地物あり)
赤出汁なめこ
漬物
天麩羅つゆ+塩
天麩羅盛り
胡麻豆腐
ご飯(少し柔か)+梅昆布
穴子付け焼き
ご膳全体
サービスの梅酒(甘くない!)
今日は水割り1杯だけ
水割りの前に、かまぼこ
2016/03/31 更新
2017年3月30日 2回目訪問
千世倭樓の料理の味については、おせち料理で
和、洋ともに確認済、なかなかのものです。
(基本的に、味付けは淡白、素材の味覚・食感を
大切にしている)
そして、たまにお店を覗くと私が是非食べたい
メニューがいつも売切れになっているのです。
「きっと、絶対に、美味いのだ」という気持ちは
その度に高まり、そうだ 予約をすれば、と
2日前に予約をして訪問致しました。
私が憧れていたメニューは、
カニクリームコロッケ、足柄牛ホイル焼ハンバーグ、
の2品です。
しかし、洋食だけではなく和食、特に天麩羅に
飢えていたので、予約したメニューは、
天麩羅ご膳 ¥2484
カニクリームコロッケ(単品)¥1360
にしました。ハンバーグは、次回のお楽しみに!!
11:30(open)で予約したので、一番に着席、
庭を眺められる良い席です。
こちらのお店は、庭を眺めているだけで心が
落着く気持ちの良い食事処です。
ただ、予約なしで行くと、特に観光地なので混雑時
には待ち時間も長いし、メニューも限られてくるし、
案内される席は、庭からは遠くうす暗い場所、と
本来のこのお店の良さを満喫できません。
天麩羅ご膳
海老、地魚、小田原野菜、など極め細やかに
食材ごとに調理されています。天麩羅の中身は
皆ふっくらとしています。
塩とつゆで戴きます。
ご膳に含まれる、野菜の炊合せ、香の物などにも
地野菜が使われています。
カニクリームコロッケ
写真には、コロッケの断面がありません。
味わうことに集中して、撮影など出来ませんでした。
衣の中身は、蟹の身がぎっしり詰まっております。
想像、期待した通りの結果でした。また食べたい。
一年に一回で良いから....
だけど、風祭には母方の菩提寺があるので、年間を
通して結構行く機会が多い場所なのが難点。
今年も、また訪問してしまうかも。
ご馳走様でした。そして、来年のおせちも楽しみに
しております。