烏龍王子さんが投稿した和彩 そあら(大阪/谷町九丁目)の口コミ詳細

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移転和彩 そあら谷町九丁目、大阪上本町、近鉄日本橋/日本料理、海鮮

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  • 夜の点数:3.6

    • ¥8,000~¥9,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 3.3
      • |雰囲気 3.0
      • |CP 3.0
      • |酒・ドリンク 4.0
1回目

2017/12 訪問

  • 夜の点数:3.6

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス3.3
    • | 雰囲気3.0
    • | CP3.0
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥8,000~¥9,999
    / 1人

椀物に日本料理の心あり

今回は谷町九丁目駅からすぐの場所にある 割烹料理の 和彩 そあら さんをご紹介致します。


2017年大阪での最初の忘年会に選んだのは和彩 そあら さんです。


最近は福島界隈、鶴橋の焼肉屋や万両グループを専ら忘年会に利用してきましたが、今回は仕事先からも近い谷町九丁目にあるかちらのお店を選択しました。


以前から料理や盛り付けが気に入り3回ほどお伺いしその都度美味しい料理でもてなしていただける 和彩そあら さんはお気に入りのお店の一つです。


2週間ほど前に予め予約の電話をし2017年12月20日(水)17時半に大人16人で忘年会の始まりです。


今回予約の際に6000円のコースを予めお願いしておきました。


というのも予算は一人辺り10000円で組んではいましたが、和彩 そあら さんでは飲み放題がないので、7000円や8000円にすると予算オーバーになる可能性があり、今回は6000円のコースをお願いした次第です。


和彩 そあら さんはカウンターと座敷を合わせても30席に満たない小さなお店です。


従って本来大人数の宴会には不向きですが、今回は席がカウンターと座敷やテーブル等多少離れていてもOKということで無理をいってお願いしました。


ただし本来は5~6人ぐらいまでの少人数で来ることをお薦めします。


さて、それそれが席に着き酒宴の開始となります。


16人もいるとすべての飲み物を把握しかねますので、最後の伝票から飲み物についてはお伝えします。


各自飲み物を注文し乾杯となります。


ちなみに生ビールも瓶ビールも共に500円、ソフトドリンクは400円となっています。


さて、御料理は八寸から始まります。


海鼠と長芋の和え物、鯛の子とほうれん草の炊き合わせと玉子焼き、蟹味噌豆腐とオクラのソース、鱧とチーズの蒲鉾、おぼろ昆布と石鯛のお寿司です。


どれも見事な出来で感動ものですね~


特に玉子焼きに酒粕の入ったものは斬新でしたし、お酒の摘まみとしても申し分ありません。


蟹味噌豆腐も日本酒が合うこと間違いないですね。


刺身の盛り合わせは鯛、鰤、鰤の腹身、海胆、中とろ、足赤海老、太刀魚と盛り沢山で生わさびとおろしがねが付いてきます。


鯛は昆布締めにしてあり一手間かけてありますし、太刀魚も皮目を炙ってあります。


中とろも脂が乗っているわりにはキレがありすっきりしています。


赤海老も上品な甘味があり美味しいですね~


海胆は生湯葉と一緒に和えてあり仕事の確かさを実感出来ます。


また刺身に付いてくる生わさびが刺身を引き立ててくれ辛すぎず甘味のあるいいわさびです。


醤油も九州産の醤油を使ってあり甘味があります。


こちらの刺身には甘味のある醤油がよくあいます。


椀物は鯛と胡麻豆腐のお椀です。


椀物には鯛と炙った胡麻豆腐の他に飾り切りした大根と人参、柚子、ほうれん草が入っています。


飾り切りした大根一つとっても別に煮炊きし薄味で味付けしてあり、一片の曇りなき椀物といえますね。


昆布と鰹出汁が最高の旨味を引き出していて、これは絶品ですね。


出汁をいただいた際にわかりましたが、血あいを取り除いた鰹節と昆布で出汁を取っているそうです。


この濁りのない澄んだ味は材料に拘り手間隙を惜しまない料理人の拘りを強く感じる一品です。


次は真奈鰹の幽庵焼きの登場です。


伊万里焼の器に幽庵焼きとくわいの素揚げ、大根の酢漬けが付いてきます。


幽庵焼きならではの香りがいいですね~


次はくもこの玉締めという茶碗蒸しに似た一品です。


くもことは鱈の白子のことで、鱈の白子に小さなお餅、椎茸、ユリ根が入っていて玉子出汁を入れ蒸してあります。


そこにポン酢ともみじおろしを載せたものがくもこの玉締めだそうです。


私も鱈の白子が好きで散々食べてきましたが、くもこという言い方は初めて聞きました。


次は松葉蟹の湯葉揚げです。


付け合わせには胡瓜の酢の物がジュレで固めてあるまのと銀杏が付いてきます。


松葉蟹は身を解して揚げてありますが、旨味が半端じゃないですね~


次は里芋と蕪と穴子の炊き合わせです。


上には飾りつけのほうれん草が載せてあります。


お出しには葛でとろみがつけてあり、こちらも上品な仕上がりです。


穴子は焼き穴子ではなく煮穴子にしてあり、酒と醤油と味醂で甘辛く味付けしてあります。


優しくて本当にいいお味ですね~


〆は鯛と菜っ葉の炊き込みご飯と赤だしと漬け物です。


量は少ないですが鯛飯もいい味です。


デザートは林檎と柑橘類のゼリーです。


最後は口の中がさっぱりとさせていただき本日の献立の終了です。


ちなみに17時半~飲み始めデザートまでいただくとこの段階で20時になっていました。


またいただいた飲み物はすべて明記していただくようにお願いしメモをいただきました。


それによるといただいた飲み物は以下の通りとなります。


洗心(1800円)×2、ノンアルコールビール(500円)×3、生ビール(500円)×6、ハイボール(500円)×2、八海山(900円)×2、吉四六(400円)、烏龍茶(400円)×4、グレープフルーツジュース(400円)×3、柚子八芋(500円)×2、赤ワイン(3300円)、チューハイ(400円)×3、田酒(1200円)×2、宝剣(900円)、柚子梅(500円)、生グレープフルーツチューハイ(500円)、大七(900円)、ジンジャーエール(400円)、ますいずみ(1000円)、手取川(1300円)の以上です。


飲み物の合計は28000円となります。


御料理代金が6000円×15人で90000円と飲み代の28000円を加えると118000円となります。


ただし和菜 そあら さんの場合は消費税の8%の他にサービス料が6%かかるので…合計は134520円となります。


また一人辺りにすると8968円になります。


御料理に関しては盛り付けも味もなんら文句はありませんし見事な味です。


しかし調度品や器についてはどうでしょうか?


料理が材料や盛り付け味に拘っているのに対してその他は全くといっていいほど拘りは感じられませんでした。


従って雰囲気についてはマイナスと言わざるを得ません。


サービス料を6%お客様からいただいているのなら、もう少しサービス面でも気遣いをいただきたいですね~


カウンターから大将他従業員の仕事について見させていただきましたが、お世辞にも愛嬌があり客あしらいが出来るとは言いづらい接客でした。


総評として料理は値段からすると完璧に近いものがあります。


旬の食材を変にいじくり回すことなく調理されています。


しかしながらその他の部分では人によっては我慢しないといけない部分もあるように見受けられました。


コスパもサービス料の分割高感は否めません。


正直自分でお金を支払うと考えると少々高めに感じてしまいます。


本当に美味しい御料理でしたし下拵え等の料理にかける仕事ぶりは見事です。


ご馳走様でした。

2017/12/21 更新

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