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昼の点数:4.1
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¥5,000~¥5,999 / 1人
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料理・味 4.1
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|サービス 4.0
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|雰囲気 4.0
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|CP 3.7
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|酒・ドリンク -
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[ 料理・味4.1
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| サービス4.0
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| 雰囲気4.0
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| CP3.7
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| 酒・ドリンク- ]
入店できるかどうかは運 大海老の殻煮に胸はきゅん
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2021/12/28 更新
年末です。同僚が仕事を手伝ってくれたので何かご馳走をしようとオファーをしたら、「中華街で食べたい」と応答がありました。では、中華街へと出発します。中華街は以前ほどではありませんが、歩くのも大変な感じなくらいの人混みです。すると同僚が「海員閣ってところで食べたい」と突拍子もないことを言うではありませんか。
結構、中華街に来ているわたくしですが、海員閣が開店しているのをついぞ見たことがありません。まぁ、行ってみてシャッターが閉まっていたら諦めることでしょうと大通りから香港路に入っていきます。すると店の前には人が並んでおります。たまげたなー。しかも開店は15分後。前から6組目に並ぶことができ、テンションが上がります。
開店10分前、店からおかみさんらしき人が現れます。なんと並んでいる我々にプレゼンを始めました。店の沿革、お勧め料理、料理には時間が掛かる旨を丁寧に分かりやすく説明していきます。そして、佳境に入ったところで「大海老の殻煮」についてのプレゼンが始まったのです。一言一句聞き逃すわけにはいきません。「数に限定」「時間が掛かるからここで注文しないと食べられない」「持ち帰りもオッケー」この三点が要点となります。その後、杏仁豆腐の説明が終了後、ファンファーレのように「大海老の殻煮を中注文する方はいらっしゃいますか〜?」とおかみさんが高らかに声を発します。一瞬空気が変わります。しかし迷いは禁物です。「はいっぃぃ」とわたくしも負けじと気合を入れて挙手をします。無事に「大海老の殻煮」を食べる権利を獲得し、安堵した次第です。
席に通され、速やかに注文を通します。「焼売」「豚バラの煮込み」「五目炒飯」、「大海老の殻煮」に、デザートに杏仁豆腐、盤石の体制で食べるものを固めます。
さて、まずは「焼売」が登場。崎陽軒のシウマイのモデルとなったといわれる「焼売」、この肉肉しい焼売をあっという間に食べてしまいます。次に登場したのが「大海老の殻煮」。タレの香りがなんとも言えません。手掴みで海老の皮を剥き、身をタレに付けて口の中に放り込みます。「ウマい」、「ウマい」と煉獄さん並みに連呼するところでした。このタレが病みつきになってしまいます。真似の出来なさそうな絶対無二の逸品。タレだけでも購入したいくらいです。
さてさて、海老の美味しさの余韻を楽しんだ頃に「豚バラの煮込み」が登場します。溶ける。「豚バラの煮込みって飲み物だよねー」などと同僚は呑気なことを言い始めました。それくらい溶ける。肉の繊維を程よく残しながらも溶ける。こんな柔らかい煮込みは初めてのことです。これもまたあっという間の完食です。
五目炒飯はさまざまな具が入っているタイプで、パラパラ感が見ただけで分かります。後から来た他のお客が五目炒飯を頼んでいます。もう品切れだそうです。最初のターンで入店できた喜びを噛み締め、五目炒飯を噛み締め、幸福感に浸ります。すると突然、同僚が声を上げました。「ふひふひ、おいひひひ」と謎の言葉を発しています。観察すると残っていた海老のタレを炒飯に少しまぶして食べたようです。わたくしも試してみます。これまた絶叫するぐらい美味しい。同僚が悪魔の発明をしました。そのまま食べても美味しい炒飯ですが、サイコーの味変です。是非、お勧めです。
締めの杏仁豆腐。金木犀のシロップがいい香りです。杏仁から作っていると仰っている通り、濃厚でプルっととろっとの間で、恐らく中華街で最も美味しい杏仁豆腐の一つでしょう。
年の瀬に偶然入店でき、美味しいものを食べられて、良い年納めとなりました。今年も中華街にお世話になりました。来年こそコロナが収束し、安心して中華街でご飯が食べられることを祈念しております。本日もごちそうさまでした。