5回
2026/01 訪問
北新地の夜、進化し続ける串と創作の妙に酔う
風が騒ぐ夜だ。
ネオンが煌めく北新地だが、俺が用があるのはそんな虚飾の世界じゃない。
「キュイジーヌ・ド・オオサカ・リョウ」。
この扉の向こうにだけある、確かな味を確かめにきた。
何度も訪れているが、ここのカウンターはいつ座っても悪くない落ち着きがある。
まずは活の車海老。
さっきまで生きていた跳ねっ返りだ。
甘みと弾力が、口の中で静かに主張してくる。命を喰らう、シンプルな贅沢だな。
うずらの卵、世界三大珍味乗せ。
小さな卵の上に、キャビア、フォアグラ、トリュフ……。
相変わらず欲張りな一串だ。だが、この混沌とした旨味の調和こそが、この店の真骨頂だろう。
マグロの塩昆布揚げ。
レアな身に塩昆布の塩気。
酒を飲ませるための罠だと分かっていても、ついハマっちまう味だ。
犬鳴ポークの串カツ。
トリュフの香りと、鼻腔をくすぐるオレンジピール。
脂の重さを感じさせないこの手口、分かっていても毎回ニヤリとさせられる。
そして、シャトーブリアンの牛カツ。
歯を立てた瞬間、抵抗なく解ける。
王道にして最強。余計な言葉はいらないな。
宴の終わりは、マスカルポーネの雑炊。
優しく、深く、五臓六腑に染み渡る。
荒れた胃袋をリセットするには、こいつに限る。
食い終わって外に出れば、また雑多な風が吹いている。
だが、腹も心も満たされた今なら、それも悪くない。
悪いな、また付き合ってもらうぜ
2026/01/31 更新
2025/12 訪問
【西天満】極上のシャトーブリアンが串揚げに!白ワインと楽しむ大人のストップ制コース。
西天満の静かな通りに佇む、大人にこそ教えたい隠れ家「キュイジーヌ・ド・オオサカ・リョウ」さんへ。
今回は夜の「ストップ制コース」をいただいてきました。
こちら、ただの串揚げ屋さんじゃないんです。
和の職人技が光る繊細な一皿から始まり、次々と繰り出される創作串のレベルの高さに驚かされます。
特筆すべきは、やっぱり**「牛フィレ肉シャトーブリアン」**の串揚げ!
サクッとした薄衣の中に閉じ込められたお肉は、驚くほど柔らかくてジューシー。
おろしポン酢でいただくスタイルが、お肉の甘みを引き立てていて最高でした。
この贅沢な一本に合わせるなら、キリッと冷えた白ワインのペアリングが正解。
揚げ物の重さを全く感じさせない、爽やかなマリアージュはまさに至福のひとときです。
「次は何が出てくるんだろう?」というワクワク感が止まらないストップ制。
旬の食材を一番美味しい状態で出してくれるので、お腹も心も大満足間違いなしです!
大切な日のデートや、自分へのご褒美ディナーにぜひ。
人気店なので、事前予約をおすすめします!
2025/12/31 更新
2025/12 訪問
前回美味しくて再訪
ストップ制のコースで予約させて頂きました。当日のお電話でしたが2名なら予約が取れるとのことで、飲み仲間と訪問してます。
串はシャトーブリアンの質の高さはもちろん、穴子のポルチーニ巻きや、鶏と長芋に紫蘇を効かせた一本など、独創的な組み合わせがどれも秀逸。キスと三つ葉の繊細なバランスも印象的でした。
そして何より、大将のリョウさんのキャラクターとサービス精神が最高。場の盛り上げ方が本当に上手で、楽しく食事が進みます。
この日は、初めてストラディバリウスのシャンパンを頂いたのですが、これがもうとんでもなく素晴らしい。しかもフェア中だったのか、他店では考えられないような良心的な価格で提供されていて驚きました。
美味しい串と最高のシャンパン、そしてリョウさんの人柄。非の打ち所がない夜になりました。
2025/12/20 更新
昨夜の感動が、どうしても頭から離れない。
「また来てしまった」というよりは、「来ざるを得なかった」と言うべきか。
2日連続の訪問。これほどの引力が、この店にはある。
今日はストップをかけるまで続く、終わりのない宴(コース)を所望した。
まずは甘鯛鱗揚げ。
パリパリと逆立った鱗の食感。それが口の中で弾けた瞬間、昨日の記憶が鮮明に蘇るどころか、新たな感動で上書きされる。
続く活車海老の甘み、鶏と長芋に青じそを乗せた一串の計算された調和。
アワビの茶碗蒸しで一息ついたかと思えば、シャトーブリアンの牛カツが容赦なく俺の味蕾を制圧してくる。柔らかいなんてもんじゃない。
そして、犬鳴ポークの串カツ。
トリュフソースとオレンジピールだと?
濃厚な香りと柑橘の爽やかさ。複雑だが完璧に噛み合うその味は、まるで良く出来たミステリーの結末のようだ。
今宵はグラスを傾けるペースも、すべてソムリエに預けた。
次々と運ばれる串に、あつらえたように寄り添うワイン。
このペアリング、俺の好みを完全に見透かされている気分だ。
最後は塩アイスと紫芋アイスでクールダウン。
熱くなった身体と心を鎮めるには丁度いい。
二晩続けてもなお、底知れない魅力。
大阪の夜は、この店がある限り退屈しそうにないな。
悪いな、また付き合ってもらうぜ