bushuさんが投稿したWine おぅ.ばん(東京/西武新宿)の口コミ詳細

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掲載保留Wine おぅ.ばん西武新宿、新宿西口、新宿三丁目/ダイニングバー、ワインバー

1

  • 夜の点数:4.5

    • ¥8,000~¥9,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 3.0
      • |CP 3.0
      • |酒・ドリンク 4.5
1回目

2015/07 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気3.0
    • | CP3.0
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥8,000~¥9,999
    / 1人

恐るべき店

平成28年2月某日
中々行く機会に恵まれず久々の往訪。
空腹であったので、前菜→主菜→小腹を満たすものを注文。

まずは、前菜。
この日はサヨリのタルタルの半熟卵添え。
平たくいうとサヨリのタタキを塩・ビネガー・オリーブオイルで和えたものであるが、これにアクセントにフキノトウが。
フキノトウのほろ苦さがシンプルでさっぱりとしたサヨリのタルタルと相俟って深みのある味わいに。
これにソーヴィニヨンブランをグラスで合わせる。
タルタルの上には菜の花の湯がいたものも乗せられており、春を先取りする爽やかな一皿である。
また、途中で味の変化を、シンプルに塩で味付けされた半熟卵とともに楽しむ。
直線的だった味が、丸みのある味へと変化し、心地よい逸品であった。

主菜は、この店の王道の鴨のロースト。
ナスとネギも添えられている。
前回往訪時は、同じ鴨を使っていても変化球であったが、この日は王道のローストである。
しっかり目のビオワインとともに合わせる。
こんがりとした皮目と、肉汁したたる肉食欲を存分に満たす身、これに赤ワインを合わせるという至福。
素材と焼き加減に尽きるが、全く申し分ない一皿である。

そして小腹が空いていたので、何か炭水化物系をとリクエストしたところ、オニオングラタンスープが。
オーソドックスな料理であるが、この店で出てくると意外な感じである。
しかし、この意外性ある一品、まだまだ肌寒いこの時期には丁度良かった。
熱々のオニオングラタンスープでこの日も大満足で店を後にした。


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平成27年10月某日(前回往訪時の翌日)
二日連続で行ってしまった。。。
前夜の〆がスペインのソーヴィニヨン・ブランだったが、その際、「これホントは鴨で合わせるんですよ」と言われ、「是非食べたい」という気持ちが時間が経つにつれ増幅したからである。
ということで、いてもたってもいられず往訪。

ということで、今回はしっかり腰を据えてボトルで注文。鴨は、冷静で、軽くマリネにしたとのことである。付け合わせは、ナスとエリンギ、以上かと思いきや、長ネギもあった!隠れていたのだ。嬉しいサプライズ。店主によると、ワインビネガーにつけ込むだけでなく、仕上げでシェリービネガーをふりかけたのこと。おそらくこれが凄いポイントなのだろう。確かに香りが複雑化することにより、鴨肉独特の香りとお互いを高め合っている。これに非常にソーヴィニヨン・ブランがよく合う。
メインの肉料理に行く前に、まだ白ワインが残っていたので、軽く何かをとリクエストすると、葉大根の浅漬けが。うって変って純和風。つかり加減が絶妙で、しゃきしゃきという歯ごたえが心地よい。葉の清涼感に加え、大根の辛みの刺激が、ワインと相俟って、先程とは別の協奏曲を奏でる。 

メインはおすすめの金華豚のロースト。これに合わせてをコート・デュ・ローヌをボトルでいただく。
料理はチンゲンサイ、さらにコニャックにつけ込んだという干しブドウが付け合わせ。
肉のみをまず一口いただく。流石にプレミアムブランド豚。豚特有のまろやかな脂身の旨さに加え、しっとりかつ肉汁したたる赤身が、火の入れ加減の絶妙さを窺わせる。バターベースのソースには、オイスターソースも使っているそうである。中華食材ということで、このソースは非常に理にかなっている上に、実際絶妙なマッチングである。さらにこれに赤ワインが良く合う。ポイントは干しブドウであろう。さらに、これにも隠しアイテムが。ナスのソテーであった。まさしくフレンチと中華の融合・昇華である。

まだまだ、ワインが残っていたので、焼ナスのボロネーゼがけをいただく。これもまた美味い。

惜しむらくは、飲み過ぎてしまったことである。贅沢にも二日がかりでフルコースをいただいたようなものであった。

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平成27年10月某日深夜
久しぶりに一人ぶらりと訪れる。

食事は済ませていたことと、明朝のこともあるので、「軽くグラスで赤を、そしてつまみを」と。

ということでブルゴーニュワインを頂戴する。まず一口。ベリーのような爽やかなワインであった。普通に美味しい。
これに合わせてということで人参のブルーテに山羊のチーズをのせたものをがつまみで。
ブルーテ自体普通に優しい味で美味しいのだが、これに山羊の強い香りと味のチーズで一気に攻撃的に。
これでワインをやると非常に官能的である。

軽く一杯のつもりだったがもう一杯、しっかり目の赤を飲みたいというと、今度はイタリアワイン。プーリアのワインだそうだ。グッと深い味デコれまた美味しい。
これに合わせてということで、なんと焼〆鯖。これの付け合わせはマッシュルームと里芋(衣かつぎ)。予測不能な展開。
自家製の〆鯖だそうで、ワインビネガーで〆たそうだ。鯖も脂がのっており、ビネガーと脂が絶妙なバランスで、これに焼き目の香ばしさが合わさって、焼〆鯖単体でも実に美味い。日本酒でもクイクイいってしまいそうなことは疑いないが、プーリアワインと合わせると非常にしっくりくる。
さらに付け合わせが驚きである。マッシュルームと里芋の巡り合わせなんて想像も付かなかったが、スライスされたマッシュルームとほどよい火の加減の里芋が合わさると味のバランスが一気にきれいな円を描く。これにこのプーリアワインは危険である。口中のワインの残り香で覆い包み込まれた料理がほどよく調和しつつ、しかも料理がしっかり自己主張してくる感じだ。

結局もう一杯頂戴することにして、「口直し」ということで、これまた驚きのスペインのソーヴィニオンブランを頂戴する。
飲み始めは爽やかさ一辺倒かと思いきや、飲み進めると変化が。

久方ぶりに店主の魔法を堪能した。

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歌舞伎町の雑踏の中、古びた雑居ビルのエレベーターを降りると、いきなり店内。
アンティークなソファーや電灯にうちっぱなしのむき出しの天井。
至る所にフィギュアが飾られ、統一感がない。
不思議な店内。しかもメニューはない。
しかし、ワインを楽しみたいなら、そこに広がる経験は融通無碍。
ワインの幅も広く、お手頃なものから、それなりの値段のものまで。
ただし目の玉の飛び出るようなものはないのでご安心を。

ワインだけでなく、料理も実に素晴らしい。
客の腹具合に合わせて、ワインに合う料理をお任せで。
フレンチベースながらジャンルにこだわらずレパートリーは広い。
だから、「がっつり肉を」とか「魚系で」とか「ちょっとつまむくらい」というように概括的な注文で、あとは、ワインに合わせて客の方針に沿ったものを提案されるのでそれを食べるだけ。
通い始めて半年くらいだが、もう10回は通っているかな。

一人でも、二人以上でも申し分のないお店。
ただし、どうせいくならワイン好きな人とがオススメ。
なお、店主(オーナーシェフ)によれば飲めない人のために、紅茶も拘りのものがあるそうです。

2016/03/03 更新

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